【ふぁいなるふぁんたじーふぃふてぃーん】
ジャンル | RPG | ![]() ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション4 Xbox One Windows (Microsoft Store/Steam/Origin) |
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発売・開発元 | スクウェア・エニックス | ||
発売日 |
【PS4/One】2016年11月29日 【Win】2018年3月7日 |
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定価 |
【PS4/One】9,680円(税込) 【Win】8,580円(税込) |
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廉価版 |
【PS4/One】ROYAL EDITION 2018年3月6日/8,580円(税込) |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象) | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
オープンワールドで「旅」を表現 映画・アニメ等のマルチメディア展開 期間限定イベントなどのアップデート 食い合わせの悪い要素の数々 多数のバグ(後に概ね改善) 説明不足で分かりづらいシナリオ |
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ファイナルファンタジーシリーズ |
父と子。そして王の物語。
『ファイナルファンタジー』シリーズのナンバリング第15作。略称は『FFXV』『FF15』
元々は『XIII』の関連作である『ヴェルサスXIII』という名称で2006年に発表されたが、同時発表された『アギトXIII』(後の『零式』)と違い、インタビュー、PVなどが幾度か公開された後は音沙汰がないままであった。
2013年に対応機種の変更、タイトルも改題され『XIII』シリーズから切り離された新規ナンバリングタイトルとして発売されることが発表された(*1)。
2016年に発売日が正式発表されるも延期を挟み、実際に発売されたのは最初の発表から実に10年以上が経過した2016年11月29日となった。
また、マルチメディア展開としてアニメ・映画も存在し、アニメは前日譚、映画は本編1章と同時系列となっている。
実在する様々な有名ブランドとのコラボや、ゲーム内ミニゲームを(現実の)スマホアプリとして配信するなど、現代のライフスタイルを随所に反映した展開が行われた。
オープンワールドと一本道
フィールド・戦闘
料理
写真
ドライブ
他社とのコラボ
DLC
+ | 中盤の空中戦動画 ※ネタバレ注意 |
シナリオ・キャラクター
今作最大の批判点。概ね「説明不足・描写不足・纏まりがない」という評価であり、批判意見の殆どがここに集約されると言っても過言ではない。
+ | やや長いので折り畳み |
オープンワールドとしての問題
その他ゲームシステム・バランスなどの問題
+ | シナリオ終盤について。(ネタバレ注意) |
+ | クリア後の隠しダンジョン |
バグ
「旅」というテーマを掲げているだけあり、火山の天辺から地下坑道の奥深くまでシームレスに移動できる秀麗なフィールド、車での移動、料理に宿泊・キャンプ、写真や釣りといった様々な要素が旅情を感じさせる。
グラフィック・BGM・アクション・モーションなど、シナリオ面以外はいずれも概ね高水準であり、リッチなゲーム体験を得ることができるだろう。
累計出荷本数は『VII』『VIII』に次ぎシリーズ3番目に多い890万本を記録し、平均ユーザースコアは7.6と一定の評価を得ている。
しかしながら難産な作品ゆえに欠点も多く、特にシナリオが今作のテーマと噛み合っていない点に批判が集中。
また、前日談のアニメ・映画などの幅広いメディア展開を行ったことで、本作のストーリーを楽しむには様々な媒体でのコンテンツを網羅することが必要となってしまう。
結果として、本編のみではキャラクターなどの掘り下げが不十分になってしまったことも否めない。
後半のリニアパートのテコ入れを始めとするアップデート配信も多数実施され、様々な機能の実装・イベントの追加などが行われたが、当初の評価を大きく覆すには至らなかった。
特に日本国内ではバグシーンがネットで拡散されたことで未プレイユーザーへも悪い印象を与えてしまった。
上記の批判点やシリーズ中でもかなり尖った作風のために万人にオススメできるとは言い難い。しかしシリーズ初の試みも多くやり込み要素も豊富なので、シリーズの中でも長く遊ぶことのできる作品であるとは言い切れるだろう。
+ | 『ヴェルサスXIII』時代の映像 |
+ | エンディングに関するネタバレ |
後継作品・続編
*1 実際には『ヴェルサスXIII』として発表されてから程なくして、新規ナンバリングタイトルに変更されることが決定していたようであるが。
*2 発売から約1か月後に無料配信された「ホリデイパック」に含まれるアクセサリー。リザルトでオフェンスがSだとAPボーナスを得られる。
*3 ただし、専用マップへの移動を挟む物も含めるなら2011年発売の『零式』以来5年ぶり。
*4 ただし、シリーズ過去作のうち『I』~『IV』まではリメイク版の楽曲が使われている。
*5 とは言えただ呑気にブラブラしているわけではなく、レスタルムに情報や知人らの安否を確認しに行くまでは、グラディオラスから「まだレスタルムに行かないのか」という旨の台詞を定期的に言われるようになっている。
*6 劇中では数週間が経過した後らしいが、それらがすっ飛ばされているので、プレイヤーにはそれほどの時が流れたことが伝わりづらい。
*7 ここが水の都であり船での移動が中心なため、必然性はあると言える。
*8 一部オンラインコンテンツ終了のアップデートなので実質ver.1.29が最終ver.になる。
*9 実際、先行体験版の「エピソードダスカ」と「プラチナデモ」の間でも、インターフェイスが大きく差し替わっているのがわかる。
*10 実際にはこれより早くスペインのフラゲ配信先駆者がいたのだが、こちらのほうが有名になってしまった。
*11 ソニー・インタラクティブエンタテインメント。PlayStationにおけるサービスの統括を行っている企業。
*12 他のDLC要素との一括販売であるシーズンパス1にも含まれている。
*13 ただし出展の方は『DISSIDIA FF』である。
*14 現物のおまけがついたのは豪華版パッケージ以外ではこのストラップのみ。