あざスミ -あざとくてスミに置けない彼女-
【あざすみ あざとくてすみにおけないかのじょ】
ジャンル
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ADV
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対応機種
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Windows 7/8.1/10
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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あざらしそふと/SMEE
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発売日
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2019年12月27日
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定価
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330円(税込み)
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レーティング
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アダルトゲーム
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判定
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良作
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ポイント
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商業アダルトゲーム屈指の安さ
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概要
別会社のブランド「あざらしそふと」と「SMEE」のコラボとして発売されたオリジナル作品。
サブタイトル『あざとくてスミに置けない彼女』、ヒロイン名「麻布真澄」(あざぶますみ)は双方のブランド名からきている。
原画家はネクストンのブランド(あざらしそふとの会社)で活動していた城崎冷水氏。
シナリオライター・ディレクターは双方から2人ずつが担当している。
SMEEの過去作と同じく、株式会社ブリコの「Ethornell」がゲームエンジンである。
FANZA(旧:DMM)にてダウンロード専売で配信された。
ストーリー
――春。
朗らかな春の日差しを浴びながら、
頬には川沿いに特有の清涼な風を感じつつ登校する僕の気分は、
天候ほど晴れやかなものではなかった。
その理由は、ひとりのクラスメイト。
男子にも女子にも人気があり、いつもクラスの輪の中心にいる
彼女の名前は、麻布真澄(あざぶますみ)。
そんな彼女が、教室のスミがお似合いの僕に話しかけてくるなんて……。
やっぱり彼女は、アザとくて、スミに置けない。
(公式サイトから抜粋)
特徴
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選択肢の無いノベルゲーム
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画面下のテキストウインドウに表示される文字を読み進める。時折テキストウインドウいっぱいを使う大文字が使用される。
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セーブデータは約200箇所。ショートカットキー対応など、おまけを除きシステムはフルプライスと大差ない。
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エンディング後にタイトル画面に「Heroine View」が追加される。
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Heroine View
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ヒロイン真澄の目線で本編のストーリーを追うモード。
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要所でヒロイン目線が挟まれるエロゲはいくらかあるが、本作は最初から最後までヒロイン目線である。
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地の文が真澄になり、真澄の発言は画面上部のフキダシで表示されるようになる。
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ストーリー展開やCGは本編と全く同じ。
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1GBにも満たない低容量
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じっくり読んでも2時間程度で読了できるボリューム。
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OPムービーや歌はない。EDムービーは既存の一枚絵にスタッフ名が流れるのみ。
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立ち絵・ボイス共に真澄のみ用意されている。
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エッチシーンは1回のみ。
評価点
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あざとくてスミに置けない彼女
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明るく気さくに話しかけてくる純情可憐な女の子として、好感を抱きやすい。
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立ち絵差分はほどほどにあり、表情の変化による視覚的な楽しさがある。
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北大路ゆき氏の演技も好評で、気さくなキャラクターとしての印象を強めている。
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Heroine View
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本編以上に大文字や砕けた表現が多用され、真澄の内面のテンションの高さがよく表されている。
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「スミに置けない」の要素が強く、主人公に好かれようと努力する姿が笑いと可愛さの両面で魅力的。
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本編でのお色気イベント等は真澄が狙ってやっていたと明らかになるが、「腹黒い」ではなく「スミに置けない」と思えるような塩梅。
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同じ話の繰り返しではあるが、短い話故に退屈感は抱きにくく真澄のかわいさを引き立てているとして好評。
問題点
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一般的なエロゲに搭載されているおまけのCG閲覧・シーン回想モードはない。
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極小ボリューム故にセーブデータを使えば済むものの、一手間かかる。
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誤字・衍字等
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「ボーリング場(ボウリング場の誤表記)」「このこの(衍字)」のようなテキストがいくらか見られる。
総評
商業アダルトゲームとして屈指の安さとお手軽さが魅力。
ヒロイン目線で同じ話を丸ごと読み返すHeroine Viewは、超ロープライスならではの手法。
萌えゲーに興味のある人なら手にとって損は無い。
余談
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コンフィグ
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スキップ継続の項目で「常に継続」「選択肢まで」「1日の終わりまで」があるが、前述したように選択肢が無いため、どれを選んでも同じである。
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ボイスは一括でも個別でも音量調節できるが、真澄しかボイスがないため片方が不要である。
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価格について
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諸事情により0円で配布された製品版『キミトユメミシ』・102円のお祭りゲー『エルフインワンダーランド2』・220円のファンディスク『猫忍えくすはーと+PLUS なち編』等が存在するため、FANZAダウンロード売り場では最安値ではない。
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完全無料で配信されていた(現在は配信停止)『se・きらら』という前例もある。
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ファンディスクや続編が存在しない単品完結の日本の商業アダルトゲームとしては、本作が最安値である。ブランドの宣伝コンテンツという事情はあるが。
最終更新:2020年12月27日 10:26