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アニマルランド殺人事件 - (2019/02/05 (火) 22:01:22) の編集履歴(バックアップ)
アニマルランド殺人事件
【あにまるらんどさつじんじけん】
ジャンル
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アドベンチャー
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対応機種
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MSX(RAM16K以上)
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メディア
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1MbitROMカートリッジ
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発売・開発元
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エニックス
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発売日
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1987年
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定価
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5,800円(税別)
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プレイ人数
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1人
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判定
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良作
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概要
エニックスがMSX末期にリリースしたアドベンチャーゲーム。パッケージのコピーにある衝撃の二重どんでん返しが話題となった。
動物だけが住まう平和な村アニマルランドで発生した殺人事件を追うことになるのだが...
特徴・評価点
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コマンド選択式のアドベンチャーゲームだが、終盤のパートではドラクエのような2Dマップを調査するシステムも内包している『軽井沢誘拐案内?』のような構成。
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パートナーが犬ということもあってか、コマンドに「ハナきかす」というコマンドもある。
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コンティニューはパスワード方式。ただしいつでもとれるわけではなく、操作の区切りごとに提示される方式となっている。
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そのパスワードも動物の名前になっているので覚えやすい。
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見た目が一見ほのぼのとした雰囲気を漂わせながら、その実かなり重いストーリー。
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登場する動物の相関もかなり複雑で、現実の人間関係顔負けの愛憎劇が繰り広げられる様は圧巻。
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とはいえ動物だけの世界観のためか登場する動物の名前はその動物にちなんだものも多いため関係の把握はしやすい。
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もちろんミステリーアドベンチャーとしても高い完成度を持っているので、その辺りは安心して楽しめるのも大きい。
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そして強烈なメッセージ性を持つ衝撃の二重どんでん返しエンディングは今も語り草。
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CGもグラフィック性能が高いとは言えないMSXの機能を逆手にとって、絵本のような雰囲気を演出しており評価は高い。
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BGMの評価も上々。特に終盤のBGMはエンディングの衝撃も相まって印象に残りやすい。
賛否両論点
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エンディングはかなり強引な展開にもなるため、人によってはかなり好みが分かれる。
問題点
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ゲーム後半に訪れることになる「迷いの森」はヒントが少なく、謎解きも一筋縄ではいかないため厳しい。
総評
牧歌的な雰囲気でありながらそれに似つかわしくない愛憎劇の展開と衝撃のラストは当時のプレイヤーに多大な衝撃を与えた作品。
ゲーム的にも全体的につくりは丁寧であり、普通のミステリー物としても楽しめるのは大きい。
後述の影響でプレイできる環境が厳しいのが惜しいところ。
余談
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本作はMSXでしかリリースされておらずProjectEGGなどによる配信も行われていないため、MSXでも屈指のプレミアソフトとして有名である。
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本作はエニックス文庫より1989年に「ピースランド殺人事件・動物からの贈り物」というタイトルでノベライズ化されている。とはいえこちらも入手は困難。