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*flowers ~ココロノハナ~ 【ふらわーず こころのはな】 |ジャンル|不明|~| |対応機種|Windows 95~98|~| |販売元|ビジュアルアーツ|~| |開発元|CRAFTWORK side:B|~| |発売日|1998年12月11日|~| |定価|8,500円|~| |レーティング|ソフ倫:18歳未満禁止|~| |備考|初回限定版にはボーカル曲のマキシシングル同梱|~| |ポイント|CRAFTWORK唯一の"まとも"なゲーム&br()最初から最後までノーマル|~| #contents(fromhere) ---- #center{''&size(35){WARNING!!!!!!!}&br()&size(20){本作は18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。}''} ---- **概要 CRAFTWORKのもう1つのブランド「CRAFTWORK side:B」が手掛けた作品。キャッチコピーは''『ココロノハナ、咲かせてください・・・』''。 -タイトルが珍しく曲名に由来していない。一応、本作の主題歌は「flowers」であるが。 ***パッケージの特徴 前作に『エリーゼ』、次作に『さよ教』というメーカーとは思えない程明るくてまとも。このゲームのパッケージに''奇妙な注意書きは書かれていない。''~ -もちろん、悲惨で残酷なシーンも、狂気的なシーンも存在しない。一般的なエロゲーマーにも安心して遊べるゲームである。 --あまりのギャップに、その2作の後から本作をプレイした人は''「他の2作よりも緊張してプレイしている。何も信じられない」''と漏らしていたそうだが・・・。 --実は『さよ教』も、元々は「『Kanon』の様なゲームを作れ」というお達しによって誕生した物である。''完成したのは、似ても似つかない代物だったが。'' ---- **あらすじ 主人公は、最近共学化した元女子校に通う高校2年生。悪友がいたり、密かに憧れる女の子が居たりする、ごく普通の学生である。彼は、4月からの1ヶ月間で誰と仲良くなっていくのだろうか? -上記の通り、ゲームの期間は1ヶ月と定められているが、これが意味を成しているのはメインヒロインだけである。そのせいか、些か早急な展開に感じられてしまう。 **キャラクター 登場キャラは以下のとおり。これ以外の人物も登場はするが、シナリオに深く関与はしないので割愛。 #region -広瀬隆成(変更可能) --本作の主人公。他2作とは対照的に、割とお馬鹿で能天気。''もちろん精神崩壊なんてしない。'' -千秋みのり --本作のメインヒロイン。主人公は彼女に恋心を抱いている。''もちろん生首にはならない''ので、安心して良い。 --親の都合で5月には沖縄に転校する事になっている。また、バイクに何かトラウマがある模様。 -三船ユズ子 --主人公の悪友。ほぼ唯一、学校でまともに話しかけてくれる女の子である。ぶっきらぼうといえばそうなるが、気配りの出来る良い子。銭湯の娘さん。 --ともすれば男の子に見える程、髪が短い。エンディングでは少し伸ばして、ぐっと女の子らしさが増しているが。 -木村ちなみ --主人公の後輩。彼女が落とした定期を主人公が届けた事で、縁が生まれた。シナリオが進むと、演劇部に(主人公共々)所属する様になる。 --基本的には素直だが、一度こうと決めるとテコでも動かない頑固さや、物怖じせずに自分の意見を主張する大胆さも併せ持っている。 -加東由里絵 --主人公のいとこ。彼女の母親が入院したので、その間店を手伝うべく主人公がバイトする・・・という筋書き。とにかく声が大きい。 --プレイすると分かるが、思いこみが激しいというか、''中々にぶっ飛んだ所をお持ち。''今だったら"ヤンデレ"なキャラクターになっていたかもしれない。 -稲葉たまき --ユズ子の親友。のっけから主人公にパンツを見られる役柄。お嬢様学校に通っているのだが、とかくしがらみの多い現状に嫌気がさしており・・・。 --第一印象は最悪だが、割とあっさり誤解が解ける上、以降はかなり好意的に接してくれる。何気にかなりスタイルが良い。 -宮口 アキラ --柔道部主将。主人公が彼女の妹をひき逃げからかばったのが切っ掛けで、交流が生まれる事になる。柔道一筋と噂されるが、実際にはそこまでストイックではない。 --先輩キャラという事もあってか、やはりスタイルが良い。ちなみに、ひき逃げした犯人は最終的に逮捕されるのだが・・・。 -志村なぎさ --今年から倫理担当として着任した不良教師。とにかく破天荒な言動で、主人公を散々に振り回してくれる。他の6人をクリアしないと攻略できない。 --何故教師になったのか、という問いかけ自体は作中でもされるが、詳しい事は何も明かされない。おまけシナリオによると、ライターが破天荒さを表現するのに苦労したのだという。 --何故か家の本棚に、医学関係の専門書がある。どうも、看護婦になりたいらしいのだが・・・。 #endregion **ストーリー 学校で1日を過ごし、ルートによってはバイト・演劇部・柔道部にも顔を出す・・・という、よくあるギャルゲーと同じ展開。~ ただし、厄介な部分もいくつかある為、攻略サイト無しではセーブ&ロードを繰り返すハメになるかもしれない。そういう意味では、難易度は少し高い。 #region(エンディングについて(ネタバレ注意)) -千秋みのり --予定通り、沖縄に転校してしまう。主人公は彼女に会うべく、夏休みに沖縄の空港で再会する――という''『南へ。』エンド。'' -三船ユズ子 --実家の銭湯は、結局経営難から閉鎖されてしまう。最終的に彼らは専門学校に進む。関係は相変わらずの様である。同棲している、という一点を除いてだが――。 -木村ちなみ --月日は流れ、主人公の卒業の日がやってきた。廃部寸前だった演劇部は、今や数十人規模に盛り返していた。主人公は、大切な彼女に制服の第2ボタンを渡して去っていく。 -加東由里絵 --彼女の実家で、ケーキ作りの練習に勤しむ主人公。どうやら、卒業した後はこのお店を継ぐ事で確定している模様である。 -稲葉たまき --卒業と同時に彼らは同棲し、たまきの妊娠を機に結婚した。今は、親子3人で幸せに暮らしている。たまきのドジな所は相変わらずの様であるが・・・。 -宮口 アキラ --主人公は、アキラがスポーツ推薦で入学した大学に進んだ。柔道部に入部し、投げ飛ばされながらも充実した日々を送っている。 -志村なぎさ --なぎさの彼氏を見て「恐らく自分は肉体関係止まりだろう」と感じた主人公は、卒業と同時に疎遠になった。時は流れ、彼は車にひき逃げされた。そして入院した先には''看護婦を務めるなぎさの姿が!'' ---''「ひいっ! 性欲の強い看護婦・・・」''と表示されて終わる(元ネタは「PILcaSEX」の中の一篇のタイトルより)。ギャグと言えばギャグだが、今一釈然としないルートである。 #endregion ---- **ゲームとして -システム --本作ではウィンドウ表示にも対応しており、更にCGギャラリー・Hシーンギャラリー・サウンドテスト・スタッフコメントも搭載されている。そのどれも無かった『エリーゼ』と比較すると大きな進歩である。 ---でも''バックログと既読スキップは無い。''1998年製とはいえ、そんなに搭載が難しかったのだろうか・・・? -その他 --アダルトゲームとしての実用性は、たぶんまあまあ。ただし、少しばかり''無理矢理実行する展開もある''為、人によっては拙速に見えてしまうかもしれない。見ようによってはCRAFTWORKらしいが。 ---全員1回ずつだが、他2作に比べればずっと普通な為、使いやすいとは言えるだろう。いわゆる"中"は1人しかないが。 ---- **総評 CRAFTWORK唯一の一般向けな作品。しかし、狂気が薄れたからなのか、それとも『To Heart』クローンな味付けが露骨だったからなのか、あまり評価は高くなく、よくある凡作とされている。~ //発売の時期から「Kanon」よりは「To Heart」の方が近いかと。 ただし、そのお陰でプレミア化せずに済んだ面もある。現在でも''新品・未開封が1000円で買える''位なので、長岡氏が原画を務めたゲームが遊びたいという人なら構えずに購入できるだろう。
*flowers ~ココロノハナ~ 【ふらわーず こころのはな】 |ジャンル|不明|~| |対応機種|Windows 95~98|~| |販売元|ビジュアルアーツ|~| |開発元|CRAFTWORK side:B|~| |発売日|1998年12月11日|~| |定価|8,500円|~| |レーティング|ソフ倫:18歳未満禁止|~| |備考|初回限定版にはボーカル曲のマキシシングル同梱|~| |ポイント|CRAFTWORK唯一の"まとも"なゲーム&br()最初から最後までノーマル|~| #contents(fromhere) ---- #center{''&size(35){WARNING!!!!!!!}&br()&size(20){本作は18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。}''} ---- **概要 CRAFTWORKのもう1つのブランド「CRAFTWORK side:B」が手掛けた作品。キャッチコピーは''『ココロノハナ、咲かせてください・・・』''。 -タイトルが珍しく曲名に由来していない。一応、本作の主題歌は「flowers」であるが。 ***パッケージの特徴 前作に『エリーゼ』、次作に『さよ教』というメーカーとは思えない程明るくてまとも。このゲームのパッケージに''奇妙な注意書きは書かれていない。''~ -もちろん、悲惨で残酷なシーンも、狂気的なシーンも存在しない。一般的なエロゲーマーにも安心して遊べるゲームである。 --あまりのギャップに、その2作の後から本作をプレイした人は''「他の2作よりも緊張してプレイしている。何も信じられない」''と漏らしていたそうだが・・・。 --実は『さよ教』も、元々は「『Kanon』の様なゲームを作れ」というお達しによって誕生した物である。''完成したのは、似ても似つかない代物だったが。'' ---- **あらすじ 主人公は、最近共学化した元女子校に通う高校2年生。悪友がいたり、密かに憧れる女の子が居たりする、ごく普通の学生である。彼は、4月からの1ヶ月間で誰と仲良くなっていくのだろうか? -上記の通り、ゲームの期間は1ヶ月と定められているが、これが意味を成しているのはメインヒロインだけである。そのせいか、些か早急な展開に感じられてしまう。 **キャラクター 登場キャラは以下のとおり。これ以外の人物も登場はするが、シナリオに深く関与はしないので割愛。 #region -広瀬隆成(変更可能) --本作の主人公。他2作とは対照的に、割とお馬鹿で能天気。''もちろん精神崩壊なんてしない。'' -千秋みのり --本作のメインヒロイン。主人公は彼女に恋心を抱いている。''もちろん生首にはならない''ので、安心して良い。 --親の都合で5月には沖縄に転校する事になっている。また、バイクに何かトラウマがある模様。 -三船ユズ子 --主人公の悪友。ほぼ唯一、学校でまともに話しかけてくれる女の子である。ぶっきらぼうといえばそうなるが、気配りの出来る良い子。銭湯の娘さん。 --ともすれば男の子に見える程、髪が短い。エンディングでは少し伸ばして、ぐっと女の子らしさが増しているが。 -木村ちなみ --主人公の後輩。彼女が落とした定期を主人公が届けた事で、縁が生まれた。シナリオが進むと、演劇部に(主人公共々)所属する様になる。 --基本的には素直だが、一度こうと決めるとテコでも動かない頑固さや、物怖じせずに自分の意見を主張する大胆さも併せ持っている。 -加東由里絵 --主人公のいとこ。彼女の母親が入院したので、その間店を手伝うべく主人公がバイトする・・・という筋書き。とにかく声が大きい。 --プレイすると分かるが、思いこみが激しいというか、''中々にぶっ飛んだ所をお持ち。''今だったら"ヤンデレ"なキャラクターになっていたかもしれない。 -稲葉たまき --ユズ子の親友。のっけから主人公にパンツを見られる役柄。お嬢様学校に通っているのだが、とかくしがらみの多い現状に嫌気がさしており・・・。 --第一印象は最悪だが、割とあっさり誤解が解ける上、以降はかなり好意的に接してくれる。何気にかなりスタイルが良い。 -宮口 アキラ --柔道部主将。主人公が彼女の妹をひき逃げからかばったのが切っ掛けで、交流が生まれる事になる。柔道一筋と噂されるが、実際にはそこまでストイックではない。 --先輩キャラという事もあってか、やはりスタイルが良い。ちなみに、ひき逃げした犯人は最終的に逮捕されるのだが・・・。 -志村なぎさ --今年から倫理担当として着任した不良教師。とにかく破天荒な言動で、主人公を散々に振り回してくれる。他の6人をクリアしないと攻略できない。 --何故教師になったのか、という問いかけ自体は作中でもされるが、詳しい事は何も明かされない。おまけシナリオによると、ライターが破天荒さを表現するのに苦労したのだという。 --何故か家の本棚に、医学関係の専門書がある。どうも、看護婦になりたいらしいのだが・・・。 #endregion **ストーリー 学校で1日を過ごし、ルートによってはバイト・演劇部・柔道部にも顔を出す・・・という、よくあるギャルゲーと同じ展開。~ ただし、厄介な部分もいくつかある為、攻略サイト無しではセーブ&ロードを繰り返すハメになるかもしれない。そういう意味では、難易度は少し高い。 #region(エンディングについて(ネタバレ注意)) -千秋みのり --予定通り、沖縄に転校してしまう。主人公は彼女に会うべく、夏休みに沖縄の空港で再会する――という''『南へ。』エンド。'' -三船ユズ子 --実家の銭湯は、結局経営難から閉鎖されてしまう。最終的に彼らは専門学校に進む。関係は相変わらずの様である。同棲している、という一点を除いてだが――。 -木村ちなみ --月日は流れ、主人公の卒業の日がやってきた。廃部寸前だった演劇部は、今や数十人規模に盛り返していた。主人公は、大切な彼女に制服の第2ボタンを渡して去っていく。 -加東由里絵 --彼女の実家で、ケーキ作りの練習に勤しむ主人公。どうやら、卒業した後はこのお店を継ぐ事で確定している模様である。 -稲葉たまき --卒業と同時に彼らは同棲し、たまきの妊娠を機に結婚した。今は、親子3人で幸せに暮らしている。たまきのドジな所は相変わらずの様であるが・・・。 -宮口 アキラ --主人公は、アキラがスポーツ推薦で入学した大学に進んだ。柔道部に入部し、投げ飛ばされながらも充実した日々を送っている。 -志村なぎさ --なぎさの彼氏を見て「恐らく自分は肉体関係止まりだろう」と感じた主人公は、卒業と同時に疎遠になった。時は流れ、彼は車にひき逃げされた。そして入院した先には''看護婦を務めるなぎさの姿が!'' ---''「ひいっ! 性欲の強い看護婦・・・」''と表示されて終わる(元ネタは「PILcaSEX」の中の一篇のタイトルより)。ギャグと言えばギャグだが、今一釈然としないルートである。 #endregion ---- **ゲームとして -システム --本作ではウィンドウ表示にも対応しており、更にCGギャラリー・Hシーンギャラリー・サウンドテスト・スタッフコメントも搭載されている。そのどれも無かった『エリーゼ』と比較すると大きな進歩である。 ---でも''バックログと既読スキップは無い。''1998年製とはいえ、そんなに搭載が難しかったのだろうか・・・? -その他 --アダルトゲームとしての実用性は、たぶんまあまあ。ただし、少しばかり''無理矢理実行する展開もある''為、人によっては拙速に見えてしまうかもしれない。見ようによってはCRAFTWORKらしいが。 ---全員1回ずつだが、他2作に比べればずっと普通な為、使いやすいとは言えるだろう。いわゆる"中"は1人しかないが。 ---- **総評 CRAFTWORK唯一の一般向けな作品。しかし、狂気が薄れたからなのか、それとも『To Heart』クローンな味付けが露骨だったからなのか、あまり評価は高くなく、よくある凡作とされている。~ //発売の時期から「Kanon」よりは「To Heart」の方が近いかと。 ただし、そのお陰でプレミア化せずに済んだ面もある。現在でも''新品・未開封が1000円で買える''位なので、長岡氏が原画を務めたゲームが遊びたいという人なら構えずに購入できるだろう。

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