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【しのびどうつー さんげ】
ジャンル | 忍者ステルスアクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ヴィータ | |
発売元 | スパイク | |
開発元 | アクワイア | |
発売日 | 2011年12月17日 | |
定価 |
パッケージ版:6,090円 ダウンロード版:4,900円(税込) |
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レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
廉価版 | PlayStation Vita the Best:2013年10月10日/3,400円 | |
判定 | バカゲー | |
ポイント |
PS2で発売された『忍道 戒』の正式な続編 クオリティの高かったアクションがさらに進化 前作で好評だったが削られてしまった要素もあり 改めて言いますが『天誅』のパクリではありません |
時は室町後期――。
一条家の統べる小国・宇高多(うたかた)を巡り、隣国の赤目家、
新興寺社勢力の阿無璃他(あむりた)によって引き起こされた“宇高多の乱”。
あれから束の間の平穏を取り戻したかに見えた宇高多は、新たな戦火に包まれようとしていた。
一条家の譜代である風天(かざま)家の家督を継いだ風天寅三郎久秀が、
東の大国・芳穣(ほうじょう)家を後ろ盾として謀反に及び、
それに呼応するかのように、阿無璃他も再び決起したためである。
時を同じくして、ひとつの忍の里が消滅した。風華忍者――同胞の裏切りにより、一夜にして消えた忍衆。
その業火にすべてが焼失したと思われた中、ただひとり、辛くも命を取り留めた者がいた。
その忍び名を“火祭のゼン”という。
瀕死の状態で意識を失ったゼンが、次に目を覚ましたのは、かつて飛鳥と呼ばれた忍の里。
一条家を支え、宇高多の争乱により壊滅した飛鳥の里は、復興の最中にあった。
宇高多の地に再び起ころうとしている争乱の中に里を裏切った同胞の影を感じたゼンは、
命を救われた飛鳥への恩に報いると共に、仇敵への復讐を果たすべく、戦火の中に身を投じる。
ただ戦乱の影に咲き、人知れず散る覚悟を忍の宿命とするならば、
その血華の彩り、なんと苛烈で、なんと儚きことか――。
(公式サイトより引用)
2005年に発売されたステルスアクションゲーム『忍道 戒』の正式な続編(*1)にして、PSVのローンチタイトル。前作から半年後の宇高多を舞台に故郷を滅ぼした同胞の行方を追うのが目的となる。
ハラキリエンジンや血祀殺法といった前作の特徴的なシステムを継承しつつ、血祀殺法の複数同時攻撃とも言うべき「斬刻(ざんこく)」や雑魚なら一撃で葬り去る当て身技「見斬(みきり)」加え、空中を自在に滑空する「風黒羽(ふくろう)」等、アクションの幅が大幅に広がっている。
その一方で、前作で登場したマップが一部登場しない・ミッションエディター匠や裏庭が無くなっている・調合のシステムが一部変更及び簡略化されているなど、前作から退化していると取れる部分も見当たる。
基本的なゲームシステムを踏襲しつつ様々なアクションを追加した結果、アクション部分の自由度はさらに進化した物へとレベルアップを果たしている一方で、前作をプレイしているからこそ目に付いてしまう欠点・問題点も存在する。
それらの問題点を踏まえた上で忍道の世界を楽しみたい、あるいは純粋に自由度の高いアクションゲームで遊びたいというプレイヤーには是非手に取ってもらいたい1本である。
なお、本作を最後に『忍道』シリーズは10年以上途絶えている為、本作は事実上のシリーズ最終作となっている。
*1 PSPのソフトで『戒』のその後を描いた作品『忍道 焔』が発売されているが、それと本作との繋がりはないと思われる。
*2 ただし、各大名の機嫌や軍資金など、プレイヤーの行動で影響を受けにくいパラメータは数値化されていない。
*3 これらの効果を持つ素材自体は前作にもあったが、きのこや草系素材の一種として存在していた。
*4 △ボタン入力の場合、押した時に一瞬だけしゃがみ状態が強制的に解除される為、敵に感付かれやすい。
*5 もちろん奈落(一言でいえば落とし穴)に落ちればタダでは済まないが。
*6 自分の戦略がうまく行かず大泣きする、怒りの余り自身の崇める仏像に跳び蹴りをかます等。
*7 前作の主人公から雰囲気を変える、地味になりがちな和物の風景に彩りを与える等の開発側の意向が反映されたが為のデザインである。
*8 蛮族や忍者たちも襲撃するが、こちらは条件などはなくランダムでやって来る。
*9 任務を遂行する上での大名との特別な約束。守らずとも任務達成は出来るが評価に影響する。
*10 ちなみに、証言する熊とも言うべきこの現象は前作の時点で存在していた。その意味ではこれも前述の「宇高多ではよくあること」なのかもしれない。
*11 前作に登場した人里離れた森や峠に住む民族(?)。前作では片言の日本語混じりの独自の言語で話す。
*12 無警戒状態での毛伸忍者のセリフより。ちなみに前首領だった蛇蜻蛉(へびとんぼ)は人望がなかった模様。
*13 こちらは混乱状態に陥った時のセリフより。
*14 「がうがう」という熊語(?)と、日本語での通訳文が同時に記載されている。
*15 なお、一条に殺された事になっているのは、阿無璃他教を戦わせる為にラスボスが行った情報操作である。
*16 ご丁寧にも上記の矢文と同じく、熊語と日本語の同時収録である。