登録日:2011/09/20 Tue 15:39:16
更新日:2025/02/15 Sat 06:37:10
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パントマイムが得意。指から出した波動で壁をつくりあまたの攻撃から身を守る。
出典:ポケットモンスター、7話『激闘のホウエン地方!挑戦バトルフロンティア!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
■データ
全国
図鑑No.122
分類:バリアーポケモン
英語名:Mr.Mime
高さ:1.3m
重さ:54.5kg
タマゴグループ:人型
性別比率:♂50♀50
特性:ぼうおん(音や声による技が効かない)、フィルター(効果抜群の技を受けた場合、受けるダメージを0.75倍に弱める)
隠れ特性:テクニシャン(
威力60以下の技の威力が1.5倍になる)
HP:40
攻撃:45
防御:65
特攻:100
特防:120(初代のみ100)
素早さ:90
合計:460
進化:マネネ→バリヤード(「ものまね」を覚えている状態でレベルアップ)
ガラルのすがた
タップダンスが 得意。 冷気で つくった 氷の 床を 蹴り上げ バリヤーの ごとく 身を 守る。
分類:ダンスポケモン
高さ:1.4m
重さ:56.8kg
特性:やるき(ねむらない)、バリアフリー(場に出たときに敵味方のリフレクター・ひかりのかべ・オーロラベールを消す)
隠れ特性:アイスボディ(天気があられ状態のとき、毎ターン最大HPの1/16だけHPが回復する)
HP:50
攻撃:65
防御:65
特攻:90
特防:90
素早さ:100
合計:460
進化:マネネ→バリヤード(「ものまね」を覚えている状態でレベルアップ)→
バリコオル(レベル42)
■概要
パントマイムが得意な
道化師のような姿をしたポケモン。
見た人は、無いはずの物がそこにあるという錯覚に陥る。
生まれた時からパントマイムが得意であり、日々練習している。
この練習を邪魔すると、連続でビンタをしてくる。
上達すると、本当に見えない物を生み出せるようになる。
実は指先から波導を出し、空気中の分子を固めている。
見えない壁ができるのはそのせい。
英語名はMr.Mimeだが、普通に♀もいる。
■ゲームでのバリヤード
初代では野生で登場せず、ゲーム内の通信でしか手に入らなかったレアポケであった。
使うトレーナーも少なく、地味な印象を受けがち。
ケーシィや
プリン、
ピッピと交換な為、手に入れるには少し面倒であった。
なお、交換してくれる人は「
ディグダの穴」を抜けた先にある民家にいる少年。
ゲーム内NPCとの交換限定ポケモンは他に
カモネギ、
ベロリンガ、
ルージュラがいる。
しかし、ベロリンガとルージュラは青版にて、カモネギはピカチュウ版にて野生出現するようになったのに対し、バリヤードに限り初代での野生解禁はならなかった。
続編の
金銀以降、タマムシシティにある
ゲームコーナーの景品となったほか、野生の個体も出現するようになった。
勘違いされやすいが、
ニックネームの1つ「コエダメ」はポケモン4コマが出典。
ゲーム内では「バリバリ」(赤・緑)、「まさる」(青)、「マイム」(黄)、「バリヤン」(
FRLG)となっている。
比べてみると青だけやたら浮いてるネーミングである。
初代では野生で出現しない故に自分でニックネームを設定できなかったので、上記以外のニックネームのバリヤードがいたら改造産確定。
…と思うかもしれないが、実際は金銀との通信交換で任意のニックネームの個体を入手することはシステム上可能である。
ダイヤモンド・パールからは、進化前のマネネが登場。
あやしいおこうを持たせて育て屋に預けると、マネネの卵ができる。
同じく進化前が登場した
ウソッキーと対の存在としてとらえられている。
「
みがわり」をレベルアップで覚える数少ないポケモンでもある。
特に初代から自力習得ができたのはバリヤードが唯一。
XYからフェアリータイプが追加されたが、正直こいつのどこにフェアリーの要素があるのか。
同タイプにはトップメタの
カプ・テテフや補助技のエキスパートである
サーナイトが存在するため、影が薄い。
ソード・シールドにて
リージョンフォームが登場。もう1段階進化して
バリコオルになる。ちなみにマネネは変わらない。
分類は「ダンスポケモン」となっており、氷の上でのタップダンスを得意としている。
図鑑いわく足の裏から冷気を出し、それでバリアーにも使える氷の床を形成する。
シナリオではスパイクタウンの
ジムチャレンジで原種バリヤードが
エール団のポケモンとして登場する。
バトルで繰り出されることはないが、見えない壁を作って主人公の足止めをしてくる。
更にバトルコートでは、とあるしたっぱとの交換で原種バリヤードが手に入る。
原種バリヤードは野生出現せず、今のところマネネから原種バリヤードに進化させる方法もないため、過去作との連携を行わなかった場合ここでしか手に入らない。
■対戦でのバリヤード
防御が紙と言っても良い程低い。
一応、得意の「バリアー」である程度補う事は可能。
特防はかなり高いがHPの低さのせいでそこまで堅く感じない。
エスパー無双の初代において唯一と言って良い
マイナーなエスパーポケモン。
何がヤバいかというと初代ではエスパーの唯一の主砲技「サイコキネシス」を単エスパーで唯一自力で覚えないという問題を抱え、
こいつに1つしか入手できないサイコキネシスを使わない限り攻撃面でエスパーであることを生かせない。(補助技はタイプ不一致でも無関係の為)
しかしメジャーポケモンがあらかた規制された99年度大会では
ユンゲラーとの選択で使われるようになる。
種族値ではあちらに劣るが、「10まんボルト」や
ペルシアン対策の「
カウンター」を使えるのが強み。
何気にこの時代の単エスパーで10万ボルトを使えたのは
ミュウツーと
ミュウ以外ではコイツだけだったので麻痺狙いでこっちという手もあった。
その後の
世代でもメジャーでこそないが豊富な技で他のエスパーとは違った役割をこなせる。
地味にフェアリータイプが追加されたが、上記の通りテテフやサナの壁がかなり厚い。
「テクニシャン」による威力向上などを活かして差別化を図りたい。
一致技としては「マジカルシャイン」に、「サイコキネシス」または「
サイコショック」
サブウェポンとしては一致技を半減する
鋼対策の「
きあいだま」が相性補完として優秀。
その他、特性「テクニシャン」なら「
めざめるパワー」「マジカルリーフ」「こごえるかぜ」「チャージビーム」の威力が1.5倍になる。
特に「めざめるパワー」は任意のタイプで威力90のサブウェポンが得られることになるので、テクニシャン型なら必ず採用したい所。
ドラゴンには一致フェアリー技で十分なため、鋼タイプの中でも「きあいだま」が抜群にならない
ハッサムや
エアームド対策の
炎が有力か。
または、そもそも命中不安な「きあいだま」に頼りたくないという場合は
地面・
格闘でも良い。
特殊アタッカーだけでなく、サポート型もある。
「でんじは」や「フラフラダンス」で相手の動きを封じ、「リフレクター」「ひかりのかべ」を張れる。
「バリアー」や「めいそう」「わるだくみ」で能力を上げた後、「
バトンタッチ」する繋ぎ役もできる。
なお低い物理耐久を逆手に取って「カウンター」を仕掛ける戦法もあるが、
RSEの教え技かVC版初代の
わざマシン限定のためレートでは使えないので注意。
使い勝手を考えれば隠れ特性「テクニシャン」と両立できるVC産に軍配が上がりやすいか。
ただしVC産は
個体値がランダムになる仕様上、めざパ厳選ができない点には注意。
一応、セレクトバグを使えば任意のめざパの個体を厳選することもできなくはない。
カウンターを覚えたバリヤードを増殖してボックス1を全て埋め、30匹まとめて転送するだけ。
転送元での個体値が同じでも転送後の個体値は全てバラバラになるため、30匹の中に1匹くらいは任意のめざパ個体が誕生する。
もし任意のめざパ個体が出なかった場合、再度増殖してから30匹送り込めばいつかは任意のめざパ個体が出てくる。
増殖バグを使う場合、再度の増殖作業に備えて元手となるポケモンをVC版に1匹残しておこう。
なお、バグを使って入手した個体でも、技やステータスが正常ならポケムーバーで正規個体として判定され、対戦で使っても不具合が生じることはない。
「ぼうおん」は音の攻撃や、苦手な「むしのさざめき」を無効にできる。
「フィルター」はバリヤード専用特性であり、苦手なタイプに多少は対応できる。
地味に「
スキルスワップ」を覚えるため、
ダブルでも活躍できるかもしれない。
3つの特性はどれもバリヤードでなければ譲渡できないものであり、特に「テクニシャン」と相性の良いポケモンを考えるのも面白い。
ちなみにソード・シールドでは代名詞ともいえる得意技の「バリアー」が廃止されてしまった。
そのせいでこいつはバリヤードではなく「ド」だとか言われる羽目に
代替で「てっぺき」が与えられたが、「てっぺき」は皮膚を鉄のように硬くする技なので、明らかに妙なことになってしまっている。
ガラルのすがた
特殊偏重だった原種より少しバランスの良い種族値配分となり、HPとすばやさで優るようになった。
進化前のポケモンなので「しんかのきせき」が使える。これと進化後より30も高い素早さと新特性「バリアフリー」、そして多くの補助技で活躍を狙えるかもしれない。
原種バリヤードは過去作限定で「カウンター」を覚えたが、こちらは「ミラーコート」を覚えられる。
ただし「はたきおとす」が抜群となる点、攻撃種族値+20が微妙に使いにくい点、弱点や耐性で互換性がない点、高速回復わざ「なまける」はバリコオルでないと覚えない点には注意。
■アニメでのバリヤード一族
無印編に二匹のバリヤードが登場。
サーカスの一員だったが、練習が嫌でサボっていた。
そこに
ロケット団がバリヤードを捕まえに現れたが、野生のバリヤードと協力して撃退し、サーカス団の団長と和解した。
野生のバリヤードの方は
サトシのママ、
ハナコに懐き、家に住み着いた。
モンスターボールで捕まえていないはずだが『ポケモンだいすきクラブ』の「サトシのポケモン チェックだぜ!!」ではサトシが捕まえたポケモンの一員として扱われている。
第7シリーズでは作品初期にレギュラーキャラとして登場。モンスターボールで捕まえられていることも描写され、サトシのポケモンであることが確定した。
AG編で進化前のマネネが
コジロウの手持ちとして登場。
CVは
大谷育江。(ピカチュウと同じなためクレジットなし)
コジロウの別荘の
管理人の老夫婦のポケモンだったが、体調を崩した
チリーンを心配するコジロウの優しさに打たれ自らボールに入った。
その後、長らくロケット団のマスコット役として活躍してきたが、
イッシュ地方では見慣れないポケモンは目立つという理由で、
DP編最終回で
ロケット団本部に預けられた。
劇中序盤にてティムとピカチュウの前に出現。事件について何か知っていると確信した彼らに尋問されるも、パントマイムの壁でこれを拒否したが…
実写化によって原作より一層不気味な出で立ちをしているが、尋問中のノリのよさや妙な可愛らしさから視聴者から好評を得た。因みに監督のお気に入りのポケモンである。
■余談
ガラルバリヤードの進化系であるバリコオルのモチーフは喜劇王と呼ばれたチャールズ・チャップリン氏と言われているが、ガラルバリヤードにもモチーフ候補の人物がおり、とある日本人登山家(故人)ではないかと言われている。
根拠としては
- 黒い三角形の鼻と指の形が曖昧な両手→同登山家は重度の凍傷によって鼻と右手親指以外の指を失っている。特に、両手に包帯を巻いた入院中の写真はガラルバリヤードそっくり。
- 特性バリアフリー→登山家が障碍者になったことを暗示。
- 特性アイスボディ→登山家の最期が凍死であることを暗示。
- 特性やるき→やる気だけは旺盛で無謀な挑戦を繰り返していたor雪山で眠るのは危険なことを暗示。
…等。
上述の理由により、画像検索するとショッキングな画像が出てくるため、耐性のない方は注意。
追記・修正はパントマイムと家事とタップダンスをマスターしてからお願いします。
- XYでまさかのフェアリー追加。 -- 名無しさん (2013-10-31 13:42:55)
- ↑やっとサナの劣化から脱したと思ったら自ら死地に出向くとは…あとフィルターはボスゴドラのメガに取られてしまいました -- 名無しさん (2014-01-11 11:53:35)
- アニメのバリヤード。野生なのに普通に民家に侵入するとかw変装したサトシと間違えたママもママだよ。着ぐるみ来てメシが食えるかw -- 名無しさん (2014-06-21 11:13:13)
- ポケ書の21ばんすいどう見てからバリヤードとモンジャラをまともな目で見れなくなってしまった……あれフェアリーやない、ゴーストや -- 名無しさん (2014-08-04 00:47:04)
- エスパーフェアリーはサーナイト系列だけの個性にすればよかったのに何故こいつにフェアリー追加されたのか謎 -- 名無しさん (2014-08-21 00:51:31)
- "ばくおんぱ"を無効にできる特性"ぼうおん"持ちなので、そこを活かすのが鍵かな? -- 名無しさん (2014-10-25 18:33:54)
- しれっとフェアリー追加されてもこれといって対戦環境に影響がないという現状。 -- 名無しさん (2014-11-14 23:50:33)
- 99カップで使用率高かったよな -- 名無しさん (2014-11-15 02:01:11)
- 弱くはないが強いわけでもないある意味で微妙な立場のポケモン。 -- 名無しさん (2015-06-06 20:50:45)
- めざパ威力60になったから夢特性が活かしやすくなった -- 名無しさん (2016-04-25 18:16:11)
- 大好きクラブの特集だとサトシのポケモン扱いされてる。バリヤードはサトシのポケモン唯一のエスパータイプ兼フェアリータイプだった…? -- 名無しさん (2016-07-07 18:08:35)
- 確か、アニメに出てたバリヤードのトレーナーの団長さんドSなんだっけ? -- 名無しさん (2017-02-02 21:01:04)
- バリヤードはポケモンの中でも知能は高い方で人のモノマネが得意且つ手先も器用だからアニポケのように家政婦として扱うのは理に適っていたりする。 -- 名無しさん (2017-05-07 10:23:23)
- 初代ポケモンカードの中では強力なメタカードだった。30ダメ以上無効のため、重量級が出た際に出すだけで完封できるという。 -- 名無しさん (2017-05-07 11:01:05)
- 映画版名探偵ピカチュウだと、パントマイム能力を活かしたフリーダムなキャラだった -- 名無しさん (2019-05-15 12:48:16)
- 劇場版のバリヤードはほんといいキャラしてた -- 名無しさん (2019-05-15 13:02:25)
- 剣盾にリージョンが出るっぽい? -- 名無しさん (2019-11-12 19:54:53)
- ↑ ルージュラと同じ複合で、その姿のみの進化系も存在するそうだ。 -- 名無しさん (2019-11-18 23:39:00)
- 一応条件満たしてればタイムカプセルで金銀から初代に送れるからそれ以降は改造確定ってわけでもない -- 名無しさん (2019-11-27 17:17:27)
- まさか剣盾でまさるの名を聞くことになろうとは… -- 名無しさん (2019-11-29 05:04:29)
- 実写版は批判を演技で黙らせたまさに演技派ポケモン -- 名無しさん (2019-11-29 07:13:31)
- バリちゃんはある意味サン&ムーンの全ての始まりだったと思う。福引きしなかったら始まらなかった -- 名無しさん (2019-12-04 15:14:56)
- まさこは泣いていい -- 名無しさん (2019-12-12 16:32:52)
- こないだのバリちゃんの顔芸なんやねん・・・wサトシ初のエスパー件フェアリータイプか。きあいパンチ覚えてるのにグラエナにビビったのはきあいパンチの溜めの最中に攻撃されることを恐れての事かな? -- 名無しさん (2019-12-30 23:48:10)
- 剣盾でアウトローっぽい場所(スパイクタウン)にバリヤードのシンボルがいるのって、実写版名探偵ピカチュウ意識したのかな -- 名無しさん (2019-12-31 00:23:53)
- バリちゃん結構強かったな -- 名無しさん (2019-12-31 19:06:06)
- 新アニポケでやたら顔芸するようになった -- 名無しさん (2020-02-10 15:40:18)
- ↑2 ヌメの1000倍は働きそう -- 名無しさん (2020-02-10 15:47:44)
- アニメでレギュラー化したのは原種進化の布石? -- 名無しさん (2020-05-10 17:37:45)
- バリコオルと絡ませる為だと思う -- 名無しさん (2020-06-19 17:22:01)
- アニポケでの濃い顔芸は実写版の影響もあったりするのかね -- 名無しさん (2020-07-31 21:50:48)
- ダイマックスアドベンチャーに出てくる個体使いやすいな。各種壁にてだすけあるから味方のダイマックス全力援護できる。自分の番になったらサイコしかないが… -- 名無しさん (2021-02-15 01:08:03)
- 本編ではサーナイトの劣化っぽいが、ポケスリではウツボットの劣化っぽい…初期メンじゃなく追加組なのに… -- 名無しさん (2024-07-03 12:14:43)
- ユナイトだと自分で使ってて楽しいサポートキャラだな -- 名無しさん (2024-07-29 19:10:06)
最終更新:2025年02月15日 06:37