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【すーぱーももたろうでんてつ つー】
ジャンル | ボードゲーム | ||
対応機種 |
PCエンジン スーパーファミコン ゲームボーイ |
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メディア |
【PCE】6MbitHuカード 【SFC】8MbitROMカートリッジ 【GB】2MbitROMカートリッジ |
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発売元 | ハドソン | ||
開発元 |
【PCE/SFC】ハドソン 【GB】メイクソフトウェア |
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発売日 |
【PCE】1991年12月20日 【SFC】1992年8月7日 【GB】1994年2月18日 |
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定価 |
【PCE】6,800円 【SFC】8,800円 【GB】4,500円(全て税別) |
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書換 |
ニンテンドウパワー 【SFC】1997年9月30日/1,000円/F×2・B×1 【GB】2000年3月1日/800円/F×2・B×1 |
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周辺機器 | 同時対戦時:マルチタップ対応 | ||
判定 | 良作 | ||
桃太郎シリーズリンク |
ハドソン製作のRPG『桃太郎伝説』のスピンオフ作品としてシリーズ化されたすごろく型のボードゲームの第3作目。
本作は対戦要素が強化された現行シリーズにおける事実上の第1作目ともいえる前作『SUPER桃太郎電鉄』の続編であり、前作で対戦要素を強めた作風に改められて基本的なルールの基盤が確立され、本作『II』で細部が整えられたことにより、後のシリーズの本格的な始発点となった。
前作『SUPER』の記事が存在しないため、『SUPER』で施された変更点と本作での変更・追加点を合わせて解説していく。
主なものを明記する。
以下の変更点はのちのシリーズにも概ね引き継がれている。
サイコロ10個ふり | 10個のサイコロの出目に応じてお金を捨てられる。プレイ年数が重なると数百億単位も当たり前。 |
全カード処分 | 手持ちのカードをすべて捨てられる。 |
物件処分 | サイコロを2個振って出目の数だけ物件を売却する。(捨てるのは次回作以降) |
ローンで物件購入 |
未購入の物件をローンで買ってくる。 しかも物件自体は他のプレイヤーにプレゼントしてしまい、プレイヤーに残るのはローンだけ。ただし、買ってくる物件は最高でも2億まで |
独占駅物件全売却 | 独占した駅の物件を全て半額で売却する。 |
都市駅 |
ルーレットで目的地になる可能性のある物件駅。大きな赤い駅舎として描かれている。 目的地になっていない所で止まると普通の物件駅と同じ扱いになる。 |
物件駅 | 紫の四角形に「駅」とかかれたマス。物件が売られていて、購入や増資ができる。 |
プラス駅 | 青い四角形の駅。持ち金が増える。夏季は貰える額が増え、冬季は少なくなる。 |
マイナス駅 | 赤い四角形の駅。持ち金が減らされてしまう。冬季は減る額が増えて、夏季は少ない。 |
カード | 黄色い四角形の駅。カードがランダムで貰える駅 |
カード売り場駅 | ★マークが目印の駅。売り場によって売られているカードの種類が違う。「ちいきデータ」では駅名が書かれている。 |
フェリー乗り場 |
航路に出るためのマス。FC版ではマスが存在せず港間の移動として扱われていたが、 前作から通常の駅同様、マスが用意され素通りするだけで外海へ出れるようになった。 |
空港 |
本作から登場したマス。空路を通るためのマスで、フェリー乗り場同様、素通りするだけで外海へ出れる。 新たに登場した目的地ハワイへの到達手段でもある。 |
移動系 | 移動を補助するカード | 「とっきゅうカード」「ぶっとびカード」など |
妨害系 | 他プレイヤーの進行を妨害する | 「うんちカード」「ぎゅうほカード」など |
ピンチ回避系 | イベントなどで発生した損害を補填・他プレイヤーの妨害の防止 | 「ほけんカード」「ブロックカード」など |
利益系 | 使用するもしくは入手時点で収入が入る | 「ふくびきカード」「ふくのかみカード」など |
物件系 | 物件を通常よりも有利な条件で買える | 「イトーヨーカード」「ゴールドカード」など |
損害系 | 入手したプレイヤーに損害をもたらすマイナスカード | 「デビルカード」「キングデビルカード」など |
前作から本作にかけて、妨害から協力といった色んな駆け引きの要素を取り入れて初代FC版よりも対戦ゲームとしてのゲーム性を高め、多人数で楽しめるパーティボードゲームとして昇華された。
今後の桃鉄シリーズの雛型となった作品でもあり、シリーズ初期の大きなターニングポイントとなった。