- 分類:短編小説
- 初出:「小説推理」1981年6月号
- 雑誌時挿絵:山野辺進
- 収録短編集:『密やかな喪服』、『夜よ鼠たちのために』(ハルキ文庫版・宝島社文庫版)
あらすじ
三時四十六分、ひかり号は、定刻に一分の狂いもなく新大阪駅のホームを滑りだした。
三時間十分後――六時五十六分東京着。
駅のホームの時計で定刻通りに発車したことは確かめたのだが、俺はもう一度、腕時計を覗いた。秒針もまた、次の一分にむかって最初の数秒を滑りだしていた。
人気俳優の支倉竣は、妻を殺すために東京行の新幹線に乗り込んだ。アリバイのため自分とそっくりな男を代役として大阪に残して。だが、徐々に計画は狂い始める――。
登場人物
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年05月24日 18:33