登録日:2010/09/15 Wed 02:03:14
更新日:2026/05/30 Sat 10:10:11
所要時間:約 4 分で読めます
触手が 手足のように 発達している。 しがみつくと 同時に かみついてくる。
■データ
全国
図鑑No.139
分類:うずまきポケモン
英語名:Omastar
高さ:1.0m
重さ:35.0kg
タマゴグループ:水中1/水中3
性別比率:♂87.5♀12.5
タイプ:
いわ/
みず
特性:シェルアーマー(相手の攻撃が急所にあたらない)
/すいすい(天気が「あめ」の時、素早さの値が2倍になる)
隠れ特性:くだけるよろい(物理技を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)
HP:70
攻撃:60
防御:125
特攻:115
特防:70(初代のみ115)
素早さ:55
合計:495
■概要
トゲの生えた巨大な渦巻き状の殻と触手を持った太古のポケモン。
手足のように発達した触手は相手にしがみつくと同時に絡み付き、一度絡み付くと離れない。
そのキバは非常に鋭く、
シェルダーの
殻を粉砕し中身をすすり捕食する。
なのだが、
アーケオスや
アバゴーラによく捕食されていたようで彼らに噛みつかれた跡が付いた化石が見つかることもある。
しかし、あまりに殻が巨大化し過ぎて動きは鈍くなり、近くのエサしか取れず絶滅したと推測されている。
なんと言うドジっ子。
ポケモン図鑑によると
オクタンの祖先らしい。
テッポウオは……。
モチーフはおそらくアンモナイト。
進化前のオムナイトの名前の由来は
オウムガイ+アンモナイトと思われる。
オムスターはその口の形状から、オウムガイ(orオムナイト)+
ベムスターの可能性もあるあろうか。
過去に英語圏で行われていた視聴者投票で選択肢を決めてプレイするという赤緑の一般配信企画の影響もあり、日本よりも海外人気が高いという珍しいポケモン。
付いたあだ名は『Lord Helix(巻貝神)』
なおこのことはポケモン公式も把握している。
■ゲームでのオムスター
赤・緑・青・
ピカチュウバージョンで、おつきみやまにてどちらか手に入る「かいのかせき」と「こうらのかせき」、
この「かいのかせき」をグレンタウンの研究所で再生させることで進化前のオムナイトが手に入る。
(「こうらのかせき」だと
カブトプスの進化前であるカブトが手に入る)
なおシナリオ中ではどちらか一方の
化石しか手に入らない。復元させた時のレベルは30。
なお、青版では相手グラフィックがサタデーナイトフィーバーしているのが印象的である。
他の化石ポケモン同様、復元までに時間がかかりすぎることや岩タイプの攻撃技がないことから、本編・対戦共に採用率は低かった。
オムスターは化石組の中で最も鈍足だが、特殊115という高火力で「
なみのり」や「ハイドロポンプ」といった一致水技を使えるのが利点。
金銀クリスタル・
ルビーサファイアエメラルドでは化石が入手不可能なので、通信で手に入れる必要あり。
FRLGは入手方法は初代と一緒だが、
オムナイトを復元させた時のレベルが5まで落とされてしまった。このため進化までの道のりが遠くなっている。
とはいえ初代の特殊115は特防ではなく特攻に移されたため、特殊技の火力の高さは健在のまま。
ダイヤモンド、パール、プラチナでは地下の発掘中にまれに化石が見つかる。
ハートゴールドではアルフの遺跡にある石の中から化石が見つかる。
ピカブイでは復元させた時のレベルが44にまで一気に上昇。レベルを1上げただけで進化可能となったため、旅パにも加わりやすくなった。
冠の雪原では、過去作の化石ポケモンたちが野生化して出現する。オムスターも例外ではなく、オムナイトと共に悠々と水辺を泳ぐ姿を見かけることが出来る。
レンタルポケモン
【ポケモンスタジアム2】
97:ハイドロポンプ/すてみタックル/とげキャノン/ちきゅうなげ
99:つのドリル/すてみタックル/とげキャノン/ちきゅうなげ
城:バブルこうせん/つのドリル/すてみタックル/ちきゅうなげ
ウルトラ:なみのり/つのドリル/とげキャノン/どくどく
97カップの型は一致技が「ハイドロポンプ」であり、命中はともかく威力はオムスターの特殊も相まって結構強め。サブウェポンの「すてみタックル」もまぁまぁ強いが攻撃は特殊ほど高くない。99カップは一致技が無い代わりに「つのドリル」を搭載。ジムリーダーのしろは「バブルこうせん」で相手の素早さを落とすことで「つのドリル」が当たりやすくなる。ウルトラカップは「なみのり」と「つのドリル」を両方搭載しているほか、「どくどく」もあるので比較的本気の型。
【ポケモンスタジアム金銀】
共通:げんしのちから/みずでっぽう/かみつく/とげキャノン
ポケスタ金銀のレンタルポケモンでは珍しいフルアタッカー型。両刀型とはいえ「げんしのちから」で全能力が上がれば一気に強くなる。
【エメラルド】
型1:かいがらのすず:きまぐれHC:げんしのちから/バブルこうせん/とげキャノン/くすぐる
型2:オボンのみ:ひかえめHD:ハイドロポンプ/れいとうビーム/まもる/あまごい
型1は両刀型。「くすぐる」で相手の攻撃を落としつつ、物理技×2で与えるダメージ量を増やそう
型2は雨降らし型。雨の中から放たれる「ハイドロポンプ」はオムスターの高い特攻も相まって破壊力は抜群。くさタイプには「れいとうビーム」だ。特性が「すいすい」ならオムスターがスピードアップして、さらに攻めやすくなる。
【プラチナ・HGSS】
型1:メトロノーム:ゆうかんAB:ころがる/みずでっぽう/からにこもる/まきびし
型2:オボンのみ:ひかえめBC:ストーンエッジ/なみのり/れいとうビーム/どくびし
型1は「メトロノーム」+「ころがる」型。オムスターの攻撃はそこまで高くなく、かつまるころでもないのであまり威力は出ない。「まきびし」を撒いて相手のHPをある程度削っておくのもいい手。型2は両刀型。ひかえめな性格なので「ストーンエッジ」の火力も控えめ。余裕があれば「どくびし」を撒いてやろう。
■対戦でのオムスター
防御と特攻が高い特殊アタッカー。
タイプと特性のおかげで、「
すなあらし」と「
あまごい」のどちらでも活かせるのは大きな強み。
相性と物理耐久上、
ファイアローには結構強い。
特攻種族値は115と高く、第6世代での
ブロスターの登場、第9世代での
キラフロルの登場までは
伝説を除くみずタイプ・いわタイプ双方での特攻種族値1位を保っていたほど。
特にいわタイプでは、伝説・幻を含めてもオムスター以上の特攻種族値を持つポケモンは未だに
メガディアンシー・キラフロル・
ウツロイド・
アルセウスしかいない。
初代の化石組は岩技こそ使えないものの「
はかいこうせん」の半減狙いで繰り出せるのは他の水タイプにはない利点。
カブトプスやプテラにまともな一致技がほぼない中、オムスターは水タイプの中でも
ドククラゲに次ぐ特殊の高さで水技や「
ふぶき」の火力を最も発揮できるポケモンだった。
4倍弱点の草に関しても最メジャーな
ナッシーの「メガドレイン」は確定2発、「はっぱカッター」を使える
フシギバナや
ウツボットは遭遇率が低めでそこまで痛手ではなかった。
もっとも同じ水タイプが相手だと有効打がない上に相手の一致水技を等倍で食らってしまい、「
じしん」にも弱いので結局
マイナーであることに変わりはなかったが…。
まぁ初代での水技はそこまで需要が高いわけでもないので、ポケスタ2での99カップなどで使ってみるとCPU相手であれば意外と使い勝手は良い。
金銀時代では火力の高さに加え、タイプと「すなあらし」を絡めて
カビゴンを相手取ることもあった。
「すなあらし」でダメージを受けないポケモンには水タイプの攻撃がしっかりと通るため攻撃面ではかなり強力。
耐性自体もノーマル・ひこう・こおり・ほのお・どくタイプを半減以下に抑えられるため、パルシェンやエアームドなどを起点にでき、カビゴンやファイヤーも止められる可能性があった。
とは言えカビゴンは「じしん」、「かみなり、「ばくれつパンチ」、ファイヤーは「めざめるパワー」くさを持っている可能性もあるので過信は禁物。
「あまごい」を使用すれば火力をさらに上げられるが、自身もみずタイプに耐性が無く、みず・くさタイプで止まりやすいため「すなあらし」の方が採用されやすい。
VC版第二世代環境では、ほのおタイプに対する強固な受け、特に対
ファイヤー兵器としてそれなりに使われる場面があり、環境にはびこるノーマル打点や等倍範囲の広い打点としてそこそこ見られるどく打点への対処としても利用価値がある。全ステータスに努力値を全振りできる第二世代までの仕様上「くろいきり」を積み技リセットとして使いこなせるほどの耐久を発揮でき、いざとなれば初代VCで覚えられる「つのドリル」に勝負を賭けることができる。
いかんせん素早さは低いが特性「すいすい」であれば、天候「あめ」の時
130族と並ぶことができる。
この状態でのタイプ一致の「
ハイドロポンプ」は強烈で、
カイオーガの次ぐらい。
残念ながら「
パワージェム」は覚えないが、微妙技である「
げんしのちから」もタイプ一致補正により実用に耐えられるレベルになる。
第五世代で「
めざめるパワー」の威力が60で固定されるまでは最大威力70のめざパ(岩)が一致岩技の中で最高の威力だった。
砂パに組み込むこともでき、特防の上昇もありなかなか使える。
さらに第五世代からはチート技「
からをやぶる」を習得。
耐久が下がる代わりに一度に素早さ、特攻を二段階上げられるようになり、
雨パ以外でも戦える特殊高速アタッカーとしてさらに強化された。
オムスターの場合は最速で一度積むと
スカーフを巻いた準速
103族や最速
86族まで抜くことができ、最速90族とは同速勝負になる。
だが、自身は
先制技を持たないため相手の先制技、特に弱点タイプの「マッハパンチ」「しんくうは」に注意。
隠れ特性は「くだけるよろい」で物理技を受けると自慢の防御が下がる代わりに素早さが二段階上がり、「からをやぶる」と組み合わせることで全抜きも狙える。
また優秀な補助技「
ステルスロック」や「どくびし」「まきびし」をばらまく型もあり。
特性「シェルアーマー」を活かした耐久型も存在する。
最大のネックは技が貧弱なこと。第四世代で「
だいちのちから」を習得して多少改善されたが、弱点を突ける範囲がやや狭いのが課題か。
もちろん
ハピデトマリマス
第六世代からのめざパ弱体化もやや逆風か。
隠れ特性持ちは
PDWが終了してからしばらくは
GTSで貰うしかなかった。
現在はVC版初代から転送でき、子供に受け継がせればレートでも使用可能。
第八世代ではめざパが封印され、
どくどくが多くのポケモンから没収されている。
これがオムスターにとってはかなりの痛手。
ゴリランダーと鉢合わせてしまった日には泣き寝入りするほかない。
しかし、ここにきてオムスターに新たな順風が吹いた。それが、新たな教え技の
メテオビームと
ダイマックスである。
メテオビームとはいわタイプ威力120の
特殊技。言わずもがな、いわタイプ随一の特攻を持つオムスターとは相性が抜群なのだ。
また、ダイマックスのシステムがオムスターの戦法と良くかみ合っている。
- 「からをやぶる」を積んだ後にダイマックスしてしまえば、耐久が下がっても体力を補強できる。
- ダイマックス技のダイストリームは天候を雨に切り替えるため、みずの高威力技を叩きこんだ後にすいすいを発動できる。
- ついでに、他の天候切り替えダイマックス技のダイバーンとダイアイスなら半減以下で受けられるので天候カウンターにも強い)
- 上述したメテオビームはソーラービーム同様に1ターンを費やす溜め技だが、ダイマックスしてダイロックで放つことで溜め不要の威力140特殊技となる。
上記の性質をうまく生かし切れば、
タイプ一致のダイジェット持ちを容易く打ち砕くポテンシャルを持つ。ただし、ダイロックで天候が砂嵐になってしまうため、無暗に連発はできない伝家の宝刀。これが綺麗に決まれば、ダイジェットにかまけるトレーナーたちに一泡吹かせられるだろう。
パワフルハーブが今作でも続投なので、これを持たせて必殺の一撃をかましてやるのも良い。メテオビームは溜めたターンに特攻1段階上げの追加効果があるので、実質威力
180の猛威力攻撃となる。
実際にはDLC後のいわ枠は
ウツロイドが射止め、自身は不遇であったが…
カードパック第一弾「最強の遺伝子」から登場。
サービス開始時よりリリースされているカントー化石組の1角で、オムスター族は全てピカチュウパックから手に入る。
たねポケモンの代わりにグッズ『かいの化石』からオムナイト→オムスターと進化可能。
ポケポケの化石ポケモンは総じて強力かつ変則的な性能のポケモンが多いが、オムスターはその中でもかなり尖った性能を持つ個性派。
ハイリスクハイリターン猛火力で環境入りしている
ラムパルドとは違い、取扱いに運が絡むのでマイナー気味。というか環境ではほとんど見かけない。
だが、うまく戦術がはまればexだろうと黙らせることができる可能性を秘めているロマンあふれるポケモンである。
スペック
かいの化石はHP40の無色たねポケモン。攻撃性能はなく、にげることができないが自分の番にいつでもトラッシュできる。これは他の化石と共通の仕様。
オムナイトは水タイプ、HP90、技はエネ1でダメージ40、逃げる1エネ、弱点は雷タイプ。
1進化としては標準以上の耐久、攻撃力、機動力を持つので、オムスターへの繋ぎとしては十分。なお、相方のカブトとはタイプ以外共通の性能である。
オムスターになると、HPは140、逃げるは2エネと重くなり、技『こだいのうずしお』が解禁。この『こだいのうずしお』がオムスターの肝になる。
こだいのうずしお
『こだいのうずしお』はエネ3(水1無2)で70ダメージを与え、これを受けたポケモンは次のターンに技を使えなくなる。
この説明文を読んで「どういうこと?」と思った人もいるかもしれないが、本当に書いてある通りである。
この技を食らったポケモンは次のターンに技が使えない。
要は技のエネが足りない状態と同じ。『こだいのうずしお』に捕らわれたターンは
特性を使うか、逃げるか、とりあえずエネをつけるか、あとは黙って死ぬことしかできなくなるのである。
麻痺や眠りではないので『おおきなマラサダ』や『ポケモンセンターのおねえさん』で治療することはできないし、アルセウスexの特性『しんわのかがやき(状態異常無効)』をもってしても防御不能。
しかもオムスター側にはエネ消耗だのコイントスが必要だのこの技は連続で使えないだのといった制約は一切ないので、
オムスターは動ける限り毎ターン『こだいのうずしお』を発動し、相手の技をいつまでも封じ続けることが可能。
「なんだそのふざけたバインドは」と思った人もいるかもしれないが、もちろんちゃんと解除方法はある。
まず一番安全なのは、状態異常と同じ扱いなので進化すればバインドが解除される。
ただし、これは進化前であることが前提。そもそも「こだいのうずしお」の威力が70と強いので、進化でバインド解除するにしても痛手は避けられない。むしろたねポケモンであれば進化する前に一撃でお陀仏ということもありえるだろう。
次にシンプルな解除方法は『こだいのうずしお』を受けたポケモンをベンチに引っ込めてしまうこと。
技のバインドが及ぶのはあくまで技を受けたポケモンのため、交代すれば次のポケモンは問題なく技を使える。(ちなみに、状態異常と同じでベンチに引っ込んだ時点でバインドは解除される)
または、腹を括ってオムスターに倒されてしまえば、次のポケモンはバインドなしで行動できる。
ただし、これらの策では貴重なエネルギーやポケモンを犠牲にすることになるし、まだベンチのポケモンが育っていないのであれば出したところで結局何もできずにオムスターの次の餌食になるだけ。そうこうしているうちにエネルギーやポケモンをみるみる消耗させられてしまい、やがては詰み状態になってしまう。
これがオムスターの恐ろしさである。
特に、exの火力とテンプレ手順にかまけているデッキほど容易く詰み状態にされてしまいやすく、己が浅はかさを思い知りつつ切断放置敗北を認めることになる。
対策
これらオムスターの性能を知ると恐怖のあまりおちおち化石博物館にも行けなくなるかもしれないが、この『こだいのうずしお』戦法も適切な対策をとれば十分に対抗の余地がある。
まず、
危険な状態から逃げる想定がしっかりできているデッキならば、逃げるを適切に使うことで身動きを封じられずに戦うことができる。
にげるを何度も繰り返したとしてもエネを枯渇させずに回転させることができるデッキであれば、バインドを食らうたびに逃げるを繰り返せばいい。
オムスター本体がHP140、『こだいのうずしお』は威力70とそこそこ手強いが、それでもダメージレースに持ち込めるなら勝てない相手では決してない。
もちろん『リーフ』や『ヒカリ』を使ってエネをうまく回せれば出し抜くこともできるだろう。
あるいは、バインドを受けたポケモン1体を
生贄にし、その間にベンチでオムスターを一撃で倒せるポケモンを準備しておくという手もある。オムスターは倒したところで1ポイントなのでどう転んでも痛み分けになってしまうが、先がなくなるよりはマシである。
ではそれらが出来ないexのヘビー級で固めたデッキの場合にはどう戦えばいいのか?
そんなデッキを組むのが悪いとオドリドリが鳴いている
答えは簡単。オムスターが『こだいのうずしお』を使える状態になる前に対処すればいいのである。
そう、オムスターデッキのシンプルにして最大の弱点は
とにかく構築に時間がかかること。伊達に鈍重すぎて絶滅したポケモンではない。
これは化石ポケモン全体に言えることだが、化石は
たねポケモンではないのでサーチ手段も初手保証もない。ポケモン通信でも引けない。よって、山から化石を引くことが出来なければ何も始まらないのだ。
そしてオムスターの場合は、ようやく山から化石を引いたところで今度はオムナイトを経由して進化させ、なおかつエネを3つもつけなければならない。(ふしぎなアメがリリースされて以降はオムナイトを飛ばせるようになったが、オムスターの場合は結局エネ3をつけなければならないので
ラムパルドや
カブトプスに比べると革命的な恩恵とは言えなかった)
…つまり、相手がかいの化石を繰り出してきた時点で
エネ3付きのオムスターが完成する前に倒せるかどうか時間との勝負になる。幸い、ヘビー級のexポケモンにすればそれらは得意分野であろうから、容赦なく全力をつぎ込んで倒してしまうと良い。
もし『ロケット団のしたっぱ』が手札にいるならば、迷わずオムスターに使うべし。
オムスターの使い方
さて、ここまでは主にオムスターに対峙する際の目線で話をすすめてきたが、ここからはオムスターを使う場合について説明していく。
今しがた述べた通り、とにかくオムスターデッキは重い。重すぎる。なにしろ化石デッキの宿命であるサーチの乏しさと、エネの重さの両方に向き合っていかなければならないのだ。
まずはオムスター自体の完成。これは幸いなことに、アップデートが繰り返されるたびに新しいドロー手段が生み出されているので、それらの恩恵をどうにか絞り出していくしかない。
第一弾リリース当初は
ニャースのドローに頼るか、レッドカードなど相手の構築を邪魔して時間を稼ぐくらいしかできることがなかった。
だが、アップデートで手札を入れ替える
ペラップや
ナンジャモなど化石を手札に回しやすくする手段が徐々に生み出されている。山札自体を圧縮して相対的に化石を引きやすくするのも良い手段である。異次元クライシス版
マシェードの『はっこう』など、ポケモンを山から引くことで山の総数を減らしつつオムナイトやオムスターをかき集めるといった手もGood。
さて、そうこうして何とか『かいの化石』を場に出せたら、今度はエネ3をなんとか工面しなければならない。
普通に考えて『かいの化石』→オムナイト→オムスターと3ターンかかるのだからその間にエネをつけ続ければいいのだが、その間に相手のポケモンは誰が面倒みるんだという話になる。やはりエネは足りなくなりがち。
幸い、水タイプはエネ操作に長けたタイプである。リリース当初は
カスミのコイントスが頼りだったが、その後にリリースされた
シャワーズの『おしながす』が水使いにはお馴染み優秀なエネ操作で、オムスターもこれの恩恵を大きく受けることが出来た。
そしていよいよオムスターの準備ができたら一安心、
ではない。
先ほど述べた通り対策のとりようはあるのだから、こちらはそれに負けないように裏をかいていかなければならない。
逃げるで対策をとられてしまうという点は、こちらも
ナツメや
アカギで無理矢理相手を引っ張り出してバインドをしかければ良い。
バインドがかかっていない敵から攻撃を受ける機会はどうしても発生するので、一撃死しないよう回復手段も欲しくなる。『おおきなマント』『きずぐすり』やポケモンセンターのおねえさんでもいいし、
カイや
リーリエも頼れる。
あとは自身の重さをカバーするために『スピーダー』かリーフも連れていきたい……
……と、オムスターの実力を発揮するには様々な方向からのアシストが必須であり、これらを20枚でどう納めるか、どうすれば思い通りに回るデッキになるかをよくよく考える構築力が必要になるのだ。
そして、これらをうまく手札に揃える運と、揃わなかった場合の切り返しの判断力、それによってつくった手札を正しく扱って勝利に導いていく勝負力も欠かせない。
また、オムスターをサポートとして使うことももちろん可能。
問答無用のバインドで相手を封じたり枯渇させたりするという個性は唯一無二といっていいので、相手の裏をかけること間違いなしである。
ただし、オムスター自身が単体では不便が多いことを考えると、メインカードとの兼ね合いを含めて上手く動くデッキに調整することは案外難しく「こんなに大変ならサポートはオムスターでなくていいのでは?」に陥りがち。
まとめると、オムスターはとにかく使用者のアドリブとタクティクスが問われる超上級者向けポケモンである。
戦術が上手くいくかには相手との相性・ドローの運が問われるし、実際ここに記載してきたことも机上論が多い。(実践環境では相手の猛火力で『かいの化石』も引けずに終わりなんてことはザラである)
それでも「そんなの全て上手く言った場合でしょ?」には決して留まらない、効率の良いデッキや環境を研究して工夫を凝らせば第一線の強豪ポケモン達をも陥れる実力は十分にある侮れないポケモン、それがオムスターである。あとオムスターがマイナーで戦術をあまり知られていないこともあり、先方もわけがわからないまま身動きが取れなくなる…なんて油断も誘える。
構築が難しい分、戦術がうまくはまったときの快感はうずしお、もといひとしお。
個性派が多い化石ポケモンの中でもかなりユニークで使って楽しいポケモンのため、興味がある方はぜひ一度、オムスター族を手にとってもらいたい。
レギュレーションBにて
リリースされてからずっと、環境で見ることはほとんどないマイナーな部類のポケモンだったオムスター。
そんなオムスターだったが、レギュレーションBの「夢幻パレート」にて、色違いのレアカードが実装された。ちなみに同期のカブト・カブトプスの色違いも同時にリリース。
ただ、「かいの化石」は「最強の遺伝子」からしか引けないので、結局「無限パレード」だけ引いても使うことはできない。
あまりメジャーでないポケモンの色違いが後期にリリースされることは別に珍しい事ではないので、大した話題性はないかと思われたのだが……
時を同じく「夢幻パレード」リリースと共に、遂にオムスターは深淵から牙を剥いた。
「夢幻パレード」にて、化石の後輩である
アマルルガがリリースされた。
アマルルガのわざ「ヘイルプリズン」は、水2無1エネ、水エネ2消費で「90ダメ+確定で
まひ」。
こちらは水エネを大量に消費する代わりに強力なバインドとなるまひを使えるポケモンだが、これがオムスターと非常に優秀なシナジーを生む。
様々な方法が考案されているが、特にシンプルなのが「アマルルガ・オムスター・マナフィ(他が化石なので確定でマナフィが先頭に出る)」デッキ。マナフィで時間が許す限り化石にひたすらエネを供給しまくり、オムスターで時間を稼いだり化石を囮にしたりしながら、アマルルガの燃料を蓄えるだけ蓄えて、
ひたすらバインドで相手をがんじがらめにするという凶悪戦法が成立するのである。
オムスターとアマルルガのバインドの強さは一長一短なので相手のデッキをある程度予測する知識と、状況判断力が重要になる。
……まぁ、実際に使ってみると、アマルルガを引き立てるためにオムスターが時間を稼ぐ使い方が多くなると思われる。そこは最古参として新人の顔を立ててあげるのも良いだろう。
重たい殻を身に着けながら追記・修正よろしくお願いします。
- 特攻と素早さが微妙に高いブロスターの登場、メインウェポンの弱体化、天候特性弱体化と来たが果たして -- 名無しさん (2014-01-06 20:18:08)
- 進化前のオムナイトはメレシーに並ぶ岩ポケのマスコット枠だと思うんだ。トゲピーマラソンで隠れキャラで出てくるし -- 名無しさん (2014-01-06 20:32:23)
- ピカチュウバージョンのエースだったな。 -- 名無しさん (2014-03-18 13:17:29)
- 頼むからそろそろパワージェムを覚えて下さい。 -- 名無しさん (2015-01-12 12:52:45)
- 口の形はリアルだとグロい部類に。 -- 名無しさん (2015-05-31 20:44:06)
- 可愛い -- 名無しさん (2016-03-19 13:54:55)
- ポケダンの扱いのおかげでカブトプスより格下感ある -- 名無しさん (2016-08-29 12:46:38)
- そういえば岩水複合だからバレパンは弱点じゃないよね からやぶで防御下がってる前提だから危ないは危ないけど -- 名無しさん (2018-07-25 14:14:41)
- 今じゃ岩特殊層も厚くなったな… -- 名無しさん (2020-11-06 13:59:51)
- 未だにオウムガイモチーフのポケモンはいないな。次回作でもしかするとオムナイトがリージョン化して普通に野生に出るか? -- 名無しさん (2021-11-10 17:53:30)
- ポケダン救助隊DXだと10マス射程貫通のハイドロポンプと部屋攻撃のふぶき大地の力に強力なバフ技からやぶで味方にすれば頼もしいポケモンになる。岩技を入れるスペースがない?そうねぇ…。 -- 名無しさん (2022-05-25 15:32:51)
- たまにってオクスターって読み間違えてしまう -- 名無しさん (2025-07-04 09:07:30)
- ポケポケのオムスターだけどテッカグヤ込みのUB軍団には戦法が通用しないしダメージレースで負けるのがなあ -- 名無しさん (2025-07-04 11:35:28)
- ギエピーだと大体の人が思い浮かんだだろうハムスターネタも拾われてる ハムスターの回し車に入れられるオムスターよ -- 名無しさん (2025-07-04 22:37:52)
- こいつとかカブトプスが輝くにはもうユナイトにでも参戦してチート性能にするしかないだろうな -- 名無しさん (2025-07-05 23:15:16)
最終更新:2026年05月30日 10:10