【すぺらんかー】
ジャンル | アクション | ![]() |
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対応機種 | ファミリーコンピュータ | ||
発売元 | アイレム | ||
開発元 |
アイレム トーセ |
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発売日 | 1985年12月7日 | ||
定価 | 4,900円 | ||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加 |
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配信 | バーチャルコンソール | ||
Wii | 2007年8月28日/500Wiiポイント | ||
3DS | 2012年12月19日/500円 | ||
WiiU | 2013年4月27日/500円 | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
些細なミスが死に直結するシビアなゲーム性が売り 死にやすさもバランス取りの一環 内容自体は佳作と呼べる出来 その知名度からリメイク作まで発売 |
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スペランカーシリーズ |
元は1983年に米国のマイクロ・グラフィック・イメージ社がATARI-8bitプラットホームで発売したソフトであり、日本で知られているFC版は、そのライセンスを取得したアイレムがリリースしたものである。(*1)
本作は非常に癖の強いアクションゲームであり、独特の操作性や死亡判定を理解できない事には、難しい・理不尽と思われても致し方ないのは事実である。
しかし、ある程度練習すれば腕前が上達し、アクションや謎解き要素を楽しめるようになる。ロープジャンプの難しさなどを除けばゲームバランスも決して悪くない。
そのため本作を遊びごたえのある名作と評価する向きもある。
その知名度からネットでは最速動画やら256周クリアやら得点カウントがオーバーフローして0点に戻る瞬間映像やらが出回っている。これも魅力があることの証左といえるだろう。
ジャンル | アクション | |
対応機種 | アーケード | |
発売元 | アイレム | |
稼動開始日 | 1986年 | |
プレイ人数 | 1人 | |
判定 | なし | |
ポイント |
虚弱体質・操作性が改善されプレイが快適に FC版をベースにしているが変更箇所が多い |
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スペランカーシリーズ |
FC版の翌年にリリースされたアーケード版。しかし、FC版と比べ知名度はかなり低い。
FC版と同様に残機制の即死アクションゲームで、鍵と宝を集めつつ、どんどんと洞窟の深部に進んでいくといった基本部分は同様。
一方でゲーム性や操作性に大きな変更が加えられ、自機に大幅な強化が施された。
しかしながら、時間経過でライフがどんどん減少していくという点がより目立つようになり(*6)、FC版以上に急ぎプレイが要求される作りとなっている。
全体的に見れば完成度が低いわけではなく、当時のアーケードゲームでも標準的なアクションゲームだが、やはりスペランカーのイメージである「虚弱体質な死にゲー」という部分が変えられてしまったために印象が薄くなってしまった感は否めない。
ただ、この部分に関しては開発者による解説によると、「100円を投入してもらい、いかに最低3分間は楽しんで頂くかを考えた」「コンソール版のシビアな判定のままでは、人によっては100円が5秒で無くなってしまう」とのことでコンセプトの違いによる物である(*7)。
実際にこの変更により、いきなりわけもわからずにアクションで死んでつまずくという事はほとんどなくなり、敵の凶悪な攻撃に対処しつつ洞窟を探検するという楽しみ方が出来るようになった。
しかし、変更部分があまりにも多いためにFC版を知る人からは受け入れられない人も一定数おり、アクションゲームとしても傑出した出来とはいかない為、FC版と比べてマイナーな存在になってしまった。
*1 ちなみに、タイトル画面にブローダーバンド社のロゴが入っているのはマイクロ・グラフィック・イメージ社より販売契約におけるライセンス許諾を受けたことによるもの。後に海外ではFC版が出る1年前にコモドール64への移植版がブローダーバンド社から発売された。
*2 下り坂にも凸凹があり、凸部分ならジャンプ着地しても死なないが凹部分だと死ぬ。
*3 取得するとランダムな効果が出るアイテムだが、実は効果を判定する乱数のループとアニメーションのループが同期していて、しかもアニメーションが切り替わる瞬間に取得すれば1UPするようになっている。
*4 尚、ロードランナーシリーズの諸権利も併せてTozai Gamesが保有している。
*5 1983年に発売された初期版から改良が加えられている
*6 FC版でも徐々にエネルギーが減っていったが、無くなる前に事故死する事が多いため、あまり注目される事はない
*7 スペランカーに限らず、大半のアーケードゲームは序盤を易しくして開口を広げてから急激に難易度を上げてプレイヤーを振るい落とし、インカムを稼ぐという流れが浸透していた。