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crossbeats REV. SUNRISE - (2016/12/19 (月) 12:16:46) の編集履歴(バックアップ)


crossbeats REV. SUNRiSE

【くろすびーつ れう゛さんらいず】

ジャンル 音楽シミュレーション
対応機種 アーケード
販売・開発元 カプコン
稼動開始日 2016年4月28日
判定 良作
ポイント 視覚性を大幅強化&やりこみ要素も強化
楽曲の解禁もある程度緩和
他社ゲーム作品とのコラボ
一方で解決していない問題点も多く、新たな問題も


概要

crossbeats REV.のメジャーアップデートバージョン。NAOKI氏のバースデーという記念すべき一日に配信された。

変更点及び評価点

  • タイトルに合わせてイメージチェンジ
    • 「日の出」の名の通り、黄色を基調にした明るい色合いに変化。
      • カラーチェンジに合わせて「DEFAULT」スキンも黄緑や水色を基調にした明るい色合いに変化。前作のスキンは「PURPLE」へと名前変更された。
    • 筐体にもゴールドの彩色が描かれたステッカーでドレスアップ。地味な印象から一転、金×黒でゴージャスさを感じさせるデザインにイメージチェンジ。
    • システムBGMも前作よりアップテンポで明るい曲調のものが使用されている。
    • 店舗によっては暁月と燦の等身大ポップが筐体横に設置されていることも。これにも最新情報のチラシが挟める。
  • 視覚性を拡張する「NOTE SUPPORT」の実装
    • DEFAULT/PURPLEスキン使用時は、出現前にノーツの場所が光る、タイミングに合わせて光の輪が集まる、及び両方またはなしの4パターンから選択可能。
      • 基本的にはゲームに慣れないプレイヤーでも、ある程度ノーツの予測や順番把握を容易にするためのエフェクト。
      • また対応スキンでは、サポート設定によらず、開始前に最初のノーツの出現位置が予め表示される。
    • ただしCLASSICスキンの場合、これらの機能を使用することはできない。
  • 新キャラやストーリー描写の強化
    • 暁月に加えて数名の新キャラが登場。
      • ナビゲートキャラの変更はプレイ終了毎のMY ROOMでほぼ自由に可能だが、その選択は「ストーリーピース」の取得条件であるストーリーミッションに関わる。
    • やりこみ&謎解き要素を兼ねる「ストーリーピース」は、ストーリーイベントを追う毎に順次追加されている模様。
    • 基本的には「特定パートナーキャラをセットして特定の曲をクリア(一部はフルコンボ)」でストーリーミッションをクリアし、それによりストーリー文を含む画像を入手できる。楽曲ムービーでしか語られなかったバックストーリーが詳しく語られる。
      • ヒントに関しては条件がそのまま書かれているものもあるが、大抵は抽象的なヒント。中にはiOS版のネタやミスリードを交えたもの*1や、LEET表記、ASCIIコード表記、かなキーボード表記、アナグラム、モールス信号なんてのもあり、自力で解くなら頭の柔らかさが求められる。
      • 最初期版のピースの入手条件は難易度的に高いものが多かったが、アップデートである程度の条件が撤廃され大きく緩和された。*2
      • 現時点で存在する20個のうち、現時点でローカルバトルでのプレイ、伝導曲、イベント限定パートナーが必須なピースがそれぞれ一つずつあるのが非常に惜しい。前者2つは店舗・地域の状況次第、後者に関してはイベント期間を逃せば達成できる見込みはない。
    • ストーリーピースを解禁することによりキャラの詳細が見れる「キャラクターファイル」も後日追加された。ここでしか見れない新設定も。
+ キャラクターについて軽く解説
  • クローニャ CV:民安ともえ
    • 白いのにクローニャ!よろしくですニャー!!
    • 本作の新キャラ。オレンジのパーカーを着た白猫のマスコットで、他機種でいうところのパステルくんやチュウニペンギンのポジション。
    • 今回のチュートリアルを担当する。一人称は「オイラ」なのでたぶんオス。
    • イベント開催中なども「アイテムを入手するチャンスニャ!!」「クローニャに要注目ニャ!」とアピールしてくれる。
  • 暁月(あかつき) CV:春日萌衣
    • 暁月よ、よろしくね
    • 前作から続投。バックストーリーでも現状は相変わらず主人公ポジションだが、チュートリアルや告知の担当を新顔に譲っている。
    • 衣装の一部もオレンジ色のスカート・パーツを装着するなどモデルチェンジ。でも地味に露出が増えた。
    • 人格年齢設定は16歳ほどのお姉さん的存在。(理由付けもあるが、純粋に)おいしいものに目が無いらしい。
    • スタンプイベントにより限定水着バージョン「真夏の女神♡暁月」も登場。その手にはスイカパフェが!
  • 燦(さん) CV:上坂すみれ
    • 燦だよぉ~、よろしくねぇ~
    • 本作の新キャラ。甘いものが大好きなサポート役の妹系少女で、人格年齢設定は14歳ほど。未だ食べているイラストは無し。
    • 元気ハツラツな見た目や声優のイメージと違い、ほわほわした口調にびっくりした人も多いとか。
    • ちなみに前作の楽曲「Chase The Wave」のPVにもこっそり登場していた。
  • 紅刃のカナタ(こうじんのかなた/KANATA_00) CV:三澤紗千香*3
    • カナタって、呼ばれているわ
    • 本作中のストーリーイベント新キャラとして、iOS版のイメージキャラクター「KANATA」がREVシリーズに登場。
    • 意外にも人格年齢設定は暁月より年下の15歳。身長も暁月より少しだけ低い。
    • 設定上本来は暁月や燦と同類に当たる存在だが、どういうわけかきつめな性格で暁月を敵視している。*4
    • イベント「STORY Phase03:REMNANT」期間限定であり、スタンプ84個(4枚目コンプリート)に到達していれば常駐。
  • タマ、 怪しいネコ・狩人祭ネコ
    • それぞれ「WIXOSS」「モンスターハンターフロンティア」とのコラボイベントでゲスト参加。
    • ゲスト出演ということなのかCVは無し。ちなみにアニメ「Selecter」やLoV3のタマは久野美咲氏が担当だった。
    • こういったイベントでの追加パートナーも期間限定のスタンプカード4周で常駐させることが可能。
  • 新規楽曲
    • iOS版からおなじみであるTatsh、SLAKE、Yamajet、Dubscribeは勿論、iOSから移植のみだったむかしばなし、デスおはぎ(chimera music.)、Coolieも書き下ろしで本格参戦。前作REVからの参戦であるZ pinkpong、小野秀幸、TORIENAも再び新曲書き下ろしで続投。また、iOSで人気だったAstilbe × arendsiiがREVに新規参戦。
      • NAOKIは後述の太鼓の達人コラボ移植にあわせて新曲を提供。
      • 今作のボス曲は、3曲連続で一定LV以上+ULT.FC+99%を達成すると登場する「Istanbul / REVen-G」。DDRプレイヤーおなじみの「ワールドミュージック風NAOKIボス」である。
    • ダンス系音楽レーベル『Attack the music』所属アーティスト*5がさらに多く参戦。ダンス系・クラブ系のガチ曲も増加。
      • 中でもRelectの「THIS IS HDM」はオリジナル新曲でありながら選曲ランキング上位をキープし続ける程の人気を誇り、後述のGROOVE COASTERコラボで第二の移植曲として抜擢されることになった。
    • クラブミュージック嗜好の強いInu machine氏のオリジナル曲とパヤパヤクラシックアレンジという形であるものの、Vocaloid使用曲が2曲増えた。
    • アニメソングは「God Knows...」「LEVEL5-Judgelight-」「BURST THE GRAVITY」の3曲が収録、後日「Sister's noise」「GALAXY」の2曲が追加。全て原曲を使用している。
      • 「God Knows...」はこれまで2機種に入っているが全てカバー版であった。つまりオリジナル版が入るのは本作が初となる。「God Knows...」以外は全てPVまたは固有BG付き。
    • GROOVE COASTER』『太鼓の達人』とのコラボが発表され、初めて楽曲の相互移植を迎えることになった。いずれも専用背景ムービー付き。
      • グルコスとのコラボは4~5ヶ月にわたる大規模なスケジュールが組まれており、その最後にそれぞれでイベントモードも開催された。
    • 新堂敦士が12年間の沈黙を経て、AC音ゲー界にサプライズカムバック。古参pop'nファンを中心に大きな話題となった。
      • 稼動初期から追加された楽曲「愛をほおばりたいッ!~Like a Monkey!~」はまさに新生パワーフォークとも言うべき楽曲。過去pop'nでの彼の作風を知っているものなら非常に懐かしさを味わえる楽曲となっている。
      • 稼動後しばらくして新曲2つを追加するスタンプイベントも開催。
    • 燦とカナタ登場のストーリーイベントを彩る楽曲「観賞用マーメイド」は音ゲー界隈どころか音楽業界でも馴染みの薄い歌い手出身の新参アーティスト・ヤマイ氏*6の楽曲だが、曲自体の評価が高く歓迎の声が多い。
  • 今回もシーズン限定曲が登場。シルバーウィーク向けの「ネコふんじゃった☆(クローニャSTYLE)*7」など、新キャラにスポットを当てていくスタイルもあり、やはりこれらにもクリア時の限定アイコンと特定条件による称号が割り当てられている。
  • 汎用ムービーのバリエーションが増加
    • クラブ系で使用される基盤+黄色背景、ポップス系曲に合わせた青空+新緑、ゴシック系やメタル系に使われる薔薇、可愛らしさと狂気を併せ持つ目玉付き観覧車の4つが増え、合わせて7種類に。
    • 前作でテクノポップ系背景が使用されていた「たのしいことだけ」は青空+新緑に変更される等、楽曲の雰囲気に合わせた旧曲のBG変更も見受けられる。
  • iOS楽曲いくつかの譜面が改善
    • 「雨の音が虹を呼ぶ」等、同点連打が見切りにくい譜面が現在のiOS版譜面に習う形で改善された。
  • やりこみプレイヤー向けの追加・変更点
    • 連動サイトでアドバーサリー機能搭載。いわゆるライバル・フレンドとのスコア比較機能である。
      • 自己ベストとは違い前Verのハイスコアも引き継がれる。この仕様により、自分のIDを登録すると過去のハイスコアを参照することも可能。
    • 2クレジット消費で4回やりなおしが可能なプレミアムプレイが実装。単譜面へのフルコン粘着に役立つ。
      • 使いきった場合1曲分こちらの方がお得だが、このリトライ機能はCHALLANGEモードやEXTRA STAGE関連にも使用可能。
      • 他の特典として、獲得RCが1.5倍になる。ウィークリーボーナス等の大きな収入を狙って使用すると非常にお得。
    • CHALLANGEモードのゲージが独自の青色仕様になり、SURVIVALから回復率・減少率が微妙に変化している。
      そのためか、SURVクリアマークを付けることが出来なくなり、楽曲チョイスも難易度の振れ幅を抑えられている。
      • 楽曲も全てのコースが変更されている。今作ではどのコースも4曲目は全体的に地力・テクニック重視のチョイスになり、一部には隠し曲が割り当てられる。CLASSIVの小野秀幸楽曲は健在。
      • CLASS Vをクリアすると、UNLIMITED譜面が起用されるVI、VIIも追加。後者には屈指の解禁難易度を誇る「I Believe someday」のUNLIMITEDが控える。
    • 称号のバリエーションがかなり増えた。
      • 前作では殆どテンプレに沿ったレベル順ばかりだったものの、今作ではそれにハマらない面白称号が多く用意された。
      • 例のNAOKI氏の名言・キメポーズは勿論、カプコンらしくウメハラネタや流行のCMネタ等も。隠し条件も単純でないものが多く、集めるのはなかなか難しい。
      • 何故か他社の音ゲーにおいて発したマツコ・デラックスのコメントまで存在する。
    • RANK POINTの仕様が若干変更。UNLIMITED譜面におけるRPは×0.01されて反映されるが、このバージョンから全てのULM譜面が無条件でこのボーナスを得られるようになった。
      恩恵を受けたのは主なRPの計算対象になりやすい(=前VerではMASTER譜面が対象だとULM譜面を入手するメリットに乏しかった)高難易度楽曲であり、純粋にUNLIMITED譜面の取得が実力として反映されやすくなった。
  • 楽曲・譜面解禁の大幅緩和
    • 貰えるRCの量は前作から少し増えた程度ではあるが、RCでの解禁曲数は極力増やさない方針に変わっている模様。3曲ほど高価な曲はあるが、楽曲購入で費やすRCの総量自体はかなり抑えられた。
    • 旧曲のほとんどが「条件達成で即時解禁」になった。
      • 例えば前作では10000RCと非常に高かった「Adverse Effect」は「EASY譜面を1つフルコン」、また常駐曲の「I.D.」をプレイすると「Chase the Wave」、更にそれも遊ぶと「Devil's Classic」が出現するなど、初心者でも気軽にゲットできる曲が増量。
    • 前作では楽曲解禁に多少のやりこみが必要だったストーリースタンプイベントも配置を改善。
      今作「Phase03:REMNANT」ではスタンプカード1枚目の時点で新曲が解禁され、4枚目の枠は期間限定実装される新ナビゲートキャラの永続利用権になったなど改善が垣間見える。
      • 他、イベントに対応する隠し曲はすべて期間限定で無条件解放されるようになった。中には「100曲クリア」など解禁にかなり場数のかかる曲もあるため、これは嬉しい。
    • 稼動から少し遅れて、REV初期初出のオリジナル楽曲の一部はUNLIMITED譜面の解禁条件がライセンス曲に合わせる形で緩和された。
    • 但し、他にも厳しくなった楽曲が一部存在する。詳しくは後述。

賛否両論点

  • 前作で力を入れていたカプコンゲームとのコラボは『モンスターハンター』のみになってしまった。
    • 例えば、稼動からしばらくして『逆転裁判6』が発売、近い頃にアニメの放送も始まったが楽曲追加やコラボイベントはされなかった。『逆転裁判5』の楽曲は前作時点で収録されている。
    • 裏を返せば「方向性が完全に定まったため、カプコンタイトルの力を借りる必要がなくなった」という解釈をするプレイヤーも。
      とはいえ、カプコンタイトルにも魅力的な楽曲が多く、音ゲーでプレイできないのは残念である。
    • その分今作は他社シリーズとのコラボを積極的に行っている傾向が見えるが、コラボ先の『太鼓の達人』シリーズには魔界村リミックス等、iOS版の方にしか収録されていないカプコンタイトルの楽曲も収録されていたりする。
    • 別問題であるが、MHZこラボで収録された「英雄の証/MHF-G 2015 Version」は案の定というべきか「英雄の証 〜 4Version」と同じくゆらぎ再現によるクソ判定嫌がらせでやっているとは思えない。
  • 難易度の変更はあまり多くない。
    • RANK POINTに(MASTER譜面はショップのジャケットアイコン値段設定にも)関わるためか、詐欺・逆詐欺という意見が多かった難易度についてはほぼそのまま。
      • 研究が進んだ現在では、後述のRP1500目標になりうる60~70台の楽曲は逆詐欺が多いという意見が多く、RP上げに関してはそこまで困ることは無い。
    • 「Street Fighter V(UNL)」が75→78に上方修正されるなど、「明らかに押しづらい譜面」系統はいくつか上がっている。
    • 「DAZZLING♡SEASON(MAS)」は前作で簡単すぎると言われながらもLv80から変化が無く、前述の譜面変更で見切りづらい点が解消され更にプレイしやすくなった。ボス曲召喚狙いもあり、この点は歓迎されている。
    • 今作新規譜面は逆詐称といわれる「Metallical parade」を除いて平均的な難易度値が低め。詐称といわれる追加譜面は「Over Clock~前兆~(UNL)」「SAKURA EXHAUST(UNL)」など若干数が増している。
      • 上記RPボーナスの仕様変更を考慮しているためと思われるが…。
  • 無料チケットの仕様変更
    • 「1ステージのみ」+「一部楽曲しか選べない」と、かなり制限されてしまった。
    • 「1週間に1枚」もらえるサービス期間は稼働時から7月いっぱいまでと長く取られてはいたが、そもそも無料で100円分丸々遊べた前作が太っ腹すぎたと取るプレイヤーも。
  • 楽曲の追加ペースが他機種に比べると遅い。
    • 必然的に他機種よりやれる曲も知名度のある曲も少ないので、ライトプレイヤーには飽きが早いかもしれない。
    • 一方でやりこみ派からのプレイヤーはゲーム性から1曲に対してのやりこみ回数が必然的に多くなるためそこまで問題視はされていない。つまり、「あまり多く追加されても困る」というプレイヤーもいないわけではない。
    • 但し追加楽曲のUNLIMITED譜面は後日実装というパターンも多く、この点だけはやりこみ派のプレイヤーから否寄りの意見が多い。
  • NAOKI氏が収録を否定していた東方projectアレンジ楽曲が収録された事そのものに関して、ファンから「否」寄りの意見が多い。
    • 8月下旬に発表された第三弾移植では、グルコス側からの輸入が東方アレンジ「そして誰もいなくなった」「カリソメ」の2曲だったことが上述で予測されていた賛否両論を呼んだ。
      • あくまでグルコスとREVのコラボであるのに、グルコス完全オリジナルでは無い東方アレンジが移植されるのはおかしい」「土屋昇平氏やMASAKI氏等の現行ZUNTATAメンバーが手掛けた楽曲がもっと欲しかった」といったところである。
        ---とはいえ厳密にはこれらの2曲は「グルコス初出の書き下ろしアレンジ」であるため、機会がない限り他機種収録はされない筈だった曲であることは留意すべきである。折しもグルーヴコースター3ではオリジナル曲関連が活発とはいえず、イベント展開を主にボカロ・東方・ゲームに偏重した傾向が強く現れているため、必然的に両シリーズの書き下ろし曲群にかかる期待は相応に大きくなっていた可能性が高い。
    • しかし他機種既存の東方アレンジは12月上旬に登場を迎えることになり、そしてその選曲が’’BeatStreamなど様々な機種に収録されているIOSYS電波アレンジ5曲’’だったため特に困惑した声などが飛び交っている。
    • この系統の楽曲は全てMASTERまでの難易度が比較的抑えめな譜面が多く、主に新参プレイヤーの引き込みを狙った収録であることは間違いない。
      • 一方UNLIMITEDは75以上の高難度譜面が揃っており、東方楽曲をあまり快く思わない上級者からは否定的な意見が多く出ている。

問題点

  • 前作から改善されていない問題点
    • 判定ズレや無反応、時折起こるフリーズ*8などの問題は前作からあまり改善されていない。後から変更及び初期化が出来ない暗証番号も同じ。
    • 前作の楽曲の一部こそ緩和されたが、新曲や高難度曲のUNLIMITED譜面の解禁に関してもやはりそのまま。上記「I Believe someday」に関しては練習すら出来ないプレイヤーが多くなるだろう。
    • 「Reseed (Another Edit)」「Blue Destiny Blue ETERNAL」の解禁についてもそのまま。後者はストーリーピース解禁に必須なのも大問題。
    • 前作大ボス「MEGALOMAN[i]A」も条件はそのまま。さらにバージョンアップに伴いイベントの傾向が少し変わったため、出現緩和の希望も当分持てない。
    • スタンプイベントが同時に行われた場合、片方しか進められない点もそのまま。
      • 但し、今回同時に行われたWIXOSSイベ&夏スタンプイベに関しては後者側がスタンプシート2枚(42個。ボーナスをフル活用すれば5クレ程度で終了)で打ち止めになるという配慮はされている。
  • 明らかに解禁が難しくなった楽曲が存在
    • 特にUNLIMITED譜面の高GRADE条件に関しては批判の声が強い。
    • 前作では初回支給でいきなり購入できる程度の値段(3000RC)でありながらメインテーマのポジションであり、今作ではCLASSの課題曲とストーリーピースの条件を兼ねている重要曲の「DEEP PURPLE」はよりによって「いずれかのUNLIMITED譜面をS+(Fast/Slow以下を約2%以下でクリア)」へと大幅難化。
      他、UNLIMITED譜面のみが高難易度の「PIG-O」も「いずれかのUNLIMITED譜面をフルコンボ」、高難易度でありながら前作初期曲屈指の人気曲だった「EMERALD♡KISS」に至っては「いずれかのUNLIMITED譜面をS++(Fast/Slowを出さずにフルコン)」になった。
      • 開放条件をつけられた旧曲は、前バージョンで一度でもプレイしていれば封印を回避することは可能だった。今から始める場合は様々な意味合いで版権曲での攻略が手っ取り早いと思われる。*9
    • Tatsh氏の新曲「THE SUN」は譜面難易度もさることながら解禁条件もRP1500以上という、完全に上級者オンリーの楽曲になってしまっている。
      • RP1500の到達には概ね「CLASS Vの完走」および「楽曲毎の平均RPで約70以上(≒Lv60台の楽曲をULT.FC/Lv75~80前後でSURVクリア)」が必要。初心者やライトプレイヤーが短い期間で達成できるようなレベルではないのは間違いない。
    • この他、多くの旧曲がミッション式の隠し楽曲になっている。
      • その多くが「特定楽曲をプレイ」「~回プレイ」「~譜面プレイ」というものだが、RPや高GRADE取得が条件の楽曲も他に幾つか存在する。
    • 前作無条件曲の隠し化は「初心者が選曲に迷わない/高難易度楽曲を踏まないようにする配慮」とも取れるが、やはりそれがいい方向に評価されているかといえばそこまででもない。
      • そもそも高難度譜面については前作からLv10単位でのロックがかかっているため、そういった目的で楽曲そのものを制限することについてはほぼ無意味に等しい
    • 隠し条件がついた楽曲は、本作からスタンプイベントで課題曲に設定され一時的に開放されるという形でフォローが行われるようになった。
  • REVCHIPの使い道について
    • これも前作のヘビープレイヤーには避けられなかったのだが、今作はRCで解禁する楽曲の数・値段ともに減少傾向な上に前作より獲得できるRCが若干ながら増えているため、前作以上に「RCが余りまくる」という状況に陥る。
  • アドバーサリー機能のユーザー検索がユーザーIDでしか出来ない上、検索にはID8桁の数字全ての入力が必須。
    • このため、相手の正確なIDを知らないと登録そのものが出来ない。ユーザー名検索など他の検索方法も追加されれば良いのだが…。
  • 八木沼悟志氏が手がけるユニットお得意の「謎ゲスト」が未登場
    • 版権曲のPVは無編集。つまり残念ながら「LEVEL5-Judgelight-」のエスパー伊東や「Sister's noise」のザ・たっちが登場する前に曲が終わる。
    • ちなみにDDRに収録された「only my railgun」ではPVが編集されマギー審司が登場していた。
      • 興味がない人にとっては些細な問題であるが、「版権曲のPVを大画面で魅せる」というのもREVの大きな特徴であるため、やはり大物ゲスト未登場は残念がるファンも多い。
    • 同じく八木沼氏の楽曲「BURST THE GRAVITY」もゲストは出ていないが大本のPV全体がシュールすぎて笑える*10ため、あまり問題視はされていない模様。

総評

前作の問題点を改善し、最大の特徴である楽曲のクオリティやゲーム性そのものを強化した良質なアップデートバージョン。
これまで以上に世界観とのリンクを重視している、若干ストーリー性の強い構造も伺える。
一部楽曲の解禁等、問題点が皆無というわけではないが、音ゲーとして確実にゴッ!っとくるデファクトスタンダードなゲームへと盤石の体制を整えていることは間違いない。
君やったらわかってくれると思う。

余談

  • 今版稼動初期頃にNAOKI氏から「賛否両論な版権曲を入れると思う」という意味深なアナウンスがされていた。
    • なお、NAOKI氏が前作初期時点で収録を否定していた既存の有名Vocaloid楽曲や東方projectのアレンジ楽曲の収録はどちらも実現されることになった。
  • 2016/12/31を最後にアニメ版権曲「Inner urge」「掌-Show-」の楽曲削除がアナウンスされた。
    • 前者は今作メインキャラとの声優繋がりという側面もあるため惜しまれたが、これらに関しては本作に直接関与しない部分が影響しているとの説も。
    • 但しアナウンス自体は9月に行われ、削除まで3ヶ月というかなり長めの猶予があったため、反発意見は少なく済んでいた。
  • 「killy killy JOKER」収録の縁もあってか実現したカードゲーム「WIXOSS」とのコラボレーションとして、暁月と燦がシグニ*11としてカードゲームに参戦している
    • 但しこのスタンプイベントのボーナス曲が「killy killy JOKER」のみで他WIXOSS関連の楽曲が収録されなかったり、前作に行われた「ANIMAX MUSIX」コラボと同じくキャンペーン応募が1口ずつしか受け付けないので非常に面倒等、やや難のあるシステムであった模様。
  • 『GROOVE COASTER 3 LINK FEVER』とは4ヶ月間にわたる楽曲交換コラボを実施。REVからの輸出は6月の「ピコラセテ」、7月の「THIS IS HDM」、8月の「Blue Destiny Blue」「sunglow」に加えて書き下ろし新曲「HONEY♡SUNRISE」の計5曲。そして全てが出揃った時点でそれぞれのイベントモードを発動することになった。
    • 演出に定評のあるグルコスだが、これらも例に漏れずREVの譜面や汎用背景ムービー・ジャケットを元にしたモチーフがしっかり再現されている。
    • REV側に収録された楽曲もそれぞれのジャケットキャラのイラストが固有背景として割り当てられているほか、MASTER譜面がグルコス側のパターンを再現したものであるなど、リスペクトは抜かりなし。
    • 「HONEY♡SUNRISE」に関しては、グルコス側は難易度こそ控えめだがjun曲特有の「一定確率でボーカル変化」仕様まで移植されている。
    • そして「QLWA」「グルーヴ・ザ・ハート」収録により、アーティストのt+pazolite、ビートまりおはTatsh、Crankyに続きAC音ゲー五企業収録制覇を達成した。
      • 両機種のイベントで報酬曲として追加された「Got hive of Ra」のアーティストE.G.G.は、4社合同の天下一音ゲ祭に書き下ろし曲を引っさげて登場していたCOSIO氏のボス曲用名義である。ZUNTATA卒業以降のフリーランスとしては最初の他社音ゲー進出であり、これにより彼もまた5社制覇を達成したことになる。
    • ちなみにコラボのきっかけはTatsh氏とのこと。
    • 8月下旬に発表された第三弾移植では、グルコス側からの輸入が東方アレンジ「そして誰もいなくなった」「カリソメ」の2曲だったことが前述通り賛否両論を呼んだ。
  • 『太鼓の達人』コラボでは「SAKURA EXHAUST」が先行移植。やはり太鼓の達人をモチーフにした専用背景付き。
    • 「太鼓の達人」にはこれによりNAOKI書下ろしの新曲「OverClock~開放~」が先行収録された他、iOS版から「魔界村」「逆転裁判」等も収録されている。更にアイテムとして暁月と燦のマスコットが導入された。
  • 相変わらずの名言ラッシュ
    • 稼動記念に開かれたイベントの「コラボしたいアーティストは?」というインタビューに対して、前作にて楽曲を書き下ろしていたNhato氏は「燦ちゃんです」とボケなのかわからない名言を残した。
      • 単なるボケなのかウケ狙いなのか、はたまたガチで「上坂すみれ氏を起用して燦のキャラソン・イメージソングを作りたい」ということなのかは不明。キャラソンの登場を期待しているファンは少なくない。
    • その次の日に行われた大阪での店舗イベントでは出演アーティストによるエキシビジョントーナメントが開催。junが「Tatshさんには負ける気がしません」と開幕早々に啖呵を切って勝利、決勝まで勝ち上がってきたNAOKIとの夢のTЁЯRA対決も制して見事優勝を手にした。ドSの名は伊達ではない。
      • これが由来かどうかは定かではないが、今作稼動時点でのExtraボスを除いた最高難易度はTatshの「THE SUN(UNL)」のLv87だったが、追加されたjunの新曲「HONEY♡SUNRISE(MAS)」がLv88として最高難易度の座を奪い返している。