【たくてぃくすおうが りぼーん】
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() |
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対応機種 |
Nintendo Switch プレイステーション5 プレイステーション4 Windows(Steam) |
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発売・開発元 | スクウェア・エニックス | |||
発売日 | 2022年11月11日 | |||
定価 |
通常版(パッケージ): 5,480円 デジタルプレミアムエディション: 8,780円 コレクターズエディション: 22,000円 |
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判定 | なし | |||
ポイント |
フルボイス化と楽曲再アレンジで再リメイク 追加要素に加えてゲームシステムが再び一新 |
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オウガバトルサーガ |
SFCの名作SRPG『タクティクスオウガ』がPSP版リメイク『運命の輪』を経て再リメイク。
SFC版から中核スタッフの松野泰己氏がゲームシステム調整を、崎元仁氏が音楽アレンジを担当。
SFC版とPSP版のいいとこ取りと言えるシステム改編がなされ、確かにPSP版のおかしさから脱却したものの、凡百のSRPGのアタリマエに近づいただけで、SFC版から進化した面白さというのは未だに薄い。
またグラフィックもPSP版はおろかSFC版から見てもそこまで変化が見られず、「リボーン(生まれ変わる)」と名付けられた割に大きな変更はなくリマスターに近い作品である。
本作の仕様に合わせた調整がされていない部分も目に付くうえ、目玉の新要素も開発側の想定から逸脱させないための仕様が多く古参・新規どちらにも受け入れがたい。
このことは、クォータービューウェイトターン制SLGの元祖は、生みの親である松野氏の手でこれまたクセモノになってしまったという声がある。一方で、レベルシンクに関する面など、FF12のように、松野氏と他スタッフの食い違いが生じていた面も多く見られる。(*19)
*1 自身含む周囲2マス内の味方の行動順を早める。所持者同士での早回しができ、後記の魔法使いへの補助としても有用
*2 おそらく運命の輪で問題となった、敵AIが無意味に連打してしまうことを防止するための苦肉の策
*3 防具等による耐性は関与する。
*4 発動時、周囲2パネル内の味方ユニットが受けるダメージの50%を肩代わりする。
*5 基本の回復量にMNDの値*0.05が「足される」だけなので雀の涙ほどしかステータスによる変動がない。
*6 高性能な品は合成品なのだが、材料が全て購入できるので実質ショップに陳列しているのと全く変わらない。
*7 命中率に関わるDEX(器用さ)はまだ特定武器の攻撃力にも関与するため面目を保っている。
*8 敵HPが4桁にもなるゲーム性なのに、武器学をMAXまで上げてもダメージ30変わるかどうかである。命中率にも関与するが上記の通り殆ど変わらない。
*9 種族耐性が付いているとはいえ、再序盤から手に入る装飾品のほうが攻撃面での影響力は高いので微妙。
*10 なお、前衛系の一般クラスで唯一「瞑想」をセット可能な「ルーンフェンサー/ヴァルキリー」がこれに加え召喚魔法と各種アタッチが行使可能、という他クラスでは成しえない強味を持ったことで評価を急上昇させており、不遇だったSFCから大躍進を遂げている。
*11 道具で使用することにより、3回までMPを100チャージできる。
*12 周辺3~4マス内の味方のMP回復及び魔法攻撃力上昇
*13 周辺3~4マス内の味方のHP、MP回復
*14 そもそもこの称号難易度を別にしてもバフカードへの肯定意見はほとんど見られないが。
*15 狙って設定されたのかと考えられなくもないが、弓(突攻撃属性)セット装備である「ジィルガ」シリーズの籠手や、明らかに弓等と合わせて使ってほしい意図が見える「スナイプブレイサー」に突耐性が付いていないことを考えると、バグである可能性のほうが圧倒的に高い。
*16 本来これらの種族は「耐久力がとても高いものの、一部の攻撃属性ならダメージが通りやすい」というステータスが設定されているのだが、このバグのせいですべての物理攻撃属性のダメージを軽減してしまっている。
*17 一応HPやMPの上昇に影響はないので無価値ではないが、片手杖にほぼ同等性能以上のものがあるのでそちらを使わない理由がない。
*18 おそらくは、一つを直してしまうとあれもこれも直すべき、と連鎖してしまうので明確に商品問題が出る部分以外は直さないで通す方向で可決したと予想される。
*19 実際、氏はSNS上でのユーザーからの質問に、どこか喰い違う返答がなされており、いずれもスクエニの被害者と言えるような結果を産んでいる。