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バミューダトライアングル

【ばみゅーだとらいあんぐる】

ジャンル シューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 SNK
稼動開始日 1987年2月
配信 アーケードアーカイブス
【Switch】2025年12月4日/838円(税10%込)
【PS4】2025年12月4日/837円(税10%込)
アーケードアーカイブス2
【PS5】2025年12月4日/1,100円(税10%込)
【XSX】2025年12月4日/1,100円(税10%込)
判定 なし
ポイント いろいろ珍しいSNKシューティング
『怒』と『ASO』の要素を組合わせたシステム


あらすじ

SOS・・・シド着艦せよ!
ついに時空戦闘艦ジグが発進した。戦争が現在から過去へ移動していく。
正体不明の敵が我々の歴史そのものに侵略を開始していたのだ。
シドの戦闘には勝利した。しかし、今の次元での勝利に過ぎないことを知った。
そして、緊急体制の中で試作段階のジグに出動命令が出た。
二度と帰らぬ我々には、もはや後戻りする道はない。
(出典:『バミューダトライアングル』業務用チラシより)

概要

  • 旧SNKによるループレバーを用いた縦スクロールシューティング*1。全9面の1周エンド。
  • ステージに応じて上方向へのスクロールから下方向へスクロールする事もある。
  • タイトルのバミューダトライアングルとは、フロリダ半島沖にある航空機や船が突如行方不明になるというオカルトスポットの事。電磁波が発生したりタイムスリップが起きると言われているが、事実関係は不明。
    • 本作では様々なステージに「時代」が設定されており、時代を遡るタイムトラベルをしながら闘う事が主題となっている。
  • 本作の業務用パンフレットに書かれているキャッチコピーに「 父は"怒"、母は”ASO” 」という記載があり、両作の特徴を折衷したゲームシステムであることを謳っている。

特徴

  • 本作の風変わりな特徴として、プレイヤーが操作する時空戦闘艦「ZIG」は戦艦であるため、自機の大きさが画面から比較するとやたら巨大な点が上げられる。
    • この巨大さがゲームバランスの重要な要となっており、本作は回避行動よりも、ループレバーを駆使してメインショットで敵を率先して破壊する事が重要なステージ構成になっている。
  • アイテム取得で子機(時空戦闘艇SYDⅡ)がオプションとして自機の周りに装備される。最大3機まで装着可能。子機は敵弾を防ぐバリア代わりになってくれるが、一定弾数の被弾や敵接触で消滅することからその方面での重要性はあまり無い。
  • しかし、 「SIDⅡを3機装着かつ一定の段階までパワーアップ状態で特定のフォーメーションを取る」と特殊ショットを撃つことができる。
    + フォーメーションと特殊ショットについて 1、パワーが2弾階目、フォーメーションが横一列→対地攻撃(ASOの「ニュークリアアーマー」の攻撃に似たショット)
    2、パワーが4弾階目、フォーメーションが逆三角形→変則的な軌道を描く浮遊弾(ASOの「ホーミングアーマー」の攻撃に似たショット)
    3、パワーが最強段階、フォーメーションが前方集中型→画面全体攻撃(ASOの「サンダーアーマー」に似た攻撃)
    なお、3番目のフォーメーションは通常弾では破壊出来ない空中機雷(一部除く)も破壊できるのだが、 エネルギーを消費するため、使い過ぎるとパワーダウンしてしまう点には注意が必要。
  • 自機にはエネルギーが設定されており、道中に出現するエネルギーアイテム(E)を収得する事で回復する。
    • エネルギーアイテムを収得すると自機は変形しつつ最大6段階目までパワーアップする。そのため、パワーアップと延命が同時に図られる。被弾もしくは前述の一部特殊ショットを使用するとパワーダウンしてしまう。
    • この際、渋いおっさんの声で「ZIG-1(2)*2 パワーアップ」のボイスが流れる*3
  • ゲームバランスは大味。如何せん自機が撃たれ強いので簡単には落ちない。
  • ステージが進む、もしくはボス戦で時間をかけ過ぎると「警告、ひずみ発生」というボイスとともに、画面上から下方向に向かって「ひずみ」と呼ばれる黒い物体が複数出現する。これに触れてしまうと別の空間に飛ばされてしまい、相当強い敵の猛攻が来る上に ミスで自機を失うことでしかこの空間を脱出することができない 。なお、脱出した場合は元のステージの最初から再開となる。
  • 基板設定ではコンティニューの有無の設定のほか、3分モード、5分モードもあり、各仕様は店舗側で設定されていないとそのモードでのプレイはできない。
    + 3分/5分モードについて
  • 3分モードはゲーム開始から3分間は何回ミスしてもゲームオーバーにはならない。
  • 1人プレイの場合は3分経過するとそこでゲームオーバー。2人同時プレイの場合は双方がタイムオーバーにならない限りプレイを続けられる。
  • ゲームオーバー後、5秒間だけコンティニュー待ち画面が表示され、そこでクレジットを投入してコンティニューするとタイムオーバーになったエリアの始めから再開。
  • 5分モードは上記の時間設定が5分間になったこと以外は前述の説明と同じ
    • ミス時はその場復活。
    • (コンティニュー可の設定で)コンティニューした場合はゲームオーバーになったステージの最初から再開となり、当然スコアもリセットされる。
  • 最終面(9面)をクリアするとエンディング後に100万点のボーナスが加算されゲームオーバー。

評価点

  • SNKならではの「ループレバー」と「縦方向強制スクロール」が合わさり独特といってよいゲーム性が生まれた。
    • これら二つの要素を融合させたシューティングゲームは希少であり、ゲームバランスが大味であることに目を瞑ればおそらく唯一無二のプレイが楽しめる。

難点

  • タイムトラベルを主題にしておきながら、タイムトラベル感が薄い。
  • 本作に限らず、ループレバーは相当壊れやすかったため貴重品。

総評

レアゲー。大味なゲーム性故に、インカム(アーケードゲームとして設置した際の売上)はお世辞にも良いとは言えなかった。
コンパネの耐久度が低く、値段が高いこんなゲームを設置するゲームセンターは、せいぜい基板屋直営の風変わりな店くらいである。
難易度は低めでそこそこ面白いのだが、飛び抜けた完成度を誇る傑作という訳ではない以上、本作が日の目を見て賞賛される事はないだろう。

余談

  • 同年に稼働が開始した『ワールドウォーズ』は本作の設定を変えたマイナーチェンジ版というべきもので、自機が小さくなったり、一部グラフィックが変わったことなどを除けば、本作のシステムをほぼ流用している。*4
  • 他の面のBGMが緊迫感を醸し出しているのに対し、 4面(1941年)BGMだけ妙に陽気。 これについては何がしたかったのか今も謎である。
  • 中古市場の値段は相当なもの。
    • 取り扱い店によって異なるが、コントロールパネル込みで大体の相場が20万。
  • PSP『SNK ARCADE CLASSICS 0』に収録された事で、プレイのハードル自体は下がったが解像度と音声の再現を生かしきれず移植度が悪い。
  • その後、2018年11月に海外のSwitch用ソフトとして『SNK 40th Anniversary Collection』が発売され*5、プレイ環境としては更に容易になった。こちらには『ワールドウォーズ』も同時収録されている。
  • 2025年12月4日よりPS4/Switch用『アーケードアーカイブス』及びPS5/XSX用『アーケードアーカイブス2』で配信開始された。日本国内版と海外版を収録。Switch2版は無し。
最終更新:2025年12月12日 21:42

*1 トミー(現:タカラトミー)からぴゅう太用に同名のSTGが出ていたが、当然の事ながら無関係。

*2 自機である時空戦闘艦ジグは1P側が「ZIG-1」、2P側が「ZIG-2」という名称。

*3 パワーダウン時は「警告、ZIG-1(2) 破損」のボイスが流れる

*4 近しいもので言うなら、『1943』でいうところの『1943改』がこれに該当するとも言える。

*5 その後、2019年3月にはPS4版、5月にXboxOne版、6月にはWindows(Steam)版も発売された