紅の舌

  • 分類:短編小説
  • 初出:「月刊カドカワ」1987年11月号
  • 雑誌時挿絵:高田麻香
  • 収録短編集:夢ごころ

あらすじ

 そう、仮に雪子さんとでもしておこうか、私がその雪子さんから「主人のことで相談したいことがある」と聞かされたのは、一昨年の暮れのことだった。あの二人が結婚してちょうど一年が過ぎる頃だったな。雪子さんの夫というのが私の勤め先の仕事仲間で、私より二つ年下だったから当時は、三十二だったか。

川口市の小さな工場に勤める私は、同僚の妻の雪子から、剃刀などが入った手紙が届くという相談を受ける。夫に確かめて見ると、彼は「十年近く前に、女を一人殺そうとしたことがある」と言い……。

登場人物

    • 語り手。
    • 「私」の工場の同僚。
  • 雪子
    • 「彼」の妻。

解題

(スタブ)

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最終更新:2017年06月21日 23:04