まちがいさがしパーティー
【まちがいさがしぱーてぃー】
| ジャンル | 間違い探し |  | 
| 対応機種 | Wii U Nintendo Switch
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| メディア | ダウンロード専売ソフト | 
| 発売元 | レイニーフロッグ | 
| 開発元 | Sanuk Games | 
| 配信開始日 | 【WiiU】2014年1月22日 【Switch】2019年3月14日
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| 定価 | 500円 | 
| プレイ人数 | 1~4人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | パーティプレイにも対応した間違い探しゲーム 350種類の写真イラストを収録
 良くも悪くもテンポ重視
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概要
レイニーフロッグ発売のWii U及びNintendo Switch用ダウンロードソフト。開発はバンコクのメーカーであるSanuk Gamesが担当。
ジャンルはスタンダードな間違い探しゲームに該当し、最大で4人までのプレイが可能。写真イラストを350種類を収録し、間違い箇所の総計は3500箇所に及ぶ。
ゲームルール
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基本ルール
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画面の左側と右側に同じイラストが表示されるので、それらを見比べて5箇所の間違いを回答するのが目標となる。
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どちらかのイラストにカーソルに動かし、間違い箇所を合わせて対応ボタンを押すと回答となる。Wii U GamePad及びSwitch本体ではタッチ操作も可能。
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出題イラストはすべてのモードにおいてランダムで、イラストの選択はできない。イラストの間違い箇所はプレイするたびに変化する。
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回答した間違い箇所には丸印が付くので、次に見つけるべき箇所との区分がしやすくなっている。なお、丸印のサイズは箇所によって大きく異なる。
 
 
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モードについて
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モードとしては1人でスコアを競う「1Pモード」と、2~4人の同時プレイができる「パーティモード」がプレイできる。
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1Pモードはエンドレスのステージクリア制で、間違いをすべて回答すると次ステージへと進める。このモード限定でヘルプ機能が使用可能。
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パーティモードは多人数でわいわいプレイする事に特化したモードで、ゲーム終了までに多くのスコアを稼いだプレイヤーが勝者となる。
 
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各モードはステージごとに制限時間が設定されている。さらには回答のタイミングによって入手スコアが異なる。
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1Pモードでは制限時間が尽きるとゲームオーバーとなり、総合スコア結果が表示される。ステージ中に間違い回答すると時間減少のペナルティが発生する。
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パーティモードでは全回答をするか制限時間が尽きると次ステージへと進み、特定ステージを終えると総合スコア結果とプレイヤーの順位が表示される。
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入手スコアはステージ開始から早く回答するほどに高くなる。そのため、スコアを多く稼ぎたいのであれば短期クリアが求められる。
 
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1Pモードでは最大5位までのスコアランキングが記録され、ネームエントリーも行える。
 
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ヘルプ機能について
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1Pプレイ限定で間違いをどこか1箇所教えてくれる「ヒント」と、制限時間を少し追加延長してくれる「時間延長」の各ヘルプ機能がある。
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ヒントは任意使用でゲーム開始時では3回のストックがあり、回答を一定数行うとストックが追加。時間延長は制限時間が尽きると1回だけ自動発動される。
 
 
評価点
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分かりやすいテンポ重視の間違い探し
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全編通して「5箇所の間違いを探していく」だけのシンプルなルールで、さらにはゲームテンポも至って軽快でウエイトはほぼない。
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モードを選べば即ゲームが開始され、後はクリアもしくはゲーム終了するまで間違いを探していくだけ。他には1人プレイ時におけるヒント使用の操作があるのみ。
 
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1人で黙々と間違い探しをプレイするもよし、多人数でわいわいと間違い探しをするもよしと、カジュアルさという意味ではうってつけのゲームといえる。
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間違いも「よく見ると微妙に長さが違う」といった分かりにくいものはほとんどなく、片方にあるものが存在しないとか、色や形や模様が全く違うといったわかりやすいものが大半なので見つけた時には「これか!」と納得がいくものばかりである。
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しかし一枚の写真として見ると違和感がないように巧妙に加工されているため、一筋縄ではいかない。
 
 
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多彩な写真イラストの数々
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全350種類もの写真イラストが収録されており、そのどれもが綺麗な映り具合で華やかさがある。
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動物や建物のイラストが中心でカラフルな絵柄のものが多い。なお、ステージ開始前に撮影者の名前が表示される珍しい演出がある。
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プレイする度にイラストの間違い箇所が変化するので、覚え作業にはなりにくい。イラストによっては絶妙に見つけにくい箇所もあり油断ができない。
 
 
問題点
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プレイバリエーションの少なさ
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5箇所の間違いを探していくだけのルールなので、間違い探しゲームとしてのバリエーションは大分乏しい。
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基本ハイスコアを競う以外での目的はなく、隠しモードや称号集めなどのやり込みは搭載されず。イラストの見え方が変わるといった変化性もなし。
 
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イラストを自由にプレイ(鑑賞)できるモードもないので、せっかくの数多いイラストが断片的にしか巡り会えないのがもどかしい。
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時間無制限のモードが存在しないため、間違いを全部見つけるまでじっくり観察したいという人にはとことん向かない。
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時間切れになった場合は見つけられなかった間違いに〇印がつくが、これがわずか0.数秒で次の問題に移行してしまうので結局何が違っていたのか分からないことも。
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また、ゲームオーバーになった最終問題は〇印による正解自体が表示されない。
 
 
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前回入力したプレイヤーネームが保存されない
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ハイスコアを更新すると名前の入力を求められるが、必ず空欄になっているため毎回入力しなければならない。空欄のまま決定することはできない。
 
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序盤を乗り切ると半永久的にゲームオーバーにならないゲームバランス
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本作はヒント機能の回数が少ない序盤を乗り切ってしまうとヒント機能の回数がどんどん蓄積されてゆく。
 ヒント機能の使用可能数が10回を超えてしまうと、もはやわざと誤答を連打でもしない限り終わることがないヌルゲーと化してしまう。
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ヒント機能の回数の回復要素は有りだとしても無限に増やせるようにはせず、3を最大値とするか、もしくは回復するのは最大10回までとするなどの縛りは必要だったかもしれない。
 
 
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セーブや中断機能がない
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上記の通り序盤を乗り切ればいつまででも遊び続けられるゲームなのだが、ゲームをやめようと思ったらわざとゲームオーバーになるか、もしくはハイスコアを諦めて終了させるしかない。
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保存されるハイスコアも、最終的には「いつ諦めたか」で決まるようになってくる。
 
総評
間違い探しゲームとしての安定感は非常に強く、1人から大人数までカジュアルにプレイしていく分には申し分のない一作。
その反面、プレイバリエーションは思いのほかに少なく、良くも悪くもテンポ重視な間違い探しゲームといえるだろう。
最終更新:2023年12月12日 00:54