To the Moon

【とぅ ざ むーん】

ジャンル アドベンチャー
対応機種 Windows
iOS 9.0以降
Android 4.1以上
Nintendo Switch
発売元 【Win】PLAYISM
【iOS/And/Switch】X.D. Network
開発元 【Win】Freebird Games
【iOS/And/Switch】X.D. Network
発売日 【Win】2012年11月9日
【iOS/And】2017年5月12日
【Switch】2020年1月16日
定価 【Win】1,008円(税込)
【iOS】610円(税込)
【Android】520円(税込)
【Switch】1,200円(税込)
プレイ人数 1人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
備考 PLAYISMでの販売は終了済
判定 なし
ポイント ピアノを中心に奏でられた美しい音楽
ボリュームは価格相応
移植版はやや粗が目立つ

概要

元々はカナダのゲームデザイナーKan Gao氏の個人スタジオ「Freebird Games」が『RPGツクールXP』で作成したいわゆるインディーゲーム。
2012年にPLAYISMストアにて発売された他、中国の会社「X.D. Network」によってUnityでリメイクされてスマホとSwitchに移植された。
なお、個人スタジオ発売のSteam版については当Wikiのルール上割愛させてもらう。

ストーリー

本作の舞台は近未来。
主人公の2人は少し変わった仕事をしています。
それは、人生の最後の最後、思い残すことなく死を迎えるために、思い残した夢を叶えてあげること。
彼らは、あるマシンを通じて、人の記憶にコンタクトし、少しずつ過去へと遡りながら、記憶の奥深くに思い残した願いを設定します。
すると、マシンはその人の記憶と願いを掛け合わせ、叶えたかった夢へと向かう仮想の人生を再生します。
人の意識の中で、夢を叶えてあげるのです。
今回のオファーは、ジョニーという老人からの『月へ行きたい』という願い。
2人が老人のところへたどり着いた時には、もう彼はこん睡状態にありました。
どうして彼は、月へ行きたいのか?彼の一生はどのようなものだったのか?そして、彼は月へ行けるのか……。
この切なく美しい物語を、ぜひ体験してみてください。

(各ストアページより引用)

特徴

  • ジョニーという老人の「月へ行きたい」という願いを叶えるために記憶をさかのぼり、願いを叶えるのがゲームの目的。
  • 基本は見下ろし型の2Dアドベンチャーで道中パズルを解いたり謎解きをする場面もある。
    • ジョニーの記憶の中に入り、「メメント」と呼ばれるオブジェクトをパズル形式で解くことで過去の記憶にさかのぼることができる。

評価点

  • 切なくも感動するストーリー。
    • ジョニーの一生をさかのぼりながら追っていくのはなかなか没入する。
    • ジョニーの願いの真実を知った際には感動すること間違いなし。
  • 美しい音楽。
    • ピアノを中心に奏でられた本作の音楽は評価が高い。

賛否両論点

  • ドクターワッツ(ニール)のキャラクター。
    • 主人公の一人であるニールは事あるごとにジョークをかますので人を選ぶキャラクターとなっている。
    • 一例を挙げるとメメントのバリアを破壊する際に「昇竜拳!」と叫んだりする。

問題点

全機種共通の問題点

  • ボリュームは少なめ。
    • ストーリーもやや短めで4時間程度で終わる。道中パズルや謎解きをする場面もあるが、そこまで難しい謎解きではない。
    • 機種によっては値段相応とも言えるが、Switch版など価格が高めの機種で買った場合は割高に感じる可能性もある。

移植版固有の問題点

  • マップの切り替え時に僅かだがロードを挟む。
    • スマホ版とSwitch版ではほんの僅かではあるが、マップの切り替え時などにロード時間が挟まる。
  • 操作性がやや悪い。
    • どういうわけか操作キャラが話しかけることができる人物をすり抜けてしまうので、話しかけづらい。
  • 当初はスマホ版の日本語訳に難があった。
    • 台詞や選択肢に違和感のある言い回しや表現が散見された。ストーリーメインのゲームとしては致命的。
    • 現在はSwitchへの移植に伴い有限会社ハチノヨン*1によって翻訳が一新され、当初と比べてだいぶマシになっている。

総評

元がツクール製のアドベンチャーゲームであり、特段やり込める要素も無く謎解きといったゲーム要素も少ない。
ストーリー自体は短めではあるが切なくも感動できるものとなっているので、短い時間で感動できる物語を見たいのであれば購入してみてはいかがだろうか。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年09月30日 00:28

*1 有名所だと『ショベルナイト』や『スカルガールズ』、『UNDERTALE』などのローカライズを担当した会社。