*ドラゴンボールエヴォリューション 【どらごんぼーるえう゛ぉりゅーしょん】 |ジャンル|対戦型格闘アクション|&amazon(B001QCXZBW)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|バンダイナムコゲームス(バンダイレーベル)|~| |開発元|ディンプス|~| |発売日|2009年3月19日|~| |定価|5,040円|~| //|ポイント|元ネタはクソだが…|~| |>|>|CENTER:''[[ドラゴンボールゲームリンク>ドラゴンボールシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 アクション描写が高く評価され世界中に熱狂的なファンをもつ((アメリカで勝手に続編が作られ、ゲーム化までされてしまうという珍事が実際に起きている。))人気作品『ドラゴンボール』を、ド派手な演出で知られるハリウッドが実写化したのが、本作の原作に位置する映画作品『ドラゴンボールエヴォリューション』。~ しかしその映画は原作の様々な点を無視しており、世界的に大失敗してしまう(公開前CM冒頭に原作者からの明らかに言葉を濁したようなメッセージというか注意書きが挿入される程)。~ 同名でゲーム化された『ドラゴンボールエヴォリューション』は、そんな原作の評判を引きずる事となった可哀想なタイトルである。~ **ストーリー 七つ揃えると、どんな願いも叶えてくれるというドラゴンボール。~ ~ 本来の力を隠し、普通の高校生として暮らしていた孫悟空は、18歳の誕生日に祖父の孫悟飯を何者かに殺害される。~ ~ その犯人、2000年の眠りから目覚めたピッコロ大魔王の世界征服の野望を阻止するため、ドラゴンレーダーで悟空の持つドラゴンボールを奪いに来たブルマや、盗賊として行く手を阻むヤムチャ、自宅に侵入してきた悟空達を強盗と勘違いする武天老師らと共に、修行をし、残りのドラゴンボールを探す旅に出る。~ ~ 自分の中に眠る大猿の力を制御できずに仲間を襲いはじめる悟空。大猿の力を制御し、ドラゴンボールを全て集め、祖父悟飯の仇、ピッコロ大魔王の世界征服の野望を阻止することは出来るのだろうか?~ (ウィキペディアより) **システム -すでにPSPで展開していた『真武闘会』のシステムを流用しており、操作感はほぼ同じ。 --とはいえ、本作では空を飛べないしエネルギー弾系を使えないキャラも多いためかなり地味になっている。 ---公式サイトではかなり派手さを強調しているが…。 -プレイしていくことによって、映画の資料などを閲覧できるようになる。 -2P対戦ももちろん可能で、回り込みや相殺などもしっかり出来ている。 **賛否両論点 -ストーリーがブツ切りにも程があるというくらい雑 --二時間の映画を一本のゲームにするんだから圧縮するのはともかく、かなり重要な部分も削られている。また、映画版で次回作への引きとなっていたシーンは入っていない。 --話に期待しない分アーケードモードの方がいい、という声も。 -前述のとおり、画面が地味。 --これは仕方ないだろうが、どうにもドラゴンボールらしくない。 -プレイアブルキャラクターの少なさ --隠しのネオピッコロ含めて11人。サイバイマン的ポジションのフーラムや、大猿まで入れてようやくその数って…。 --一応アーケードモードでは個別ストーリーあり。大猿にまでストーリーつけるとは思わなかったが。 -何故かネタキャラ扱いのヤムチャ --映画では横穴掘りに使っていたドリルが''メイン武装''になり、さらに必殺技として「ヤムチャカーアタック」なる技がでっちあげられた。 --ポコポコ殴って敵を転ばせその隙を突いてエアカーで轢く、所謂「ひき逃げアタック」。映画本編では敵を轢くようなシーンは存在しないのだが、何故こんな技を。 **総評 あちこちで「クソゲーではないか?」とささやかれ続けている本作だが、実際の出来は特筆すべき点がないキャラゲーと言える。~ 『ドラゴンボール』の格闘ゲームは良作が何本もでているため「そこそこの出来のゲームをわざわざ買う理由がない」と判断されがち。~ **余談 -初日の売り上げは約1200本。初日に数万本は当たり前の『ドラゴンボール』のゲームにおいて、かなり少ない。映画の悪評が響いたのだろう。 --そもそもが実写で外観からして違いすぎるので同じ土俵では測れないが。