NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

2021年6月

最終更新:

nier_rein

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5月 6月 7月


6月11日追加

壊機の大剣

その剣を持つ者は恐れを知らないという。
ひと度剣を握ると、身体の奥底から熱が溢れ、
勇猛果敢な獅子になり、強き心を得られる。

その剣を持つ者は敗北を知らないという。
何百、何千、何万もの兵士と対峙しても膝をつかず、
その身を害するものを全て打ち負かした。

その剣を持つ者は老いを知らないという。
剣は帯刀者に流れる時間を奪い、
永遠の闘争へと身を投じてしまう。

獅子になり、敗北を知らず、不老にもなれる……
噂が噂を呼び、様々な伝承が語り継がれている剣。
その剣を持つ者を誰も知らないという。

武器種 大剣  レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年6月11日
EN Faulty Greatsword
解放: 063y(破砕裂の男囚)

不死鳥の短剣

仲間の商人に裏切られ、砂漠に一人放り出された男がいた。水も食料もなく、どの方角に進めばいいのかも分からない。男は死を覚悟して、愛する妻を想い涙を流した。そのとき、一羽の青く光る小鳥が現れ、「ついて来てください」と囀った。

男は自分の目と耳を疑ったが、このまま死を待つよりはマシかと思い、青い光を追いかけることにした。すると、程なくして水場に辿り着く。驚き感謝する男に小鳥は、「お家までご案内しましょう」と再び囀り、羽を広げた。

青い光に付いていけば、砂漠を抜けることは容易かった。そうして男が、妻の待つ町に辿り着いたとき、小鳥がどこからか短剣を持ってくる。「これを持っていきなさい」と。すっかり小鳥を信用していた男は、言われた通りに短剣を携え帰宅した。

男が帰ると、妻は飲み物を差し出した。それを飲んだ途端、身体が痺れて床に崩れる。妻は男が持っていた短剣を手に取ると、躊躇わず男の胸に突き立てた。「貴方の言う通りね。こんなものを隠し持っているなんて」そう呟く妻の肩には、赤く光る小鳥がとまっていた。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年6月11日
EN Phoenix Dagger
NieR Replicant
NieR:Automata

+ NieR Replicant
NieR Replicant
戦地に赴いた男と結婚の約束をしていた娘がいた。
娘は信心深く、朝に昼に夜に祈りを捧げ、ただただその男の無事を願い続けた。
娘の一途な祈りが通じたのか、ある夜、娘の夢に光り輝く小鳥が現れ言葉を託した。

「男は無事戻るでしょう。」
小鳥が囀ったその言葉に、信心深い女は泣きながら喜んだ。
「けれど、」
光り輝く小鳥は美しい声で続けた。
「心は戻らないでしょう。」

やがて小鳥の言う通り、男は生きて戻った。
その逞しい体に無数の傷跡を残して。
やがて小鳥の言う通り、男は確かに生きて戻った。
その傍らに見知らぬ美しい女を連れて。
娘はそれでもそんな男に、これまでの愛しさを込めて駆け寄った。

男は驚きその娘を抱きとめるが、やがて倒れ込む。
倒れた男の元に佇む娘の右手には血塗られた短剣が、左手には赤黒く熟れた果実のような男の心臓が握られていた。
もう男の心はどこにも行かない。
娘は血溜まりの中、幸福に酔いしれた恍惚の表情で愛おしそうに男の心臓に口付け、感謝の祈りを捧げた。

+ NieR:Automata
NieR:Automata
式のその日に親を殺され、愛を誓う男を殺され、それら死骸の前で犯された娘がいた。「奴らを殺せるのなら死んでもかまわない」そう願う娘の前に光り輝く小鳥が現れた。

「叶えましょう。その剣に願い続ければきっと」小鳥は娘に短剣を授けた。娘はそれをかき抱き、涙ながらに呪詛を吐く。「何があっても私は永遠に忘れない。どうか奴らに醜い死を」

時が経ち、復讐を果たした娘は老女になっていた。再び小鳥が現れる。「願いは?」そう言われても、老女には何の事だかわからない。そういえば、大事にしていた短剣はどこに?

その夜、老女の家に強盗が押し入った。娘は犯され孫は殺されてしまう。かろうじて生き延びた老女の前で光り輝く小鳥が再び問う。
「今度はいつまで憎んでいられますか?」

赫灼ノ鍔拳

まっくらやみに、こんぺいとうがキラキラひかって、おいしそう!
あーあ、おなかペコペコだよぉ。

あれは、プカプカわっかのドーナツ!
あっちは、フワフワのわたあめ! あーもう、がまんできないよ!

こんぺいとうも、ドーナツも、わたあめも、とってもおいしい!
つぎは、あのあおいキャンディもたべたいなー。

宇宙開拓局が先月観測した時空の歪みが、ブラックホールであると断定された。現在これは多くの星々を呑み込み、急速に拡大を続けている。我々の星に接近するのもそう遠くないだろう。早急にこの星を脱出する計画を立てなくてはいけない。

武器種 格闘  レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 赫灼
追加日 2021年6月11日
EN Shiny Knuckles

慈雨の揮棒

兵士である彼に支給されたのは、一本の杖だった。それには、光によって傷を癒す機能があった。彼は戦場で傷ついた仲間たちを、癒していく。噛みしめた唇から血を流しながら。

彼が命じられたのは、後方支援だった。それに対して前線で剣を振るいたいと抗議したが、聞き入れられることはなかった。彼は逸る気持ちを抑えながら、杖を振る。握る拳に血を滲ませながら。

彼が望んだのは、復讐だった。己と母を棄てた男を、戦場で背後から襲おうと考えていた。しかし、支給されたのは癒しの杖。彼は祈る。己が殺すよりも早く、男が戦場で血を流さぬように。

彼の目前に、負傷した男が運ばれてきた。彼は杖を高く掲げ、その光によって男の傷を癒す。そしてそのまま、男の頭めがけて振り下ろした。癒しては振り下ろし、癒して振り下ろ癒し振り下癒し振下

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ
追加日 2021年6月11日
EN Baton of Tender Rain
解放: F66x(守護たる女囚)

6月22日追加

三翼の剣

俺はバイクの修理屋だった。「どんなものでも直してやる」というのが謳い文句だ。しかし、その日の依頼には驚いた。ある女の客が跨った愛機から降りると「こいつを直してくれ」と何かを俺に差し出した。それは身体の一部だった。

何でも直すとは言ったが、それはバイクの話であって……俺は理由をつけて断ろうとしたが、結局は根負けして、渡された「機械でできた左腕」を見てやることになった。しかし、それは見れば見るほど興味深い技術だった。

あり合わせの道具で調整することになったが、腕の不調は解消したようだった。指先の感覚を確かめながら、女が礼を言いかけた瞬間、俺の眼前に爆炎が広がった。煙の向こうに見えたのは、剣を取り、襲撃者を次々と輪切りにしていく彼女の姿だった。

俺はその女に助けられ、一命を取り留めた。しかし、爆炎に巻き込まれて利き腕を失ってしまった。女は詫びの代わりにと、身体の機械化を生業にしている男を紹介してくれた。俺はその後、失った身体を機械化し、そいつの元で修理屋を営んでいる。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 三翼
追加日 2021年6月22日
EN Three-Wing Sword
解放: フレンリーゼ(黒緋染の狩人)

悪魔の穢牙

私がまだ子供の頃の話です。とても大きな力と黒い翼を持った、世にも恐ろしい悪魔がいました。悪魔は私たちの村に降り立つと、悪事を働いては人々に恐怖を振り撒きました。

私たちは生まれ育った村から離れることを余儀なくされました。しかし同時に、自分たちの故郷を取り返そうと、悪魔を打ち払おうとする者たちが現れたのです。

やがて悪魔は勇敢な人々によって捕らえられ処刑されました。悪魔の脅威に怯えることがなくなり安堵した私たちは、また村へ戻ることにしたのです。

数日後、村は天災に見舞われ多くの人が亡くなりました。人々は悪魔の怨念だと騒ぎ立てましたが、私には悪魔が、あの地から私たちを遠ざけてくれていたのではないかと、そう思えて仕方ないのです。

武器種 格闘  レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年6月22日
EN Demon's Cry
NieR:Automata

+ NieR:Automata
昔、心の優しい天使がいた。天使は度々地上に降りては、困っている人々を救済して回った。病気であれば治し、貧しければ恵み、泣いている者を癒やした。

だが、天使は咎人や異教の信徒にまで救済の手を伸ばす。それは許されざる行為であった。天使がそうした者を救う度に、一枚また一枚と羽根が抜け落ちていく。

ある日、天使は小さな娘に出会う。重い病を患った彼女は苦しみながらただ日々を過ごしていた。だが、天使は彼女を治せない。すべての羽根が抜け落ちてしまっていたのだ。

天使は己の不覚悟と、世界の不条理さを呪った。その憎悪は全身を黒く染め上げ、新たなる黒い翼となって広がる。そして血の涙を流しながら、少女の首にゆっくりと手をかけていった。

三翼の杖

父さんは、教え説いていた。生に執着してはいけないと。

父さんは、広め伝えていた。死は恐れるものではないと。

父さんは、言い諭していた。死後の世界に必ず救いがあると。

父さんは、死に喘いでいた。僕を残して逝きたくないと。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 三翼
追加日 2021年6月22日
EN Three-Wing Staff

黒鳥ノ長槍

人里離れた僻地に暮らす竜人の一族。人間たちは特別に強い力を持っていた彼らを頼り、各地に出没する恐ろしい化け物たちの退治を頼していた。

化け物を退治するのは竜人の一族の長。一族に代々受け継がれる槍を振るうことは誇りでもあり、誉れでもあった。今の長も、この槍をもって幾千の戦場を駆け抜けた。

ある日は毒を吐く化け物を、ある日は雷を降らす化け物を、そしてある日は黒い鳥が群れる化け物を相手にしてきた。すべてはこの力を頼ってくれる人間たちのために。

かつて人間は竜人の一族を僻地に追いやった。彼らの死骸が化け物に変化することを知っていたからだ。一族の長は、よもや同士討ちさせられているとも知らず、今日も誇りと誉れのために槍を振るう。

武器種    レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 黒鳥
追加日 2021年6月22日
EN Blackbird Lance

黒キ裁杖

戦争によって住む場所や頼れる者を失った孤児たち。彼らは一人の優しい司教に拾われ、町はずれの小さな教会で生活を送っていた。しかし教会も貧しく、人々からの寄付金だけが頼りだった。

しかし、日に日に寄付金は減り、遂に満足に食べていくことができなくなった。司教はやむを得ず、悪事に手を染める。だが、子供たちにその現場を見られてしまった。

これが許されないことだとしても、君たちと共に生活するためだ。私がこうしなければ君たちは生きていけないんだ、わかるだろう。司教は子供たちにそう話した。

「たよれるおとながいません、どうかたすけてください」
孤児院には多額の寄付金が寄せられた。司教の眠る地面の上で、今日も子供たちは元気に走り回り、黒い鳥は優雅に空を飛ぶ。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 黒キ
追加日 2021年6月22日
EN Dark Staff

6月30日追加

艶々の柔玉

私は今、単身調査中の洞穴の最奥で、ある物体を発見した。
それは艶々とした、不思議な「玉」だった。
材質が何なのかもよくわからないが、とにかく丸い「玉」だ。

この玉には弾力性があり、手で叩くとぼよんぼよんと跳ねまわる。
なんと愉快なことだろうか。
私は一心不乱に、その玉を壁に打ちつけて遊んでしまった。

ひとしきり遊んだあと、私はその玉を隅々まで調べてみた。
玉の中には、空気がパンパンに詰まっているようだ。
私は興味本位で、玉の空気を抜いてみることにした。

玉から放たれたのは、まるで高貴な貴婦人のような、芳しい香り。
明かりを灯す燃料も、帰路の食料も尽きた私は、
この香りに包まれながら、深い暗闇の中で眠ることにする……

武器種 格闘  レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年6月30日
EN Glossy Spheres
解放: フィオ(少女の夏)

煌めきの内海

昼の陽の下では、日光を反射して美しく煌めく。
夜の闇の中では、黒々と染まり恐ろしくもある。
ある移り気な学者はそんな海に親近感を抱いた。

生命の起源と言われ、未だ多くの謎を持つ大海。
学者は考えた。海の一部を切り取れたのならば、
海が持つ魅力の正体に、近付くことができると。

しかし当然、海の水をただ器に入れただけでは、
海を切り取ったとは言えず塩辛い水でしかない。
海を海たらしめる物とは何か、学者は頭を捻る。

昼夜での違い、多様な命の起源、未だ数多い謎。その魅力は二面性には留まらず、まるで球状だ。そこで学者は思い出す、海もおよそ惑星を覆う球状である事を。そうして学者は惑星の研究を始めた。

武器種    レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年6月30日
EN Glimmering Bay
解放: リオン(亡命者の夏)

墨染の向日葵

花をより輝かしく咲かせるための葉。
人知れず生きる者、それが女の生まれた血筋だった。

平穏とも、普通とも程遠い生き方。
装いを真似ても、その溝が埋まることはない。

女には眩し過ぎた。海辺の太陽も、笑顔の人々も。
光に背を向けて、彼女は日傘を差す。

日に向けて開くその日傘を、向日葵のようだと誰かが言った。
それを美しいと、語る者が居た。

武器種 大剣  レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年6月30日
EN Black Sunflower
解放: アケハ(刺客の夏)

懲悪の投槍

10年前
彼が住む街は治安が悪く、両親は小銭と引き換えに殺された。彼の目的は犯人を探し出し自分の手で殺すこと。漁師だった彼は仕事道具である槍を片手に、その機会を狙っていた。

5日前
街は変わらず荒れ果てている。毎日人が殺され、近所の家族も何者かに殺されてしまった。「なんでこんなに人が死ななくてはならないのか」彼は悲しそうに呟くしかなかった。

昨日
その日、街で両親を殺した犯人を見つけた。彼はいつもと同じ様に、手に持つ槍を犯人の心臓に突き刺した。10年前に殺された両親の復讐を達成した瞬間だった。

現在
昨日殺した男が本当に犯人だったのか? 彼の両親を殺した犯人は別人の誰かではないのか? 「獲物を探さなくては」ニヤつきながらそう言うと、槍を片手に新しい犯人を探しに行くのだった。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ
追加日 2021年6月30日
EN Javelin of Vice
解放: アルゴー(冒険者の夏)

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