現在、LinuxJapanWikiはatwikiから
Miraheze
に移行中です。
このページは2022年4月3日にMirahezeに移行しました。最新の情報は Mirahezeのページ で確認してください。
このページは2022年4月3日にMirahezeに移行しました。最新の情報は Mirahezeのページ で確認してください。
openSUSE

▲openSUSEのロゴ
openSUSEは、SUSE社などが支援するコミュニティー「openSUSE project」によって開発されている、オープンソースのLinuxディストリビューションである。

▲デスクトップ画面(Leap 15.1 KDE Plasma)
各種データ
各種データ
開発者 | openSUSE project |
系統 | openSUSE |
開発状況 | 開発中 |
初版 | 1994年3月29日(S.u.S.E. Linux 4/94) |
最新版 | Tumbleweed:ローリングリリース Leap 15.3 / 2021年7月9日 |
アップデート方式 | Zypper , YaST |
パッケージ管理 | RPM |
カーネル | Linux |
デスクトップ環境 |
KDE
, GNOME Tumbleweedのみ:Xfce |
ライセンス | GNU GPLなど |
ウェブサイト | https://www.opensuse.org/ |
概要
openSUSEは汎用のLinuxディストリビューションであり、ウェブページの閲覧、デジタルコンテンツの再生・制作、オフィスソフトなどのGUIを利用したデスクトップ用途、CUIを中心としたサーバ運用などさまざまな用途で利用することができる。
以前はSuSEが日本に進出していなかったため日本ではあまり普及していなかったが、SUSE Linux 9.1から日本語版もリリースされ、現在は標準で日本語での表示や入力が可能である。
openSUSEには、固定リリースのLeapとローリングリリースのTumbleweedがある。
同プロジェクトはディストリビューションやツールの提供に加えて、ポータルサイトをコミュニティのために用意している。
コミュニティはドキュメント・アートワークなどの作成について公開メーリングリストやIRCを通じて議論する。
openSUSE Build Service(OBS)を通じて提供されるコードを元にopenSUSEの開発が行われている。
コミュニティはドキュメント・アートワークなどの作成について公開メーリングリストやIRCを通じて議論する。
openSUSE Build Service(OBS)を通じて提供されるコードを元にopenSUSEの開発が行われている。
Geeko(ギーコ)と呼ばれるカメレオンがマスコットである。
geekとgecko(ヤモリ)をかけた名称で、一般公募で決定した。
geekとgecko(ヤモリ)をかけた名称で、一般公募で決定した。
特徴
openSUSEにはYaSTという設定ツールがあり、ネットワークやユーザー、セキュリティなどに関する設定と構成管理をGUI上、またはncursesのフロントエンドにて行うことが出来る。

▲Leap 15.1で動作するYaST(Qtインターフェース)
仮想機械、例えばXen、KVMとの相性が良く、Xgl、AppArmor等の開発でも知られている。
ディストリビューションに同梱されていないオープンソースのパッケージは openSUSE 公式ソフトウェアページよりブラウザから1クリックでインストールできる。
開発者への特徴としては、openSUSE projectはopenSUSE Build Service(OBS)というソフトウェアパッケージのビルド環境を提供していることが挙げられる。
これはopenSUSEは勿論、他のディストリビューションやアーキテクチャを越えたクロスプラットホームでのビルドとパッケージ公開を可能にするウェブサービスである。
これはopenSUSEは勿論、他のディストリビューションやアーキテクチャを越えたクロスプラットホームでのビルドとパッケージ公開を可能にするウェブサービスである。
歴史
1990年代、Slackware系はS.u.S.E. GmbH (Gesellschaft für Software- und System-Entwicklung) がドイツ語に大幅にローカライズしたインストールプロセスによってドイツ語圏において多大な人気を得ていた。
また、S.u.S.E. GmbHはLinuxの50枚以上にもなるフロッピーディスクを1つのパッケージにまとめて販売していた。
これはSlackware独自のインストールツールをS.u.S.E. GmbHが開発したYaSTに置き換えていた。
これはSlackware独自のインストールツールをS.u.S.E. GmbHが開発したYaSTに置き換えていた。
1994年4月から、S.u.S.E. Linuxのパッケージは既に70枚を越えていたフロッピーディスクに代わり、CDにて配布されることとなった。
1996年5月、S.u.S.E. GmbHはSlackwareから独立した独自のディストリビューションを、S.u.S.E. Linux 4.2として公開した。(*1)
SuSE Linux 6.1からは、それまではi386のみだったサポートするプラットフォームにDECによるAlphaを、SuSE Linux 6.3からはPowerPCを加えた。
その後、AMD Athlon 64、intel Itanium、IBM S390(Z-Series)についても対応が行われた。
その後、AMD Athlon 64、intel Itanium、IBM S390(Z-Series)についても対応が行われた。
SuSE Linux 7.0から9.1までは、一般ユーザにはプログラム環境が限定された廉価版のPersonal Versionと、サーバ・開発ソフトウェアが付属するProfessional Versionという、2つのバージョンが用意されていた。
Professional Versionには、管理ハンドブックが含まれていないPersonal Versionからのアップデートパッケージも用意されていた。
また、学生向けにCampus Version(中身はProfessional Versionと同じ)が割引価格で販売されていた。
Professional Versionには、管理ハンドブックが含まれていないPersonal Versionからのアップデートパッケージも用意されていた。
また、学生向けにCampus Version(中身はProfessional Versionと同じ)が割引価格で販売されていた。
SUSE Linux 9.1からは、パッケージはSUSE社を買収したNovell社によって販売されるようになり、YaSTがGPLにおいて公開された。
SUSE Linux 9.2以降、KDEもしくはGNOMEデスクトップで利用可能な独自のLive CDが配布されるようになった。
また、ISOイメージで構成されたディストリビューションがダウンロード可能になった。
また、ISOイメージで構成されたディストリビューションがダウンロード可能になった。
Novell社によるSUSE社買収後、SUSE Linuxは100%オープンソースを目指して開発体制をコミュニティベースに移行していき、SUSE Linux 10.0以降複数あったパッケージは統合されて1つとなり、開発はopenSUSE projectが進めることになった。
openSUSE 10.2で名称がSUSE LinuxからopenSUSEに変更された。
openSUSE 10.2で名称がSUSE LinuxからopenSUSEに変更された。
2015年末からopenSUSEは、より保守的な固定リリースでSLEに基づいたLeapと、ローリングリリースで最新安定版のパッケージを統合することに注力しているTumbleweedに分けて提供されるようになった。
2011年4月27日にはThe Attachmate GroupがNovell社を買収、2014年11月20日にはThe Attachmate Groupとマイクロフォーカスが合併、2019年3月15日にはSUSE社がEQT Partnersに売却されたが、openSUSEの開発方針に大きな変更は加えられていない。
リリース
S.u.S.E. Linux(Slackware)
+ | ... |
S.u.S.E. Linux
+ | ... |
SuSE Linux
+ | ... |
SUSE Linux(9.0 〜 9.3)
+ | ... |
openSUSE
- |
![]()
|
派生ディストリビューション
- SUSE Linux Enterprise Desktop
テスト済みのopenSUSEをベースにして安定させた、商用のデスクトップ向けディストリビューション。 - SUSE Linux Enterprise Server
テスト済みのopenSUSEをベースにして安定させた、商用のサーバー向けディストリビューション。
YouTube関連動画
PC-FREEDOMさんのインストール&レビュー動画 | openSUSE Leap 15.2: 実は初心者向け!?ヨーロッパで人気の高い高品質 Linux ディストリビューション。
コメント欄
コメント欄の利用に関してはコメント欄の利用を参照して下さい。
+ | 上記の内容を守れる方のみご利用ください。 |