「お前を……殺す」
アニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場するモビルスーツ。
主人公のヒイロ・ユイ(画像右)が作品後半
*1で搭乗する主役ロボットである。
続編であるOVA版『Endless Waltz』に登場するものとは設定上同機体なのだが、
『
新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』での機体はTV版(ver.大河原)で、
EW版(ver.カトキ)との混同を防ぐ為、ページを分けている。
機体解説
A.C.(アフターコロニー)暦史上初の戦闘用MS
トールギスを開発した6人の科学者達が、コストと実用性を度外視し、高性能のみを追求し設計した機体。
ガンダニュウム合金を本格的に採用した初のMSであり、基本性能は当時最強のMSと謳われたトールギスを凌駕する。
しかし、主武装のツインバスターライフルに代表される過剰な攻撃力と、制御系に組み込まれた「ゼロシステム」の危険性ゆえに、科学者達は実機を製作することなく設計データを封印した。
これは、当時彼らのスポンサーであった地球圏統一連合が急速な軍事化を推し進め、彼らの故郷である各コロニー自治府に圧力を強めていたことも理由の1つにある。
程なくして科学者達は、ゼロのデータと共に地球統一連合を出奔。
6人の内5人の科学者達は、それぞれのコロニーの反地球圏統一連合勢力と結託し、ゼロのデチューン版と言うべき5機のガンダムを開発した。
なお、残る1人ハワード博士だけは自分のガンダムを造らず、巨大宇宙戦艦ピースミリオンと共にガンダム達を影からサポートした。
「ゼロシステム」は、分析・予測した状況の推移に応じた対処法の選択や結末を搭乗者の脳に直接伝達するシステムを装備しているが、パイロットの精神に凄まじい負荷をかけるため、廃人化を招く恐れもある。
*2
作中に登場するゼロは、カトル・ラバーバ・ウィナーがH教授の残していた設計図を元に建造したものであるが、
カトル自身はこの時連合の策謀で家族を抹殺され深い悲しみと憎しみに囚われていたのもあるにせよ、ゼロシステムに取り込まれて暴走してしまった。
その後紆余曲折を経て、最終的にヒイロの乗機になる。
武装
ツインバスターライフル
2挺のバスターライフルを平行連結した大型ビームライフル。
ネオバード形態時は分割状態で機首のシールド両側面にマウントされる。
バスターライフルの倍以上の威力を持ち、最大出力ではスペースコロニーを一撃で破壊する事が可能である。
また、2挺に分割する事で別方向への同時攻撃も可能な上、出力の調整や連射も出来る。
2挺に分割し、左右に発射した状態のまま機体を回転させて360度攻撃することをゲームではローリングバスターライフル、ローリングツインバスターライフルなどと表記されている。
また、バスターライフルは銃自体に設置されたカートリッジよりエネルギードライブを行う方式であった為、発射回数が3発のみに制限されていたが、
ツインバスターライフルの場合は機体ジェネレーターから直接ドライブする方式である為、安定した連続発射が可能である。
また、この特性を利用して、漫画版ではウイングゼロの他、
ガンダムデスサイズヘル、
ガンダムサンドロック改、
ガンダムヘビーアームズ改、
アルトロンガンダム、
ガンダムエピオンの計6機のガンダムのエネルギーをドライブして使用し、リーブラを破壊している。
ビームサーベル
接近戦用の斬撃武装。
形状は一般の量産機が装備するサーベルと大差無いが、より高出力のビーム刃を形成可能。
TV版では両肩アーマーに格納される。
マシンキャノン
両肩に内蔵された4銃身式機関砲。
発砲時は肩口の装甲が展開し銃身が露出する。
基本的に牽制や近接防御が主用途だが、標準的なチタニュウム合金製MSであれば数秒の速射で破壊可能。
TV版は設定資料やプラモデルによると「装甲そのものを回転させる」展開方法のはずなのだが、劇中では一時「蓋状の装甲を開く」間違った展開方法になっていた。
ウイングシールド
対ビームコーティングが施されたガンダニュウム合金製の盾。
ネオバード形態時は機首を構成し、空力を考慮した流線型のフォルムを持つ。
先端部は伸縮構造となっており、敵への打突攻撃の他、機体冷却用の放熱装置としても機能する。
(以上、ウイングガンダムゼロ-Wikipedia より抜粋)
パイロットは主人公の
ヒイロ・ユイ(声:
グリーンリバーライト緑川光氏)。
ちなみにこれは本名ではなく、ドクターJから貰ったコードネームである。
本名は不明。
このコードネームは
コロニー落としを実行する気はないという意思表示として抹殺されたコロニーの偉人から取られたものであるが、
この人物は地球圏では
無かったことにされたものの宇宙では未だ有名人の為、コロニーへ潜入する時は
同僚の名前を騙っていた。
無口かつクールな性分……なのだが放送初期はキャラが定まっていなかったのか、高笑いしたりしていた。
(『ENDLESS DUEL』の
勝利デモにもこれが採用されている。
顔が真顔のままなので正直怖い)
記念すべき第一話で
いきなり敗北して自殺失敗し、無辜の一般人を殴り飛ばして救急車を強奪し、
挙句の果てにヒロインであるリリーナ(声:矢島晶子)の手紙を破いて「お前を殺す」と言い放つという、たった一話の間にこれでもかという程の
ネタキャラっぷり本作の破天荒っぷりを示す行動をし、
視聴者に衝撃を与え「お前を殺す」はヒイロの決め台詞だが、この台詞を言われたキャラはヒイロに殺されないことが確定するという生存フラグだったり。
*3
ちなみに手紙破かれた挙句に殺害宣言されたリリーナだが、彼女は彼女でぶっとんだ精神の持ち主(「ヒイロ~~!私を殺しに来なさ~~い!!」)の為なんだかんだでヒイロといい雰囲気になっており、
TV最終話ではヒイロがこっそり置いていった手紙を破くという仕返しを
笑顔でなさった。
ヒイロはヒイロでそんなリリーナの悪戯に微笑を見せたりするから困る。
なんなんだこいつら。
ネタっぽく書いたが、実際のところ精神的にも肉体的にも技術的にもトップクラスの優秀なエージェントである。
潜入工作員としては大いに疑問が残るが。潜入先で全力で目立とうとするし。
特に身体的な強さはガンダムシリーズの中では
ガンダムファイターに次ぐレベルだと推測される程で、生身でMUGEN入りしてもおかしくない位頑丈。詳しくは備考欄を参照の事。
現在ガンダムエースにて連載中の小説『Frozen Teardrop』では本編の十数年後が舞台であるにも関わらずリリーナと共に人工冬眠していた為歳をとっていない。
尚、コードネームの由来となったコロニー指導者を暗殺した人物と面識がある事は既に小説版EWで明かされていたが、本作ではその暗殺者の
実子
であった事が判明した。
+
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各ゲームでの活躍 |
『 スーパーロボット大戦』ではF完結編にて初参戦。F完や64、αではカトルが乗って大暴れしていた。
F完で正式使えるのは大暴れイベント後にヒイロが仲間になった時に使える隠しユニット。
しかし、同条件でトロワが仲間になる時に、ゼロカスに改造するイベントが起こる為、多くの人はそちらを選びすぐ離脱する。
なお、ただでさえ参入のために条件がある上に最終ルート分岐でDCルートへ進むとカトルがゼロシステムに取り込まれたまま死亡しヒイロとトロワも行方不明になるので当然それぞれの乗機もろとも永久離脱が確定する。
αでの参入はミリアルドが仲間になる時だが、ルートを選ばなければ合流時にはカスタムになっている。
というか、たとえルートを選んでも
ヒイロが乗る機会があるシナリオはたった1回、しかも選択式
という不遇にも程がある扱いである。
64で登場した際も、フル改造するとカスタム化し性能が上がるので、多くの人がフル改造しジョブチェンジさせてしまう。
…といったように、なんとも 「ゼロカス!ゼロカス!ゼロカス!どいつもこいつもゼロカス!」と
嘆きの声が聞こえてきそうな有様であった。
Dではやっと最初から最後までゼロのまんまだが、エネルギー効率の悪い機体なので魅力ある多くの敵キャラが使用出来る今作では、倉庫番にされる事も多い。
それ以外の作品では、EWのみの参戦なのでTV版の本機はそもそも登場しない。
これは恐らく、TV版のヒイロ達は反体制のテロリストなので、原作再現のストーリーが作りにくいからだと思われる。
実際にFとαではヒイロ達は最初は敵として登場する。64とDでは最初から味方として登場するが、これは地球が宇宙人に支配された世界と体制が崩壊した世界という特殊な世界観である事が大きい。
上記の通り不遇まっしぐらな機体である。初期ウイングは初参戦の新で最後までヒイロの機体として登場、第2次αではEW版のアーリータイプとしての隠し機体として登場する為、
恐らくこの機体こそ、Wの機体の中では一番の不遇ユニットであろう。
EW版も確かにかっこいいが、そろそろスパロボスタッフには事を エレガントに運んでほしい所だ。
…いや、まぁ、だからと言ってEWをTV版の機体でやられてもそれはそれで微妙なので、多分彼は今後もこの扱いが定位置であろう。南無 …と思っているのか?
なんと『第2次Z』で
TV版Wが参戦
。
2部構成ということでゼロは続編待ちとなっているが、いずれにせよ登場は約束されたようなものである。
……ま、
EWが参戦していないから普通に登場出来る
という微妙な扱いは何一つ変わってないんだけどな!
今回は立場の近い『 ガンダム00』1期との共演もあっての事であろうから、その辺も留意していただきたい。
どうせ後編はEWだけに…とも危惧されたが、今作では
そもそもTV版の前半すらシナリオを消化してない
のでゼロ的には安心だろう。
…え?αだとゼクスやトレーズとの決着の遥か以前にゼロカスになったって?…ははは、いや、まさかそんな真似をまたやるわけ(ry
とそんな心配をよそに後編『再世篇』の発表で堂々画像が掲載され、見事参戦確定となった。
「わが世の春が来たぁぁぁぁぁ!!」
+
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そして…… |
最近、戦闘アニメの質はともかく性能は他のガンダムに比べて弱体化する傾向にあったのだが、今作のウイングゼロは一味違った。
射程こそ短いものの、移動後にも使えるMAP兵器ローリングバスターライフルが強く 蜃気楼と共に戦場を荒らす超兵器化した。 誰だそこサイフラッシュとかいったやつ
パイロットのヒイロも気迫を習得する為、開幕直後に使用可能。更に敵を撃破すれば再び動く事が出来る連続行動により、更に場をバスターライフルで荒らす事も可能。
更にヒイロのエースボーナス(個人の通算撃破数によるボーナス)は「移動力+1、 気力110でもゼロシステム発動になる」なので、 闘争心という初期気力を+10するスキルを習得すれば精神コマンドすら使わずに大暴れできるという壊れっぷり。今まで出れなかった鬱憤を晴らすといわんばかりである。
このエースボーナス、ウイングゼロ以外の機体だと移動力+1でしかないのは秘密
+
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しかし…… |
このように、作品が下る度に弱体化が進んでいると言われるガンダムWは今回性能的にもかなりの待遇を受けていた。
が、それに異を唱える一人の男がいた……
誰あろう、ヒイロ役の緑川光その人である。
グリリバからすれば、
「ウイングはいつだって最強なんだよ!今回は強いってなんだよ!?」
と憤りすら感じているとか。
まぁ、グリリバはウイングが強かろうが弱かろうが真っ先にヒイロをトップエースにしてゼロをフル改造するのでたかがゲーム的な性能の強弱だけで使い勝手を判断されるなど愚の骨頂なのかもしれない。
何せ、第2次αのゼロカスタムが強すぎると文句を言って第3次αで弱体化させた前科もあるし。(必要気力が下がったMAP兵器が強いのでむしろ殲滅力は上がってたり)
その愛、全然待遇が改善されないガンダムDX辺りにも向けてやれよ
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『Gジェネレーション』シリーズにも参戦。
機体性能と武装の威力がトップクラスに高い反面、燃費が非常に悪い設定になっている。
EN量自体は高めな為即弾切れ、という事はないものの、一度ENを大量消費すると母艦に帰還してもなかなか補充が完了しない状態となる。
言うまでもないが、基本的にゼロカスが本機の完全上位機種なので(ry
一応、スパロボやGジェネどちらでも言えるが、移動力は変形したウイングゼロの方がゼロカスより上という長所もある。
『WORLD』では原作通りMS形態でも空が飛べるようになり、ネオバード形態にバルカンも追加された。
基礎スペックこそゼロカスよりは劣るが武装の威力がほぼ同じ事や、ゼロカスには無いシールド防御が出来る事、上記の足回りの速さを活かせる等、ゼロカスよりも運用の幅が広くなっており、総合性能では決してひけをとらない。
…が、『OVERWORLD』では変形が削除されてしまい(同作ではこれ以外にも変形が削除された機体は多いが)足回りの速さという長所が無くなってしまった。
しかしゼロカスとスペックがほぼ横並びになり、あちらにはないシールドは健在であり、MS形態でも飛べるのは変わりないのでほぼ同じ感覚で使用可能である。
飛ばすだけならゼロカスの方が適応上だし、HPとENもゼロカスの方が上なんだけどな!
その中でMAP兵器は差別化されておりEW版がサテライトキャノンと同じ目の前3マスの太さを持つ直線的な範囲である事に対してこちらは周囲を攻撃するローリングバスターライフル、殲滅力だけならこちらが上である。
なので基本的にはザコにゼロを、ボスやターゲットにはEW版の運用をするとよく働く。
さらにツインバスターライフルの戦闘アニメがリーブラ撃ちを再現した物になっていたりと演出も改善されつつある。
『ガンダムvsガンダム』にも参戦している。コストは高コスト帯の3000。
他の機体のビームライフルとは異なりメイン射撃が照射系となっている為、慣れるまでは少々扱いに戸惑うが、強過ぎず弱過ぎずの良調整機体となっている。
アシストであるヴァイエイトによる照射と合わせて一人で十字砲火が可能なのが強み。バード形態への変形も再現されており、機動性もそこそこ良好である。
しかしながらこのゲームは壊れ機体が多数いる為ガチ対戦等ではあまり見かけない。
続編の『ガンダムvsガンダムNEXT』にも参戦。
スパロボでの不遇がどこ吹く風といった具合にシステム変更による恩恵を多大に受け、本来隙が大きく連射向きではないはずのバスターライフルをガンガン垂れ流し、
近づかれても不釣合いな程判定・威力が高い近接攻撃で迎撃し、ライフが減れば高い空戦能力を生かし切って逃げ切る事も可能という、厨ユニットに仕上がっている。
特に射撃ボタン長押しで使えるローリングバスターライフルがとても強力で、 対策を知らないと全く回避できずに喰らってしまう。
最近の研究で対策も練られ、 ダイヤグラムも少し落ちたが、ゲーセンではしばしば、 量産型ウイングゼロ(ガン逃げ→ローリングバスターライフル)の姿を未だに確認出来る。
……と思ったら家庭用ではバスターライフルをキャンセルして特殊射撃を出すと、ビームを出したまま相手に向かって猛スピードで銃ごと動かすというバグ技(通称「特射バグ」)が発見され、再び最強クラスの座に返り咲いたりしている。
(バスターライフルは発射時の硬直が長いという欠点があるのだが、この技とNEXTダッシュのおかげで外してもフォロースルーがほぼ完璧になった)
コストは今までと同じ3000。NEXTまでのウイングゼロの性能の一部がEW版に引き継がれた事もあり、NEXT迄とは結構仕様が変わっている(その為、設定的には同じ機体であるEW版ともかなりの差別化がなされている)。
全機体の中でも屈指の機動力を誇る可変機体。万能機で、どちらかというと近距離向き。
CSで性能変化するメインと急速変形を軸にしたテクニカルな機体であり、通常時は横幅の広いBRのメインがCSを使用することで次の一射に限りEW版に似た照射ビームに変化するなんとここから
格闘をキャンセルして出す事が可能
であり、この独特のキャンセルルートを絡めた攻めが本機の大きな魅力となっている。
サブ射のマシンキャノンはショットガンのように拡散するためほぼ格闘の間合いでしか機能しないが、動きながら撃てて発生も早い。前作のEW版のサブ射もこれくらいやって欲しかった。
特殊射撃のローリングバスターライフルは性能が高く、CSではない(=メインを封印する必要が無い)のも強み。
またEW版と違い格闘が強力なのも個性のひとつで、ダウンした相手を拾い直して更に浮かせる前格を筆頭に全体的に性能は高い。
また、シリーズで初めてゼロシステムが武装として搭載されている(格闘CS)。一定時間誘導を切るが、被弾時のダメージが増加する。有用な武装だが、発動時間が短いのもあり使い所が難しい。
覚醒技は「俺は…俺は死なない!」
コンボ系の乱舞技で、相手を連続で斬りつけた後打ち上げ、ツインバスターライフルで撃ち抜く。
『ガンダム無双』シリーズには1作目から登場。
新作が出る毎にタイマン性能が徐々に弱体化されていくものの、強烈な攻撃範囲を誇るツインバスターライフルの制圧・殲滅力、フィールドを素早く移動出来る変形の機動力により扱いやすい機体となっている。
後に発売された 無双シリーズの別作品では こいつがこの機体と同じチャージ4のビーム前後→左右発射とローリングバスターライフルを使用出来たりする。
( このページの北斗有情鴻翔波の項目を参照)
水影心で習得したのだろうか。だとするなら対戦経験があるという事になるが・・・。
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』においても1月下旬稼動予定の「ジオンの興亡 3弾」からの参戦が確定した。
シャイニングガンダムやダブルオークアンタ同様の「U.C.外作品からの参戦」となっており、上記の機体同様パーフェクトレア化、並びにドラマティックU.C.ミッションの隠しボスして登場すると思われる。
コンパチヒーローシリーズではPSの『グレイトバトルⅥ』にて初参戦。
仮面ライダーBLACK RX、ウルトラマンパワードと共にチーム「閃光特捜オプティカルスリー」を結成し占領された東京を解放すべく悪の軍団サタンダークネスに立ち向かう。こらそこダサいとか言うな。
『グレイトバトルフルブラスト』ではアシストキャラクターとして参戦。使用するとローリングバスターライフルで画面上の敵全体にダメージを与える。
フルブラストの特典ソフト『バトルドッジボール3』では ゴッドガンダム、 ∀ガンダムと共に「ガンダムナインティーズ」を結成している。
ダンジョンRPG『ロストヒーローズ』でも参戦。ゼロシステムは特殊技扱いとなっており、使用する事で能力が上がるが、一定ターンが経過すると効果が切れてHPが残り1になってしまう。
しかしコレを逆に利用し「HPが1の時に攻撃力が大幅に上昇する」装備をつけ、敵の攻撃から仲間をかばうことの出来るゴッドガンダムにウイングゼロを庇わせる事で安全に超火力で敵を殲滅するテクニックもある。
本作オリジナルの必殺技として 仮面ライダーWとの合体攻撃「ツインファイナリュージョン」がある。
|
原作性能
ウイングガンダムと似た攻撃が多いが、性能はほぼ別物のものが殆ど。
ウイングガンダムが接近戦が多かったのに対し、ゼロの方は射撃技が多い。
飛び道具はどれも性能がよく使いやすい。
しゃがみ強武器のビームサーベルは出が速く、攻め・防御どちらにも使える優秀な攻撃。
斜め対空にもなるので相手の飛込みを潰す事も出来る。
相手を浮かせる効果があるのでコンボの始動技としても重宝する。
必殺技性能
バスターライフルで射撃。ウイングの物からパワーアップして二発出るようになった。
しゃがまれると当たらないが、強のみ1,3発目はしゃがまれてもヒットする。
斜め上に二発発射する対空攻撃。
空中で発射すると斜め下に向かって撃つ。
空中版は遠距離からの牽制などに使いたい。
片手でシールドを構えて飛び上がる。いわゆる
昇龍拳。
ウイングのライジングサーベルと違い、最後の一撃のビームサーベル攻撃が無くなり更に無敵時間が無い為対空技としては機能しない。
ツインバスターライフル(斜め)の使い勝手が圧倒的に良いので使う機会は少ない。
超必殺技。二挺のツインバスターライフルから極太ビームを連発する。
ウイングのハイパーバスターライフルよりHIT数は上がったが、1HITの威力が低くなり、全体的に見ても威力が低くなっている。更に空中での使用が不可能に。
2発目と3発目の間に少し間があり、ガードされるとこの間にブーストジャンプで飛ばれて反撃される恐れあり。
隠し超必殺技。
コマンドは「↓↙←↓↙←+攻撃」。
バードモードに変形して攻撃。性能はウイングのものと同じ。
画面後ろに消えた後、画面内を右→左→右(右向き時の場合)の順に往復する。
常に同じ方向にガードしていると後ろから攻撃を食らってしまうので、画面から消えたらすぐにガード向きを変えなければならない。
発動が非常に遅く、
「暗転見てからガード余裕でした」状態になってしまうのでコンボには組み込めない。
しかし突進中は完全無敵なので、相手の超必殺技に対して
ガードキャンセルとして使い、攻撃終了時の相手にダメージを与えるという使い方をしたい。
方向キーの↑と↓で高度を少しだけ変えられる。
MUGENにおけるウィングガンダムゼロ
いくつか存在する模様。
暗黒内藤氏作
最近の更新で白身氏作の
AIをベースに暗黒内藤氏自ら手を加えた
AIが搭載された。
性能は、飛び道具・対空技・突進技を備えた典型的な
波動昇龍タイプ。
原作の仕様で、必殺技の強攻撃版はゲージを消費する様になっているので立回りには注意が必要。
因みに、原作の『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』では、ウイングゼロは弱キャラに分類される。
(
一部の機体がぶっ飛んでるだけかもしれないが…)
以下、原作と大きく異なる必殺技の仕様。
弱・強共にビーム弾は1発発射になっているが、原作のビーム弾と比較すると大きくなっている。
こちらも弱・強共にビーム弾は1発発射となっており、強版のビーム弾が前方発射の強版よりもかなり大きくなっている。
上昇までに無敵がある。(弱は対空無敵、強は完全無敵)
原作ではそもそも技が無いので使用不可。
突進中に無敵がある。弱はしゃがみ属性と投げ無敵、強はしゃがみ属性と投げ・飛び道具無敵。
更に空中での使用も出来る様になっている。
突進速度が上がっており、突進中の高度変更も可能。
強版は無敵が多く見えるかもしれないが1ゲージ消費なので妥当だろう。
尚、リードミーの注意書きに「動画使用の際は最新版を使用する事」とあるので、動画で使用する場合は公開場所の更新日時をチェックする事をオススメする。
hyuga氏作
こちらも『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』のグラフィックをベースとしている。
氏のウイングゼロはSD版の
EW版の方が有名だが、こちらはそれ以前に作成されたものである。
性能は原作の『ENDLESS DUEL』とはかなり違った性能になっている。
とけい氏作
同じくグラフィックは『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』ベース。
EXTREME VS.風味にアレンジされているのだがパイロットがヒイロではなく
カトルである。
無論ゼロシステムに支配されている仕様である為台詞がかなりきている。性能としてもボスキャラ風味らしい。
ただし、ツインバスターライフル等が
味方殺し技になっているのでタッグなどでは注意。
出場大会
削除済み
更新停止中
凍結
出演ストーリー
その他
*1
全くの余談だが、いかにも主人公機然とした機体にも関わらず、ヒイロがウイングゼロに搭乗するのは物語後半、
むしろ終盤だったりする。
ちなみに初登場時に搭乗していたのは本文の機体解説の項の通り、暴走状態の
カトル。ヒイロはそのとき
メリクリウスに乗っていた。
ゼロをカトルごと回収したOZはデータ採集目的でヒイロを乗せるが、彼も同じ様に暴走。
今度はカトルがメリクリウスに乗ってヒイロを説得して正気に戻す。
次にOZは
デュオを乗せるが、彼はゼロシステムの危険性を感じ取ってコクピットから脱出。
その後OZはウイングゼロを爆破しようとしたが、その場にゼクスが現れ奪取。彼はシステムに戸惑いながらも暴走することなく操縦できていた。
そしてゼクスは地球のサンクキングダムに降り、そこで
ガンダムエピオンに乗ったヒイロに遭遇。
互いのガンダムを交換し、ここでようやく、ウイングゼロはヒイロの機体となる。
まぁ、そもそも前半主人公機であるウイングガンダムからしてヒイロに自爆されたり、乗り捨てられたりして最終的にはOZ側で運用されたりしていたし。
小説版EWではヒイロはガンダムでも消耗品として見ているとか言われているし。
でもこの様に「主人公が主人公機に乗る」というロボットアニメの
常識に捕らわれないところがガンダムWの魅力の一つだったり。
*2
つまりは有利な戦局だけでなく
自らが撃墜される無数の可能性の一つ一つを全て疑似体験させられる様なイカれたシステムなのであるが、
(ちなみに
実際に体験
して(心さえ折れなければ)何時かは正解に辿り着ける能力を持つのが
彼女や
彼女や
彼女。)
主人公のヒイロの様に無数の死の運命を見せられてなお現実を見失わず戦い続けられる人間も正直どこかおかしいと言って差し支えない気がする。
まあ、開傘高度が足りず骨折した脚を
その場で無理やりはめ直して処置したり、
コクピットにいる状態で機体を自爆させて
ただの重傷で済む
(TVシリーズ10話でヒイロが自爆した際、地上10メートル以上のコクピットから吹き飛ばされ、衝撃波と多大な熱線を浴びた上にコンクリートの地面に思いっきり叩きつけられて瞳孔が開いていたが、それでもちゃんと生きており後遺症もなかった。)。
~
(以上、『新機動戦記ガンダムW・Endless Waltz ―特別篇― 劇場用アニメ映画フィルムコミック』より抜粋))辺り、既に少年兵よりももっとおぞましい何かに片足突っ込んでいる人物ではあるのだが。
ちなみに
*1の通りウイングゼロは多数の人物に乗り回された機体であり、特にガンダムパイロットは全員一度はゼロに搭乗してゼロシステムの洗礼を受ける羽目になった。
しかしメインキャラは
常識人を除いて
全員ゼロシステムを克服した。……
ありえん(笑)。
また、原作中ではゼロシステムを(敵味方ともに)作戦指揮のため利用する場面もあり、自分自身の死と直面する確率が低い分使用者への負担は軽いように見受けられた。
「むしろこっちの方が正しい使い方なんじゃあ…」と思った視聴者も少なくなかっただろう。
なにしろシステムの一部のコピーを利用するだけで、大幅に指揮官機の空間認識力を拡大したり、性能こそ超優秀とはいえ、所詮はプログラミングされた行動しか取れないモビルドールに、指揮官が遠隔で適切な命令を下せる様になるのだから。
……まぁ、ガンダムWの登場人物の殆どは
頭のネジどっか緩んでるエレガントな連中ばかりなので。
*3
そのことはデュオ
もとい公式に
指摘された
それもあってかGジェネA、DSでのIDコマンド(スパロボの精神コマンドの様なもの、コマンド名が各キャラの名台詞)の『お前を殺す』の効果は手加減相手を撃墜しないという
徹底ぶり
…のだがWSCソフト「SDガンダム GGENERATION ギャザービート2」ではその台詞を言って
ギレンを撃墜した。まあ、全ての黒幕だったし仕方ないが…
ちなみにヒイロでギレンを撃墜するとギレンの最後の足掻きを
「お前を殺す」と言って阻止するというイベントがある。
TV版最終回のリーブラ破壊をモチーフにしたものであり、しっかり仲間達の会話もある。
ちろんカトルの"あの迷言"も
ギレン撃墜イベントは
ヒイロのみという優遇っぷり。このイベント含めギレンに対して
「お前を殺す」を3回言っている。
一方、スーパーロボット大戦シリーズではこの台詞、
初参戦の新以降約16年間文字通り死亡フラグとして働いていた。
例としては、
クルーゼ等のボス敵には戦闘台詞で「ラウ・ル・クルーゼ…お前を殺す」などと言い放ち、
これを言われて生き残ったのは第2次αのラスボスであるイルイくらいのものであった(彼女はガンエデンに操られた被害者だったのもあるが)。
が、第2次Z再世篇では
ある人物に
しつこいくらいに言い続け、結果、その人物は如何なるルートを通ろうと無事生還。遂に生存フラグとして機能した。
(ちなみに同作では本当に殺す気の場合、ヒイロは「
お前を倒す」と言い放つ)