Christmas Racing
【くりすます れーしんぐ】
ジャンル
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レースゲーム
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対応機種
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Nintendo Switch
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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Gametry
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配信開始日
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2021年12月23日
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定価
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128円(税込)
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プレイ人数
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1~2人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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IARC:3+
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備考
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日本語非対応
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判定
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なし
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ポイント
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クリスマス風の横視線レースゲーム 紙のような車の軽さ 全体的に漂う未完成さ
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概要
海外メーカーのGametryからリリースされたダウンロード専売ソフト。ジャンルは横視線専用のレースゲーム。日本語非対応。
クリスマス風の背景を舞台に2台の車が競争する設定。車は紙で描かれたようなペラペラの容姿をしており、作中においてそれが操作性に関わってくる。
ゲームルール
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ゲームモードについて
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CPU車との対戦による1人プレイモード(全24のステージセレクト方式)と、2人同時形式の対戦モードが収録されている。
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1人プレイモードでは最大5台から車種の選択が行える(微小の性能差あり)。対戦モードでは各プレイヤーの車種は固定されている。
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1人プレイモードにおいてはクリアすると報酬としてコインが獲得でき、それを元手に新しい車が購入できる(デフォルト1台+購入車4台)。
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操作体系
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アクセルボタン押しっぱなしで車の加速。ブレーキボタンで車の減速。アナログスティック等左右で車の傾きの調整。
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本作の車はアクセル加減や地形の状態によって、いとも簡単に転倒してしまう。転倒しない絶妙な加減で、頻繁な傾き調整を行う必要がある。
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CPU車もしくは相手車と一緒に走行する事になるが、お互いが何かの妨害を行ったり、接触で転倒するといった概念はない。
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ステージクリア(勝敗)条件について
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1人プレイでは相手よりも先にゴールに到達すればステージクリア。ゴール前に車が転倒するか、先に相手にゴールされるとゲームオーバー。
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対戦モードではプレイヤー側が先にゴールするか相手車が転倒すると勝者。モードを止めない限りは何度でもステージが繰り返される。
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各モード共に制限時間があり、対戦モードでは引き分け。1人プレイでは制限時間よりも先にプレイヤー車かCPU車のどちらかがゴールしてしまう。
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1人プレイ限定でオイルゲージがあり、アクセル中においてゲージが消耗。とはいえゲージが枯渇する前にプレイヤー車かゴールできてしまう。
評価点
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バランスゲーム的なユニークさ
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「紙のような軽さの車を傾き調整しながら走らせていく」というバランスゲームとレースゲームを合わせた発想はユニークといえる。
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油断してるとすぐ転倒(=ゲームオーバーもしくは敗者)となるため、バランスゲーム感覚で車をゴールさせていくかという緊張感を含む。
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傾き調整が割とシビアだが、各モードにおけるステージは非常に短いため、ゲームオーバー(敗者)になってもストレスは感じにくい。
問題点
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ステージバリエーションのなさ
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1人プレイモードは似たようなステージが24回分繰り返されるだけで、ゲームとしての変化性がほとんどない。
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その似たようなステージで似たようなCPU車との勝負が繰り返されるのみ。相手を妨害する概念もなく、転倒を防ぐ以外でプレイヤーが関われる要因がない。
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各モード共にかなりあっさりとゴールできてしまうため、やりがいや達成感もほとんど感じられず、あまりにもあっさりすぎな節がある。
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全体的に漂う未完成さ
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致命的な不具合こそないものの、ゲームとして作りかけと思われし未完成さが見受けられる。
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1人プレイにおいてCPU車が頻繁に転倒しているのに、何事もなく走行を続けている。相手側のペナルティというものがなく不公平。
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1人プレイにおける車種選択とステージ中に使用できる車が間違っている。「青い車を選ぶと赤い車」が、「赤い車を選ぶと青い車」となってしまう。
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制限時間とオイルゲージの意味が成していない。普通にプレイすれば時間とゲージに関係なくゴールできてしまい死にシステムと化している。
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その他にも「1人プレイをオールクリアしても何もないままゲーム続行」「対戦モードの車種選択ができない」などの問題もあり。
総評
いくら安価発売とはいえ、あからさまな作り込みの甘さや未完成な部分が目立ち、ゲームとしての評価はあまり良くないであろう一作。
とはい致命的な不具合は見受けられず、最低限のゲームとしての体裁は保っており、何もかもがつまらないともいい難い。
最終更新:2023年03月31日 15:48