恋は夢見る妄烈ガール!
【こいはゆめみるもうれつがーる】
| ジャンル | 恋愛アドベンチャー |  
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| 対応機種 | Windows Vista/7/8.1/10 | 
| 発売・開発元 | Chelseasoft | 
| 発売日 | 2016年12月22日 | 
| 定価 | 9,800円(税別) | 
| レーティング | アダルトゲーム | 
| 配信 | FANZA:2017年3月17日/8,640円 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 萌え抜きゲー 良くも悪くもお約束展開
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| Chelseasoft作品 ソラコイ - 恋は夢見る妄烈ガール! - Suite Life
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概要
多くのブランドを展開する美少女ゲームメーカーMOREのブランド「Chelseasoft」の2作目。
人を選んだ前作『ソラコイ』と比較して、無難な作風に落ち着いている。
ストーリー
猫を神様として祀る神社の下に広がる美丘町。
親の都合で美丘町に引っ越してきた気遣いのできる男、いわゆる優男な 九条レン は、転校先の美丘学園へ向かっていた。
幼い頃にも少しだけこの街に住んで、初恋をしたな なんて思い出しながら。
転校初日、“可もなく不可もなく” な印象をクラスに残して帰宅しようとした時、予報通りの雨が強く降りだした。
昇降口に着くと、クラスで前の席にいた 夕凪シズク が傘を忘れて立ちすくんでいる。
レンは持ち前の優しさから傘を差し出し、颯爽とその場を走り去る。
が、校門を出ようとしたその瞬間、轟音とともに全身に衝撃が走り、目の前が真っ暗に……。
――額に冷たい何かを感じる……
目を開けると、そこには先程 傘を渡したシズクが居て、一人で看病をしてくれていた。
保健室にはレンとシズクの二人だけ。
シズクの手が額に触れたその瞬間、なぜかレンの頭の中には自分とシズクがエッチなことをしている映像が流れ込む。
「なんなんだこれは…… エロい……」
本人の意思に反して暴走する、“触れることで相手のエッチな妄想のみ見える” 謎の能力。
この能力をきっかけに出会う、クラスメイトや先輩――
少しドジで天然な 美丘アオイ、神社の娘で生徒会長の 猫城エリカ、男子が苦手な元気っ子 汐崎ユキ。
転校早々に、慌ただしくもエッチな青春が訪れようとしていた。
(公式サイトより抜粋)
特徴
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選択肢で分岐する恋愛アドベンチャー
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選択肢は少なく、狙いのヒロインと会うだけでいいので難易度は低い。
 
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何度かエンディングを迎えると、隠し要素「NEW STORY」が解禁される。
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時系列はある個別ルート(後述)のアフターストーリーである。
 
評価点
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グラフィック
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原画家は3人だが、大きな違和感もなく可愛らしいキャラを描けている。
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ちなみにメインヒロインは全員巨乳。
 
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キャラクター
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ストーリーの項目の最後にあるように、天然や生徒会長といった定番の属性であり性格付けが安定している。
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付き合ってからのイチャイチャはなかなか見ごたえがある。
 
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ストーリー
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平坦な学園物なのでとっつきやすい。キャラやエロをウリにした方向性なので、余計な設定を盛り込まないシンプルな舞台設定として評価できる。
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アオイ以外の個別ルートは定番の展開だが、その分大きく外すこともなく無難にまとまっている。
 
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エロ方面
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萌え路線としてはエッチシーンの枠が多い。
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「触れることで相手のエッチな妄想のみ見える」という設定により、序盤からエロシーンが挟まれる。
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純愛ゲーでは「エロシーンがなかなか発生せずにやきもきする」という事態になりがちだが、逆にエロシーンを早く出しすぎるとヒロインの貞操観念がないと非難されてしまう。
 本作ではそういった問題を妄想という形で解消している。付き合ってすぐにエッチするのはエロゲーなのでそういうものである。
 
 
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明るく口ずさみたくなるOP曲「妄烈ハニー」、しっとりとしたED曲「トワイライトメモリー」が好評。
賛否両論点
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シズク
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典型的なツンデレキャラだが、人によっては少々暴力的と捉えられることもある。
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非難一辺倒というわけではなく好んでいる人もおり、多少人を選ぶ程度にとどまっている。
 
    
    
        | + | ネタバレ | 
アオイルート
アオイの正体が人間ではないことを何度も匂わせるが、主人公は気が付かないまま終わる。
 
NEW STORY
シズクルート後の展開。アオイは猫神の末裔である事が判明し、神様の世界へと帰っていく。
主人公が「妄想を見られる能力」を得た経緯も補完されている。
 
これらに関しては、「アオイの話はアオイルートで完結させろよ」との非難がある。一方で「最後のピース」「トワイライトメモリー」といった良曲に合わせた演出は良い。
 
 
もっとも、全体的にストーリーに力を入れていない作風のため、そもそもあまり気にしない人もいる。
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問題点
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独自性の薄さ
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評価点の裏返しだが、独自の魅力が乏しく目新しさは欠けている。
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エロゲー以外の創作物でも散々使われたお約束ネタが話の肝のため、先読みしやすい。悪い意味でも規定路線を突っ走る。
 
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CG・シーン回想が少し見にくい
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キャラごとにページが用意されているのが一般的だが、本作ではページ毎になっていない。
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シーン回想の1ページ目はシズク×7・アオイ1、
 2ページ目はアオイ×6・エリカ×2……といった具合なので、目当てのシーンを探しにくい。
 
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サブヒロイン2人のエロシーンは予約特典のみ
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後発で購入した人はこれらのシーンを楽しめない。
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ただしあまり本筋に関わらないキャラのため、おまけレベルである。ストーリーの理解に支障が出るようなことはない。
 さらにいえば、サブヒロインの1人は非常に影が薄く、このエロシーンで存在を思い出した人もいるほどである。
 
総評
序盤とアオイルートが少し特殊な程度で、他の要素はことごとく平凡な恋愛ゲームである。
シナリオ・システム共にハードルが低く、グラフィック・エロは高水準なので、気楽にエロゲーをしたい人に向いている。
余談
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パッケージで一番右にいる金髪のキャラがアオイである。
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定額で30日間ゲームを遊び放題の「GAME 遊び放題 プラス」に本作が提供されている。
最終更新:2021年08月22日 19:09