どきどきペンギンランド
【どきどきぺんぎんらんど】
| ジャンル | アクションパズル |  
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| 対応機種 | SG-1000/SC-3000 | 
| メディア | マイカード | 
| 発売・開発元 | セガ・エンタープライゼス | 
| 発売日 | 1985年5月17日 | 
| 定価 | 4,300円 | 
| プレイ人数 | 1~2人 | 
| 判定 | 良作 | 
 
概要
SG中期に発売されたアクションパズル。
ペンギンのアデリーを操作し、恋人のフェアリーのもとにプレゼントの入った卵を運ぶのが目的。全25面。エンディングは無く、ループする。
システム
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アデリーは左右の氷ブロックを掘ることができるほか、岩をつつくことで落下させることができる。
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掘ることのできないブロックや卵のみ通すパイプも存在。
 
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道中のハートを取っていくことで卵の中のプレゼントが豪華になり、クリアボーナスも増える。
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ハートは最初から見えているもののほかにも、ブロックを掘ったり特定の場所に卵を通過させることで現れる隠しハートも存在する。
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なお、ステージ内のハートは隠し含めて全部で7つで、7つ集めた場合はパーフェクトボーナス5万点だが、6つ集めた場合は1万点ボーナス+卵1個追加であるため、状況によってはハートを6つ取得にとどめることが有利な場合もある。
 
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卵は一定の高さを超えて落下する、岩やアデリーが上に落ちて潰す、敵に接触するなどで割れるとミスになる。
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アデリー自身は敵の攻撃を受けても岩につぶされても一定時間操作不能になるだけでミスにならない。
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また、画面の上下左右はつながっており、真下まで落下すると上から再出現する。
 
評価点
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ルールが比較的わかりやすく、キャラクターのかわいさもあってとっつきやすい。
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パズルゲームとしては制約が緩く、ルートの自由度が高いため楽しむ敷居も低い。
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ステージも自由に選択可能なため、好きな時に好きな面を楽しめるのは大きい。
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難易度も適度でプレイしやすく、好きな面から始められることも相まって遊びやすさの間口も広い。
 
問題点
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時間経過で出てくる妨害キャラの出現タイミングがややわかりづらい。
総評
比較的とっつきやすいキャラクターとシステムでお手軽に遊べる佳作。
難易度もお手頃なので気軽に遊べるアクションパズルとして手に取ってみるのも一興だろう。
余談
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本作は当時サントリーがペンギンをイメージキャラクターにしていたCMがブームとなっており、そのイメージで何か作品を作るという企画から生まれたものである。
移植・続編
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アーケード(SG-1000からの逆移植)やMSX等に移植されている。
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アーケード版では設置環境の都合上ステージセレクトは使えない。
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MSX版はポニーキャニオン販売。
 
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どきどきペンギンランド 宇宙大冒険(セガマークIII)
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続編は何故か宇宙が舞台。ゴールでは3羽の子供が待っている。細かい変更点はあるが基本的なルールはほぼ同じ。全50面。
 
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イカスぜ!恋のどきどきペンギンランドMD(MCD)
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マークIII版ベースのアレンジ移植。主人公の名前は「ペン太」、彼女の名前は「ペン子」になっている。全30面。
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元々はMDのセガゲーム図書館で配信されていたタイトルだが、後にMCDの「ゲームのかんづめVol.2」に収録。
 
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ペンギンランド(GB)
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販売はMSX版と同じくポニーキャニオン。全25面。
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ステージのサイズは共通しているが、GBの画面解像度の都合上画面は左右約半分が表示されていて、中央に行くと切り替わる。
 
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SEGA AGES セガメモリアルセレクション Vol.2(SS)
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過去のセガタイトルを複数収録した中の1本に含まれている。先述のアーケード版を収録している。
 
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SEGA AGESシリーズ Vol.23 セガメモリアルセレクション(PS2)
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アーケードオリジナル版とアレンジバージョンも収録している。PlayStation Storeで配信されている。
 
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そのほか、iモードのアプリにて本作が配信されていたこともある。
最終更新:2024年03月31日 23:07