【ももたろうでんてつわーるど ~ちきゅうはきぼうでまわってる!~】
ジャンル | ボードゲーム | ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
開発元 | ロケットスタジオ | |
発売日 | 2023年11月16日 | |
定価 | 6,930円 | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
舞台は『WORLD』以来の世界規模 ベースは『令和』 日本が舞台でないことに賛否 |
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桃太郎シリーズ |
『桃太郎電鉄シリーズ』の第24弾であり、前作『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』(以下『令和』)以来3年ぶりの新作。
『令和』と異なり舞台は地球規模の世界を舞台としており、海外(の特定の国)を舞台にした作品で言えば『桃太郎電鉄USA』以来、世界各国を舞台とした作品としては、DS版『桃太郎電鉄WORLD』以来となる。
2023年2月9日の「Nintendo Direct 2023.2.9」で開発が発表された。
本作では舞台を地球単位としているためか、マップが平面ではなく球体を意識したものになっているのが特徴的である。
本作はシリーズ作品であるため、基本的なルールは省略し、『令和』からの新要素・変更点を解説する。
舞台が世界規模になった
新しい特殊ボンビー
貧乏神・ミニボンビー・キングボンビーはもちろん登場。キングボンビーJr.(ポコン)とデストロイ号も続投したがビッグボンビーはリストラ。ボンビーモンキーは依然として出番なし。 そして本作では特殊ボンビーとして「世界旅行ボンビー」と「ばらまきボンビー」の2体が追加された。
歴史ヒーローとお祭り精霊
大型イベントの導入
+ | イベント内容 |
総資産レベル
新規カード・変更点
新規のカードは主に以下の通り。 なお、タンク系カードについては詳細は後述。
+ | 一覧 |
新たな特殊駅「精霊教会駅」「給油駅」
その他の変更点
+ | ネタバレ |
高い再現度を誇るマップ
比較的完成度の高い赤鬼AI
COMの行動の改善
総資産レベルによるゲームテンポの調整
3年決戦におけるバランス改善
インターフェースの改善
舞台が世界となった
前作以上の超攻め寄りのバランス
10年トライアルがなくなった
物件収益のデフレ
一部の強力すぎる歴史ヒーロー
バリエーションが薄いお祭り精霊
種類の少ないCOM
一部「桃鉄3年決戦!」に最適化されていないCOMプレイヤーの思考ルーチン
「セーブして終了」の不備の未改善
舞台が世界に変更されているものの、『令和』同様、様々なリサーチを経て作成されており、再現度は非常に高いものとなっている。
意欲的な挑戦作であるが、ベースの面白さは不変であり、遊んでいるだけで地理に詳しくなれる本作の面白さは健在である。
『令和』と比較すれば遊びやすくなっているものの、『令和』ならではの良さもあり、どちらが良いかは人それぞれとなってしまうが、
『令和』に並ぶ名作であることは間違いないため、舞台が世界であることが嫌でなければ本作もまた盛り上がり間違いなしの一作といえよう。
*1 北極点をまっすぐ通り抜けられてしまうと、その度にマップの南北が逆転してしまうので非常に都合が悪い
*2 過去作同様に秋田駅に出現するが、本作の秋田駅はカード売り場駅となっている
*3 乗っ取りカード、スペシャルカード除く
*4 赤字になっている悪い効果があるカードを殺菌して消滅させてくれる
*5 同じ外国を舞台にした『USA』でも同じ立ち位置の超高額物件は存在したが、あちらはアメリカが舞台ということでディズニーワールドをパロった「ネズミーワールド」となっている
*6 国際法上は国連管理地。イスラエルが実効支配、パレスチナが東半分の領有権を主張。また、イスラエル・パレスチナ共に首都と主張しているが、日本を含む大多数の国家は認めていないため、首都の表示もされない。
*7 中華民国が実効支配。中華人民共和国が領有権を主張。日本は中華人民共和国の見解を「理解し、尊重」するが、支持はしない立場。
*8 過去作では二段だったが、今作では五段まで跳ね上がっている
*9 そもそも本作の6等は「8月のプラス駅の0.5倍の金額」といった控えめな設定になっているほか、プラス駅では金額が2~5倍になるチャンスがある
*10 厳密には同名の携帯アプリ版が先だが、DS版とは内容は別物。
*11 基本的にサードパーティー製のソフトはチケットで交換できない仕様。