運命の八分休符 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「オール讀物」1980年1月号
• 雑誌時挿絵：山本福成
• 収録短編集：『運命の八分休符』

あらすじ

　ドアにそのノックが聞こえたとき、サリはちょうど唇の半分に口紅を塗り終えたところだった。

どんぐりまなこに分厚いメガネ、薄い髪。大学卒業後も定職につかずぶらぶらしている冴えない青年・田沢軍平は、売れっ子モデル・波木装子のボディーガードを務めている。人気モデル・白都サリが殺害された事件で容疑を掛けられた装子は、もうひとりの容疑者・井縫レイジの〝2分間の鉄壁のアリバイ〟を崩そうと言いだし……。

登場人物

• 田沢軍平
  • 連作の主人公。装子のボディーガードを務める。
• 波木装子
  • 25歳のトップモデル。
• 井縫レイジ
  • 天才デザイナー。
• 白都サリ
  • 被害者。人気モデルで、装子のライバル。
• ミーコ
  • レイジの部下。

解題

（スタブ）

各種ランキング順位

• オールタイムベスト・連城三紀彦短編　57位

関連作品

• 『運命の八分休符』収録作
  • 「邪悪な羊」
  • 「観客はただ一人」
  • 「紙の鳥は青ざめて」
  • 「濡れた衣裳」
• 原型となった作品
  • 「消えた新幹線」（『密やかな喪服』収録）
• ファッション業界が舞台の作品
  • 『私という名の変奏曲』