GITADORA FUZZ-UP GuitarFreaks / DrumMania

【ぎたどら ふぁずあっぷ ぎたーふりーくす/どらむまにあ】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
販売・開発元 コナミアミューズメント
稼動開始日 2022年12月18日
判定 なし
ポイント Premium Freeモードの実装
より柔軟になったシステム
打って変わってストリートスタイルへ
GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ

概要

GITADORAシリーズにモデルチェンジしてから8回目となるオンラインリニューアルアップデート。
今回は既存システムのブラッシュアップに加え、時間貸しモードであるPremium Freeモードが実装された。


特徴

  • Premium Freeモード
    • beatmania IIDX、SOUND VOLTEXに実装されている時間貸しモードが今作から実装。
    • 一人プレーかつPASELI決済専用。選択できるのは10分か15分。モード自体の途中終了も可能。
      • 指定時間を超過すると上記機種と同じく15秒のカウントが入り、最後に選んだ楽曲プレイ後に終了となる。
  • 楽曲の途中終了の廃止
    • 前作までの一曲目の完走保障のように、ゲージが無くなった後もプレイが続行できるようになった。
    • 従来通り途中終了することも可能であり、ゲージが無くなった後に「STARTボタン+HELPボタン」長押しで終了できる。
    • オプション「RISKY」を設定した場合は従来通り途中終了する。
  • デフォルトスピードの改善
    • 従来はHI-SPEED1.0がデフォルトだったが、今作より1.5に変更された。
  • 選曲時間の延長
    • 前作までは60カウント*1までだったのが、STAGE数問わず90カウントになった。
  • クリアランプ
    • 最高クリア難易度の色のランプが楽曲横に点灯するようになった。該当難度がフルコンボ達成済みの場合は色と白の交互点灯になる。
      • ただしVシリーズの様に全難易度表示ではなく、1パートにつき一種類しか表示されない*2
      • 稼働途中のアップデートによりEXCELLENTランプも実装された。
  • スキル王冠の実装
    • 虹色ネーム達成者かつ、合計スキル値が全国上位に入ったユーザーにのみ表示される機能。
    • ネーム欄に合計スキル値の順位に応じた王冠のアイコンが追加される。
      • 1位のみ単独、他は2~10位、11~100位、101~300位の幅で付与される。

開催イベント

あげてけ! FUZZ-UP!!
(第一弾:2023/01/11~2023/03/05)(第二弾:2023/02/01~2023/03/26)

  • 今作のサブタイトルを冠したイベント。楽曲をクリアする度にFUZZが加算され、規定ポイントに達すると楽曲が解禁される。
  • FUZZの貯まり方には規則性があり、それを見つければ効率よく解禁出来るようになっている。
    • 第一弾では『BPM』、第二弾では『難易度値』の端数が対象となっている。

チョコをとりもどせ!璃音怒りのトゲトゲバレンタイン
(2023/02/22~2023/03/26)
弦兄のホワイトマキアート*ラテアート
(2023/03/15~2023/04/16)

  • いずれも同じ仕様のイベントの為、同カテゴリで扱う。楽曲をクリアする度にイベントが進み、規定ポイントに達するとステッカーや楽曲が解禁される。
  • 全解禁には48曲クリア*3と若干重たいが、選曲に制限は無いためユーザーの負担はそこまで大きくはない。
    • 解禁できるステッカーからも分かる通り、ビジュアル面の力の入れ具合が窺える。特に ヒャッハー モヒカンスタイルのオトベアが捕獲されているシールはシュール極まりない。

大集合あつまれトゥギャザー! GITADORAオールスターGIG!
(2023/04/12~)

  • 今作のメインイベント。集めたメンバーと共にバンドスピリッツを貯め、楽曲の解禁を目指す。
    • 期限は基本的に設けられておらず、自分のタイミングで解禁作業を進められる。
  • まずプレーが始まったら演奏するライブハウスを選択する。
  • 次にバンドメンバーがランダムで集まってくる。人数は1人~4人とバラつきがあるが、少ない場合は獲得スピリッツに補正が掛けられる。メンバーにはチャームと呼ばれる能力を持っており、スピリッツの獲得条件に関わってくる。
    • また集まったメンバーの中からバンマスを1人指名することができ、そのメンバーは獲得スピリッツが1.5倍多くなる。
  • メンバーに納得がいかない場合はバンドメンバーを変えることが可能で、「バンマスだけ残して再抽選」「解散して再抽選」の2つから選ぶ事ができる。

評価点

  • ユーザーに寄り添った新システム
    • 長らく敷居を高くする一因だった楽曲の途中終了の廃止、膨大になった楽曲数では馴れてないと短かかった選曲時間の延長で、より初心者や他機種からのプレイヤーにもとっつきやすくなった。
      • 特に「デフォルトハイスピードの変更」は、ゲーセンで偶々見かけて遊んでみたぐらいの完全新規層の取入れまで考えられている。
    • 既存ユーザー向けにも「クリアランプ」や「スキル王冠」が追加され、20年以上続いているゲームに新たなやりこみ要素ができたのは大きい。
      • スキル8500以降は一律虹ネームとして扱われているが、ここ近作ではスキル理論値が9500を超える事も珍しくなくなり、虹ネームになり立てのプレイヤーとトップランカーのスキル差が1000以上開く事もあったため、新たな上級者の指標となった。
    • 特にPREMIUM FREEモードは、制限時間内なら好きなタイミングで演奏を終了できるため、コンボ数が大きなカギとなるGITADORAにおいては相性が良い。またENCOREゲージやプレー評価を気にしなくても4曲目以降を遊べることや、通常1プレーに1曲しか遊べないLONG楽曲が連続して選べるのも大きく、初心者からヘビーユーザーにまで評価される機能となった。
      • ただし、リトライの手順がSTARTボタン+HELPボタンの長押しであるため、若干押しづらい+長押しする時間が長い点、またIIDXには存在するクイックリトライ機能*4が存在しない点が玉に瑕。
  • 公式SNSでのイベント告知
    • 前作まではイベント当日の正午辺りにならないと告知されなかったが、今作よりイベント前日に公式アカウントで告知されるようになった。
    • 新曲やプレアン楽曲については解禁開始前に存在のみを告知して、開始後に曲名・アーティスト名を含め再度告知することでネタバレを防ぐ工夫もされている。
      • また、「PREMIUM ENCORE」、「オールスターGIG!」と一部のイベントでは他のBEMANI機種でも中々ないムービー付きの告知もあり、イベント内容だけでなく楽曲の試聴も可能になった。これに関してもスタッフの頑張りが伝わっていると好印象。
    • 楽曲提供をしたアーティスト、歌唱を担当したボーカリストの告知をリポストするなど比較的SNS運営のフットワークが軽くなった面も見られる。
  • 難易度改訂について
    • 特にユーザーからツッコミの多かった『夜に駆ける』Drum-MASTER譜面はレベル8.50→7.00に調整。他にもAkhuta曲のドラム譜面、前作終盤で追加されたギター譜面も適正な難易度値に調整されている。
    • 連動イベントで出現した『White Stream』のDrum-MASTER譜面*6は7.80から9.00に調整。同イベントの『VOLAQUAS』Drum-MASTER譜面*7もレベル8.20から9.50に大幅修正。 EXTREMEは何故かそのままだが
  • 過去作解禁楽曲の大幅な整理
    • 前作以前の隠し曲についての解禁手段が整理され、無条件解禁・DX解禁楽曲*5が大幅に追加。
      • 特にNEX+AGE辺りから問題視されていたDX解禁対象曲は、前作のHIGH-VOLTAGEの時点で 213曲 と膨大な数になっていたのが148曲まで削減された。
    • 後述の「GITADORAオールスターGIG」と合わせて前々作NEX+AGEまでの楽曲は何らかの手段で解禁が可能になり、前作HIGH-VOLTAGEの楽曲も殆どが解禁可能となった。
      • またFUZZ-UP初期に行われていたイベント*6の解禁曲も、期間限定ではあるが再解禁のチャンスが与えられている。
  • 積極的になった復活曲の追加
    • 前作(HIGH-VOLTAGE)の復活枠は10曲前後といまいち少なかったが、今作ではオールスターGIGをメインに20曲以上が復活している。
    • 同じく復活曲の割合が多かったRe:EVOLVEと比べると、完全新曲の追加も滞ってはおらず、一作を通して楽曲の供給ペースは安定している。
  • 一部の楽曲ムービーの復活
    • 今作で復活した楽曲の内『memories』『MAGICAL JET TOUR』『BRAND NEW LADY』は当初汎用ムービーしか無かったが、稼働途中のアップデートにてLONG曲形式*7のムービーで復活した。
      • 特に『memories』はロックスターの様な衣装に身を包んだdj TAKAによるMV風の実写ムービーとインパクトのあるもので、汎用ムービーになってしまったことが嘆かれていたため、特に復活が歓迎された。
    • 他にもコナステ版ではムービーが存在している*8ものの、AC収録時点では実装されていなかった『Harmonia』、DDR移植枠である『LOVE♡SHINE』のIIDX版ムービーも移植され、大変話題になった。
    • 更に2023/11/28のアップデートにより『情熱 fun! fun!』『繚乱ヒットチャート』『GET IT ALL』『三毛猫ロック』、12/19では『チョコレートスマイル』『MODEL FT2』『MODEL FT2 Miracle Version』『たまゆら』『こたつとみかん』などの既存曲にもムービーが復活。解禁不要で往年のムービーが再び楽しめる古参感涙のアップデートとなった。
      • 『MODEL FT2』に関しては久々となる 全編高画質ワイドリメイク での復活*9を遂げた。

問題点

  • 選曲画面及びリザルトの視認性の悪化
    • 今作のイメージカラーは蛍光色メインで、選曲画面のカーソルは薄緑色を用いてるためか、色自体が干渉してしまい見づらくなってしまっている。
    • そのためMASTER譜面を選んだと思ったらBASIC譜面にカーソルが合わさってて、そのまま選曲してしまったというミスが相次いで報告された。
      • これに関しては稼働途中のアップデートにて修正された。
  • Premium Freeモードでの一部機能制限
    • STANDARD及びDeluxeモードでは最大5人までライバルが表示されるが、Premium Freeモードでは3人までしか表示されない。
      • 恐らく不具合である可能性が高い為、オンラインアップデートで修正されるのを待つしかない。
  • 今作でもブレの激しい新曲の難易度査定
    • 旧曲に関してはある程度難易度値が是正されているものの、今作でも難易度のブレが大きい譜面が幾つか存在する。
    • 抜粋すると、『The Last Moment』Guitar-MASTERは8.95だが実際はLv9.85*10レベルの譜面だったり、『月暈』Drum-MASTERは9.80だが実際は 9.96~9.99 レベルとの声が上がるほどの最難関クラスの譜面だった。
      • 特に強烈なのが『シュボレアちゃん星の交信』Drum-MASTER*11。難易度表記は7.50となっているが、実際は9.0台が打倒の譜面であり 前作の『VOLAQUAS』を凌駕するレベルの詐称曲である。
  • 前作から続いてしまったPREMIUM ENCORE演出の汎用化
    • 前作からムービーも一枚絵さえ無い完全汎用演出になってしまったが、今作でも継続となった。
      • 『Crescent:Letter』や『月暈』の特殊演出はあったものの、尚更ムービーが欲しかったと言う声もあった。
  • 頻繁な版権曲の削除
    • NEX+AGEからその傾向が強くなっているが、今作も多くの版権曲が稼働途中で削除されている。
    • 上級者からのリピート率が多い『The Sound of Truth』等の高難易度楽曲、『ピースサイン』や『紅蓮華』など一般ユーザーからの認知度が高く、新規取り込みが期待できる楽曲まで削除された。
    • ユーザー減によるインカム不足で版権曲まで予算が回らない、楽曲の鮮度や契約期間の都合上致し方ない、という意見もあるが、今作は版権曲の追加が少なく*12一方的に減っていくばかりで、余計に楽曲削除が目立つ格好となってしまっている。
      • なお、GITADORAに限らず2023年度はBEMANI全体を通して版権曲の追加が少ないが、新規BEMANI機種である『ポラリスコード』に(ロケテスト時点で)大量に収録されている事から、既存機種の版権曲に対する予算が新機種に分配されている可能性があると見られる。

賛否両論点

  • 硬派で退廃的になったゲーム全体の雰囲気
    • シリーズのマンネリ回避的な試みなのか、今作ではこれまでのGITADORAシリーズの明るかった雰囲気から一転してストリートカルチャーを意識した硬派で退廃的な雰囲気に変更され、システムボイスも今作では「Next Future」などでお馴染みの女性ボーカリストのSARAH氏によるダウナー気味で落ち着いた物となっている。
  • この点について「雰囲気が変わり過ぎて合わない」、システムボイスも相まって「暗くて馴れない」とこれまでのシリーズに慣れ親しんでいた一部のプレーヤーからの批判があった。
    • 一方、グラフィティアート風のメインビジュアルは今までにありそう無く、Yvya氏によるシステムBGM「FUZZ-UP」と相まってカッコいいと好評の声もあり、硬派な雰囲気は古参にとっては初期Vシリーズなどの旧作を想起させ、「過去のギタドラへの原点回帰」と捉えられるユーザーも。
    • 実際プレイして色彩的に暗く感じるのはエントリー時くらいであり、その他の画面は暗くなり過ぎないようにか蛍光色も多く使われ色彩豊かになるよう工夫されている。
  • 『大集合あつまれトゥギャザー!GITADORA オールスターGIG!』について
  • キャラクターの持っている能力は『低スピリッツだがクリアさえ出来れば確定で貰える』ものや『プレーリザルト依存*13』、『特定のフォルダから選曲』等と多岐に渡っている。またキャラクターの説明やチャームの説明も遊び心に溢れている。
    • 前作のMUSICIAN'S ROADと比べると演出が凝っている点や作業感が少ない点、イベント自体の更新頻度も高い点や未解禁曲の救済がある点、さらに歴代GITADORAシリーズで人気の高いキャラクターが選出されており、ファンサービスにも繋がっている点から、近年の中では完成度の高いイベントとなっている。
  • さらにコナステ専用のポップン移植曲やひなビタ♪の新規収録曲がACで解禁出来るイベントが始まった際、「ミミ&ニャミ」「ユーリ」等といったポップンシリーズの人気キャラ、「山形まり花」「芽兎めう」といった複数機種で人気の高いキャラも登場している。
    • 特にポップンから登場したキャラの中には新規描き下ろしのイラストも含まれており、ポップンユーザーからも 嫉妬 驚きの声が多く挙がった。
  • すべてのキャラクターに紹介文と3つのセリフが付いている気合の入りっぷりであり、キャラによってはかなりコアなネタまで入っていたりと細かいところまで楽しめるものとなっている。
  • しかし肝心のイベントの内容だが、バンドメンバーのチャーム次第で解禁速度が大きく変わるイベントであり、メンバーの人数次第での獲得ボーナスの差も大きいが、メンバー募集をし直しても連続で一人しか集まらないことも多い為『 良いメンバーが集まるかの運ゲー&リセマラゲー+そのチャームを活かせるかの実力ゲー 』である。
    • おまけに、他のメンバーのチャームボーナスを数倍にするメンバーのみが集まったり、達成条件の厳しいフルコンボやエクセレント達成でしかボーナスの発生しないキャラのみが集まってMISSが出たりすると ボーナスが0になってしまうことも
    • また、イベント後半に登場したキャラはチャーム説明までセリフ調になっており、実質セリフが増えた一方どういった恩恵があるのか一目では非常に分かりづらい。
  • またライブハウスによっては未解禁曲の救済があるものの、最終解禁までの途中に挟まっている事が多い為、必要バンドスピリッツ及びクレジット数が割高になってしまいやすい。更に必要スピリッツ数は新曲と同じ4,500かそれ以上の200,000ものまであり、仮にも旧曲にも拘らずあまりにもコストが高い。
  • 必要スピリッツのインフレやライブハウスの増加も問題だったが、一部キャラの獲得スピリッツの調整、ステージスピリッツとチャームボーナスが増加する『ノリノリFUZZ!キャンペーン』が開催されるなどのテコ入れがされた。
    • 『ノリノリFUZZ!キャンペーン』は期間限定だったが、『COUNTDOWNトゥギャザー』開催に合わせ低スパンながらも再開催され、2度目の開催終了と思われた2024/1/4以降はまさかの通常ボーナスとしての継続が決まった。更に『LAST GIG ~†LEGEND†~』1/17からは過去最大のボーナスを得ての終了日未定で継続が決まるなど、恒常イベントでありがちな問題を解消した点は非常に評価が高い。 それだけのボーナスがあってもLAST GIG解禁は非常に重かったが。

総評

既存要素のブラッシュアップだけに留まらず、前作まで問題視されていた部分にメスを入れ、新機能も加わり遊びやすくなった作品。
難易度査定等の問題は残るものの、定期的な更新やイベントの調整、SNSでは気合の入った告知やアンケートの実施など、他のBEMANI機種と比べてもかなりのゲームとユーザーに対する向き合いが感じられる。
開発スタッフの頑張りがユーザーにも届いているらしく、今作から復帰したユーザーも一定数いる事から、ここ数年の作品と比べ比較的評価は高い。


余談

  • Premium Freeについて
    • 今作で実装されたPremium Freeモードだが、楽曲演奏や選曲画面のローディングではタイマーが減らない仕様となっている。この為ノーツがいきなり降ってくる曲をRISKY1で即落ちを繰り返すと、表記されている制限時間よりも長く粘れる事が明らかになった。
    • 有志による検証*14の結果、15分モードだと最長1時間は粘れる事が立証された。
    • ただし即落ちしていることからも分かるように、粘ることは可能であるが実用上の意味は無い。*15
  • 盛り上げを見せたKAC
    • 今作参加のKAC2023では、5th KAC以来7年ぶりとなる決勝戦での新曲発表、先行プレイが実施された。
    • ルール上では決勝戦3曲目はくじ引きでの決定と書いてあったため誰もが油断していたが、DrumMania決勝にて実況のU76NER氏がくじを引くと、そこには 『モニターに御注目ください』 との記載が。 そこには『ミカヅキ・コネクト』が映っていたが、そこから次々と『ラビカル:トラップ』『うさぎの国の不思議な旋律』などの『かゆき』作曲の楽曲たちが現れ、最終楽曲である 「Crescent:Letter」 が映し出されるというサプライズが用意されていた。
      • その後、Guitar Freaks決勝でもルール上決勝戦3曲目はくじ引きでの選曲だったため、同じく新曲なんだろうという空気がコメント欄等でも出ていた。しかし実況の栗坊氏がくじを引くと、モニターには演出と共に『決勝戦 天泣』*16と楽曲プレビューと共に映し出され、会場・視聴者共々拍子抜けする結果となった... と思われていたが 、暗転と共に新たに 【決勝戦 課題曲】 との文字が。
        ピアノの旋律と共に【Artist BEMANI SoundTeam "meteologists"】とゆっくりと表示され、天泣のジャケットがパンアップされると 【月暈*17が映し出されるという、完全にユーザーの心理を手玉に取った熱い演出がなされた。
    • 決勝3曲目のルールは「2回プレーしたのち、高かった方をスコアを採用する」という他機種でも見られない特殊なものが用意された。
      • 『Crescent:Letter』はMaster Drum9.85、『月暈』はMaster Guitar9.98という、初見でプレイするにはかなりの高難易度*18であったためと思われるが、結果として新曲をしっかり聴きたい視聴者と実況聴きつつ盛り上がりたい視聴者をどちらも楽しませることができた。
    • のちにKACでの2曲は2014/01/31に分岐PREMIUM ENCOREとして追加されたが、それぞれ初進出の際にKACでの楽曲演出が再現されるという近年他機種でも見られる演出がなされユーザーを沸かせた。
  • I LOVEシリーズに関して
    • 『CHERRY BLOSSOMS』はあさきとwacによるユニットで、主にREFLEC BEATシリーズを基点に楽曲を発表していた。
    • コンセプト自体は卒業ソングとなっているものの、演奏やボーカルがいきなり暴れ出したり、あさきが突然シャウトしたりで非常にネタ色が強い作風となっている。
    • 季節ごとに作品が存在し*19夏だろうが秋だろうが卒業卒業と絶叫しまくっている上後の作品ほど女性に飢えていると見られる内容の歌詞が襲いかかってくるという風にシリーズ自体の暴走がエスカレートしている。 CHERRYとか卒業ってそういう…?
    • しかし、「冬」に該当する楽曲が作られる前にユニットが事実上の解散となってしまい、REFLEC BEATシリーズも悠久のリフレシアを以って更新が凍結されてしまったり、KONAMI社全体の方針転換*20によって、新規展開は絶望的と言われていたが…
    • 初出から9年経った2023年3月に『I LOVE SAKURA』がまさかのGITADORAに移植。 やたらと力が入った 告知動画もあってか、国内トレンドにも食い込む程の盛り上がりを見せた。
      • 後に続くように『I LOVE SUNFLOWER』と『I LOVE COSMOS』*21も移植され、GITADORAでシリーズ3作品が揃い踏みした。
      • さらに、2023年末に開催された『KONAMI Arcade Championship(2023)』の決勝ラウンドにて、まさかのシリーズ完結編の告知映像*22が流れ、クリスマス直前の12/20に「I LOVE uUu ~Holy Graduation~」(読み方は歌詞から察するに「アイ ラブ ユー 」と思われる)が収録された。
  • KAC関連曲で登場した新たな運指パターン
    • KAC2023の予選課題曲の内、『累乗のカルマ』と『Touch Me』のMASTER-Guitar譜面で従来に殆ど無い運指が頻出し、全てのユーザーは度肝を抜かれ上位プレーヤーでも配置の難解さに頭を悩ませた。
    • 2レーン離れの同時押しである「R+Y」や「G+P」が頻繁に降ってくる上、「R+B+Y」や「G+Y+P」の中抜け3色までも存在する*23
      • 特にギターは正規譜面でないと予選のスコアが記録されないというルールである以上*24、エクセ&遅延勝負に加え上記のイレギュラーな配置とも戦わなければならなかった。
    • 更に強烈な印象を与えたのが、KAC2023決勝戦で登場した完全新曲の『月暈』である。奇数切り替えの混ざる変速&高速オルタや、単色複色混ざりの運指地帯と高難易度足らしめる要素を持っていつつ、予選曲で登場した新たな運指パターンを総浚いする様な配置が登場し、ファイナリストに進出した2名も苦戦を強いられた。そして最後の最後にはOPENノーツからの「4色同時押し*25」で締めるというフェイントも待ち構えており、一切隙が無い様相となっている。
      • 現状、FUZZ-UPの新曲では上述の3曲にしかその配置は出てこないが、KACでは正規譜面でしか大会スコアが残らない仕様となっている事を踏まえると、「敢えてイレギュラーな配置を組み込み、ユーザーのプレーリザルトや反応を見て今後の譜面傾向の方針を探っている」という風に捉える事も出来る。

最終更新:2024年09月09日 21:38

*1 2nd STAGE以降は45カウント、尚1カウント=1.5秒程はある。ただし暗証番号の入力画面やセッションエントリー画面では1カウント=1秒となっている。

*2 MASまでクリアしている場合、EXT譜面をフルコンしてもMASのクリアランプ表示が優先される

*3 STANDARDかつPREMUIM ENCORE進出が前提の場合、約10クレジット分は必要となる。

*4 リザルト画面をスキップして即座に曲の頭からリトライする機能

*5 追加課金で選べるDeluxeモードで対象曲をクリアすると解禁される

*6 オールスターGIG開催以前のイベント全般。

*7 以前の縦長ムービーを横に3つ並べ一部編集した形式

*8 ムービー自体はBeatStream移植時に新規作成されている。

*9 ムービーの素材自体は公式サイトの楽曲紹介動画である「BEST of GITADORA」に使われていた物で、HD化の準備は整っていたと思われる。

*10 BPM185の高速6連符オルタ(=277.5の16分相応)が降ってくる上、中盤には階段配置も襲ってくる。

*11 ペダル周りの技術はほぼ問われないが、BPM180の振り回しや変速連打がメイン

*12 デフォルト6曲+4月に追加された3曲のみ。

*13 PERFECT率30%以上やフレーズコンボ率50%以上など

*14 検証動画内で人や順番待ちが居ない時間帯でプレーしている事は明記されてある。

*15 GITADORAシリーズにおいては楽曲がクリアできないとイベントが一切進行しない

*16 前々作「NEX+AGE」初出の楽曲

*17 読み方は「つきがさ」

*18 4th KAC決勝での『MODEL DD ULTIMATES』は当時MASTER Guitar9.99、MASTER Drum9.95と上記2曲を上回っていたが、既存曲のメドレーで譜面傾向の予測は出来た

*19 『I LOVE SAKURA(春)』『I LOVE SUNFLOWER(夏)』『I LOVE COSMOS(秋)』

*20 主に『BEMANI Sound Team』体制が始まった事によって、公式サイドでのコンポーザーの露出や顔出しが殆どNGになった。

*21 いずれも悠久のリフレシアでは未復活

*22 「Cherry Blossoms」が「Cherry Bloss"a"ms」になっていた誤植があったが、SNSでの告知ムービーではサイレント修正ではなく堂々と「×印」で修正された

*23 旧曲で言えば前者はXG3で登場した『アーリマン』や『maximum the hormone(現行作未収録)』、後者は『Einherjar』や『鬼姫(XG2まで存在した旧譜面。XG3から譜面が修正され当該部分の配置は消滅)が該当する。

*24 ただし、普通に選曲する分にはRANDOM系統のオプションは自由に付けても良い。特に『累乗のカルマ』はSRAを使うと体感難易度が下がる。

*25 『Vampire Killer』や『ブルーバード』など、初代XGで作られた譜面にしか出てこなかった。