星のカービィシリーズリンク



本編シリーズ

機種 タイトル 概要 判定
GB 星のカービィ あの頃はコピー能力なんて無かった。シリーズの原点にして桜井政博氏の処女作。
FC 星のカービィ 夢の泉の物語 コピー能力の初導入作ながら、初心者から上級者まで楽しめるゲームバランスを築き上げた。
メタナイト、そして真の黒幕の存在が初登場する等、ある意味第2の原点といえる作品。
GBA 星のカービィ 夢の泉デラックス 『夢の泉の物語』のリメイク。通信協力プレイや追加要素もあり、オリジナルに引けを取らない出来。
3DS 3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語 3Dになった『夢の泉』。国内では20周年記念キャンペーンの一環として配信。
GB 星のカービィ2 3匹のお供と一緒にプププランドを救え。シリーズ初の「未知の侵略者」と戦う作品。
SFC 星のカービィ スーパーデラックス オムニバス形式のゲームモード、多彩になったコピー能力、2人同時プレイを始めとした魅力的な要素。
それは「シリーズ最高傑作」との呼び声と共に、ファン同士の抗争も引き起こした罪作りな名作。
SFC カービィのおもちゃ箱 サテラビュー配信限定作品。上記のサブゲーム2本が先行して遊べた。 参考
DS 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス アレンジと新要素を引っさげ、堂々と帰って来た不朽の名作。
SFC 星のカービィ3 『カービィ2』にお供を更に3匹増やした…だけにとどまらないナンバリング後継作。
一部ミニゲームの高難易度のおかげで完全クリアのハードル高し。
N64 星のカービィ64 コピー能力のミックスで新たな面白さを開拓した、『2』『3』の系譜を継ぐ作品。
ライトセーバーを振り回したり下敷きで頭を燃やす愉快なカービィを見られるのはここだけ。
GBA 星のカービィ 鏡の大迷宮 『夢の泉デラックス』をベースにより広大になった「洞窟大作戦」が展開される。
探索要素を前面に押し出した意欲作に。桜井氏が関わった『カービィ』としては最後の作品。
DS 星のカービィ 参上!ドロッチェ団 フラグシップの遺作。遊べないわけではないが、作り込み不足が目立つ。
ゲーム全体の難易度は低いが、一部のボスがやけに強い。
なし
Wii 星のカービィ Wii 据置機では『64』以来となる久々の本編作。新要素「スーパー能力」や快適な協力プレイが魅力。
過去作のオマージュも多く、新たな一歩を踏み出した。
3DS 星のカービィ トリプルデラックス 『Wii』をベースに携帯機に戻ってきた正統派カービィ。「ビッグバンすいこみ」でなんでも吸い込め!
星のカービィ ロボボプラネット ポップスター最大の危機に立ち向かうべく、カービィが「ロボボアーマー」に乗って大活躍。
本編シリーズ初のamiibo対応、「リアル版コピーのもとDX」として使用可能。
Switch 星のカービィ スターアライズ 「フレンズハート」の力で、敵やかつての仲間と一緒に大冒険。
初期にはボリュームに難があったが、無料アプデで改善された。
良*
星のカービィ ディスカバリー 本編シリーズ30周年記念作品にして、初の3Dアクションゲーム。
3Dになってもカービィらしい遊びやすさは健在。
オムニバス
Wii 星のカービィ 20周年スペシャルコレクション 『星のカービィ』『夢の泉の物語』『2』『スーパーデラックス』『3』『64』の6作品 + αを収録。
ブックレットやサントラ、特殊能力によるチャレンジステージといったオマケも同梱。


番外編

機種 タイトル 概要 判定
GB カービィのピンボール 読んで字のごとく。シンプルながら奥深い戦略が味わえる。
『カービィ』シリーズで唯一エンディングが無い(ループゲーム)のも特徴。
SFC カービィボウル ゴルフとビリヤードの要素を組み合わせたボールゲーム。
ユーザーの解析によって今もなお新たなルートが構築されている。
ただクリアするだけならそこまでではないが、完全クリアの難易度がかなり高いことで知られる。
GB カービィのブロックボール シリーズ初の外注カービィはコピー能力のあるブロック崩し。
面白さと反比例し、ピンボール程の知名度とまでは行けなかった。
GB カービィのきらきらきっず 「挟んで、消す」カービィのパズルゲーム。
ルールが少し独特なのが原因なのか、カービィにしてはマイナー。
なし
SFC カービィのきらきらきっず 上記のSFCリメイク移植版。フィールドが縦に広くなった他、「おはなし」モードが追加。
ニンテンドウパワーで配信後、ROM版も発売。ROM版は数が少なくプレミア化。
なし
GBC コロコロカービィ 「動きセンサーカートリッジ」の世界初搭載ソフト。ゲームボーイを振りまくれ!!!
GC カービィのエアライド シンプル操作で奥深い、シリーズ初のレースゲーム。
DS タッチ!カービィ タッチペンで線を引いてボールを転がす異色作。
あるミニゲームのため完全クリアの難易度高し。裏ラスボスのルーツ。
Wii 毛糸のカービィ 手芸の国のカービィ。クリア難度はアクションゲーム屈指の低さ。
もちろん完全クリアを狙えばそれなりの難易度に。
なし
3DS 毛糸のカービィ プラス ミニゲームやその他追加要素とWii版の不満点を改善した移植作
DS あつめて!カービィ カービィとRTSがミックス。本編・サブゲームともども高い完成度を誇る。
そのサブゲームの内容もまさに「(歴代作品のキャラを)あつめて!カービィ」とも言うべき傑作。
3DS カービィファイターズZ DL専売。星のカービィ トリプルデラックス』のミニゲームに新要素を加えた作品。
デデデ大王のデデデでデンZ
WiiU タッチ!カービィ スーパーレインボー まさかの『タッチ!カービィ』の続編は、絵画から粘土へ。
拘りのグラフィックと豪華でボリューミーなサウンドが光る。
3DS みんなで!カービィハンターズZ 基本プレイ無料・DL専売。『ロボボプラネット』のサブゲームに新要素を加えボス戦に特化した作品。 なし
Switch スーパーカービィハンターズ 基本プレイ無料・DL専売。オンライン通信に対応した移植版。 なし
3DS カービィのすいこみ大作戦 DL専売。『ロボボプラネット』のサブゲーム「カービィの3Dチャレンジ」をパワーアップ。
カービィ バトルデラックス! 3D対戦アクションになった意欲作。様々なコピー能力とルールでバトルする。 なし
Switch カービィファイターズ2 DL専売。『ファイターズZ』の続編。新能力「レスラー」が登場。


国内未発売

機種 タイトル 概要 判定
SNES Kirby's Avalanche 日本未発売。『す~ぱ~ぷよぷよ』のキャラ差し替え品。
北米では『Kirby's Avalanche』欧州では『Kirby's Ghost Trap』として発売。
カービィシリーズのキャラに置き換わっている。海外ではVC化もされている。
Kirby's Ghost Trap


関連作品

機種 タイトル 概要 判定
MSX エッガーランド ミステリー サード時代のHAL研作品。キャラや音声など一部の要素がこれらの作品より受け継がれる。
迷宮神話
FCD エッガーランド
FC エッガーランド 迷宮の復活
FCD エッガーランド 創造への旅立ち
FC アドベンチャーズ オブ ロロ
アドベンチャーズ オブ ロロII
GB ロロの大冒険
Win エッガーランド -episode 0- Quest of Rara
エッガーランド for Windows95
復活! エッガーランド
GB ピンボール 66匹のワニ大行進
FC 宇宙警備隊SDF
GB 突撃!ポンコツタンク
SFC カードマスター リムサリアの封印
FCD ふぁみこんむかし話 遊遊記 前編/後編 ちゃおとごくうはこの作品が出典。ゲストキャラとしてはかなりの頻度で登場。
SFC スペシャルティーショット サテラビュー配信作品。元々はカービィボウルの原型だが、後に変更を加えて配信される。
GB ゼルダの伝説 夢をみる島 カービィがゲスト出演。
GB/GBC ゼルダの伝説 夢をみる島DX
Switch ゼルダの伝説 夢をみる島
SFC ワイルドトラックス
GBA マリオ&ルイージRPG
SFC ピクロスNP Vol.3 カービィを題材にした問題が出題される。 なし
GC ドンキーコンガ アニメ『星のカービィ』の後期主題歌を収録。
AC キラッとプリ☆チャン 第5弾1月チャンネルにて、スターロッドなどのコラボコーデが排出される。 なし
3DS ハコボーイ! HAL研開発。相互に小ネタが登場している。
ハコボーイ! もうひとハコ
さよなら! ハコボーイ!
Switch ハコボーイ!&ハコガール! なし
はたらくUFO
3DS カラオケJOYSOUND 『ロボボプラネット』の挿入曲「銀河に名立たるハルトマン」が持ち歩きパックとして配信されていた。 なし
Switch ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online DL専売。一部敵キャラの元ネタである『アドベンチャーズ オブ ロロ』も収録されている。
『星のカービィ 夢の泉の物語』『星のカービィ 夢の泉の物語 「エキストラゲーム」バージョン』を収録。
スーパーファミコン Nintendo Switch Online DL専売。『星のカービィ3』『カービィボウル』『スーパーデラックス』を収録。
NINTENDO 64 Nintendo Switch Online DL専売。『星のカービィ64』を収録。
TETRIS 99 『スーパーカービィハンターズ』『カービィファイターズ2』『ディスカバリー』とのコラボ祭を開催。
マリオシリーズ マリオやルイージが一部のゲームに登場する。
メトロイドシリーズ サムス・アランが一部のゲームに登場する。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ 初代から登場するシリーズの一つ。桜井政博氏の代表作の一つであり、『SDX』に近い要素も多い。
太鼓の達人シリーズ 楽曲、キャラを提供。

※その他、小ネタやamiibo関連の出演についてはカービィWikiを参照。



シリーズ概要

開発を担当したHAL研究所の看板作品にして、任天堂から発売されたブランドの一角を担うアクションゲームシリーズの一つ。
主人公カービィが、敵を丸ごと飲み込み吐き出すことも出来る「すいこみ」と空を飛ぶことが出来る「ホバリング」加え、飲み込んだ敵の能力を取り込む「コピー能力」といった能力を駆使して舞台のポップスター、プププランドを駆け巡る。 「敵をただ倒すだけでなく利用もする」というのが本シリーズの多くで一貫している特徴であり、吸い込んだ敵を吐き出して別の敵にぶつけたりするほか、コピー能力を上手に利用しないと手に入らない要素といった謎解き要素も含まれている。

何といってもその特徴は主人公のカービィやワドルディをはじめとする者たちが織りなすファンシーな世界観であるといっていい。
物語・ステージを構成する世界観はシリーズを通してファンシーな雰囲気で占められている。敵キャラも「ワドルディ」をはじめとした可愛らしいものが多く、カービィやワドルディの可愛さに夢中になる人も多い。地味に背景等のグラフィックに力が入っているのも見逃せない特色である。
しかし時として、意図的に本来の世界観から軽く逸脱したギャップ*1、とりわけ不意打ちのごとくダークな要素を挟んでいくことも有るため、作中全体の雰囲気は必ずしも牧歌的一辺倒というわけではない。こうした可愛らしいスタイルとのギャップもまた、星のカービィシリーズを構成するのに重要な役目を担うことが多々ある。

第1作目が元々「アクションゲームを苦手とする人でも楽しめる」ことをコンセプトにしていた経緯もあり、全体的にエンディングに到達するまでの難易度は低めだが、多種多様なコピー能力が追加されたことでそれをあまり感じさせない仕上がりになった。が、強制スクロール面や即死ギミックがあったり、アイテムの収集や完走困難なボスラッシュモードが追加されるなど、ゲーム全体を完全にやり込み切る(セーブデータの達成度を100%にする)のはなかなかハードなものも少なくない。
コピー能力はそれぞれ使い勝手が大きく異なっており、かつプレイヤー側も趣向の違いから行き着くコピー能力も人それぞれで、これらの要素が絡み合った結果として幅広いプレイスタイルの実現を可能としているのである。難しいか易しいか、最終的にどう捉えるかはプレイヤーの実力と感性に委ねられるところが大きくなっている。

吸い込みやコピー能力の概念にとらわれない番外作品もあるが、方向性は違えどそれぞれ一定の評価も得ている。

本編シリーズの作風違いについて

  • 桜井系(1990年代前半)
    • 『初代』『夢の泉』『SDX』*2
    • 生みの親である桜井政博氏が開発に直接関与し、HAL研究所によって開発された作品群。俗に言う「桜井カービィ」。
    • 『夢の泉』ではコピー能力の登場・ワールド制の確立、『SDX』ではコピー能力へのコマンド技導入・2Pプレイの実装というように作品ごとにゲーム性が大きく拡張され、そのシステムのほぼ全てが後に続く作品の基礎となっている。
  • ナンバリング系(1990年代後半)
    • 『2』『3』『64』
    • 桜井氏の手を離れ、HAL研究所の下村真一氏をディレクターとして同社により開発された作品群。「数字カービィ」「下村カービィ」と呼ばれることも。
    • 『夢の泉』の制約が強めな作風を受け継いでおり、『SDX』発売以降の『3』『64』においてもコピー能力は一種一芸のシンプルなものが多いが、仲間との合体による応用能力・能力同士の掛け合わせによるミックス能力といった形で多様な選択肢が用意されている。
    • シリーズにED分岐を取り入れ、これを確立させたことも特徴。
      • 各ステージに隠された特別なアイテムを収集しきれていれば最終ボスと戦えるが、そうでない場合は前座を倒した時点で偽EDが流れてゲーム終了…という流れが通例。
      • アイテムの収集には特定のコピー能力や上述の特殊な能力を用いる必要がある場合が多く、なぞなぞ的な要素や使用能力が強制される場面の存在等も本系列においてよく見られた特徴である。

2000年代前半までは上述した「桜井カービィ」と「数字カービィ」でシリーズ作品が大別され、それぞれシステムやキャラクターが独立している傾向にあった。以下の系列に移行してからはそのような傾向は失われつつある。

  • フラグシップ系(2000年代前半)
    • 『鏡の大迷宮』『参上!ドロッチェ団』
    • HAL研究所ではなくフラグシップ*3が開発を行った携帯機向けの本編作品群。
      • どちらも『夢の泉』のリメイク作品である『夢の泉デラックス』をベースとして制作されており、グラフィック等の共通点も多い。
    • コピー能力は『夢の泉』および『夢の泉デラックス』から引き継いだ一種一芸を基本としつつ、それぞれ多数の能力が収録されている。ただしソード・ファイターなどの格闘系能力には『SDX』のようなコマンド技が少しだけ搭載。
    • 両作とも『SDX』のゲームモード『洞窟大作戦』のお宝に実用性を付与したような収集アイテムが豊富に存在しており、それに伴ってカービィのカラー変化やコピー能力の技追加といった要素が登場。
    • 放送時期が近いアニメ版のアートワークや、桜井政博氏がディレクターを務める『スマブラ』シリーズをモチーフとした能力など、本編外から逆輸入された要素が見られるのも特徴。
  • 熊崎系(2000年代後半~現在)
    • 『Wii』『トリプルデラックス』『ロボポプラネット』『スターアライズ』『ディスカバリー』
    • 外伝作『タッチ!カービィ』でストーリーや最終ボス戦を担当した熊崎信也氏がディレクターを務め、HAL研究所が開発を行った作品群。「熊崎カービィ」と呼ばれることもある。
    • 『夢の泉』にて確立したステージ制に『SDX』に近いアクション・コピー能力構成、『2』『3』を発展させた特殊な能力、『64』や『ドロッチェ団』をベースとした収集要素など、過去作で馴染みのあるシステムを多く同居させ、区別されていた各種系列それぞれの特徴を統合したような雰囲気を持つ。
    • 独自の特色としては『ストーリー性の強化』『ボス戦の作り込み』『過去作リスペクト』が挙げられる。「イベントや会話シーンの増量」、「ポーズ画面などで見られるボスの意味深な解説文」、「ボスの攻撃パターンなどの充実」や「ボスラッシュ限定の隠しボス」などゲームに深く触れる要素を多く用意している。
    • また『スターアライズ』に至るまではシリーズファンを意識した過去作ネタも多く、ボスやプレイアブルキャラとして意外なキャラクターが再登場することも。

主なキャラクター

  • カービィ
    • 我らが主人公。最初期は「春風と共に現れたピンクの旅人」という設定だった。
    • 性別や年齢は設定されていないものの、作中では少年のように描かれる場合が殆ど。一人称がある場合も「ぼく*4」。
    • 性格は穏やかでマイペースかつ純真無垢だが、その一方で正義感が強く、一度決めたことは曲げたりしない。しかし敵(主にその作品における黒幕)にその性格を利用されてしまうこともしばしば。
    • 座右の銘は「明日は明日の風が吹く」(桜井氏談)。
    • 開発当初は「ポポポ(ティンクル・ポポ)」という名前だったが日米で名前を統一しようということで「カービィ」に。当初案のままだと某ファミコンゲームの主人公のパクリとか言われてもおかしくなかったので、変えて大正解だったと思われるが。
      • 由来は当時の任天堂の顧問弁護士「ジョン・カービィ」氏や、掃除機メーカー「Kirby」等諸説があるものの不明。桜井氏・宮本氏も覚えていないとか。
      • 「同じカタカナを3文字連続させる」というネーミング自体は後述するがその名残が一部見られる。
    • 声優は『64』(厳密には「スマブラ64」)以降は一貫して大本眞基子氏*5が担当。それ以前の小学館の作品では川田妙子氏*6や田中真弓氏*7が演じていたことも。
  • ワドルディ
    • マリオシリーズでいうクリボー役、特にこれといった能力も無くカービィ界のキング・オブ・ザコ。かわいい。
    • カービィと並んでシリーズを象徴するマスコット的存在のひとつ。特に『毛糸のカービィ』での愛くるしいしぐさに骨抜きにされたファンも少なくない。
    • この手のザコキャラの例に漏れず、顔面が一つ目でビーム発射能力を持つワドルドゥ、槍やパラソルを装備している個体など、多種多様なバリエーションと亜種が確認されている。
    • 『Wii』以降は(敵として登場する個体との区別も兼ねて)バンダナを巻いた槍使いワドルディ『バンダナワドルディ』が2P専用またはアシストキャラとしての常連となっている。
  • デデデ大王
    • カービィの永遠のライバルにして自称大王。いわゆるクッパポジションの悪役。見た目はペンギンっぽいが種族は特定されていないので詳細不明。
    • 見た目に反して子供っぽく、ゲーム中での悪事の殆どは国中の食べ物や星を盗むなどのイタズラばかり(冷静に考えると結構えげつない気もするが)。
      • もっとも、本編系に限ればボスキャラとしての登場こそ多いものの、(本人の意思で)悪事を働く描写が明確にされている作品は意外にも数えるほどしかなく、「本質は善人」という位置付けで定着している。そのため、いざという時にはカービィの味方として活躍する場面がクッパよりも多い。
    • シリーズ第1作目のラスボスでありながら、作品毎に扱いが安定せず、浮き沈みが激しいキャラクターとしても有名。これは『鏡の大迷宮』で未登場となり皆勤を逃したことについて物議を醸したことによる。
    • ゲーム内で声優が当てられる場合、伝統的にシリーズディレクターの桜井政博氏(『64』とスマブラシリーズ)または熊崎信也氏が担当することが多い。アニメ版のみ緒方賢一氏が担当。
  • メタナイト
    • 初登場は『星のカービィ 夢の泉の物語』。敵でもあり助っ人でも有る謎多き仮面の騎士で、その人物像などからシリーズで異彩を放つ。ボスとしての登場時に「倒されると仮面が割れて素顔を(短時間だけ)晒す」というのが半ばシリーズのお約束の展開となっている。
    • 元々は常連と言えるほど出番が与えられていたわけではないが、後述のテレビアニメ版で一気にメディア露出が増え、あっという間にシリーズを代表するライバルキャラの1人になった。
    • いわゆる「カッコイイ」担当。一時期は元の宿敵ポジションのデデデ大王を食いかねない勢いで活躍したこともあった。
      • ちなみに今でも誤解されやすいがデデデ大王の部下ではない、と公式で否定されている*8
    • 声優はアニメ・スマブラ共に私市淳氏が担当。
  • ダークマター
    • ナンバリング系常連の一つ目一族。手頃な場所を見つけては度々侵略を行っているが、こちらはこちらで謎が多いやつら。
    • 強力な憑依能力を持ち、誰かに取り憑いては意のままに操って暴れさせる。また、状況によっては宿主を異形に変異させることもある。
    • 彼等の登場以降は同じ一つ目、あるいは似た憑依能力を持つラスボスが現れることも珍しくなくなり、ある種の定番となっている。
    • 『64』を最後に登場機会は少ないが、それ以降も「一つ目のラスボス」というケースは意外とある。最近では『あつめて』『ロボプラ』でも登場している。

メディアミックス

  • 漫画『星のカービィ』(作:さくま良子)
    • 1992年に学年雑誌「小学二年生」で連載開始、その後「小学一年生」「小学三年生」にも連載、2009年で連載終了。17年間とカービィ漫画では最も長く連載が続いた作品。単行本は全12巻。サブタイトルは無く基本的に「さくまカービィ」と通称される。
    • 1話完結のギャグ漫画で、基本的にはカービィやデデデ達がドタバタを繰り広げる作品。掲載誌に合わせてか、今作のカービィは幼稚園児~小学校低学年生のような子供じみた性格をしている。
    • また、最初期から「カービィとワドルディが仲良し」という設定がある。
    • 前述した川田妙子氏がカービィを演じる「おしゃべりCDコミックス」もさくま氏のカービィがモデルになっている。
  • 漫画『星のカービィ デデデでプププなものがたり』(作:ひかわ博一)
    • 1994年から2006年まで「コロコロコミック」で連載されていた作品。通称「デデププ」あるいは「ひかわカービィ」。単行本は全25巻。カービィの漫画としては恐らく最も知名度が高い作品。
    • 最初期は「チービィ*9」というオリジナルキャラを踏まえてデデデ(とポピー)を相手にギャグバトルを繰り広げる作品であったが、2巻(カービィ2発売前後)からチービィが退場、代わりにリック・カイン・クーのお供三匹がレギュラーとして登場(その後も『SDX』→『3』→『64』と新作の発売に連動して、各作品でデビューしたキャラクターがレギュラー・単発問わず登場している)、時事ネタを踏まえたギャグ等が増えていく。また、当時のコロコロ作品としては珍しく下ネタは殆ど無い。
    • 連載時期により絵柄を含めた作風の差が大きいのも特徴。終盤は悪い意味で大きく作風が変化し、そのまま連載終了という幕切れとなってしまった。2017年の作者インタビューによるとモチベーションの低下が原因との事。
    • 2017年以降、コロコロコミックの増刊「コロコロアニキ」等で新作漫画が掲載される機会が増えている(現在は「コロコロアニキ」で連載中)。「スターアライズ」公式サイトでは描き下ろし漫画も掲載されている。
  • 漫画『星のカービィ! も~れつプププアワー!』(作:谷口あさみ)
    • コロコロコミックで『デデデでプププなものがたり』が終了した翌月から連載開始した作品。2016年で連載終了。
    • デデデ大王が関西弁かつ強い、メタナイトがレギュラー枠でコミカル要素が多い、時々シリアスなバトル展開が存在すること等が特徴。
  • 漫画『星のカービィ ~まんぷくプププファンタジー~』(作:武内いぶき)
    • 『も~れつプププアワー!』終了の翌月からスタートした、コロコロ三代目のカービィ漫画。
    • ところどころに前の二作を意識したと思われる要素がみられる。
  • テレビアニメ版「星のカービィ」
    • 2001年〜2003年にかけて放映された。全100話。
    • 原作と違ったキャラクターや設定、話の作りなどで独自路線を邁進したため*10「ゲームと別物」として割り切れるかどうかで評価が大きく変わる
    • アニメ版の真骨頂は朝のアニメ番組とは思えない程のブラックなパロディー・時事風刺の多さと、登場人物やエピソードが時々見せるカオスさにあると言っても過言ではない。
      • モノによってはギリギリだったりマニアックだったりチビッコが置いてけぼりだったりと自重を知らない要素が潜みまくっており、海外の過激アニメになぞらえて「和製サウスパーク」とまで呼ばれる始末である。
      • ちなみにネット上でたまに使われる「すっげえキモイデザインだな!」等の元ネタがこのアニメ。
    • トルネイド・ニードル・クリーン能力の帽子等、アニメ版で先出しゲームに逆輸入された要素もある。
    • 放送当時から、ゲーム派・アニメ派といったファン同士の対立構造もネット上では活発だった*11
    • 現在は視聴環境が限られており、全話を見るのは非常に困難。正規の手段で視聴可能な媒体は、100話全てを網羅しているレンタルVHS版を除くと『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』の1・60・72話だけとなっている*12
      • セルDVDは販売元のavexが途中で販売を打ち切ってしまったため全話を見る事ができず、現在は入手自体非常に困難となっている。今でもDVD/BD-BOXなど何らかの形で再販売を求めるファンは多い。
  • 児童文庫版「星のカービィ」シリーズ(文:高瀬美恵、イラスト:苅野タウ・ぽと)
    • 2013年から「角川つばさ文庫」が出版開始した、カービィの基本1巻完結方式のノベライズ版(『スターアライズ』のみ2編構成)。事前告知が一切なかっため、発表時にはファンを大いに驚かせた。
    • キャラ設定は基本的に『Wii』以降の主要キャラこそ原作をなぞったものになっているが、原作レギュラー陣に関してはゲームを下地にした二次解釈的な描写も盛り込まれている。全くしゃべらず性別不明だったカービィが小説版では明確に男性だとされて一人称も「ぼく」になっていたり、デデデ大王が良くも悪くも非常に打算的な性格になっていたり、ワドルディがバンダナを着用するようになった動機が独自解釈されたうえで物語に取り入れられるなど。
    • 小説版オリジナルのキャラクターも豊富に登場するため、原作に忠実ではあるものの、あくまで別物であるということは忘れずに。
最終更新:2022年06月25日 18:32

*1 大型の空中戦艦や無人の工場が舞台であったり、それに合わせて機械的なボスと戦うなど。

*2 『鏡の大迷宮』は後述するフラグシップ製の作品だが、桜井氏が開発途中から監修を行ったことが公表されているため、桜井系の一作と見なされることがある。

*3 当時、任天堂のゲームシリーズなどのGBAタイトルを手掛けていたカプコンの子会社。現在はカプコンに吸収合併されており、会社としては存在しない。

*4 ゲーム中では殆どセリフを発していないが、『64』までの作品で主に公式サイトや取扱説明書でよくセリフを発していた。

*5 カービィシリーズ以外の任天堂作品では『ファイアーエムブレム 烈火の剣』初出のリンディスや『新・光神話 パルテナの鏡』の自然王ナチュレなどを担当している。

*6 「星のカービィ おしゃべりCDコミック」にて担当。学年誌で連載していたさくま良子氏のカービィに準ずる。

*7 「(マリオ・カービィ 名作ビデオ」にて担当だが、絵本の読み聞かせというニュアンスのため、デデデ大王や同ビデオに収録されているマリオやピーチ姫との兼役となる。

*8 アニメでは本当に部下ではあるのだが、実際の所は「目的の為に利用している」というのが最も近い。

*9 デデデ大王の部下であるディジー(一応原作には雑魚敵という扱いではあるが登場している)がアイスクリームのコーンみたいな帽子で操られていると言う設定。後にこのコーンは二度とカービィの仲間にならないようにデデデ大王に食べられている。

*10 世界観そのものだけでなく、カービィの精神年齢、デデデ大王やコックカワサキなどの性格、主要住民のキャピイ族とオリジナルヒロインの「フーム」等。

*11 上記の漫画『デデププ』に属するファンまで加わるため、実際の構図は三つ巴ともいえるややこしいものになっている。

*12 かつてはWiiのソフト『Wiiの間』でも1話100円で全話配信していたが、2012年4月以降のサービス終了にともない視聴できなくなってしまった。