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バーンアウト ドミネーター - (2016/01/29 (金) 17:30:25) の編集履歴(バックアップ)
バーンアウト ドミネーター
【ばーんあうと どみねーたー】
ジャンル
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アクションレーシング
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対応機種
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プレイステーション2 プレイステーション・ポータブル
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発売元
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エレクトロニック・アーツ
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開発元
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EA UK
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発売日
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2007年9月20日
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定価
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【PS2】7,140円 【PSP】5,040円(共に税5%込)
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レーティング
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CERO:B(12歳以上対象)
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廉価版
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【PSP】EA BEST HITS:2008年7月24日/2,940円 (税5%込)
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配信
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【PSP】2010年7月15日/2,200円 (税5%込)
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判定
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なし
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ポイント
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ボリューム減少 グラフィック・BGMは高評価
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バーンアウトシリーズリンク
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概要
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シリーズでおなじみ、レースゲームでありながら意図的に事故を起こさせ、他車を破壊しながらゴールを目指すという、クレイジーなレースゲーム。
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本作は開発元が異なるため、スピンオフ作品とされている。
特徴
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ドリフト、対向車線の逆走など、危険走行をすることでブーストバーが加算され、より速く危険な走りが可能になる。
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ブーストを溜めるには、ドリフト、ニアミス、対向車線走行、更には相手車との衝突、スライド等があるが、中でも一番多く溜めれるのは相手の車を破壊するテイクダウン。テイクダウンをすることでブーストが最大まで溜まる。
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ただし、相手から衝突されたりするとブーストが減少する。クラッシュしたり、相手からテイクダウンされるとブーストが減少する。
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6つのシリーズがあり、CLASSIC、FACTORY、TUNED、HOT ROD、SUPER、RACE、DOMINATORシリーズの順で攻略していく。
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シリーズ内の車を5台全てアンロックするとDOMINATORチャレンジに挑戦できるようになり、それをクリアすればDOMINATORカーをアンロックできる。
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なお、DOMINATORシリーズはDOMINATORカーを一台も入手していないとプレイできない。
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本作は『2』にあったブーストチェインが復活した。
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ブーストを最大まで溜めるとスーパーチャージブーストが使用可能となる。
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スーパーチャージブーストを使用中、上記のブーストを溜める動作を行うと、黄色のバーが溜まっていく。
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黄色のバーは危険な走りをする事で溜まっていく。ライバルをテイクダウンをするとバーが最大までたまる。
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ブーストが無くなった時、黄色のバーが最大まで溜まっていればブーストチェーンとなり、引き続きスーパーチャージブーストが使用できる。
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逆に溜まっていなかった場合はチェーンが終了し、通常のブーストに戻る。
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クラッシュしたりテイクダウンされると通常のブーストに戻される。
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前作まではイベントをクリアしていくだけで新しい車をアンロックできたが、本作では条件がつくようになった。
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条件は様々で、一定以上のドリフトやニアミス、特定のライバルを数回テイクダウンする等。
評価点
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グラフィックが非常に綺麗。PS2のゲームの中では高レベルに入る程。
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敵車を破壊できるという爽快感は本作でも健在。
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過去作『2』『3』『リベンジ』に登場したスペシャルカーが一部登場。
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クラッシュブレイカー(いわゆる自爆)が最初から使用できるようになった。
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前作では一定以上ランクのイベントでないと使用できなかったが、本作では制限がない。
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クラッシュブレイカーは前作と同じく、ライバル車を一台でも巻き込めばブーストは最大まで溜まるが、逆に外した場合ブーストを全て失う。
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サウンドトラックは高評価。
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このゲームのために書き下ろされたタイアップ曲であるB'zの「Friction」が収録された。パッケージ表に「B'z FRICTION収録」と表記されている。
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前作に続き日本コースも登場。海外にありがちな「間違った日本」という要素は多分存在しない。
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やりこみ要素の特殊テイクダウンがやや簡単になった。
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本作では「スペシャルショートカット」と呼ばれており、コース中の黄色い障害物に相手をテイクダウンするとショートカットがオープンする形式に。
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過去作では特定の一般車やわかりづらい場所にテイクダウンする目標があった。
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『3』は20個、『リベンジ』は24個だったが、本作では16個と数も減っている。
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『リベンジ』にはなかったレコードブレイカー(いわゆるイベント、コース、車が自由に選択できるモード)が復活した。
問題点
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ボリュームが薄くなった。
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イベント数が過去作と比べ大幅に減少しており、肝心なクラッシュイベントが削除されている。
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本作が最も批判された点で、シリーズのウリともいえるモードでもあった。
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クラッシュイベントとは、道に突っ込むことで大事故を起こし、その被害総額を競うモード。
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ただ、無理に作っても『リベンジ』のクラッシュイベントより作り込みや進化が甘くなることはもはや目に見えており、少しでも他の要素を充実させようとした結果かもしれない。
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車の数も少ない。『3』は67台、『リベンジ』は79台(360版はスポンサー車を含み89台)に対し、本作は36台。
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クラッシュイベント自体存在しない為仕方がないとはいえ、レース専用だけでも『3』は56台、『リベンジ』は59台と大幅に減っている。
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ブーストチェイン中はブーストボタンを押しっぱなしにしなければならないので、指が痛くなりがちになる。
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ボタンを一瞬でも離すとその時点でチェインが終了しノーマルブーストに戻るので、マニアック系のイベントだとスコアの倍率がリセットされる。
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その為、途中でポーズをしたい時はボタン押しっぱなしにしながらポーズをする必要がある。解除する時も同様。
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トラフィックチェックが出来なくなった。
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トラフィックチェックとは『リベンジ』で追加されたモードで、同じ向きに走っている一般車を吹き飛ばす事ができるというもので、車をぶっ飛ばす爽快感が大きく好評だったのにも関わらず削除された。
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前作と同じく、ゲーム内ラジオが存在しない。
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同じくチュートリアルムービーでナレーターがアドバイスをしてくれるだけ。
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ちなみに、ナレーターは前作と同じ富沢美智恵氏。
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車の性能がない。
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車選択画面に表示されるのは車と名前のみで、最高速度や重さの性能等が一切表示されていない。
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なお、同じ開発元である前作の『レジェンド』にも表示されていなかった。
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最終面の難易度が異常に高い。
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イベントはMANIACと同じだが、目標ポイントが桁違いに多い。
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当然速度が最も速いDOMINATORカーで走らなければならない。
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コースを3週するまでに最低20チェイン以上を達成しなければゴールドは不可能。つまり最も速度が速い車でクラッシュせずに走り続けなければならない。
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ゲームを進めていくとメニュー画面に亀裂が入るようになるが、PSP版は酷く処理落ちする。
総評
バーンアウトとしてのシステムは継承しているが、ボリュームが減少しているという点が批判の的になってしまった。
そのためシリーズファンからの評価は低いが、単体としての出来は悪くない。
『3』、『リベンジ』と比べると見劣りしてしまうが、レースゲームとしては十分楽しめる。
余談
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サウンドトラックのAvril LavigneのGirlfriendは英語、日本語、スペイン語、中国語の4種類が収録されている。
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本作の大半の曲が『バーンアウト パラダイス』に収録された。
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Frictionも収録されてあるが、Girlfriendは英語のみ収録となった。
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PSP版は追加されたコースのデータが2つ存在するが、現在入手不可能。
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日本版での使用は公式には認められていないが、使用自体は可能な模様。
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このゲームのPSP版のゲームエンジンは後にPSP版『ニード・フォー・スピード シフト』に流用されており、よく見比べると挙動や演出などが似通っていたり、効果音が一部使い回されていたりする。