【えくすたーみねーしょん】
『魔界村』『バイオハザード』の制作に関わった藤原得郎氏がエグゼクティブプロデューサーとして起用された作品。
また、後に『Red Seeds Profile』『The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島 -』などで知られるようになるSWERYこと末弘秀孝氏がプランナー・レベルデザイナーを務めている。
本作に続編はなく、単体のみでシナリオが展開される作品となっている。
当時としては操作性の高さが好評となり、ガンアクションゲームの原点と言われることもしばしば。
ゲーム自体の難易度変更は不可能であり、高難易度ゲームとして一部の層から定評があった。
当時放送されていたTVCMはサラリーマンが主人公と共に行動するというブッ飛んだ内容で知られている。
2005年12月24日未明、米合衆国海兵隊特殊偵察部隊チーム『レッドライト』に緊急出撃命令が下った。
任務は南極大陸に存在する合衆国秘密施設であり、非常事態警報を発してから3日間音信不通となっている『フォート・スチュワート』の偵察である。
チームを乗せたC-17E輸送機のエンジンが謎の爆発を起こしてしまい、装備の大半を失いながらも間一髪で脱出に成功したチームのメンバーは、それぞれバラバラに施設への潜入を試みる。
デニス・ライリーとロジャー・グリッグマンのペアは通気口から施設へ潜入する。
彼らがそこで見たものは、異形に変形した人間や動物の他、原形をとどめない程崩れ果てた施設だった。
地球上に残された数少ない、白い秘境~南極大陸~で、デニスは人類の存亡をかけた戦いに巻き込まれていく。
彼の目的は、極限状況下におかれた人々の救出。
彼の敵は、異常なスピードで増殖し続ける謎の生命体と、崩壊して行く施設内の状況、極地特有の想像を絶する寒さ、全てを握る時間。
主人公であるデニスは、シナリオ開始以前のとある任務でアンドリューという相棒を亡くしており、アンドリューの彼女であったシンディという女性が本作の舞台である合衆国秘密研究施設「フォート・スチュワート」に赴任したまま取り残されている。
デニスはシンディの救出を心に誓った…。
+ | クリーチャー発生の経緯 |
特にシステム面で粗が目立つ。
ホラーガンアクションというジャンルを確立したゲームでもあり、クリーチャーの強さや免疫システム、落下による事故死にセーブ効率の悪さが相まって全体的に難易度の高い仕上がりになっている。
『バイオハザード』シリーズの制作に関わった藤原得郎氏がエグゼクティブプロデューサーとして起用されただけに、世界観がと類似していると言う人もいる。
上記システムの粗々といった難点はあるが、アクションゲームとしての出来は良く、腕に自身にある人には実際に手に取ってプレイする価値のある作品であると言えるか。