【うぉーしっぷがんなー つー くろがねのほうこう】
マイクロキャビンが開発した『鋼鉄の咆哮』シリーズの第6作目。
PS2版はコーエーが開発しており前作「鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー」まではマイクロキャビンも関わっていたが、本作は「亡国のイージス2035」を作った開発チームと同じであるため原作表記のみとなっている。
そのため、旧作と比べると別の味付けとなっており、シリーズの中でもかなり異色。
鋼鉄の咆哮シリーズを大別すると3つの流れがある。
主人公はカムチャッカ半島あたりにある架空の国の海軍士官。WW2(第二次世界大戦)直前の時代に祖国がクーデターに遭い演習中に命を狙われる。
辛うじて軍艦で脱出し同盟国の日本に逃げ込むが、祖国はクーデターと同時に世界各国への侵略を開始。
侵略する艦隊から各国を護り、最終的に独裁者を倒すのが目的である。
プレイヤーは戦略パートにて艦船をデザインし、戦闘パートにて自作した艦で敵艦隊を撃滅していくことでストーリーが進む。
+ | 長文及びネタバレ防止のため格納 |
+ | 先述した航空機を除く一例 |
従来のシリーズとは大きく仕様変更された部分がある特異な作品となっているが、良く仕上がっている。
シナリオ本編は一応シリアスなのに、戦闘時は敵味方共に無茶苦茶かつバカバカしい兵器で暴れまわるバカゲーであるのだが、アクション面は非常に良好である。
史実艦への強いこだわりがないのならば、プレイして損はない。
【うぉーしっぷがんなー つー ぽーたぶる】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
発売元 | コーエー | |
開発元 | コーエー | |
発売日 |
UMD版:2009年11月12日 DL版:2011年12月15日 |
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定価 |
UMD版:5,040円 DL版:2,515円 |
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判定 | 良作 | |
バカゲー |
2009年発売のPSP移植版。2011年にはダウンロード版が販売開始。PSVita、VitaTVでもプレイ可能。
タイトルから「鋼鉄の咆哮」の文字が削除されている。
+ | 恐るべき強化内容 |
マルチプレイモードや新たな兵装の追加、バグの修正、一部アイテムの取得条件の緩和、PS2版では使い物にならなかった航空機の強化など、おおむね改善されている。
ただし、無双シリーズの影響を思わせる極端なゲームバランスに調整されており、アクションゲームが苦手な人にはややハードルが高くなっている。
*1 ミサイルを迎撃する機関砲。史実で登場するのは1970年代ごろ。
*2 史実の艦砲は大和の46cmが最大。計画だけなら51cm砲もあった。
*3 なお波動砲の発射時は一時的にすべてのエネルギーを消費する(という設定)のため一時停止する。「対ショック、対閃光防御。」
*4 ドイツ帝国旗もあるがデザインは変更されている。
*5 筑波役:郷里大輔氏、ブラウン役:鈴木麻里子女史、ヴェルナー役:私市淳氏 etc...
*6 プリセットは100種近くあり、大和や島風、アイオワなどはもちろん架空艦やエウロパといったマイナーな計画艦や、"どこか"で見た日本の護衛艦まで存在
*7 船体に兵装等を積み込める上限値のこと。ゲーム中の表記に準拠。
*8 エンジン(主缶+主機)を前後で区切ることで、片方のエンジンが破損してももう片方のエンジンで動き続けることができるようにする配置方式。エンジンからスクリューまでの動力伝達配置が複雑化するため重量が増える。
*9 Win版ではEKから登場する特殊空母のみ搭載可能だった。
*10 垂直離着陸機。代表機種はハリアーやF-35B。
*11 いずれも開発段階で中止されたテイルシッター型VTOL機
*12 誘導性を持つ速射砲。
*13 射程内の目標に対して自動照準追尾が起動し、射撃ボタンのみで攻撃を当てられるモード。システムとして最初から使用可能。
*14 具体的には戦艦でせいぜい20~30kt程度、駆逐艦でも40ktに迫る艦はごく少数
*15 鋼鉄の咆哮3では登場したが今作には存在しない
*16 一度の射撃で複数本のレーザーが放たれ、命中した本数ごとにダメージが倍加する。
*17 一応高難易度では「砲塔型レールガン」を装備する。
*18 鋼鉄の咆哮3で超巨大戦艦リヴァイアサンが枢軸同盟ルートのラスボスとして初登場したが、他2つのルートでは依然ヴォルケンクラッツァーがラスボスを務めていた。
*19 ただし2周目では増援として対潜攻撃可能なミサイルを装備した超兵器双胴戦艦と超兵器潜水艦が出現する。
*20 ゲーム中では「特殊機」という表記になっている
*21 金属片を散布することでミサイルを攪乱する装備
*22 PSP版の最高位防御装置の防御率をPS2版の計算式で表すと、およそ50%程の効果に抑えられていることになる。