【ねっとわーくたいせんくいずあんさーあんさー】
ジャンル | クイズ | ![]() |
対応機種 | アーケード(LINDBERGH) | |
販売・開発元 | セガ | |
稼働開始日 | 2007年7月5日 | |
サービス終了日 | 2015年1月30日 | |
判定 | 良作 |
セガ開発による全国オンライン対戦型クイズゲーム。
KONAMIの『クイズマジックアカデミー(以下QMA)』シリーズが既に人気を獲得していた一方、セガ直営店ではQMAシリーズの導入はほとんど無かったため、QMAの対抗馬として制作された。
7年近くにわたりQMAと並びクイズ好きを虜にしていた非常に息の長いタイトルだったが、連動サイトのスマートフォン対応化が遅かった事や、長い間バージョンアップがされなかったことによるマンネリ化からユーザー離れが進んでいった。
そしてついに2015年1月30日をもって惜しまれつつもサービス終了となり、ゲームセンターでプレイすることはできなくなった。本項では最終バージョン「Live!AA」を元に記述する。
本作には豊富なクイズ形式が用意されており、月替わりでさまざまな形式が登場する。中には駆け引きや運を要するものも多く、単なる知識勝負に終わらせていない。
早押しボタン使用によるクイズ
早押しボタンを使わず、タッチパネルを使って回答するクイズ
知識量と操作技術を追求する玄人好みのQMAに対し、早押しと駆け引き・運の要素を混ぜ、クイズ番組のようなポップな仕上がりとした本作は、先行していたQMAの単なる模倣に終わらず、対人の駆け引きという独自の魅力を打ち出した点は高く評価されていた。
その事もあって、双方でユーザーを食い合うといった事態は特に発生せず、両方をプレーしていた人も多い。
本作のネットワークサービスが2015年1月30日で終了したことにより、今後の通信対戦型クイズゲームの展望はQMAシリーズがほぼ単独で担うこととなった。本作のQMAと完全に差別化されたコンセプトは非常に良好だっただけに惜しまれるところであり、また何らかの形での復活を望む声も多い。
そして…2022年3月、コナミから新作のアーケード用クイズゲーム『QuizKnock STADIUM』が稼働開始。このゲームと出題・回答の仕方がほとんど似ていることから換骨奪胎ともいえる形で復活?した。
*1 プレイヤーの組分けのこと。基本的に同じリーグのプレイヤー同士でマッチングし対戦することになるため、初心者と上級者が通常の全国対戦においてマッチングすることはない。ゲーム開始時は最下位のCリーグからスタートする。
*2 本塁打数や安打数ならともかく、二塁打の数を覚えているのはプロ野球ファンでも極少数。
*3 「○○とは(一時停止)××ですが、△△とは?」という問題。QMAでは問題文の最後は「?」で締められる言う決まりがある為、慌てなければ判別は容易。逆にその法則を知らない素人の方が引っかかり易いのだが。
*4 第6回ウルトラクイズ2次予選の敗者復活戦「本格的早押し早とちりクイズ」、第15回高校生クイズ1回戦の地獄の一つ「フライング地獄」で、いずれもコンセプト上ひっかけ問題ばかり。もっとも「敗者復活戦だからOK」と言うネタ扱いだが。
*5 「バラマキクイズ」の「ハズレ」封筒も運要素である。
*6 一般的なクイズ番組では出場経験のある人物は特殊な大会を除き再出場は出来ないが。『ウルトラクイズ』にはそう言う制限は無い。
*7 たとえば上記の『アタック25』はオセロ要素があるので正答数が一番少ない人物が優勝と言う事も。
*8 既に相手チームのポイントがMAXである場合は全く意味がないペナルティである。リーチがかかった状態である「勝ち抜けチャレンジ」の状況であれば、獲得した自チームのポイントがマイナスされたり、誤答者が次の問題を回答できなくなるペナルティは存在する。
*9 この対策のためか、Ver1.3に当たる「デラックス」からAリーグ以上限定だが解答に時間をかけすぎると、その試合中は持ち時間が減らされるシステムが採用された。
*10 プレイヤーの階級のひとつ。最初は級位から始まり、シリーズによって段位・セミプロアンサー等を経た後、初めてプロアンサーとなる。ここからはプレイヤーの実力の指標が「~万パワー」というような表記になるのが特徴。初代ではプロアンサーは20万パワーからスタートし、格下の相手に負けるごとにリーグごとに決められたペナルティとは別に-2万パワーと厳しい仕様であったため、せっかくプロアンサーになれたとしても負け続けで剥奪されてしまうプレイヤーが後を絶たなかった。