俺はバイクの修理屋だった。「どんなものでも直してやる」というのが謳い文句だ。しかし、その日の依頼には驚いた。ある女の客が跨った愛機から降りると「こいつを直してくれ」と何かを俺に差し出した。それは身体の一部だった。
何でも直すとは言ったが、それはバイクの話であって……俺は理由をつけて断ろうとしたが、結局は根負けして、渡された「機械でできた左腕」を見てやることになった。しかし、それは見れば見るほど興味深い技術だった。
あり合わせの道具で調整することになったが、腕の不調は解消したようだった。指先の感覚を確かめながら、女が礼を言いかけた瞬間、俺の眼前に爆炎が広がった。煙の向こうに見えたのは、剣を取り、襲撃者を次々と輪切りにしていく彼女の姿だった。
俺はその女に助けられ、一命を取り留めた。しかし、爆炎に巻き込まれて利き腕を失ってしまった。女は詫びの代わりにと、身体の機械化を生業にしている男を紹介してくれた。俺はその後、失った身体を機械化し、そいつの元で修理屋を営んでいる。
武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 三翼 |
追加日 | 2021年6月22日 | ||
EN | Three-Wing Sword | ||
解放: フレンリーゼ(黒緋染の狩人) |