- 分類:短編小説
- 初出:「オール讀物」1981年3月号
- 雑誌時挿絵:山野辺進
- 収録短編集:『運命の八分休符』
あらすじ
八時をまわり、社殿の裏手の川で最初の花火がうちあげられると、祭りは最高潮に達した。
祭り提灯を連ねた狭い参道は、ラッシュ時の国電なみに人で埋っている。下町という土地がら、浴衣姿も多い。夏祭りらしい白さが、アセチレン灯や色電球に映えた。
高校時代の憧れの人・祥子と七年ぶりに再会した軍平は、奇妙な誘拐事件に巻き込まれる。スーパーチェーンの社長の娘が誘拐されるはずが、祥子のうっかりのために、チェーンの店長の娘が間違えて誘拐されたというのだ……。
登場人物
- 田沢軍平
- 宮川祥子
- 曲木レイ
- 曲木庄造
- レイの父。マルハチ・スーパーの元店長。使い込みで馘首される。
- 曲木スミ代
- 柿内
- マルハチ・スーパーの元副店長。曲木庄造とともに使い込みで馘首。
- 剛原
- 剛原美代子
- 剛原朝広
- 須田清子
- 福井
- 警部補。軍平に歯を折られ包帯グルグル巻きにされたため、作中では「白頭巾」と呼ばれている。
- ミルキー麻川
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年05月23日 04:29