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デイズ オブ メモリーズ」を以下のとおり復元します。
*Days of memoriesシリーズ
【でいず おぶ めもりーずしりーず】
|ジャンル|恋愛シミュレーション|&amazon(B000P9EE9Y)|&amazon(B000VK3556)|&amazon(B0023B2Z7K)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|~|~|
|メディア|DSカード&br()1:128Mbit/2:64Mbit/3:256Mbit|~|~|~|
|発売元|SNKプレイモア|~|~|~|
|発売日|1:2007年6月14日&br()2:2008年4月24日&br()3:2009年5月28日|~|~|~|
|定価|各5,040円(税5%込)|~|~|~|
|プレイ人数|1人|~|~|~|
|レーティング|CERO&br()1:B(12歳以上対象)&br()2/3:C(15歳以上対象)|~|~|~|
|備考|携帯アプリからの移植作品&br()3のみ初回特典のドラマCD・予約特典のテレカが存在|~|~|~|
|判定|なし|~|~|~|
|ポイント|SNKキャラが攻略対象の恋愛ゲー&br()1キャラ1時間もかからない|~|~|~|
|>|>|>|>|CENTER:''[[SNKクロスオーバー関連作品シリーズ]]''|

**概要
『[[餓狼伝説>餓狼伝説シリーズ]]』『[[龍虎の拳]]』『[[サムライスピリッツ>サムライスピリッツシリーズ]]』『[[THE KING OF FIGHTERS>THE KING OF FIGHTERSシリーズ]]』など、SNK作品のキャラクターが攻略対象として登場する恋愛シミュレーションゲーム。~
世界観は原作との完全なパラレルワールドとなっており、各作品のキャラクターが設定アレンジを加えられて登場している。

元は携帯向けに作られたアプリゲームで、1シリーズ3作品、全3シリーズの計9作品が製作されており、移植に際し3作をまとめて1作とする形でされた。

**システム
-1か月近くの期間で攻略対象と仲良くなり、個別ルートに進んでエンディングに向かうのが基本的構造。
--1日に2回自由行動が可能で、各所にいる攻略対象の元を訪れられる。
--個別ルートや大イベントまでに誰とも仲良くできなかったりした場合は同性のキャラとのエンディングを迎え、個別ルートで失敗した場合はサブキャラとのエンディングになる。
--2作目と8作目には難易度の高い真ルートも存在する。
-セーブデータは1作につき9個。合計27個。
--ゲーム終了地点から開始できるコンティニュー機能つき。ただしエンディングを迎えるたびに消滅する。

**各作品の詳細
-主人公の名前は変更可能。
-キャラクターの名前の隣の()には出典作品を書いている。

#region(『1』の詳細)
1作目『僕と彼女の熱い夏』
''ストーリー''
  200X年7月1日、江坂、私立清嶺学園。
  主人公は高校生活最後の夏休みを間近に控え、何をして過ごそうかと、期待に胸を膨らませ日々を過ごしています。
  主人公と同じクラスで学園のマドンナ「アテナ」は毎日笑顔で気さくに話しかけてきます。
  柔剣部の後輩、「香澄」はサボりがちな主人公に部活に出るよう毎日口うるさく言ってきます。
  清嶺大学の留学生で、教育実習のため主人公のクラスの副担任となった「ジェニー」は、何かと主人公に絡んできます。
  学校帰りに、いつも立ち寄るカフェバーでは、オーナーの「キング」が主人公に助言をくれます。
  先日、主人公のアパートの隣の部屋に「舞」という女性が引っ越してきて、仲良くなりました。
  帰宅途中に曲がり角で「ユリ」という女の子と激突してしまいました。
  同じクラスにやってきた謎めいた転入生「レオナ」とも知り合いになりました。
  主人公のライバル「海堂狂也」のいる隣の学校には、「クーラ」という気になる女の子がいます。
 
  彼女たちと出会い、どのように付き合っていくか、どういう関係になるのか、誰と何をして過ごすのか・・・それは主人公次第です。
  夏休みを目前にひかえ、イベントも盛りだくさん。
  夏の魔力に誘われ、ヒロインたちも様々な一面を見せてくれることでしょう。
  そこで主人公がどんな行動をするかで、ヒロインたちの感情も変わっていくのです。
 
  はたして、7月を終えたとき、主人公の傍には誰がいるのでしょうか・・・?

初作品だけあってか、各作品を代表する女性キャラを中心に登場しているのが特徴。

''キャラクター''
-村上大地(主人公)
--清嶺学園3年生。柔剣部に所属。一人暮らし中なのもあってかぐうたらな生活を送っており、大会にも2年生になってから参加していない。

-麻宮アテナ(KOF)
--主人公の幼馴染で現在も同じクラス。そういう仲なのもあって世話をよくしてくれている。
--ヒット間近のアイドルでもあり、忙しい毎日を送っている。

-藤堂香澄(龍虎の拳)
--柔剣部に所属している1年生。主人公の後輩。丁寧な口調をしているが、その内容は割と失礼。
--日々さぼりがちな主人公に部活に顔を出すようにとしつこく迫っている。
---原作同様に父は行方不明なのだが、彼女の''全て''のCGにこっそり出ている。

-B・ジェニー(餓狼MOW)
--教育実習で清嶺学園に来たイギリス人。主人公の事を気に入っている。非常にハイテンションな性格だが、謎が多い。

-キング(龍虎の拳)
--昼はカフェ、夜はバーの店「イリュージョン」のオーナー。主人公も甘えている。
--2作目と4作目では攻略対象ではないものの、舞台が同一なのもあって続投している。

-不知火舞(餓狼伝説)
--主人公の隣の部屋に引っ越して来た、ボロアパートには不釣り合いな大人の女性。
--そそっかしい性格だが、世話焼きな一面もある。

-ユリ・サカザキ(龍虎の拳)
--極限流空手道場の師範。ドジな面もあったり、主人公を空手に誘ったりするなど独特な性格の持ち主。

-レオナ・ハイデルン(KOF)
--主人公のクラスに来た転校生。感情を表に出す事がなく、友達もできていないが、ライブハウスにいたりするなど謎の多い人物。

-クーラ・ダイアモンド(KOF)
--名門の中学に通う少女。海堂と一緒にいる事が多い。一見何を考えているのか分からないが、実は表情豊かな性格。

-海堂狂也(オリジナル)
--雷門学園3年生。空手部の部員だが活動は真面目ではない。
--1年生の時に大会で主人公に敗れて以来ライバル視する様になり、のんびりしている主人公に突っかかってくる。

2作目『僕の一番大切な君へ』
''ストーリー''
  200X年、江坂、清嶺大学を中心に物語は展開します。
  夏休みを間近にひかえた7月1日からはじまり、7月31日にエンディングを迎えます。
 
  前作から3年後の、あの頃と同じくらい暑い夏。
  主人公、天樹優は私立清嶺大学の3回生。キャンパスライフを送りながらも、将来のことを考え始めなければいけない微妙な年頃です。
 
  同じゼミで近所の女子寮に住む巳沢雫は、そんな彼を優しく見守り、相談に乗ってくれます。
  隣の清嶺学園の生徒であり、義妹であり、共同生活をしている双葉ほたるは、自分のことを「お兄ちゃん」と呼び、慕ってくれています。
  ほたるの先輩で幼馴染のキサラ・ウエストフィールドも、悪戯が過ぎるところはありますが、麻宮アテナのコンサートに誘ってくれたりして、元気に励ましてくれるいい子です。
  大学の先輩である神楽ちづるは、教師という道もあることを教えてくれました。
  大学長の秘書であるマチュアも、辛らつな口調ではありますが心配してくれているようです。
  同級生のフィオリーナ・ジェルミが、最近なにか楽しい遊びを見つけたようです。
  そういえば最近、ブルー・マリーという女探偵が、このあたりの捜査をしているようでした。
  
  「今年の夏は何か起きるような気がするな……」
  
  期待と不安が入り混じる夏のきざしの中、今度はどんなストーリーが始まるのでしょうか?

舞台は前作から三年後。マップが似通っていたり、前作の人物も登場する。~
主人公が大学生のため、ヒロインには大人の女性が多い。『[[メタルスラッグ>メタルスラッグシリーズ]]』『痛快GANGAN行進曲』からのキャラもいる。

''キャラクター''
-天樹優(主人公)
--清嶺大学3回生で、清峰学園にて教育実習をしている。実家を離れ、義妹のほたると二人暮らし中。
--レポート作成にも追われる中、今年の夏には何かを感じており……。

-巳沢雫(オリジナル)
--清嶺大学3回生。主人公と同じゼミにいる。優しい性格だが少々嫉妬深く、笑顔のまま怒るタイプ。
--多くのバイトを掛け持ちしており、本作では前作にも登場した「イリュージョン」でバイトを始めた。

-双葉ほたる(餓狼MOW)
--清嶺学園に通う1年生。6年前に両親が亡くなり、兄も失踪したために主人公の家に引き取られる。
--現在は通学のため、義兄である主人公のアパートで二人暮らしをしている。
--ペットにテンのイトカツを飼っていたり、他の動物にも懐かれやすい。

-キサラ・ウエストフィールド(痛快GANGAN行進曲)
--清嶺学園の3年生。主人公の幼馴染でほたるとも仲がいい。勉強もスポーツも優秀、性格も明るい生徒会長のために周囲からの人気が高い。~
反面、約束事にはかなり厳しい。

-フィオリーナ・ジェルミ(メタルスラッグ)
--イタリア出身の留学生で工学部。主人公や雫と同じゼミにいる。ドジが絶えない発明好きで、夏休みの出し物にも何か出そうとしている。

-神楽ちづる(KOF)
--清峰大学の院生で神楽神社の巫女。主人公のレポート作成の際に知り合う。
--落ち着いた性格をしているが、大型バイクをかっ飛ばしたり、どこか天然な所もあってしまらない。

-マチュア(KOF)
--清嶺大学学長ルガールの秘書。レポートの管理もしている。駄目なレポートは紙くずにしてしまう事から「風に散る花びら」の異名を持つ。
---同様に秘書をしているバイスはルームメイト。

-ブルー・マリー(餓狼伝説)
--主人公とは偶然知り合った、謎の調査を行っている人。オトナの女性らしい性格をしており、仕事に関する話は語らない。

-麻宮アテナ(KOF)
--アプリ版ではタイムリリースのキャラクター。1作目のアテナと同一人物で、主人公の元同級生。
--大人気アイドルで、常に秒刻みのスケジュールで動いている。
--ヘアスタイルはシャギーのかかった『'99』の様なショートヘアで本作オリジナル。

-草薙京(KOF)
--清嶺学園の国語教師。主人公の指導も担当している。
--主人公の昼食を奪い取ったり、授業は自習ばかりと教師としてはアレな点がある。

-八神庵(KOF)
--清嶺学園の数学教師。バンド活動も行っている。
--京とは対照的に授業が厳しく、会えば一方的に襲い掛かっている。


3作目『大江戸恋愛絵巻』

''ストーリー''
  一七××年、七月。時は大江戸。
  その日暮らしの浪人、大之介がブラリと立ち寄った町。そこは天下の台所、江坂でありました。
 
  大之介はそこで様々な人々に出会います。
  
  鷹を連れたナコルルという少女は、ねおじ山で自然に囲まれながら妹と暮らしているそうです。
  お客でにぎわう茶屋「むささび屋」には、オテンバ娘の詩乃が店を切り盛りしていました。
  河原には、小さなもののけを連れた異国の娘、真鏡名ミナがひっそりと暮らしています。
  
  往来で刀を振り、侍にケンカを売るのは吉野凛花という少女です。
  寺子屋では、イギリス人のサヤと橘右京というお侍が、授業を開いています。
  
  剣術道場で指南をつとめる覇王丸に連れてこられた寺には、病でふせっている娘、命がいました。
  夕刻になると、色と千夜のふたりの芸妓が揚屋「蜜蜂屋」で芸を見せてくれます。
  
  優しい人の多い町ですが、牙神幻十郎と狂エ門という恐いお侍もいます。
  
  旅を続けようかと迷う中、大之介はいろはと名乗る娘に誘われるまま、しばらく留まることを決意しました。
  
  こうして、江坂で過ごす日々が始まります。
  町での暮らしの中、大之介は何を学び、何を想うでしょう。そして、このあてない旅にどんな目標を持つように  なるのでしょう。
  これは、そんな大之介の「日々の思ひ出」です。
  はるか昔、江坂にあったという物語のはじまりはじまりです――

舞台を江戸時代に移しており、今まで登場していなかったサムスピキャラが登場。~
剣術や俳句を習ったり、ぶった斬られる事で主人公を成長させていくシステムを唯一搭載している。

''キャラクター''
-村上大之助(主人公)
--あてのない旅を続けている浪人。舞台となる江坂に辿り着き、突然現れたいろはと二人で暮らす事となる。

-ナコルル(サムライスピリッツ)
--鷹のママハハ、妹のリムルルと、ねおじ山に暮らす慈悲深い性格の巫女。何らかの理由を持って、故郷のアイヌからここまで来ている。

-詩乃(オリジナル)
--茶屋「むささび屋」を祖父と切り盛りする少女。お金にうるさい商人気質で、主人公を振り回していく。

-千夜(オリジナル)
--「蜜蜂屋」にいる人気の高い芸妓。夕方にしか会えない。主人公を軽くあしらっているが、同じ芸妓の色には優しい。

-真鏡名ミナ(サムライスピリッツ)
--河原で友達のチャンプルと暮らしている少女。
--チャンプル以外には心を開かず、非常に人嫌い。

-吉野凛花(蘇りし蒼紅の刃)
--サヤと暮らしているぶっきらぼうな性格の少女。自分の背丈よりも長い太刀を持っている。
--侍嫌いで、見るたびに喧嘩を売っている。浪人である主人公の事も嫌い。

-サヤ(蘇りし蒼紅の刃)
--凛花の面倒を見ているイギリス人。寺子屋で働いている。オトナの魅力があり、主人公や右京を弄んでいる。

-命(蘇りし蒼紅の刃)
--病に苦しんでおり、生きる活力を失っている女性。覇王丸や和狆、骸羅らと枯華院に暮らしている。

-色(侍魂 ~SAMRAI SPIRITS~)
--謎めいた雰囲気の芸妓。「蜜蜂屋」で三味線を弾いている。千夜以外とは話さず、主人公を含めて多くの相手に興味を持っていない様子。

-いろは(サムライスピリッツ)
--初対面の主人公のお世話をいきなり申し出たメイドさん。主人公と暮らす事となる。
--どこかおかしな行動をしたり、自分の事は語らなかったりと不可解な点の多い女性。

-狂エ門(オリジナル)
--江坂を愛し、よそ者を敵視する男。色々な設定が1作目の狂也のそれである。

-覇王丸(サムライスピリッツ)
--枯華院に暮らしているお侍。酒好き。剣術道場で主人公に剣術を教え、武力ゲージを上げてくれる。

-橘右京(サムライスピリッツ)
--寺子屋で川柳を教えてくれる耽美な侍。肺病を患っていて、よく吐血する。
--主人公には川柳を教え、知力ゲージを上げてくれる。

-牙神幻十郎(サムライスピリッツ)
--怒りっぽい性格の侍。どっちもいけるタイプ。城下町に行くと幻十郎に斬りつけられ、怒りゲージが上がる。

#endregion()

#region(『2』の詳細)

4作目『彼と私の熱い夏』

''ストーリー''
  200X年7月1日、江坂、私立雷門学園。
  主人公は高校2年の女の子。勉強に稽古に明け暮れ、楽しい学園生活を満喫中です。
  なのに、親友からは「一度しかない17の夏がもったいない!」と言われています。
  その意味するところには、いまいちピンときていませんが――
  
  近所に住む大学生のお兄さん「草薙京」は、幼い頃から主人公を妹のようにかわいがってくれています。
  同じクラスでは、今日もお金持ちのお坊ちゃま「アッシュ」が、爺やをしたがえご登校です。
  2年のクラスには、幼い頃に仲の良かった「K´」がいます。何故か、再会した主人公に冷たくあたります。
  1年のクラスには、転校生の「ロック」が女生徒の注目を集めています。
  ロックと共に雷門学園に転任してきたのは「テリー」先生。バスケで見事なプレイを披露してくれます。
  
  下校後、主人公が通う空手道場では、「リョウ」師範が厳しい稽古をつけくれます。
  家には、パパの会社のアメリカ支社からやってきた「アルバ」さんが、とつぜん居候することになりました。
  親友の「カオリ」は、ライブハウスで活動する「八神庵」というミュージシャンに夢中の様子・・・・。
  
  彼らと出会い、振り回される中で、次第に主人公の心に変化があらわれます。
  その気持ちが何なのか、誰の隣にいたいと想うのか、何を考えて行動するかは主人公次第です。
  
  夏休みを目前に控え、イベントも盛りだくさん。さまざまな事件と触れ合いが、あなたと彼の関係を変えていきます。
  
  はたして、7月を終えたとき、主人公は誰に向けて笑顔を見せているのでしょう・・・・?

シリーズで唯一の乙女ゲー。明言はされていないが、1作目と時間軸などが一致している。~
攻略キャラはいずれも各作品の主役格のため、かなり豪華なメンツとなっている。~
時々ファッションに関する選択肢が発生し、選んだ方によってキャラの好感度が上がる。

''キャラクター''
-沙藤真琴(主人公)
--雷門学園2年2組。極限流空手を習っている。若干流行や恋愛に疎い所があったり、抜けた所もあるが、芯はしっかりとしている。
--空手の腕はかなり無茶苦茶で、ルートによっては''恋愛ゲームの女子高生ではなく格闘ゲームの女子高生にしか見えない''事もしばしば。

-草薙京(KOF)
--19歳。清嶺大学2回生。主人公の兄貴分で「京お兄ちゃん」と呼ばれている。
--悠々自適な性格で高校に現れる事も。留年と言う言葉が何故か嫌い。

-八神庵(KOF)
--19歳。清嶺大学2回生。京に襲い掛かるところは相変わらずなため、主人公は敵視している。
--カオリも大ファンのベーシストだが、ファンからは「いおりん」と間の抜けるあだ名で呼ばれている。

-K'(KOF)
--18歳。雷門学園3年生。主人公のかつての幼馴染だが、再会した時には不良となっていた。ぶっきらぼうな性格で、「けーくん」と呼ばれると怒る。
--妹にはクーラがおり、姉もいる様子がある。

-アッシュ・クリムゾン(KOF)
--17歳。主人公の同級生でフランスからの帰国子女。学園一のおぼっちゃまであり、執事のオズワルドを連れてとんでもない行動をしているため、友達はまったくいない。

-テリー・ボガード(餓狼MOW)
--35歳。赴任して来た体育教師でバスケ部のコーチ。主人公とは赴任する前にロックと共に知り合った。
--頼りがいのある男だが、ロックには若干甘かったり、K'には相手にされていない。

-ロック・ハワード(餓狼MOW)
--16歳。転校生で、テリーと共に暮らしている。美形で女子生徒からの人気が高いが、シャイな性格のために誰にもあまり心を開かない。

-アルバ・メイラ(KOFMI)
--22歳。父の会社の後輩の外国人。1か月だけ主人公の家に居候しに来た。
--珍妙な姿の割には紳士的な男だが、外人故の価値観で主人公を驚かせる事もある。

-リョウ・サカザキ(龍虎の拳)
--23歳。極限流道場の師範。主人公はかつて助けてもらった事がきっかけでそこに通っている。
--空手に打ちこむ好青年だが、金事情と危機感に関してはかなり疎い。

-朝永カオリ(オリジナル)
--17歳。主人公の同級生で友人。どこか抜けてる主人公の面倒を見てくれたりするが、現金な所もある。

5作目『恋はグッジョブ!』
''ストーリー''

  写真好きの趣味が高じ、見習いとして地元に住むプロ写真家の事務所に就職した俊平。
  しかし未だに師匠のレフ板持ちや、地元紙の報道写真が主な仕事。
  昔は何を撮っても面白かったのに、最近ではどれも仕事としてこなすばかり。
  自分が撮りたいもの、心躍る被写体がわからなくなっていた。
  この夏も、自分が納得できるような写真を撮れないのかな……と、俊平は若干のストレスを覚えてくさっていた。
  
  そんな俊平のまわりには様々な境遇、仕事をもつ人たちが集まる。
  師匠の娘でフリージャーナリストのカレン。
  ライバルの近江秀紀が働く、ホストクラブオーナーのキング。
  ご近所さんで顔なじみの美人OLの舞。
  グラビア撮影で担当した売り出し中の新人アイドル麻宮アテナ。
  主人公を度々犯罪者扱いして逮捕しようとする婦人警官アイ。
  俊平が通っているスポーツジムインストラクターのキサラ。
  よく撮影に訪れる神社の巫女の香澄。
  
  仕事に対して、これから進むべき道について思い悩む俊平。
  彼をとりまくヒロイン達も同じように日々、思い悩みながら元気に暮らしている。
  
  俊平にとって、そして彼に関わるヒロイン達にとって今年はどんな夏になるのでしょうか。

主人公が社会人のため、攻略対象も社会人である。~
また、アイとオリジナルキャラのカレン以外全員が過去作の攻略対象だが、勿論どれも設定は変わっている。

本作からイラストレーターが変更されたほか、シリーズ内で唯一トーゴープロダクションがシナリオを担当している。~
そのためか、キャラの設定が崩れすぎている所が散見される。

-1度にマップに出て来るキャラクターが非常に少ないのも特徴だが、攻略に支障はない。

''キャラクター''
-井崎俊平(主人公)
--写真撮影が趣味でプロ写真家の事務所に就職したが、素直に写真撮影を楽しめなくなっている。
--カレンの手伝いか師匠の雑用をこなすのが主な仕事。

-桜花院カレン(オリジナル)
--主人公が所属するスタジオ代表の娘。職業はジャーナリスト。きびきび働くタイプで、主人公をアゴで使っている。

-キサラ・ウエストフィールド(痛快GANGAN行進曲)
--エアロビクスを中心としたスポーツインストラクター。スポーツジムに勤務している。趣味はジョギング。

-キング(龍虎の拳)
--主人公もよく通っている、バーもといホストクラブ「イリュージョン」のオーナー。
--男装の麗人なのは知っての通りなのだが、主人公は未だそれに気づいていない。

-藤堂香澄(龍虎の拳)
--穏やかな性格の巫女。神社に写真を撮りに来た主人公に対し、何かただならぬことが起きる気配を感じている。
--相変わらず父は行方不明なためによく警察を訪れている。

-不知火舞(餓狼伝説)
--昼はOL、夜は正体不明の怪盗「SHIRANUI」の二つの顔を使い分ける美女。一介のOLとして、主人公によく接して来る。

-アイ(NBC)
--主人公を不審者と勘違いして逮捕して来ようとする婦警。重度のゲーオタであり、非番の日はゲームセンターに入り浸っている。

-麻宮アテナ(KOF)
--主人公とカレンと偶然知り合った新人アイドル。マネージャーには拳崇がいる。
---グラビア撮影が主な仕事だが、歌やトークでファンを楽しませるのが夢。

-巳沢雫(DOM)
--ペット美容師にてトリマーを営む女性。取材に来た主人公と知り合う。
--2作目とは別人だが、嘘が嫌いと言う性格は変わっていない。

-近江秀紀(オリジナル)
--主人公の幼馴染かつライバルの男。イリュージョンで働いている。かなりの軟派男だが、むしろ相手の女性に振り回される事が多い。

6作目『純白の天使たち』

''ストーリー''
  200X年7月1日、聖アストライオス総合医院。
  主人公は清嶺学園の男子生徒。
  ずっと欠席している同級生「壱塚つぐみ」にプリントを渡してくるよう頼まれて、同級生の「まりん」とお見舞いにやってきました。
  しかしその途中、思わぬ事態が発生して――自分も入院するハメに。
  
  その日以来まぎれこむ、謎の夢、見知らぬ記憶。
  主人公の担当医「エリザベート」は、それを一時的な記憶障害と言います。
  看病してくれるナースの「アリス」も、楽しくしていれば、そんなものはすぐ消えてしまうと言います。
  ですが、レポートのために病院に来ている「ルイーゼ」は、その記憶を大切にするように伝えてきます。
  そして、教会のシスター 「壱塚あやめ」は、ただ微笑むばかり……。
  
  夏はもう間近。入院患者の「ニノン」、見舞い客の「桃子」など、新しい出会いが気分を浮き立たせます。
  いつもの学校とちがう日々は、イベントも盛りだくさん。さまざまな事件と触れ合いが、あなたと彼女たちの関係を変えていきます。
  
  この病院から退院するとき、主人公の夏はどうなっているのでしょうか……?

攻略対象は『KOF』のアッシュ編や『KOFMI』など、近年の作品に登場しているキャラが中心。~
前作では過去作に登場していたキャラが中心だったが、本作では過去作に登場していないキャラのみで構成されている。

攻略するキャラによって、個別ルートの大まかな内容が3種類に分かれる。

''キャラクター''
-大崎涼(主人公)
--清嶺学園3年生。どうにも没個性気味。
--つぐみのお見舞いに行った結果、悪気はないもののまりんとエリザベートのせいで入院してしまう。

-まりん(KOF)
--主人公のツンデレ同級生。怪しい組織に加入しており、常に暗器を所持している。
--つぐみのお見舞いに連れてきた主人公を不本意ながら入院させてしまった事に罪悪感を感じているのか、よくお見舞いに来てくれる。
--本家では地味で、本作でも「誰が空気みたいだって?」と自虐しているが、キーキャラにはならないもののメインヒロイン級の扱いを受けている。

-壱塚あやめ(オリジナル)
--礼拝堂に住み込みで奉仕しているシスター。日々仕事をこなしつつ、患者である双子の妹・つぐみの世話をしている。
--物腰は穏やかだが、決して過去を語ろうとはしない。

-壱塚つぐみ(オリジナル)
--あやめの双子の妹で主人公とまりんの同級生。何故かいつも仮面をかぶっている。長期入院しており、一回も学校に来ないままに3年生に進級している。
---人とはほとんど話そうとしないが、仮面が外された時のためにもう一枚着けておくなどユーモアもあったりする。

-エリザベート・ブラントルシュ(KOF)
--聖アストライオス総合医院を代表する天才外科医。自他共に厳しい性格のため、軽傷なのに主人公を強制的に入院させた。
--病院の敷地内に家があるが、免許を持っていないので馬に乗って通勤している。

-ルイーゼ・マイリンク(KOFMI)
--ドイツから留学している清嶺大学音楽学部の院生。音楽が生態系にもたらす影響の研究のため、病院内のバイオスフィアをよく訪れている。
--ミステリアスな雰囲気に溢れており、考える事に対して熱心。時々妙な行動をしたりする。

-アリス・ガーネット・ナカタ(パチスロ版餓狼伝説)
--技量にかなり怪しげな点のある准看護師。ハイテンションな性格。先輩にはヴァネッサがいる。
--元はアリス・クライスラーと言う名前で『餓狼伝説3』に参戦予定だったが没となり、背景キャラをこなした後にパチスロ版に登場したが、細かな設定が変更されたと言う経歴を持つキャラ。

-ニノン・ベアール(KOFMI)
--入院患者。かなりの難病を抱えているが医者を遠ざけ、黒魔術に熱中している。
--姉のミニョン・ベアールがよく見舞いに来てくれているが、その姉に対する扱いはかなりひどい。

-桃子(KOF)
--主人公と同質の患者の薫をよく見舞いに来る、小学生にしか見えないのに実は高校生の少女。
--とても子供っぽい性格だが、薫を元気付けようと日々努力している。

-禍忌(KOF)
--聖アストライオス総合医院の院長。何かを企んでいる不気味な人物。

-紫苑(KOF)
--病院でよく姿を見かけるが、正体不明の男。
--原作ではプレイヤーに女性だと見間違えられてきたが、勿論攻略対象ではない。そのためか若干男性らしさが増している。

#endregion()

#region(『3』の詳細)
7作目『僕と彼女と古都の恋』

''ストーリー''
  風薫る5月のこと。
  星翔学園に通う男子生徒である主人公は、ある日、修学旅行の旅行委員に任命されます。
  アイドルからプロスポーツ選手まで幅広いジャンルの才能を持った生徒たちが集まる、国内有数の私立高校。
  もちろんまわりの生徒は皆、各界の若きホープたちです。
  
  同じく旅行委員の「麻宮アテナ」は、いつも忙しそうです。
  仲良しだったはずの「クーラ」と「アンヘル」が、最近はケンカ気味。
  「レオナ」は修学旅行に行くのをためらっているようです。
  「神鷺みさと」には、なにか気になることができたみたいです。
  
  いつもの同級生たちも、いつもとは違う環境の中で、いつもは見せない表情を浮かべます。
  旅行のはずんだムードが、あなたと彼女たちとの距離を0にして‥‥。
  
  修学旅行が終わったとき、あなたと手をつないでいるのは誰でしょうか?

7作目・8作目・9作目は今までの江坂を中心とした舞台から一転。「葵花町」にある、才能を持った生徒が集まる「星翔学園」と、問題児だらけの「覇天高校」の二つの学校がストーリーになっている。~
そして本作と8作目は完全な同一時間軸の話になっており、別々の高校の生徒が同じ一枚のCGに映る事も。

攻略対象はリムルル以外、全員KOFのキャラとなっている。

''キャラクター''
-仙道葵(主人公)
--覇天高校の八神庵とバンドを組み、全国各地でライブを行っている。メンバーがちょっとアレな人の割にはかなり常識人。

-神鷺みさと(オリジナル)
--京に強い想いを抱いている、天然気味な女子。器械体操の選手であり、一度もコケた事がないのが自慢。

-麻宮アテナ(KOF)
--トップアイドルの女子高生。学園のマドンナ。主人公と共に修学旅行委員も担当する事となり、日々頑張っている。

-レオナ(KOF)
--水泳のオリンピック候補だったが、練習中に怪我をして現在は療養中。無口かつ感情を表に出さないため、友達も少ない。

-クーラ・ダイアモンド(KOF)
--K'と共に活動を行っている世界的なトップモデル。現在はウィップの家に居候中。
--子供っぽい性格で、キャンディーと言う名前の人形を大切に持っている。

-アンヘル(KOF)
--女子サッカーのゴールキーパーだが、堅苦しいチームに反発して日本に留学と言う形で逃亡して来た。
--かなりテキトーな性格で周囲を振り回しているが、現在は親友のクーラとの仲が悪い様子。

-ウィップ(KOF)
--主人公らのクラスの担任。元女優。飴と鞭を使い分けた指導を得意とするが、勿論本当の鞭を使ってくる。

-リムルル(サムライスピリッツ)
--星翔学園と覇天高校が泊まる旅館の仲居さん。姉のナコルルと共に働いている。無邪気かつ元気に満ち溢れた性格。

-つなみ(恋のいろは)
--凄く上から目線な性格をしたバスガイド。非攻略キャラ。

-草薙京(KOF)
--プロのレーサーで主人公の兄貴分。例によって庵との仲が悪い。
--何故か留年と言う言葉が嫌いだったり、ポエムで女性を口説こうとしたりと奇行が目立つ。

-K'(KOF)
--クーラと共に活動しているトップモデル。いかにもかったるそうな立ち振る舞いをしているが、ウィップには頭が上がらない。

-アッシュ・クリムゾン(KOF)
--ファッションデザイナー。奇抜過ぎるセンスの持ち主でウケが悪い。

-覇王丸・牙神幻十郎(サムライスピリッツ)・真田小次郎・刹那(月華の剣士)
--修学旅行先でたびたび遭遇する映画撮影の一団。刹那が監督で他三人が俳優。本作では特にこれと言った出番はない。

8作目『風舞う都でつかまえて!』

''ストーリー''
  風薫る5月のこと。
  覇天高校に通う男子生徒である主人公は、ある日、修学旅行の旅行委員に任命されます。
  飛びぬけた能力を持ちつつも、普通の高校にうまく適応できない少年少女が通う高校。
  まわりの生徒たちも、多かれ少なかれ問題児ぞろいです。
  
  「不知火舞」と「ユリ」は、すでに旅行先のスケジュールをたてているようです。
  転校生の「ミナ」は我関せずといった態度で、表情ひとつ変えません。
  「シャオロン」は楽しみにしつつも、自分が行っていいのかためらっています。
  「神鷺はるか」には、なにか気になることができたみたいです。
  
  日常のすぐそばにある、非日常。いつもと同じクラスメートたちの、ふだんは見せない表情。
  そして旅行先で生まれた、新たな出会い‥‥。
  
  修学旅行が終わったとき、あなたと手をつないでいるのは誰でしょうか?

前述の通り、7作目と舞台が共通している。

''キャラクター''
-周坊順平(主人公)
--周囲が不良だらけの中、彼女欲しさがために旅行を楽しみにしている純粋な男。クラスの副委員。
--若干短期気味で、やる事なす事空回り気味。

-神鷺はるか(オリジナル)
--7作目のみさとの妹。庵に強い想いを抱いており、明るい性格をしている。
--両親の意向もあったのだが、学区の関係から覇天高校に通う事になってしまった。

-不知火舞(餓狼伝説)
--アンディにぞっこんな良家のお嬢様。両親の反対を押し切ってアンディが教師をしている覇天高校に通うなど、筋金入りな惚れっぷりである。

-ユリ・サカザキ(龍虎の拳)
--クラス委員のハーフ少女。元気な性格でトラブルメーカーな一面もある。教師のロバートから溺愛されている。

-真鏡名ミナ(サムライスピリッツ)
--沖縄からの転校生。誰とも話さず、唯一の話相手もシーサーのキーホルダーである。両親はおらず、バイトをして生計を立てている。

-笑龍(KOFMI)
--身体に触れた相手に不幸が起きてしまう体質持ち。母は他界し、父と兄も行方不明。体質もあっていつも申し訳なさそうな態度をしている。

-ナコルル(サムライスピリッツ)
--星翔学園と覇天高校が泊まる旅館の仲居さん。妹のリムルルと共に働いている。
---穏やかな性格だが、いつも忙しいために年頃の女の子らしい楽しみをほとんど知らない。

-いろは(サムライスピリッツ)
--姿通りにメイドらしい性格のバスガイド。非攻略キャラ。

-八神庵(KOF)
--バンドマン。7作目の主人公のバンドのメンバーである。勿論京が嫌いで、一度暴れると誰にも止められない。

-ロック・ハワード(餓狼MOW)
--主人公の親友。見た目や性格のためにファンが多い。

-ギース・ハワード(餓狼伝説)
--凄まじい威厳を持つ覇天高校の校長。独裁的な経営を行っていたりするやりたい放題な男。
--緊急事態が起きても巻き込まれなかったり、本作と9作目のバッドエンドを担当していたり、これとはまた別にCGを持っているなどかなりの存在感を放っている。

-覇王丸・牙神幻十郎(サムライスピリッツ)・真田小次郎・刹那(月華の剣士)
--修学旅行先でたびたび遭遇する映画撮影の一団。刹那が監督で他三人が俳優。

9作目『世界で一番熱い冬』

''ストーリー''
  12月。
  星翔学園の三年生である主人公は元剣道のチャンピオン。しかし怪我で引退後は目的を失って毎日無気力に生きる地味な生徒です。
  主人公の住む街葵花町には星翔学園と覇天高校2つの高校がありますが、
  スターばかりを集めた星翔学園と問題児の多い覇天高校では校風があまりに違うせいで今まで交流はありませんでした。
  そんな2校が合同で大規模なクリスマスパーティを開催することに!
  ただしパーティに参加するには条件があります。
  各校男女2名、2校で4名のグループを作り学校から出されるさまざまな課題をクリアするのです。
  登場ヒロインは星翔学園のアイドル麻宮アテナ、クラスメートの滝田玲奈、超セレブなローズ・バーンシュタイン。
  覇天高校には幼馴染の双葉ほたる、お嬢様の不知火舞、物静かな高嶺響。そして何者かを追って京都から来たナコルルと一条あかり。
  24日のパーティに向け、主人公はペアを組む女の子を探し始めます。

シリーズ最終作。7作目・8作目の7か月後が舞台。

マップ移動は昼は星翔学園内のみ、夕方は街のみと大きく区切られていたり、両方の高校の女子の好感度を上げていかないと先に進めないなど、システム周りも細かく変更されている。

全キャラを攻略した際には全6話のスペシャルシナリオに進める。

''キャラクター''
-香坂篤志(主人公)
--星翔学園の3年生。剣道の特待生として入学したが、怪我のため引退。~
それ以来、怪我が治っても無気力な日々を過ごしている。

-滝田玲奈(オリジナル)
--主人公の同級生。スノーボードの選手。男勝りな性格だが、恋愛話は好きではない。

-麻宮アテナ(KOF)
--7作目と同一人物。今回の企画を発案した。

-ローズ・バーンシュタイン(KOF)
--主人公の同級生。毎日飛行船で通学している超セレブで、ピアノの腕もプロ級。
--兄のアーデルハイドに対してはベタベタだが、周囲の人間は当然の様に見下している。

-不知火舞(餓狼伝説)
--主人公の住むマンションの隣の部屋に住む、覇天高校の生徒。8作目と同一人物。

-双葉ほたる(餓狼MOW)
--主人公の幼馴染で覇天高校の生徒。6年前の事故で転校してしまったが、このたび主人公と再会する。
--事故の際に離れ離れになった兄を探している。かなりブラコン。

-高峰響(月華の剣士)
--居合いの達人である覇天高校の生徒。剣道に熱心だった主人公には憧れていたが、現在の姿を見てからは冷たく接している。

-ナコルル(サムライスピリッツ)
--遠い所からウェンカムイを追ってやって来たと語る少女。7作目・8作目にも同名の人物は存在するが……

-一条あかり(月華の剣士)
--京都からやって来た陰陽師の少女。ナコルルを追ってここまで来たと語っている。
--原作ではえんぐりっしゅが得意と言う設定だが、こちらでは舞台設定が現代のため、どう見ても英語が苦手。

-初代アテナ([[アテナ]])
--DS版オリジナルのヒロイン。麻宮アテナのいとこで、ビクトリー王国に留学していた星翔学園の生徒。~
麻宮アテナと比べると自由奔放な性格。ちなみに苗字は「はつしろ」と読む。
--元々は麻宮アテナの先祖という設定のキャラで、麻宮アテナとは設定上、別人に当たるキャラクター。~
原作から設定変更が加わっているものの、明確なストーリーが存在するゲーム内で麻宮アテナと共演するのはこれが初((過去にKOF2000でアテナのストライカーとして登場したが、ストーリー的な絡みは存在しなかった。))。

-アーデルハイド(KOF)
--主人公の同級生でローズの兄。金持ち故に世間知らずな所もあるが、かなり真面目な人格者。

-牙刀(餓狼MOW)
--星翔学園の教師で主人公のクラスの担任。普段はスパルタだが、時々ギャグにしか見えない事も行っている。かなりのシスコン。

#endregion()

**評価点
-SNKキャラと恋愛できること。
--本作で取り上げられているSNKのゲーム作品はその多くが個性的なキャラクターの魅力で人気を呼んでいる事もあり、お気に入りのキャラクターと恋愛が楽しめるということで、原作のキャラファン層から好評を得ている。
--攻略対象も人数は限られているが、人気キャラの需要に応えつつ、マイナー気味なキャラも押さえている。

-『2』『3』はテンポがいい。
--メッセージ送りの速度の調節がしやすく、CG回収だけが目的のプレイでも苦ではない。
--『1』のテンポが悪い点もすべて解消されている。

-1作1作は薄いが、3作収録されているためにボリュームがある。
//--もっとも、ゲーム内容はどれも恋愛ゲームなのだが。

-移植の際に加えられた「エキストラモード」は今までに得たCG・エンディング・サウンドを楽しめる。
--特に『3』の9作目は初代アテナ登場にスペシャルシナリオ追加と更に要素が加えられている。

**賛否両論点
''キャラクター設定の大幅な改変''
-「''原作が複数の非恋愛ゲーム系作品の既存キャラを対象にした、現代が舞台の恋愛ゲーム''」と言うコンセプトに溶け込ますためには~
多少の設定やイメージの相違は仕方ない側面もあるのだが、それを差し引いてみても、キャラクターの根幹的な部分に対する改変が非常に激しいため、人によっては違和感として受け取られる個所が多い。
--特に5作目に顕著。本作のみシナリオを担当しているトーゴープロダクションがSNK作品に詳しくなかったと思われる。
---例を挙げると、「古武術家の娘で勝ち気な性格」の香澄は「神社の巫女で基本的に穏やかな性格」に。巫女キャラはちづるや(一応)ミヅキがいるのだが……。~
雫は2作目だとバーでバイトしている大学生だったが、何故かトリマーになっており、DOMオリジナルキャラのために元のキャラ性が薄いのも相まって、誰だかよく分からない事になっている。~
サブキャラのウィップは性格が同僚のレオナのそれになってしまっている。
--5作目以外にも、1作目のアンディは恋愛ゲーム故に舞に惚れているのはともかく、嫌味な性格にもなっていたり、舞は大人の女性というキャラ性が強いが8作目・9作目では学生になっているなど、妙な改変もちらほら見える。
--ただし、笑龍の「身体に触れた人間が死ぬ猛毒持ち」の扱いにくい設定が「体に触れた人間が不幸に遭う」とマイルドな形に変更されたり、~
原作では14歳で169cmのクーラは1作目では年齢そのままで159cmに、7作目だと身長そのままで18歳になったり、非戦闘時の栗色の髪だと誰だか分からないからか水色の髪にしている点など、決して悪くない改変もある。

''賛否の別れるネタ''
-本作ではキャラに合った原作ネタを出してくる事が多いのだが、やはりここでも妙なネタがいくつかある。
--マチュアは「風に散る花びら」と言う異名を持っているが、なんとこれは二次創作ネタ。オロチ四天王の異名の命名法則に沿っていたために違和感を持つ人がおらず、一時期はWikipediaに掲載されたり、香港の漫画版ではこの異名も使われていた。
--テリーはネットで流行したボンガロの台詞や「モウヨッセビリー」などのネタを口にしてたり、そのテリーとロックの事情をしったカオリからはやおい的な発言をされている。

''攻略対象の選出''
-人気キャラからマイナーキャラまで網羅はしているのだが、攻略対象になれず、サブキャラのみ・CGのみ・文章中のみしか出番のないキャラもやはり多い。((ただし、正式なエンドではないが、サブキャラエンドもいくつか存在する。))
--非攻略キャラには『月華の剣士』のメインキャラながら外部出演が少ない雪、『サムライスピリッツ』の初代ヒロインの一人のシャルロットやカルト的人気のあるチャムチャムなどもおり、ここは惜しまれる。
--こういう時は勿論と言うべきか、『[[風雲黙示録 格闘創世]]』と『武力』のキャラはいない。
--逆に人気キャラは何回も攻略対象になっており、7~9作目の舞台設定もあるが舞は4回、アテナに至っては5回で初代アテナを含めれば6回もなっている。
---アテナはSNKの代表的キャラクターの中でも特に人気が高いため、重用されること自体は否定されるべきことではないだろうが、~
2作目のアプリ版ではタイムリリースキャラとして前作から唯一続投していたり、9作目では関連キャラクターである初代アテナが登場しているなど、やや優遇の感が露骨に思えるのも否めないところである。


**問題点
-1作目の後日談小説と2作目のアテナルート。
--本シリーズのストーリーの出来は良くも悪くもなくと言える出来であり、2作目のアテナルートも単体で見ればよい出来だろう。
---しかし、1作目の後日談小説が公開後、そのあんまりな内容によって評価が大きく変わることになってしまった。

#region(ネタバレ注意)
--1作目で主人公と付き合ったアテナ。ある時主人公がアテナをかばって事故死してしまい、アテナは超能力で蘇らせる。代わりとして主人公はアテナとの恋愛関係についての記憶を忘れ去ってしまった。アテナは本当の事を語らずにそのまま主人公と別れて恋愛に対してあきらめを感じたまま、2年後に2作目の主人公と出会う。
---あまりにも鬱な内容で、恋愛ゲームの類では激しく不評を買いやすい、ヒロインの昔の彼氏がプレイヤー自身という設定もあって、なんとも後味悪い内容である。
---とはいえ、これはあくまで後日談小説の内容であり、2作目のアテナルート自体は悪い出来ではない。
#endregion()

-極端な難易度設定。
--基本的にどれもヌルい。落としたいキャラの所に行きまくり、選択肢も2つしかないのでそれらしいものを選ぶだけ。~
裏を返せば、1人の攻略に1時間もかからないテンポの良さもあってノーヒントでのCG回収が容易とも言えるが、人によっては作業的に感じられる。
---1作目の何人かのキャラは、共通ルートで好感度を稼いでおけば個別ルートで全て選択を間違えてもハッピーエンドと言われている程にヌルい。
--その反面、妙に難易度が高いルートもある。
---2作目の真ルートはシナリオの出来こそよいものの、とにかくやる事が多い。即死選択肢もある。
---3作目は唯一主人公を成長させる要素が搭載されているが、どこを成長させれば誰を落とせるかが分かりにくい。
---8作目にも真ルートはあるが、誰もいない所に行く必要がある事に気付かないとルートに入る事すら出来ない。こちらにも即死選択肢あり。

-『1』の劣悪なテンポ。
--初めての移植のためか、様々な点で不便。
---画面切り替え時に僅かながらアニメーションが入る。他の作品では簡略化されている。
---右ボタンを押しながらの最速メッセージ送りが出来ない。
---エキストラ画面の動作がやけにスロー。
---タイトル画面に戻るにはセーブまたはロード画面を開き、かつ選択肢にも答える必要がある。

**総評
「恋愛ゲーム的要素とは全く無縁の格闘ゲームのキャラクターを用いた恋愛ゲーム」と言う前人未到の試みに挑戦してしまった作品。~
長い歴史を持つSNK作品の豊富なキャラ数に加え、個性豊かな個々のキャラクター性をうまく活かしており、色物な作品ながらその出来は決して悪くはない。~
粗や欠点もあるが、自分が好きなあのキャラを落としたり、片っ端からCGやエンディングを回収したり、キャラの新たな魅力に気付けたりと、それなりに楽しめる。~
SNK作品のファンで恋愛ゲームに抵抗がない人であれば、買って損はしないだろう。

復元してよろしいですか?