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復讐の黒骸
勇敢な兵士だった兄は、名誉の戦死を遂げた。今では、祖国を守護する軍神として祀られている。兄は貧しい一家の誇りであった。僕は兄の意志を受け継ぎ志願兵となり、戦地へ送られた。しかし、兄のように華々しく死ぬことは叶わず、野戦病院に運び込まれた。
息絶えていく兵たちの傍らで、僕は軍医と上官の会話を耳にした。「貧しい若者たち……即ち持たざる者たちは、名誉を得るために命を顧みず戦う。戦死した彼らを軍神と讃えることで、また若者たちを戦場へと駆り立てることができる」
怪我で意識は朦朧としていたが、上官の話す内容はハッキリと聞き取れた。上官に同調する軍医の笑い声も。僕は世界を恨んだ。兄を殺した敵国も、兄をはじめとする、貧しい若者たちを戦争へと駆り立てた祖国も憎かった。気が付くと、僕は大剣を手に取っていた。
上官殺しの罪は、数えきれないほどの敵兵を殺したことで、内々に処理された。僕は祖国に英雄として凱旋した。勲章授与の式典が行われる中、僕は再び大剣を握りしめ、為政者や軍の上層部を睨みつけた。僕は今から国家を相手に兄の仇を討つ。復讐劇の始まりだ。
武器種 | 大剣 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 復讐 |
追加日 | 2022年3月31日 | ||
EN | Vengeful Corpse |
復讐の残響
少年は復讐のために生きていた。男手ひとつで育ててくれた父親が殺されてから、仇である男を捜し続けている。形見の銃を手に国中を巡り、仇の情報を探す日々。少年にとって過酷な旅だったが、仇の居場所に少しずつ近付いている手ごたえはあった。
少年は毎晩のように、父親が殺された日の夢を見る。平凡だった家庭に、ある日強盗が押し入った。男に銃を向けられた父親を庇い、立ちはだかる少年。だが、子供一人の抵抗など目もくれられず、無残に父親は銃殺された。
少年は旅の中で、父親が隠し続けた裏家業を知る。父親に恨みがある者は多く、名前を出すだけで武器を向けられることもあった。だが、少年はどんなに辛い目にあっても復讐を諦めない。父親が向けてくれた笑顔も、思い出も、本物だと信じていたからだ。
数年の旅の末に、仇の住居を突き止めた。家に押し入り、男に銃を向ける。その瞬間、男を庇うように娘が立ちはだかった。怯えながら必死に「やめて」と訴えるその目を、少年は知っている。引鉄を引くことを躊躇した少年は、父親を殺した銃で射殺された。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 復讐 |
EN | Vengeful Echoes |