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Cities:Skylines - (2019/03/17 (日) 10:32:30) の編集履歴(バックアップ)
Cities:Skylines
【してぃーず・すかいらいん】
ジャンル
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シミュレーション
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対応機種
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Windows XP~10 PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch
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発売元
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Paradox Interactive(Win/Xbox One/Switch) スパイク・チュンソフト(PS4)
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開発元
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Colossal Order
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発売日
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2015年3月10日(Win) 2018年4月12日(PS4/Xbox One) 2018年9月14日(Switch)
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定価
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2,980円(Win:Standard) 3,980円(Win:Deluxe) 5,980円(PS4) 5,400円(Xbox One) 4,800円(Switch)
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プレイ人数
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1人
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判定
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良作
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ポイント
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非常に広いマップ 細部まで描写された街や住民 MODによる拡張性 パラドゲー これぞ正常進化型SimCtiy2015 Win版は日本語非対応 PS4版はDLCのAfter Darkを同梱 Switch版はDLCのAfter DarkとSnow Fallを同梱
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概要
『シティーズ・イン・モーション』を手掛けたフィンランドのColossal Orderによる都市開発シミュレーション。
やることは非常にシンプルであり、道を引いて住民を誘致し、街を可能な限り発展させるのが目的。
開発元は先行作品としてのシムシティを強く意識したと公言しており、システムやUIなどに少なからぬ類似点がある。
特徴
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選択できる初期マップは12種類。
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マップテーマが「北方」「温帯」「亜熱帯」「欧州」と分かれており、樹木の種類や日差しの明るさなどが違う。
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舞台となるマップを自分で作成することも可能。
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消防や警察、病院、交通など公共設備を充実させることで住民満足度が増える。
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バス路線や地下鉄など、細かい運行設定が行える。
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街がランクアップするごとに、港や空港などもアンロックされる。
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住民ひとりひとりの行動が細かくシミュレーションされている。
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子供は学校へ行き、大人は職場に向かい、主婦は買い物に出かける。
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これらを理解して道路を敷設しないと、渋滞の原因になりやすい。
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アップデートで昼夜の概念が追加された。
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夜になると歳入が下がるという欠点もある。オプションでオフにもできる。
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SteamWorkshopに対応し、MODを簡単に導入できる。
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公式もMOD作成を推奨している。人気のあるMODは、公式に採用されアップデートで取り入られれることも。
評価点
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マップが非常に広く、開発自由度が高い。
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マップを自作すれば、まさに思い通りの都市を建設できる。
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ニューヨークやロンドンなど、既存の都市を模して作ることも可能。
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目的とUIがシンプルで、初心者にも分かりやすい。
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初めのころはマップが狭く、出来ることも限られているが、人口の増加に伴って様々な要素がアンロックされる。段階的にできることが増え、初心者にとっても分かりやすい親切なゲームデザイン。
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開発難易度が比較的低い。
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何も分からなくても、とりあえず道を引いて住宅を作ればそれらしき街ができあがる。
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序盤は乏しい資金繰りに苦労するが、ある程度人口が増えれば税収が安定する。
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作り込まれたオブジェクト
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オブジェクトが大量に配置される関係上、テクスチャの解像度はごく普通。しかしそれを補って余りあるほどに建物が作り込まれており、民家の庭にはイスとテーブルがあり、産業区画にはごみが捨ててあり、ベンチにはレリーフが彫られているなど、一人称MODで観察しなければ分からない箇所にも手抜かりがない。簡素ではあるが市民の顔まで作ってある。
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MODによる拡張性
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非常に多くのMODがユーザーによって作成されており、それらを導入することで無限に近いカスタマイズが可能。
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MODは難易度やUIの変更、システムの拡張、オリジナルの建造物など、様々なものがある。
問題点
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住宅や商業施設はランダム生成される。特定の建物だけを選んで建造する、といったことができない。
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要求されるPCスペックの高さ。
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街の住民全ての動きをシミュレートしているため、CPUに対する負荷が非常に高い。
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公式の要求スペックはさほど高くないが、街の規模が拡大するにつれ重くなるため、それなりのスペックがなければ自由な開発は難しい。推奨動作環境が最低動作環境だと言われている。ノートPCでプレイすることはまず不可能。
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快適に遊びたいあまり本来はサーバ用のCPUであるXeonやEPYCを積み込んだというヘビープレイヤーも存在している模様。
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CS版での処理落ち
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前述の通りPC版で遊ぶには相当なスペックが必要なのだが、ゲーミングPCよりもスペックで劣るCS版では当然ながら処理落ちが発生してしまう。
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処理落ちが発生しやすいのはズームイン時が大半である。
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特にSwitch版では処理落ちが激しく、序盤でも15fps辺りにまで落ちてしまう。音が途切れる事も多々ある。
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ニンテンドーダイレクトで発表されたPVの時点で処理落ちしていた為、残念ながらSwitch版は勧める事が出来ない。
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Switch版の長所はどこでも気軽に出来るという点なので、処理落ちが気にならないならSwitch版を買っても問題無いだろう。
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Xbox One Xでのプレイなら処理落ちが一番マシな為そちらを勧める。Xbox One版はユーザーMODにも対応している。
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下水の完全な浄化ができない。
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下水処理施設を使っても85%までしか浄化できず、残りはそのまま垂れ流しとなる。通常のマップならさほど問題ないが、水場の少ないマップでは景観を損ねることに。
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石油、石炭などの埋蔵資源がすぐに枯渇する。
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後に公式から枯渇のオンオフ切り替えが可能なMODが実装された。
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住民の移動アルゴリズムは賢いとはいえない。可能な限り最短の経路を選ぶため、特定の道は大渋滞なのに隣の道はガラ空きだったりする。
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住民は空いているレーンを走行するという思考がないため、同じ道路内でも三車線の右側だけ大渋滞で残り2レーンはやっぱりガラ空き、という事態がそこら中で発生する。
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道路関係は癖があり、一度敷設すると移動が出来ない、平地に敷いたつもりが高架になる、一定以上の長さがないと吊り橋にならない等、やり込むほど不満点が見えてくる。特に日本の首都高のような多層構造の高速道路を作れないのは辛い。道路の移動および敷設制限解除MODが必須となる所以である。
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一方通行の表示が見づらい。
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かなり拡大表示しないと見えないため、うっかり一方通行の方向を間違えて車が入れない街区を作ってしまうことも。
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物流の制御こそがこのゲーム最大の特徴であり、同時に難点でもある。産業~商業地区間における商品の配送と帰還の流れが渋滞の主たる原因なのだが、前述の仕様から車両が中々こちらの意図通りに動いてくれず、渋滞問題に終始悩まされる。
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夜が非常に暗い。ほぼ何も見えないレベルで真っ暗になる。
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実績の解除が面倒。
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特定の施設のアンロックのために実績の解除が必要だが、その中には「○○個以上の廃墟を作る」などかなり特殊なプレイングをしないと達成できないものがある。
総評
『シムシティ』シリーズのような大都市を作成できるスケールの大きさを持ちながら、『トロピコ』シリーズのような細部まで行き届いたシミュレーションが行われている、総じて高いレベルでまとまった良質な開発シミュレーション。
細かい部分に粗があるものの、発売後も頻繁にアップデートを重ねており、ユーザーからの意向を受けてプレイング環境を改善させている。
なによりMODによる拡張性の高さにより、バニラでの多くの問題点を解消しつつ、プレイヤーごとに全く違った都市開発ができるという自由度の高さが魅力といえる。
余談
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同ジャンルの似たようなタイトルで『Cities XL』というシリーズがあるが、デベロッパー・パブリッシャーとも異なるため全くの無関係である。だが、本作が出るまではこの作品がシムシティの競合作として扱われていたこともあった。