Galaxy Blaster

【ぎゃらくしー ぶらすたー】

ジャンル シューティング
対応機種 Newニンテンドー3DS
Wii U
メディア ダウンロード専売
発売元 【New3DS】賈船
【Wii U】RCMADIAX
開発元 RCMADIAX
配信開始日 【New3DS】2017年5月10日
【Wii U】2017年7月20日
定価 【New3DS】300円
プレイ人数 1人
セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式
レーティング CERO:A(全年齢対象)
備考 ニンテンドー3DS非対応
WiiU版は海外専売
判定 クソゲー
ポイント タッチでショットを撃つ固定画面シューティング
手抜きとしか思えない薄さ
こんな内容なのにNew3DS専用


概要

賈船発売、RCMADIAX開発によるNewニンテンドー3DS向けダウンロードソフト。New専用なため通常の3DSでは購入及びプレイは不可。

同時期に同じ発売・開発元からリリースされていたカジュアル路線のゲームの一作。ジャンルは上下画面が繋がった縦視線の固定画面シューティング。


ゲームルール

  • 下画面・下位置にある砲台から上側へとショットを撃ち、上画面・上位置のどこかから連続的に下側へと迫ってくる複数の敵を破壊していくのが目的。
  • 砲台は自動的に強制左右移動を繰り返しており、左右の壁にぶつかると逆に方向へと移動変更する。ショットはタッチで発射し、ボタン側の操作には非対応。
  • 「敵が砲台のいる位置へと到達してしまう」「ショットを3回敵に当てずに空振りさせてしまう」のいずれかでゲームオーバー。コンティニューの類は存在しない。
  • 敵を破壊するたびにスコアが1ポイント入り、ゲームオーバーまでのスコアを競うエンドレスゲーム。ハイスコアの記録がされるが、ネームエントリーには非対応。

問題点

  • ゲームの内容が薄すぎる
    • もはやシンプルという言葉では済まされないレベルでゲームの中身がなく、少しプレイするだけで即飽きてしまうのが本作最大の問題点。
      • ゲームルールで表記した内容がすべてである。パワーアップやアイテム、新たな敵の出現や背景の変化といったものはなく、ただひたすらに虚無でしかない。
      • 「背景は黒一色」「敵は多少サイズが異なるものが1種類登場するだけ」とスカスカなボリュームで、他のゲームにおける無料体験版未満な内容。
    • さらに致命的なのはゲームを盛り上げてくれる演出が皆無なところで、勢いで遊ぶという楽しみも否定される。
      • 敵を破壊しても地味な効果音が鳴って静かに消えるだけ。これが延々と繰り広げられ、ゲームというよりは何かの作業を強いられているようにしか感じない。
  • 無駄にきつい難易度
    • 敵のサイズが冗談と思えるほどに小さく、狙ってショットを撃つという行為すらも苦痛と化す
      • 砲台の強制左右移動やショットのサイズが敵同様に小さい事も相まって、難易度だけは異様に高い。おまけに画面内に登場する敵の出現数も半端なく多い。
      • 無駄弾による空振りをすると即ゲームオーバーとなるため、ショットの連射は自殺行為。ショットを撃ちまくる爽快感もなく、ゲームの楽しみが見いだせない。
  • New3DS専用タイトルであるということ
    • 同メーカーの他のカジュアルゲーム全般に言える事だが、なぜかNew3DSでしかプレイできない。
      • Unityで制作されたゲームはNew3DSでは動作するが、旧3DSでは動作しない。「Unityで作る必要のなさそうな内容なのになぜNew3DS限定にしてしまうのか」という以前に、「なぜ商業ゲームとして発売してしまったのか」という疑問が湧いてくる。

評価点

  • 評価点と呼べるのは「目立ったバグはない」「ゲームルールは分かりやすい」「テクノチックなBGMはなかなかの良曲(ただし1曲ぽっきり)」という点が挙げられる。

総評

とにかくゲームとしての中身がなく、カジュアルゲームの意味を根本的にはき違えているとしか思えない手抜き感がひどい一作。
300円相当のダウンロードソフトは他にもたくさん存在するが、それらと比べるのも失礼な商品失格レベルな出来といわざるを得ない。


余談

アセットフリップ

  • このゲームは、「Ball Shooter(外部リンク)」というUnityのアセットを BGM含め全て流用 したものとなっている。
    • 前述の敵の小ささも、元々スマホ向けに制作されたアセットをNew3DSにそのまま落とし込んだためと思われる。
    • 開発元のRCMADIAXは同時期に国内外で多数のアセットフリップをリリースしてしまっている。

その後の展開

  • 本作のリリースから2ヶ月後の7月20日、海外向けにWiiUでも本作がリリースされた。
  • 10月19日には、同じく海外eshopにてNew3DS専用の類似タイトル『GALAXY BLASTER CODE RED』がリリースされている。
    • なお、その内容は 本作のただの色替え という圧倒的なまでの手抜きである。
+ タグ編集
  • タグ:
  • アセットフリップ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年03月31日 07:53