てんあく
【てんあく】
| ジャンル | エロコメアドベンチャー |  
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| 対応機種 | Windows 98~XP | 
| メディア | キャンペーン/通常版:CD-ROM DVD版:DVD-ROM 各1枚
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| 発売・開発元 | Studio e・go! | 
| 発売日 | キャンペーン版:2002年10月25日 通常版/DVD版:2003年3月28日
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| 定価 | キャンペーン版:3,800円 通常版/DVD版:8,800円(税別)
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| レーティング | アダルトゲーム | 
| 配信 | DMM専売:2015年2月6日/5,965円(税8%込) WindowsXP~8対応
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| 判定 | なし | 
| ポイント | 独特の雰囲気 キャンペーン版はお得感があるが…
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概要
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ブランド「Studio e.go!」の5周年記念として制作された作品。
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キャンペーン版は3,800円と安い価格になっている。
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その後に通常版/DVD版がフルプライス8,800円で発売された。
あらすじ
主人公・沖田昇一の特技は盗みと喧嘩だ。日々の行動は、繁華街で喧嘩し、警察に捕まり、留置所で寝泊りすること。さすがに毎日ではないものの、なんとも懲りない性格だ。
そんな留置所からの帰り、車に轢かれそうになった女の子を助け、意識を失ってしまう。目が覚めたとき、目の前に死神が居た。まだ、仮死状態であるというのだ。そして10日後、息を吹き返すか、そのまま死亡するのかが決定するという。
10日間この校舎内で待機する間、天使の卵ミリィと悪魔の見習いメルティ、死神の千薙の3人が身の回りの世話をしてくれる。すでに死亡が決定したかのような陣容である…。いざ、生活を始めてみれば、千薙は何もせず、仲の悪い天使と悪魔は喧嘩ばかり。こうして10日間4人のはちゃめちゃ共同生活が始まったのである。
特徴
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昇一達は判決が出るまでの、10日間を校舎内で過ごす。
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その間に誰とエッチをするか、行動を共にするかによって誰とエンディングを迎えるかが変わる。
 
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また、選択肢によっては「善行ポイント」が貯まり、それによって主人公の判決が決まる。
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ポイントが高いと天国エンド。低いと地獄エンドになる。
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ちなみに「水着に着替えているのを覗かない」などのしょぼいことで貯まる。
 
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上記2つを組み合わせたものがエンディングとなる。
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ミリィ天国エンド。メルティ地獄エンド。などといった具合。
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1人で地獄エンド。などもあるが鬱になるようなエンドはない。
 
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エンディングを除き、CGがあるのはエッチシーンのみ。
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条件を満たすとミリィ、メルティ、千薙の目線で物語を始められるようになる。
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CGや展開などは昇一目線と変わらないが、ミリィ達の心情が明らかになる。
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千薙ルートのみ様々な謎が解き明かされるルートになっており、「なぜ主人公が不良になったか?」「千薙の正体」などが明らかになる。
 
評価点
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独特の雰囲気。
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ヒロイン達と判決を待つ10日間を共に過ごす。という独自の設定から他に例を見ない雰囲気が出ている。
 
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ヒロイン目線でストーリーを見られるなどの、工夫がみられる。
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キャンペーン版は3,800円という低価格帯の割にボリュームがある。
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特徴で述べたように分岐が多いため、CGやシーン回想をフルコンプしようと思うとそれなりに時間がかかる。
 
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エッチシーンでの「顔/口」「中/外」等のCGが変わる選択肢は、どちらを選んでも選ばなかった選択肢のCGも登録される。
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わざわざセーブ/ロードをして差分CGを回収する手間がない。
 
問題点
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既読スキップがない。
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周回前提のゲームなので少し痛い。強制スキップはある。
 
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一部のCGは構図がおかしなことになっている。
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骨格がおかしな方向に曲がっているシーンなど。
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主人公が「考えてみればここにはテレビはない。」と発言するが、どう見ても背景にテレビがあるシーンがある。
 
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必要性を感じない選択肢
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ミリィ、メルティの視点で物語を見る際にも選択肢が出る。
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すべて上の選択肢を選べばエッチシーンに入り、下ならエッチシーンがスキップされる。
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特にストーリーが変わるわけではないので、わざわざスキップする必要性はない。
 
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通常版/DVD版はフルプライスなので、キャンペーン版と比べるとかなり割高感がある。
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3,800円としてはボリュームがあるが、フルプライスとしてはややボリュームが足りない。
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DVDになったことで品質アップ、イベントの追加やテレカなどの特典などはあるが、差額の5,000円の価値があるかと言われると…
 
総評
不良と天使と悪魔と死神が過ごす10日間という、かなり異質な雰囲気のヤリゲー。
そこそこボリュームがあるので、絵や雰囲気を気に入ったなら値段相応には楽しめるだろう。
最終更新:2021年09月26日 20:52