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64大相撲 - (2016/03/26 (土) 04:03:13) の編集履歴(バックアップ)
64大相撲
【ろくよんおおずもう】
ジャンル
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スポーツゲーム
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対応機種
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ニンテンドウ64
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メディア
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128MbitROMカートリッジ
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発売・開発元
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ボトムアップ
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販売元
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任天堂
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発売日
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1997年11月28日
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定価
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7,980円(税抜)
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判定
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なし
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ポイント
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間口の広い相撲ゲーム 所々に粗はあるがゲーム性は好評
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概要
相撲を題材にした3D相撲ゲーム。
ジャンル故に子供が取っ付き難いイメージはあるが、SDサイズの登場人物や個性的な力士達により、誰でも楽しめる工夫がなされている。
特徴
立ち合いから組み合いまでの流れにおいて、Cボタンによる技を駆使して相手のねばりゲージを削る。
相手の粘りゲージを全て削ると技を決めることができ、勝利となる。
逆に技をかけられそうになった場合、相手技と同じボタンの方向にスティックを倒すと「ふせいだ!」と表示され、ねばりゲージ消耗を軽減できる。
これらの技を用いてじゃんけんのような読み合いを行い、土俵上で駆け引きを繰り広げるゲームである。
他に、自分だけの力士を育てるサクセスモードが存在しており、対戦後や優勝時に★をつかって技を習得することができる。
評価点
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個性、ユーモア溢れるサクセスモード
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パワプロシリーズに負けず劣らず、条件次第で発生するイベントは楽しいものがある。
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個性溢れるライバルや、多く登場する彼女候補、それに纏わるイベントがフル3Dで描かれている。
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題材が題材なので当然力士キャラが多いが、SDキャラで表現されている為に変な暑苦しさは感じられない。
問題点
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簡単に最強力士を育てやすい
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セーブは勝敗の発表後にオートセーブされるのだが、負けた瞬間にリセットボタンを押せば試合が無効となる。
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ステータスは心・技・体の技を決め技として使えば上昇するのだが、サクセスクリア時までにステータスを最大まで上昇させられるだけの猶予は十分ある。
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新内力士が横綱相手に勝てることがある
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主人公はゲーム開始時は前頭十五枚目で開始されるのだが、千秋楽前にいきなり横綱の清流王・出雲綱と戦えてしまう。
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横綱ということで実力差がありすぎて勝てるはずが無い……と思いきや、多少の腕は必要ではあるが、技次第で初回プレイヤーでも十分に勝ててしまう。金星ってレベルじゃねーぞ!
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逆にこのゲームの強敵は、大関の無双竜。技の「にちょうなげ」を使われるとごっそり体力を減らされ、あっけなくやられてしまう。
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一部、常識を覆した演出がある
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ゲーム的には盛り上げるために意図的な演出も取り入れただろうが、後述のはっそうとびは3m近くは飛ぶ。
他にも、ラスボスや対戦モードで遊べる土俵の中に「うちゅう」が存在する。もちろん(?)力士はまわし一丁で戦う。
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一部強力すぎる技が存在する
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代表的なのが、立ち合い時のみに使える「はっそうとび」。イメージとしては相手力士の背中を跳び箱のように飛ぶのだが…
なぜかこの技、相手のねばりを8割は削る。この技が決まるだけで圧倒的に優位に立てる。失敗時のリスク等は皆無。
しかも習得するのに★がたった20と効果の割に安すぎる。最初のうちはこの技だけで強引に攻めてもなんとかなる。
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実況の問題点
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サクセスモードで作成した力士に好きな名前を付けると、試合時に実況が何も喋ってくれなくなる。
一度実況付きで遊ぶとわかるが、試合が恐ろしいほどに盛り上がらなくなる。終止無言なのでつまらなく感じやすい。
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流石に想定される全てのネーミングを収録するというのは無理な話ではあるが、多少の工夫で何とかならなかったのだろうか。
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兄弟子山の存在
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兄弟子山はその名前通り主人公の先輩であり、イベントでもちょくちょく絡むのだが、何とゲーム開始"前"に決着がついてしまう。
その後は稽古している様子が無いことから引退したものだと推測される。
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この兄弟子山は対戦モードでも登場せず、隠しキャラとしても使用できない。
総評
ゲームとしての面白さと相撲というジャンルからは想像できない面白さもあって、一定層の好評を得た。
2年後に『64大相撲2』も発売され、こちらは今作とシステムが変わった部分も多い。