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*トレジャーハンターG
【とれじゃーはんたー じー】
|ジャンル|RPG|&amazon(B000068HDM)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|スクウェア|~|
|発売元|スティング|~|
|発売日|1996年5月24日|~|
|定価|7800円|~|
|備考|バーチャルコンソール:2007年12月25日より配信/800Wiiポイント|~|
#contents(fromhere)
----
**概要
-高名なトレジャーハンターの末裔である少年レッドが、弟ブルー、謎の少女レイン、猿のポンガと共に世界を廻り、オーパーツの謎を追う物語。
--余談だが、同じスクウェアの有名RPG「ファイナルファンタジーVI」の登場キャラである「ロック」が同じくトレジャーハンターであったため、本作の主人公がロックであると誤解する人もいた。
-バハムートラグーン(バハラグ)、ルドラの秘宝(ルドラ)と同年に発売されたスクウェアのSFC最後期の作品の一つで、RPGとしては最後の作品にあたる。
----
**評価点
-SFC最終版のゲームだけありグラフィックスは高水準。
-BGMも比較的評価が高い。サントラCDには現在プレミアが付いている。
-コミカルで個性的なキャラクター。特に主人公の弟ブルーはそのとぼけた性格がともすれば悲しい雰囲気に流れがちなストーリーを和ませている。
--少女レインとそのお供の猿のポンガに関しては最後にちょっとしたどんでん返しがある。
-モブキャラの受け答えが面白いものが多かったり、オブジェクトを叩いたり壊したりできる「バシバシシステム」など小ネタが充実している。
-ストーリーの短さに目をつぶれば、設定や世界観などはよく出来ているという声が多い。
----
**問題点、賛否両論点
***システムについて
-本作の戦闘システムはアクションポイント・バトルシステムという、マスで区切られた見下ろし型のフィールドを、アクションポイントを消費しながら移動(8方向)・攻撃などを行うSRPGに似たシステムになっている。
--意欲的な新システムではあるのだが、行動をキャンセルできない、LRで向き変更など若干分かりづらい点も多く、また後述の戦闘バランスもあり序盤につまづきやすい。
-戦闘バランスがやや極端。
--アクションポイントの上限が低く、使える技や魔法が少ない序盤がかなりきつく、アクションポイントを増やしたり広範囲を攻撃できる魔法を覚える中盤から後半にかけてが楽になっている。
---しかし、最終ボス手前のボスである「闇王」がかなり強く、また回復役であるレインが抜けてしまうため、それまでの感覚で突っ込むと痛い目を見る(ハメ技的な攻略法はあるが)。一方最終ボスはイベント戦のような弱さ(ただこれは演出的な意味合いが強い)。
-アイテムの所持限界が一人20個と少なく、すぐにいっぱいになってしまう。
-金を稼ぐ方法が少なく、序盤は金欠に悩まされる。が、金の心配がなくなってくる終盤は宝箱や拾ったアイテムでほとんど賄えてしまう。
***ストーリーに関して
-よく言われるのが、「ボリュームが薄い」という点である。
--ようやく盛り上がってきて、さあこれからというところで急に展開が早くなり、あれよあれよと言う間にラストを迎えてしまう。「中盤かと思ったら終わっていた」等と言われることも。
---基本的にストーリーは一方通行(話が進むと前の場所には戻れない)で寄り道的なイベントもあまりなく、やりこみ要素も少ないためあっという間にクリアして売ってしまったという人が多かった。
-所々にある欝要素。仲良くなったサブキャラが死んでしまう(これはイベントで回避可能)、未来人が不気味なゲル状の物体になっているなど。
-ミニゲームの難易度が理不尽なレベルで、これがやりこみ要素と言えなくもない。
----
**総評
-世の関心がPSに移り始めたSFC最後期の作品とあって、あまり注目されることもなく埋もれてしまった作品と言える。
--ただ、同年に発売された他のスクウェアのSFC用ゲーム(別の意味で有名なバハラグ、熱心なファンのいるルドラ)と比べると、薄いボリュームや練り込み不足が否めないシステムもあって特に目立たない存在となってしまっている(一応、売り上げ的にはルドラより上ではある)
---外注作品であり、スクウェア自身があまり力を入れていなかった可能性がある。
*トレジャーハンターG
【とれじゃーはんたー じー】
|ジャンル|RPG|&amazon(B000068HDM)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|スクウェア|~|
|発売元|スティング|~|
|発売日|1996年5月24日|~|
|定価|7800円|~|
|備考|バーチャルコンソール:2007年12月25日より配信/800Wiiポイント|~|
#contents(fromhere)
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**概要
-高名なトレジャーハンターの末裔である少年レッドが、弟ブルー、謎の少女レイン、猿のポンガと共に世界を廻り、オーパーツの謎を追う物語。
--余談だが、同じスクウェアの有名RPG「ファイナルファンタジーVI」の登場キャラである「ロック」が同じくトレジャーハンターであったため、本作の主人公がロックであると誤解する人もいた。
-バハムートラグーン(バハラグ)、ルドラの秘宝(ルドラ)と同年に発売されたスクウェアのSFC最後期の作品の一つで、RPGとしては最後の作品にあたる。
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**評価点
-SFC最終版のゲームだけありグラフィックスは高水準。
-BGMも比較的評価が高い。サントラCDには現在プレミアが付いている。
-コミカルで個性的なキャラクター。特に主人公の弟ブルーはそのとぼけた性格がともすれば悲しい雰囲気に流れがちなストーリーを和ませている。
--少女レインとそのお供の猿のポンガに関しては最後にちょっとしたどんでん返しがある。
-モブキャラの受け答えが面白いものが多かったり、オブジェクトを叩いたり壊したりできる「バシバシシステム」など小ネタが充実している。
-ストーリーの短さに目をつぶれば、設定や世界観などはよく出来ているという声が多い。
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**問題点、賛否両論点
***システムについて
-本作の戦闘システムはアクションポイント・バトルシステムという、マスで区切られた見下ろし型のフィールドを、アクションポイントを消費しながら移動(8方向)・攻撃などを行うSRPGに似たシステムになっている。
--意欲的な新システムではあるのだが、行動をキャンセルできない、LRで向き変更など若干分かりづらい点も多く、また後述の戦闘バランスもあり序盤につまづきやすい。
-戦闘バランスがやや極端。
--アクションポイントの上限が低く、使える技や魔法が少ない序盤がかなりきつく、アクションポイントを増やしたり広範囲を攻撃できる魔法を覚える中盤から後半にかけてが楽になっている。
---しかし、最終ボス手前のボスである「闇王」がかなり強く、また回復役であるレインが抜けてしまうため、それまでの感覚で突っ込むと痛い目を見る(ハメ技的な攻略法はあるが)。一方最終ボスはやたらと弱い(ただこれはイベント戦的な意味合いが強いため、実質的なラスボスは前述の闇王である)。
-アイテムの所持限界が一人20個と少なく、すぐにいっぱいになってしまう。
-金を稼ぐ方法が少なく、序盤は金欠に悩まされる。が、金の心配がなくなってくる終盤は宝箱や拾ったアイテムでほとんど賄えてしまう。
***ストーリーに関して
-よく言われるのが、「ボリュームが薄い」という点である。
--ようやく盛り上がってきて、さあこれからというところで急に展開が早くなり、あれよあれよと言う間にラストを迎えてしまう。「中盤かと思ったら終わっていた」等と言われることも。
---基本的にストーリーは一方通行(話が進むと前の場所には戻れない)で寄り道的なイベントもあまりなく、やりこみ要素も少ないためあっという間にクリアして売ってしまったという人が多かった。
-所々にある欝要素。仲良くなったサブキャラが死んでしまう(これはイベントで回避可能)、未来人が不気味なゲル状の物体になっているなど。
-ミニゲームの難易度が理不尽なレベルで、これがやりこみ要素と言えなくもない。
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**総評
-世の関心がPSに移り始めたSFC最後期の作品とあって、あまり注目されることもなく埋もれてしまった作品と言える。
--ただ、同年に発売された他のスクウェアのSFC用ゲーム(別の意味で有名なバハラグ、熱心なファンのいるルドラ)と比べると、薄いボリュームや練り込み不足が否めないシステムもあって特に目立たない存在となってしまっている(一応、売り上げ的にはルドラより上ではある)
---外注作品であり、スクウェア自身があまり力を入れていなかった可能性がある。