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カービィのすいこみ大作戦 - (2017/10/28 (土) 15:22:29) の編集履歴(バックアップ)


カービィのすいこみ大作戦

【かーびぃのすいこみだいさくせん】

ジャンル アクション
対応機種 ニンテンドー3DS
(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)
メディア ダウンロード専売ソフト
発売元 任天堂
開発元 ハル研究所
発売日 2017年7月4日
定価 750円
プレイ人数 1人
セーブデータ 1個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
周辺機器 amiibo対応
判定 良作
ポイント カービィ初の本格3D作品
奥の深いスコアアタック
星のカービィシリーズリンク


概要

Nintendo Direct 2017.4.13で発表されたカービィ初の本格3Dアクション。
星のカービィ ロボボプラネット』(以下ロボプラ)のサブゲーム『カービィの3Dチャレンジ』(以下前作)の拡張版。 サブゲーム版よりもステージが広くなり、より本編のアクションゲームに近くなった。25以上のステージを収録。

特徴

基本システム

  • 基本仕様
    • 基本的な仕様は『ロボプラ』のサブゲーム版と同様。

変更された仕様

  • 大きな敵や複数の敵をまとめて吸い込むと、吸い込んだ量に応じてカービィが巨大化する「まんぷくカービィ」に変化する。
    • まんぷくカービィは当たり判定が大きくなるのでコインを集めやすくなり、星ブロックの上に乗るとブロックを壊す事ができる。ただし動きは鈍くなってしまう上、体が大きくなるので敵からの攻撃を受けやすくなってしまう。
  • コンボの仕様が変更され、一回の吸い込みから吐き出しまでの流れで、倒した敵の数で記録されるようになり、星型弾や空気弾で敵を同時に2体以上倒せば2ヒット以上扱いになる。
  • またスコアやそれに応じたトロフィー(ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの四段階)も一つのレベルの中の一つ一つのステージについて記録されるようになっている*1。各レベルの全ステージでゴールドトロフィー以上を取るとそのレベルのEXステージが出現する。
  • 時間の計測もカウントダウンに変更。時間切れになるとミスになる。

amiiboとの連動

  • また、カービィシリーズのamiiboの使用や本体に『ロボプラ』のすれ違い通信のデータがあることでそれに対応した像がステージセレクトに配置され、対応したBGMが流れるようになる。

評価点

前作の純粋な強化版となっている

  • 純粋にステージが増えているので、やりごたえが上昇している。
    • ボス戦についても体力ゲージが表示されるなど前作以上に本編のカービィに近いものが味わえるようになった。

おなじみのファンサービス

  • 今回はコピー能力が使えないつながりで初代を意識した要素が多め。
    • BGMも初代に原曲を持つものがほとんどだが、タイトル画面は前作のタイトルのBGMとの重複になるためか、夢の泉のものがアレンジされて使われている。
      • 特に「CASTLE LOLOLO」は今回初めてステージ曲路線のアレンジ。最近の作品でも良く使われているが、それらはボス曲として壮大にアレンジされたものばかりだった。
      • 「デデデ大王のテーマ」もよく聞いてみると・・・
      • また、「あしたはあしたのかぜがふく」は、ED曲として使われているのはもちろん、あるシーンで非常に初見では気づきにくい名アレンジがなされている。

奥の深いスコアアタック

  • 普通に全ステージをクリアしようとするだけならさほどの難しさにはならないが、極限までスコアを突き詰めるとなると、1コンボでも多くできる倒し方を考えたりとパズル的になってくる。
    • スコアタガチ勢のプレイは意外なプレイの連続である。

作りこみが細かい

  • 落下したときのカービィの悲鳴が「まんぷくカービィ」状態だと変わる、キャピィの傘を吸い込むと傘を無くしたキャピィが悲しむといった細かいネタがあり、楽しめる。

問題点

少々シンプルすぎる

  • シンプルでカービィらしいという意見もあるが、もう少し凝ったギミックがあって欲しかったという意見がある。

旧とNewの機種間格差

  • New3DSでプレイするとCスティックで視点を調節できるがこれをしないと見れない隠し要素がある。
    • ただし前作の時点でその要素は既にあった。
  • またスコアタを極めようとすると視点調節を活かしてスコアを伸ばすテクニックもある。

最高評価を取る基準が従来よりもシビア

  • 一部ステージでは達成項目をクリアするだけでなく、敵の倒し方を工夫しないと最高評価が取れないステージもある。
    • それだからこそ面白いという意見もあるので一概に問題とは言えない。
      • 逆にあるステージでは工夫次第では素点の時点で最高評価を確定でき、達成項目を一つもクリアしなくても最高評価が取れる。

ボリュームが薄い

  • しかし、元がサブゲームであることや値段を考慮すると仕方ないという意見もある。
    • また、スコアアタックを突き詰めようとすればそこまで薄くならない。

一部のボスの技と技のインターバルが長い

  • 本作はコピー能力がなく、敵の攻撃を利用しなければ何もできないので特にこの問題が浮き上がる。
    • ボスステージは最初に雑魚と少し戦ったらすぐにボス戦で、やり直しのストレスはそこまで大きくならないのが救い。

総評

カービィシリーズの原点回帰とも言えるシンプルな3Dアクションゲーム。
原点同様初心者も上級者も楽しめる。特にスコアアタックなどをやり込むのが好きな人はハマること間違いなし。
初代カービィを意識したファンサービスもあるのでガチ勢で無くても十分に楽しめる。