農場の冒険

【のうじょうのぼうけん】

Around The World

【あらうんど ざ わーるど】

ジャンル アイテム探し
対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売・開発元 Asylum Square Interactive
配信開始日 農場の冒険:2021年11月25日
Around The World:2022年6月16日
定価 農場の冒険:1,199円(税込)
Around The World:1,000円(税込)
プレイ人数 1人
セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式
レーティング IARC:3+
判定 クソゲー
ポイント 児童向けのアイテム探しゲーム
価格不相当なボリュームの薄さ
あからさまな子供騙しな出来


概要

ドイツのアルピルスバッハを拠点に活動するAsylum Square Interactiveからリリースされたダウンロード専売ソフト。2作のシリーズがリリースされている。
ゲームタイトルこそ違うが、双方の作品共にステージを一新しただけの同一内容である。『農場の冒険』の原題は『FARMQUEST』。

ジャンルは知育玩具的なニュアンスを多く含む児童向けのアイテム探しゲーム。日本語を含む多言語に対応しており、言語に対応したアイテム読み上げのボイス演出入り。
『農場の冒険』は6ステージ、『Around The World』は12ステージが収録されている。


ゲームルール

  • 好きなステージを選び、その中から指定された9箇所の動物や道具等のアイテムをすべて探し当てればステージクリア。お手付き等のペナルティは存在せず。
  • ステージのスクロールはなくアイテムの配置は完全固定。指定アイテムはランダムで選ばれ、画面左端付近に文字表示される(表示OFFも可能)。
  • クリア後は無数に発生する風船を割っていくボーナスゲームが挟まれるが、明確な目的はなくいつでもスキップできる。ボーナスゲーム後はタイトル画面へと戻る。
  • コントローラー側とSwitch本体のタッチ側の操作に対応。主な操作は「アイテムの決定」「風船を割る」など。アイテムを指定すると名称のボイス演出が入る。

問題点

  • ボリュームがあまりにも薄すぎる
    • 両作品共にステージ数があまりにも少なく、遊べるボリュームが悲しい位に少ないのが本作最大の問題点。
      • 『農場の冒険』は1,200円にしてたったの6ステージしかない。『Around The World』はステージ数が倍増しているが、それでもボリューム不足感は否めず。
      • おまけにどのステージも似たり寄ったりの外見で、新たなステージで気分一新という楽しみも見出しにくい。隠しステージ的なサプライズも一切ない。
      • アイテムの配置が完全固定な上に、各ステージにおけるアイテム配置数もさほど多くないので、1~2分程度ですべてのアイテムを眺め尽せてしまう。
  • 盛り上がりに欠ける演出
    • ステージクリアをしても風船割りの後にタイトル画面に戻されるだけで、ゲームとしての盛り上がりがまるで感じられない。
      • 指定アイテムを見つけても事務的なボイス演出と共にふわっと消えるだけ。アイテムが動いたり、リアクションが変化するといった演出も全くなし。
      • 風船割りに関しても面白みはなく、ただ虚しく風船を割っていくだけのもの。そもそもなぜ風船割りなのかも謎である。

評価点

  • ジャンル上の破綻はない
    • アイテム探しとして破綻はしておらず、全く遊べないという程のものでもないのが救い。
      • とはいえボリュームが薄すぎるため、いくら児童向けとはいえ速攻でゲームに飽きてしまうという問題は否定のし様がない。
    • 「ボイス付きの多言語が収録されている」点は純粋に評価できる。ただ読み上げ方が事務的なのであまり大きな評価に繋がっていないのだが…。

総評

両作品共に1,000円台の販売価格と不釣り合いな位にボリュームがスカスカで、一言でいえば「子供騙し」という言葉がしっくりくる一作。
児童が満足できるアイテム探しをプレイしたいのであれば、他の同ジャンルのゲームをプレイした方が適任といえる。

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最終更新:2023年07月07日 15:37