めいどさん☆すぴりっつ! ~わたしの中にいるあなた~
【めいどさんすぴりっつ わたしのなかにいるあなた】
| ジャンル | ホーム&メイドラブADV |  | 
| 対応機種 | Windows 98~XP | 
| 発売元 | ビジュアルアーツ | 
| 開発元 | Sirius | 
| 発売日 | 2006年1月27日 | 
| 定価 | 8,800円(税別) | 
| ディスクレス起動 | 可能 | 
| レーティング | アダルトゲーム | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 穏やかな雰囲気 面倒なエッチシーン
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概要
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ビジュアルアーツ傘下ブランド「Sirius」の8作目。
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ブランドの前作・前々作の『まいにち好きして』『魔法はあめいろ?』と同じく保住圭がシナリオライターを勤める。
ストーリー
主人公が購入した屋敷へ行くと、メイド「フィエナ」が主人公を待ち受けていた。
フィエナは館の具現化した存在であり、主人公に仕えることとなる。
屋敷は広いので、資金調達の為に下宿人を募集したところ、4人の女の子が住み込むこととなった。
ヒロイン
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フィエナ
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屋敷の精霊が実体化した存在。そのため、屋敷への刺激は彼女にも反映される。
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サブタイトルの「わたしの中にいるあなた」は「フィエナ(屋敷)の中にいる主人公」というそのままの意味である。
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常にメイド服を着ており、主人公以外に対しても丁寧な態度で接する。
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本作のメインヒロインであり、他のヒロインよりもエッチシーンの数が多い。
 
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リーチェ・ベッセン
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のんびりとした性格だが、剣士として優れた実力を持つ。
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女として魅力のある体型で、他のヒロインからうらやましがられることもしばしばある。
 
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アヤリ・アヤリエ
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「自分のことをお母さんと思って欲しい」と発言するほど面倒見がいい性格。
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郷土の衣装を着るなど郷土の文化を好み、特に郷土料理には長けている。
 
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シャロ・プルチーニ
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主人公に魔法を習う、駆け出しの魔法使い。
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子供体型で舌足らずな喋り方。本人はコンプレックスに思っている。
 
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クオレリア・ルティエ
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館の裏手の船着場に、樽に入って流れてきた吟遊詩人。
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無口であまり語らないため、謎が多い。
 
特徴
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テキストウィンドウに表示される文字を読み進めるアドベンチャーゲーム。
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ゲーム内の週末には、マップに表示されるヒロインを選びイベントを進行する。
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一般的な恋愛ADVのような選択肢は、エッチシーンを除くと個別ルートでのみである。
 
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研究Hモード
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フィエナは記憶を失っており、エクスタシーに達することで記憶を取り戻す。
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「キスする」などのコマンドが用意されており、それを3つ選びエッチシーンを閲覧する。
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最初は一つしか選べないが、コマンドを選ぶことにより次のコマンドが解禁されていく。
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ゲーム内の週末には毎週このエッチをすることとなる。
 
評価点
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和気藹々とした日常のイベント
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各自の出身地を語り合ったり、特技を見せ合ったりとヒロイン同士の交流が多い。
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困難に直面する仲間を支えたり、4人でフィエナに恩返しをしたりと人間関係も良好。
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他にも共同生活という設定を生かしたイベントが多い。
 
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エッチシーン
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フィエナが頭一つ抜けて多いが、サブヒロインも各自6シーン以上はあり、萌えゲーとしては回数が多め。
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フィエナは自分好みのシーンを選ぶことが出来る。後述するように難点も多いが……。
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回数が多い上に、一回一回がそれなりに濃く、絵が好みなら実用性もそれなり。
 
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主人公
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エロゲ主人公としては珍しく、江戸言葉で話す。
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落ち着きはらった大人な性格で嫌味がなく、プレイヤーからの評価が高い。
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ちなみに一部のCGでは顔が映るが、目つきが鋭い。
 
問題点
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研究Hシステム
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最終的にはCGやシーン回収の為に選択肢を虱潰しするだけになり、非常に面倒。
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カーソルをクリックしてコマンドを選ぶ必要があるのも面倒さに拍車をかける。
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終盤の方には触手などの人を選ぶシーンがあるため、それを避けられると言うメリットも一応あるが、CG埋めを目標とするプレイヤーにとっては面倒な要素の方が目に付く。
 
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フィエナ以外を攻略しようとするときも足を引っ張る。
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「フィエナの好きにさせる」という選択肢でエッチシーンをカットできるが、毎週これを選ぶのは結構な手間。
 
 
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ダレやすい
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選択肢がかなり多く、日常のイベントもほのぼのとしているため、飽きやすい。
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シャロルートのエピローグなどでは「中に出す/外に出す」の選択肢が非常に多く、どちらでもいいプレイヤーにとってはかなりの手間。
 
総評
ヒロインとの生活とエッチをのんびり楽しむゲーム。
システムが原因でダレやすいため、一気に遊びきるよりも少しずつ進行させた方が楽しみやすいだろう。
余談
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Siriusブランドは次回作『こいびとどうしですることぜんぶ』を最後に新作を発売していない。
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保住圭氏は本作を「一番自分らしい作品」と2018年に評している。該当ツイート。
最終更新:2020年04月13日 22:07