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*手裏剣戦隊ニンニンジャー ゲームでワッショイ!!
【しゅりけんせんたいにんにんじゃー げーむでわっしょい】
|ジャンル|アクション|&image(https://akkinews.net/wp-content/uploads/2015/10/4a7b2499627beaf2190123b21628f7d9-560x315.jpg,height=190)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|メディア|ダウンロード専売|~|
|発売元|バンダイナムコエンターテインメント|~|
|開発元|ウィッチクラフト|~|
|配信開始日|2015年9月30日|~|
|価格|1,000円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|1箇所・オートセーブ方式|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|スーパー戦隊シリーズ初のダウンロード専用ソフト&br;好演出が光るベルトスクロール&br;語られずじまいの真相|~|
|>|>|CENTER:''[[スーパー戦隊ゲームリンク>スーパー戦隊シリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要・特徴
2015年~2016年放送のスーパー戦隊シリーズ『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のゲーム作品。~
『獣電戦隊キョウリュウジャー ゲームでガブリンチョ!!』(以下前作)に続く3DS向けスーパー戦隊シリーズの一作だが、TVシリーズの次作『烈車戦隊トッキュウジャー』はゲーム化されず、本作が2作目となった。~
これまではパッケージソフトだったが、本作から低価格のダウンロード専売ソフトとなった。~
ゲーム上の時系列は、「上級妖怪ヌエ」までの妖怪が登場しているため、TVシリーズ本編で言うと忍びの20と忍びの21(第20話~第21話)の間と思われる。
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***ストーリー
>''蛾眉雷蔵が復活!?''~
''君の手で平和を取り戻せ!!''~
倒したはずの妖怪たちが突如蘇り、街を襲い始める。~
迫りくる妖怪を倒しながら、その謎を追え!~
(公式HPより)
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***ゲーム内容
-等身大での戦いはやや奥行きのある2.5Dのベルトスクロールで、戦闘員を倒しながらボスの所まで進む。
--ザコとして戦闘員のヒトカラゲ達と怪人枠の妖怪が出現する。
--ウェーブ間にクリスタルが設置してあることもある。壊すとアイテムが出てくる。
--途中で出てくる針等はジャンプで飛び越えたり隙間を通り抜けることで回避する。
--前方に出てくる門は、破壊しなければ進めない。対応した色の戦士ならば破壊が楽になる(例:赤の門の場合はアカニンジャー)が、それ以外の戦士だと時間がかかる。
--最終ウェーブは妖怪や幹部妖怪が体力ゲージのあるボスとしてヒトカラゲ達とともに出現。撃破すればステージクリアとなる。
-左上に出撃中の戦士の顔と、緑の体力バー、オレンジの必殺ゲージが表示されている。
--体力バーが無くなると待機中の味方に関係なくゲームオーバー。回復するにはアイテムを取得する必要がある。
--必殺ゲージは敵を攻撃するたびに3つまで溜まる。ゲージを1つ消耗する汎用必殺技と、3つ消耗する超必殺技がある。
-Yボタンで仲間が現れ、一瞬で援護を行ってくれる。一度援護を使った後は、10秒間援護できない。
-「キャラクターチェンジ」のコマンドを選択することで、性能が異なる他の戦士に交代する。
-ロボ戦のステージはシュリケンジンかキングシュリケンジンで戦う。
--両者向き合った状態の格ゲースタイル。ほとんど密着状態で戦闘し、差し合いが基本になる。
---といっても強攻撃はガードクラッシュ技なので、差し合いと言うほどのゲーム性は無い。
--敵のゲージが無くなると必殺技のシークエンスに移行。「ファイナルアタック」のボタンを連続タッチし、「ワッショイ」ゲージが溜まると必殺技が発動する。
-等身大と同じくYボタンで援護を受けられる。シュリケンジンの時はバイソンキングバギー、キングシュリケンジンの時はサーファーマルが現れて援護を行う。
-倒した後に成績が出る。プレイ中に獲得したスコアとクリアタイムとニンタリティの数で計算される。成績によって「げにん」「ちゅうにん」「じょうにん」「スーパーニンジャ」「マスターニンジャ」のランクが貰える。
-各キャラの性能
--基本的なムーブに違いはないが、それぞれパラメータと忍法攻撃の性能に違いがある。
--武器もそれぞれ違うのだが、リーチ差はほとんど感じない。ガマガマ銃も飛び道具としては使わない。
---アカ・アオが忍者一番刀、シロがガマガマ銃、キ・モモがカラクリヘンゲンの爪と刀を使う。もちろんスターはスターソードガンを使用。
#region(ニンニンジャー性能一覧表)
|BGCOLOR(#cccccc):''名称''|BGCOLOR(#cccccc):''コウゲキ''|BGCOLOR(#cccccc):''ボウギョ''|BGCOLOR(#cccccc):''ジャンプ''|BGCOLOR(#cccccc):''ニンジュツ''|BGCOLOR(#cccccc):''備考''|
|''アカニンジャー''|★★★★★|★★★☆☆|★★★☆☆|★★★★★|不得手が無く使いやすい主人公。前方に火炎の柱が走る術を使う。|
|''アオニンジャー''|★★☆☆☆|★★★★☆|★★★☆☆|★★★★★|魔法を使うイギリス帰りの青年。前方に水流を噴射する忍術を使う。|
|''キニンジャー''|★★★★★|★★★☆☆|★★★☆☆|★★★☆☆|メンバー最年少の高校生。攻撃力が高く、前後の地面を隆起させる忍術が使える。|
|''シロニンジャー''|★★★★☆|★★☆☆☆|★★★☆☆|★★★★★|アカニンジャーの妹。ドジキャラで、ダッシュ攻撃がズッコケタックル。発動から5秒後にタライが降ってくる金の術を使う。|
|''モモニンジャー''|★☆☆☆☆|★★★☆☆|★★★★★|★★★☆☆|和風とはかけ離れた科学に詳しい女子大生。ジャンプが高く、周囲に旋風を起こす術を使う。|
|''スターニンジャー''|★★★☆☆|★★★★★|★★★★★|★★★★☆|アメリカから来た妖怪ハンター。追加戦士だけに高性能で、前方に電撃が継続して出る雷の術は特に強力。|
#endregion
***オプション
-サウンド設定でBGMと効果音を調整できる。
-難易度は「スーパーかんたん」「かんたん」「ふつう」から選択。
--「スーパーかんたん」は初心者や幼児に配慮された難易度。敵がオートロックされ、攻撃すると一撃で倒せる。
--「かんたん」は引き続きオートロックを搭載するが、敵の耐久力が上がる。
--「ふつう」はオートロックを廃止した従来の難易度。
--更に一度クリアすると敵が強化された「むずかしい」が追加される。
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**評価点
-演出面に力が入っている。
--グラフィックの出来が全体に良い。牙鬼軍団はディティールが細かいデザインなのだが、雰囲気を壊さず上手くデフォルメしている。
--モーション面も手が込んでおり、全キャラ歩行モーションが異なる。必殺技のカットシーンもよく動きカッコいい。
---特にスターが必殺技を決めて自撮りするところや、ロボ戦で最後に爆発する場面は雰囲気が出ている。
--ゲーム全体を通じてよく喋る。掛け声、技発動時のナレーション、メニュー画面やオプションなど、いたるところにボイスが収録されている。
---ステージ開始・終了時のボイスがキャラごとに異なる。キャラチェンジ時の「誰に交代するんだ?」などのボイスもプレイ中のキャラごとに違う凝りっぷり。
-会話シーンもよく出来ている。
--ボケやお決まりの掛け合いもいれつつ、テンポよくストーリーが進む。キャラクター性もよく再現できている。
--テキストボックス1個分以上の長セリフをしゃべる事はほとんどなく、幼児でも非常に読みやすいと思われる。
---ひらがなのみで、1セリフ50文字も使えないので、地味だがなかなか大変だったのではないだろうか。
-待機中の戦士がプレイヤーを応援したり褒めてくれたり、床の針山に注意する等のメッセージを喋ってくれる。
--いつでも交代可能なことや、援護システムもあり、チームでにぎやかに戦う戦隊のイメージを再現できている。
-BGMはオリジナルだが、原作の雰囲気を損なっていない。
--効果音には原作と同じものが使われており番組の雰囲気を十分に楽しむことが出来る。
-「スーパーかんたん」の導入により初心者や幼児でも楽しめる。
--「アオニンジャーのみずのじゅつをつかおう!」「Yでおたすけがつかえる!」などのTipsが常に下画面に表示されるなど、低年齢層への配慮は各所に見られる。
**賛否両論点
-ステージが10しか無く、ボリューム不足。
--ボスキャラこそ毎回変わるものの、ザコはヒトカラゲ達で固定、妖怪も5種類くらいを使いまわしなので単調さは出る。
---とはいえ1000円のゲームであり、むしろコスパが良いという評価をするべきかもしれない。
**問題点
-牙鬼軍団の復活が説明不足。
--ニンニンジャーは復活した牙鬼軍団の真相を探る為に戦うが、晦正影と有明の方は最後まで妖怪が復活しているという事実を認識していない。
--十六夜九衛門が「蛾眉雷蔵を倒せ」と教えてくれるが、具体的な真相は明かされない。なぜか雷蔵を倒し「(また復活してきても)何度でも相手になってやるぜ!」でエンディング。それでいいのか。
---おそらく、「再度蛾眉雷蔵と他の妖怪たちが復活した」という体で2周目以降のストーリーにループするようにしたかったのではないか。
---原因不明のままじゃないか、というツッコミは本編中にもある。
-術の使いやすさに大きく差がある。
--特に酷いのはシロ。忍術自体タイムラグがある上、技の発動前後でリアクションをするため隙ができる。また、タライが落ちてくるまでに敵を倒せてしまうことも多い。
--アカ・アオはわりと使いやすいが、奥行き方向の当たり判定が狭く、範囲攻撃としての性能は微妙。
--キ・モモの忍術は出も早く、全方位攻撃なので袋叩き脱出技として有用。
--スターの雷の術は、強力だが技の継続時間がやたら長く、背後を突かれないよう注意が必要。
-術が1人にそれぞれ1種類しかない。基本以外の原作ネタの技がない。
--原作は「ツルツル蔦の術」や「熱々バーベキューの術」などバラエティ豊かな技が多く登場するのが特色であるため、かなり味気なく感じてしまう。
-肖像権の問題のためか、戦士は全編通して変身後のまま。
--常時変身したまま伊賀崎忍術道場にいるのは違和感がある。
-「マスターニンジャ」の称号を貰うには、敵を放置せずに99回ヒットしながらスピードクリアを目指すというかなり高難度のプレイを要求される。
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**総評
牙鬼軍団の復活が不明のままというストーリー面もさることながら、『トッキュウジャー』のゲーム化を先送りしパッケージからダウンロードに変更したなどの経緯もあり、色々と謎の多い一作。~
しかしゲーム自体は普通に遊べる上、低年齢層が遊びやすい配慮も行き届いており低価格なのも良心的。子供向けのアクションゲームとしては楽しめる作品である。~
本作の「低価格ダウンロード」形式は翌年発売された『動物戦隊ジュウオウジャー バトルキューブパズル』に引き継がれている。
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**余談
-説明不足だった牙鬼軍団の復活の元凶だが、実はエピローグで真相が明かされる。
#region(元凶の正体)
-元凶の名前はジェネシス(本編では「なぞのおとこ」)。牙鬼軍団等の復活を引き起こしたが詳細は''別シリーズの作品である『仮面ライダーゴースト ゲームでカイガン!!』にて明かされる。''
#endregion
-本作は牙鬼軍団の復活がテーマになっているが、後のTVシリーズでも同様の展開が2度ある。本作との関係は特に触れられていない。
--1度目は忍びの43にて妖怪フダガエシの妖術によって復活。2度目は忍びの46にて「終わりの手裏剣」の発動による復活である。
-一部の登場キャラについて
--今作のステージ4のボスとして初登場する牙鬼軍団所属の怪人「妖怪ネコマタ」は、''腕時計から生まれたオレンジ色の猫の妖怪''という点や''「ゲラゲラ」「ウィッス」といった口癖''といった点からTVシリーズに登場した時点で当時ブームを巻き起こしていた[[某ウォッチ>妖怪ウォッチシリーズ]]との%%ヤバイ%%関係を示唆されていた。~
だが、今作における彼の登場は「''3DSのゲームに出演した''」という特徴を得た事でもあり、これによってより関係を示唆させる存在と化してしまったのは否めないだろう。
*手裏剣戦隊ニンニンジャー ゲームでワッショイ!!
【しゅりけんせんたいにんにんじゃー げーむでわっしょい】
|ジャンル|アクション|&image(https://akkinews.net/wp-content/uploads/2015/10/4a7b2499627beaf2190123b21628f7d9-560x315.jpg,height=190)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|メディア|ダウンロード専売|~|
|発売元|バンダイナムコエンターテインメント|~|
|開発元|ウィッチクラフト|~|
|配信開始日|2015年9月30日|~|
|価格|1,000円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|1箇所・オートセーブ方式|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|スーパー戦隊シリーズ初のダウンロード専用ソフト&br;好演出が光るベルトスクロール&br;語られずじまいの真相|~|
|>|>|CENTER:''[[スーパー戦隊ゲームリンク>スーパー戦隊シリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要・特徴
2015年~2016年放送のスーパー戦隊シリーズ『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のゲーム作品。~
『獣電戦隊キョウリュウジャー ゲームでガブリンチョ!!』(以下前作)に続く3DS向けスーパー戦隊シリーズの一作だが、TVシリーズの次作『烈車戦隊トッキュウジャー』はゲーム化されず、本作が2作目となった。~
これまではパッケージソフトだったが、本作から低価格のダウンロード専売ソフトとなった。~
ゲーム上の時系列は、「上級妖怪ヌエ」までの妖怪が登場しているため、TVシリーズ本編で言うと忍びの20と忍びの21(第20話~第21話)の間と思われる。
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***ストーリー
>''蛾眉雷蔵が復活!?''~
''君の手で平和を取り戻せ!!''~
倒したはずの妖怪たちが突如蘇り、街を襲い始める。~
迫りくる妖怪を倒しながら、その謎を追え!~
(公式HPより)
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***ゲーム内容
-等身大での戦いはやや奥行きのある2.5Dのベルトスクロールで、戦闘員を倒しながらボスの所まで進む。
--ザコとして戦闘員のヒトカラゲ達と怪人枠の妖怪が出現する。
--ウェーブ間にクリスタルが設置してあることもある。壊すとアイテムが出てくる。
--途中で出てくる針等はジャンプで飛び越えたり隙間を通り抜けることで回避する。
--前方に出てくる門は、破壊しなければ進めない。対応した色の戦士ならば破壊が楽になる(例:赤の門の場合はアカニンジャー)が、それ以外の戦士だと時間がかかる。
--最終ウェーブは妖怪や幹部妖怪が体力ゲージのあるボスとしてヒトカラゲ達とともに出現。撃破すればステージクリアとなる。
-左上に出撃中の戦士の顔と、緑の体力バー、オレンジの必殺ゲージが表示されている。
--体力バーが無くなると待機中の味方に関係なくゲームオーバー。回復するにはアイテムを取得する必要がある。
--必殺ゲージは敵を攻撃するたびに3つまで溜まる。ゲージを1つ消耗する汎用必殺技と、3つ消耗する超必殺技がある。
-Yボタンで仲間が現れ、一瞬で援護を行ってくれる。一度援護を使った後は、10秒間援護できない。
-「キャラクターチェンジ」のコマンドを選択することで、性能が異なる他の戦士に交代する。
-ロボ戦のステージはシュリケンジンかキングシュリケンジンで戦う。
--両者向き合った状態の格ゲースタイル。ほとんど密着状態で戦闘し、差し合いが基本になる。
---といっても強攻撃はガードクラッシュ技なので、差し合いと言うほどのゲーム性は無い。
--敵のゲージが無くなると必殺技のシークエンスに移行。「ファイナルアタック」のボタンを連続タッチし、「ワッショイ」ゲージが溜まると必殺技が発動する。
-等身大と同じくYボタンで援護を受けられる。シュリケンジンの時はバイソンキングバギー、キングシュリケンジンの時はサーファーマルが現れて援護を行う。
-倒した後に成績が出る。プレイ中に獲得したスコアとクリアタイムとニンタリティの数で計算される。成績によって「げにん」「ちゅうにん」「じょうにん」「スーパーニンジャ」「マスターニンジャ」のランクが貰える。
-各キャラの性能
--基本的なムーブに違いはないが、それぞれパラメータと忍法攻撃の性能に違いがある。
--武器もそれぞれ違うのだが、リーチ差はほとんど感じない。ガマガマ銃も飛び道具としては使わない。
---アカ・アオが忍者一番刀、シロがガマガマ銃、キ・モモがカラクリヘンゲンの爪と刀を使う。もちろんスターはスターソードガンを使用。
#region(ニンニンジャー性能一覧表)
|BGCOLOR(#cccccc):''名称''|BGCOLOR(#cccccc):''コウゲキ''|BGCOLOR(#cccccc):''ボウギョ''|BGCOLOR(#cccccc):''ジャンプ''|BGCOLOR(#cccccc):''ニンジュツ''|BGCOLOR(#cccccc):''備考''|
|''アカニンジャー''|★★★★★|★★★☆☆|★★★☆☆|★★★★★|不得手が無く使いやすい主人公。前方に火炎の柱が走る術を使う。|
|''アオニンジャー''|★★☆☆☆|★★★★☆|★★★☆☆|★★★★★|魔法を使うイギリス帰りの青年。前方に水流を噴射する忍術を使う。|
|''キニンジャー''|★★★★★|★★★☆☆|★★★☆☆|★★★☆☆|メンバー最年少の高校生。攻撃力が高く、前後の地面を隆起させる忍術が使える。|
|''シロニンジャー''|★★★★☆|★★☆☆☆|★★★☆☆|★★★★★|アカニンジャーの妹。ドジキャラで、ダッシュ攻撃がズッコケタックル。発動から5秒後にタライが降ってくる金の術を使う。|
|''モモニンジャー''|★☆☆☆☆|★★★☆☆|★★★★★|★★★☆☆|和風とはかけ離れた科学に詳しい女子大生。ジャンプが高く、周囲に旋風を起こす術を使う。|
|''スターニンジャー''|★★★☆☆|★★★★★|★★★★★|★★★★☆|アメリカから来た妖怪ハンター。追加戦士だけに高性能で、前方に電撃が継続して出る雷の術は特に強力。|
#endregion
***オプション
-サウンド設定でBGMと効果音を調整できる。
-難易度は「スーパーかんたん」「かんたん」「ふつう」から選択。
--「スーパーかんたん」は初心者や幼児に配慮された難易度。敵がオートロックされ、攻撃すると一撃で倒せる。
--「かんたん」は引き続きオートロックを搭載するが、敵の耐久力が上がる。
--「ふつう」はオートロックを廃止した従来の難易度。
--更に一度クリアすると敵が強化された「むずかしい」が追加される。
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**評価点
-演出面に力が入っている。
--グラフィックの出来が全体に良い。牙鬼軍団はディティールが細かいデザインなのだが、雰囲気を壊さず上手くデフォルメしている。
--モーション面も手が込んでおり、全キャラ歩行モーションが異なる。必殺技のカットシーンもよく動きカッコいい。
---特にスターが必殺技を決めて自撮りするところや、ロボ戦で最後に爆発する場面は雰囲気が出ている。
--ゲーム全体を通じてよく喋る。掛け声、技発動時のナレーション、メニュー画面やオプションなど、いたるところにボイスが収録されている。
---ステージ開始・終了時のボイスがキャラごとに異なる。キャラチェンジ時の「誰に交代するんだ?」などのボイスもプレイ中のキャラごとに違う凝りっぷり。
-会話シーンもよく出来ている。
--ボケやお決まりの掛け合いもいれつつ、テンポよくストーリーが進む。キャラクター性もよく再現できている。
--テキストボックス1個分以上の長セリフをしゃべる事はほとんどなく、幼児でも非常に読みやすいと思われる。
---ひらがなのみで、1セリフ50文字も使えないので、地味だがなかなか大変だったのではないだろうか。
-待機中の戦士がプレイヤーを応援したり褒めてくれたり、床の針山に注意する等のメッセージを喋ってくれる。
--いつでも交代可能なことや、援護システムもあり、チームでにぎやかに戦う戦隊のイメージを再現できている。
-BGMはオリジナルだが、原作の雰囲気を損なっていない。
--効果音には原作と同じものが使われており番組の雰囲気を十分に楽しむことが出来る。
-「スーパーかんたん」の導入により初心者や幼児でも楽しめる。
--「アオニンジャーのみずのじゅつをつかおう!」「Yでおたすけがつかえる!」などのTipsが常に下画面に表示されるなど、低年齢層への配慮は各所に見られる。
**賛否両論点
-ステージが10しか無く、ボリューム不足。
--ボスキャラこそ毎回変わるものの、ザコはヒトカラゲ達で固定、妖怪も5種類くらいを使いまわしなので単調さは出る。
---とはいえ1000円のゲームであり、むしろコスパが良いという評価をするべきかもしれない。
**問題点
-牙鬼軍団の復活が説明不足。
--ニンニンジャーは復活した牙鬼軍団の真相を探る為に戦うが、晦正影と有明の方は最後まで妖怪が復活しているという事実を認識していない。
--十六夜九衛門が「蛾眉雷蔵を倒せ」と教えてくれるが、具体的な真相は明かされない。なぜか雷蔵を倒し「(また復活してきても)何度でも相手になってやるぜ!」でエンディング。それでいいのか。
---おそらく、「再度蛾眉雷蔵と他の妖怪たちが復活した」という体で2周目以降のストーリーにループするようにしたかったのではないか。
---原因不明のままじゃないか、というツッコミは本編中にもある。
-術の使いやすさに大きく差がある。
--特に酷いのはシロ。忍術自体タイムラグがある上、技の発動前後でリアクションをするため隙ができる。また、タライが落ちてくるまでに敵を倒せてしまうことも多い。
--アカ・アオはわりと使いやすいが、奥行き方向の当たり判定が狭く、範囲攻撃としての性能は微妙。
--キ・モモの忍術は出も早く、全方位攻撃なので袋叩き脱出技として有用。
--スターの雷の術は、強力だが技の継続時間がやたら長く、背後を突かれないよう注意が必要。
-術が1人にそれぞれ1種類しかない。基本以外の原作ネタの技がない。
--原作は「ツルツル蔦の術」や「熱々バーベキューの術」などバラエティ豊かな技が多く登場するのが特色であるため、かなり味気なく感じてしまう。
-肖像権の問題のためか、戦士は全編通して変身後のまま。
--常時変身したまま伊賀崎忍術道場にいるのは違和感がある。
-「マスターニンジャ」の称号を貰うには、敵を放置せずに99回ヒットしながらスピードクリアを目指すというかなり高難度のプレイを要求される。
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**総評
牙鬼軍団の復活が不明のままというストーリー面もさることながら、『トッキュウジャー』のゲーム化を先送りしパッケージからダウンロードに変更したなどの経緯もあり、色々と謎の多い一作。~
しかしゲーム自体は普通に遊べる上、低年齢層が遊びやすい配慮も行き届いており低価格なのも良心的。子供向けのアクションゲームとしては楽しめる作品である。~
本作の「低価格ダウンロード」形式は翌年発売された『動物戦隊ジュウオウジャー バトルキューブパズル』に引き継がれている。
----
**余談
-説明不足だった牙鬼軍団の復活の元凶だが、実はエピローグで真相が明かされる。
#region(元凶の正体)
-元凶の名前はジェネシス(本編では「なぞのおとこ」)。牙鬼軍団等の復活を引き起こしたが詳細は''別シリーズの作品である『仮面ライダーゴースト ゲームでカイガン!!』にて明かされる。''
#endregion
-本作は牙鬼軍団の復活がテーマになっているが、後のTVシリーズでも同様の展開が2度ある。~
本作との関係は特に触れられていないが、特撮ヒーロー番組では毎年のように存在するお約束のシチュエーションである。
--1度目は忍びの43にて妖怪フダガエシの妖術によって復活。2度目は忍びの46にて「終わりの手裏剣」の発動による復活である。
-一部の登場キャラについて
--今作のステージ4のボスとして初登場する牙鬼軍団所属の怪人「妖怪ネコマタ」は元々TVシリーズにも登場しているが、''腕時計から生まれたオレンジ色の猫の妖怪''であり''口癖が「ゲラゲラ」「ウィッス」''など、元から明らかに当時ブームを巻き起こしていた[[某ウォッチ>妖怪ウォッチシリーズ]]が意識されていた。~
今作において彼が登場したことで「''3DSのゲームに出演した''」という更なる共通項を得てしまっている。