- 「ガンダム」という名称は「フリーダムガンボーイ」の略
『やりすぎ都市伝説』で品川祐が紹介した噂。
「フリーダムガンボーイ」という名称は確かに存在しているが、それは『ガンダム』の企画段階での名前、言わばプロトタイプの名前である。
つまり、円谷プロダクションで言えば『
ベムラー』の名称や設定が『
ウルトラマン』に直接は関係していないのと同様に、フリーダムガンボーイという名称はガンダムと直接は関係していない。
ではガンダムという名称の由来は何なのかと言うと、これには2通りの説がある。
- 「ガンボーイ」と「フリーダムファイター」の2つの候補があり、「ガンボーイ」を縮めて「ガンボイ」とし、さらに「フリーダムファイター」から2文字取って「ガンダム」となった
- 銃(ガン)をダムのように防ぎ止める守りの象徴をイメージした
ネット上ではこの2つの説が混在しており、どちらが正しいかは特定困難となっている。
なお「『ガンダム』の『ダム』とは『ふくらはぎのくびれ』の事」というのはとあるパロディギャグ漫画のネタである……が、一部プラモでは「ガス圧を一時的に貯めるダム構造」と説明されている。
- 「赤い彗星」の異名に反してパーソナルカラーがピンクなのは、当時ピンク色が大量に余っていた為
『
機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のインタビューで安彦良和氏が語ったところによると、アニメに使える色がそれまで70色だったのが、『
機動戦士ガンダム』の製作当時80色ほどに増え、シャアピンクもその中の一色で(一説には
量産型ザクⅡの薄緑色もその中の1色だったとも)早速使用し、「赤い彗星」の設定の方がそれに合わせて作られたとの事。
これにより、同じ色で塗ると保護色になってしまうパイロットの服と機体を同系色に合わせる事ができるようになった。
なお、同様の説が「
リック・ディアス」「
マラサイ」「
ガルバルティβ」「
ガザC」にもあり、『
機動戦士Ζガンダム』当時のサンライズの制作現場で赤が大量に余っていた(もしくは最も安価だった)為だと言われる事がある。
「『08小隊』は後世に作られた映画であり、
宇宙世紀で実際に起きた出来事ではない」とする都市伝説。
『08小隊』は後半のラブロマンス的展開や、
地球連邦軍のMS開発時期の矛盾から未だにファンからは賛否両論ある作品であり、否定派が飯田馬之介監督の「(
シロー・アマダの事が)大嫌いだった」「ただの馬鹿ですよ」発言と合わせて、作品の否定に持ち出す事の多い説。
都市伝説には珍しく、実在のソースが明示されている。
2003年に刊行された「宇宙世紀0099年に発刊された
アナハイム・エレクトロニクス社の社報」という設定の設定資料集『アナハイム・ジャーナル』において、アナハイムの社員が「一年戦争のアジア戦線を舞台にしたロマンス映画で、MSが『歩く核爆弾』のように描かれていた。ひどい嘘だ」と言っていた……というもの。
『アナハイム・ジャーナル』が発売された2003年の時点で、
一年戦争のアジア戦線を描いた映像作品は『08小隊』しかない。
この事から前述のように「『08小隊』は劇中劇」とする解釈や、「ひどい“嘘”」という言葉を拡大解釈した「暗に『08小隊』は宇宙世紀の正史には含まれないと示唆している」という解釈が都市伝説の下になっている。
しかし、この説には「アナハイム社員の『ロマンス映画』発言の前に、
『08小隊』の登場人物であるエレドア・マシスの存在が示唆されている」という決定的な矛盾がある。
逆に「エレドアの存在をこれ見よがしに出したという事は、やはり『ロマンス映画』は『08小隊』の事だろう」というファンもいるが、若干苦しい擁護なのは否めない。
さらに言うなら、そもそも
『08小隊』劇中でMSが核爆発した事はない為、『ロマンス映画』にあるはずの「MSが『歩く核爆弾』のように描かれていた」描写が『08小隊』にはないのも苦しい。
ただし近い描写としては、上官のイーサン・ライヤーが「事故でMSが核爆発したと発表しての核爆弾の使用」を指示したシーンが
『歩く核爆弾』扱いというには少々微妙ではあるが実際にある事から、「『08小隊』は実際に宇宙世紀で起きた出来事で、MSが核爆発するなどの
脚色を加えて後世において映画化された」とこじつける事もかなり苦しいができなくはない。
大河ドラマネタは「いくら初速が100m/sと砲として異様に低速とはいえ、ザクマシンガンを見てから躱すのが宇宙世紀の兵士に可能なのか?」でよく(「そういう事を言うアンチがいるよね」という前提の)ネタにされる事も。
ソースの不確かさと、何より公式の宇宙世紀年表に『08小隊』の出来事が載っている事から「こうも解釈できる」という域を出ない与太話ではあるが、『08小隊』否定派のファンの中には、この説を事実と考える者、あるいは信じている者も未だ多い。
他、これと似た
「『機動戦士ガンダム MS IGLOO』はジオン公国軍が作ったプロパガンダ映像、あるいは『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』『機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー』と同じ、後世に資料を元に作られたドキュメンタリーの一部」という都市伝説も存在する。
登場する地球連邦軍兵士の多くが悪辣・露悪的である事から、一方からは「過度にジオン賛美的である」として『MS IGLOO』もまた賛否が分かれがちな作品であり、特に
◇「エンジンに重大な欠陥を持つ
ヅダより先に、性能上の欠点はあれど欠陥はない
ジムが先に自爆した」
◇「ジオン視点の物語なのに、連邦兵の通信が聞こえてくる」
◇「コミカライズ版のこのシーンの連邦兵が『正規の軍教育を受けているとは思えない』レベルで口が悪い」
……といった描写からこのような説が提唱されている。
こちらも要するに整合性や不自然性を盾にした「嫌いな作品に対する蔑称としての『劇中劇』呼ばわり」であり、中には「(ヅダの件から)『MS IGLOO』が劇中劇なのは明白」などと断定的に語られるが、実際のところは『MS IGLOO』が宇宙世紀の劇中劇であるとする明確な根拠・資料、及びそれを示唆するスタッフからの証言は一切なく、前述の「『08小隊』劇中劇説」と同じように、「その気になればそんな風にこじつけられる」という域を出ない与太話に過ぎない。
ガンダムシリーズでも人気作品の『0083』の制作経緯に関する噂。
元々小説作品『ガンダム・センチネル』が短編のOVAになる事が1989年の時期に報じられていたのだが、後に諸々の問題で制作が延期されたままいつのまにかなかった事になった。
それから間もない1991年頃から『0083』が新作ガンダムのOVA作品として展開される事になるのだが、この『0083』は『センチネル』のOVAを完全新作に発展的解消の形で作られたのではないかという噂が流れるようになった。
根拠としては両作品の作品コンセプトに似た部分がある事や、『Ζ』との設定的な連携を意識した外伝作品である事などが指摘されている。
信じているファンも多い噂だが、実際には両作品の繋がりを確定させる明確な情報源はなかったりもする。
そもそもの話として『センチネル』自体が企画の成立から終了まで色々と複雑な関係者の事情が絡み合った作品とされており、現在までも作品の状況自体に不明慮な部分が少なからずあり、『センチネル』自体の事情が完全に判明していない以上、あくまでもしかしたらの噂話程度として見るべきだろう。
富野由悠季監督の見解では「死亡した」とされているので誤り……と言いたいが、本編で
アクシズから離脱するMSらしき光がはっきり描写されている為、断言はできない。
富野監督も「あれで生きてたらすごいですよ」と語ってはいるが、明確に「アムロとシャアは死亡した」と言ったわけでもない為、どちらにも取れるようにか、現在の公式設定においてアムロとシャアは「生死不明」となっている。
ただし、富野監督の見解=公式設定というわけではないので注意(例を挙げると、富野監督は「『
ガンダム Gのレコンギスタ』は『
∀ガンダム』の後の時代のつもりで描いた」と発言しているが、公式設定ではあくまで宇宙世紀の直後の物語とされている)。
ちなみに別作品の『
機動戦士ガンダム00』だが、水島精二監督から「あれで生きていたら気持ち悪いですよね」と言われ、「これで生きてたら気持ち悪い」→「グラハムは気持ち悪い」→「グラハムは生きている」という三段論法が展開される事で生存説が囁かれていた
グラハム・エーカーが実際に1回死んで生まれ変わった事でこの説が再燃した側面もある。
「基本的には死亡説前提という事で話を進めた」
「ただ、もしかすると生霊かもしれない。皆さんで解釈してください」
……と発表されている。
ネタバレは伏せるが、視聴した方であれば「生霊かもしれない(し、幽霊かもしれない)」がどのシーンを指すのかはご存知であろう。
また、同作にてアムロの階級が「中佐」になっている事、そして
フル・フロンタルが「シャアはやっぱり生きてたんだ」と扱われている事から、少なくとも作品世界内ではアムロが「書類上では『死亡扱い』」、シャアが「一般的には死んだとされているが、生存説が囁かれている」という扱いなのは確か。
だが、前述の通りサンライズの公式見解としては「生死不明」という事で落ち着いている。
- 宇宙世紀0083年、連邦は兵士のガス抜きの為に「兵士達にコロニーの住人を虐殺させる作戦」を正式な命令として下した
いわゆる「
グローブ事件」にまつわる都市伝説。
実際の設定は「宇宙世紀0080年に占領軍が暴走して行った虐殺を上層部がもみ消した事件」なので、年代も背景も何もかもが違う。
こんなデタラメな設定が出回った理由として、『UC』が小説媒体であった為に本来の内容が知れ渡るまでにタイムラグがあり、アンチが捏造した設定が先行して広まってしまったという説が有力。
物語中盤に
デビルガンダムを撃破されぬよう現れた東方不敗とマスターガンダムは実は本物ではなかった……という『G』でも特筆される都市伝説。
この一連は「ギアナ高地で撃破された東方不敗が
ドモン・カッシュより先にネオホンコンにたどり着いている事がタイムライン的に不自然」「ギアナでの東方不敗の発言があまりにも小物臭すぎてキャラ崩壊している」「スーパーモードに目覚めたドモンを見て白髪化したのが元に戻っている」などの不自然な要素が多過ぎる為、ファンの間ではそうとでもしないと説明がつかないとして支持されてきたものである。
しかし、これについてレーザーディスク版収録の
オーディオコメンタリーにて
今川泰宏監督から
「ギアナ高地にいたのは紛れもない本物で、ゴッドガンダムがネオホンコンに向かうのを妨害していた風雲再起に、DG細胞で修復途中のマスターガンダムが乗っている」と言及され、クローン説は否定されていた。
じゃあ上記の不自然な点はどうなるんだという話になるのだが、
「『G』(今川)だから仕方ない」で納得する視聴者も少なからずいる模様。
……ところが、『G』30周年記念の外伝『
機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕』では、
ギアナ高地にいたのはDG細胞が作り出したクローンだとされた。やっぱ説明できなかったか……
このように現在では公式媒体によって本物説・クローン説で食い違っているという現象が発生しており、ある意味どちらも正解と言えなくもない結論になった珍しい都市伝説である。
ちなみに、キャラクターデザイン担当の島本和彦氏が執筆した漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』では今川監督の発言を踏まえたものなのか、台詞や展開の修正を行い小物臭さを減らした上で「ギアナ高地で対決したマスターガンダムは脳波コントロールによる遠隔操作」とした事で、東方不敗は本物としつつドモンより先にネオホンコンにいた事に説明をつけている。
通常ガンダムシリーズは(1年間の放送においては)第25話前後あたりにオープニングが変更されるのが普通だが、『W』の第2期OP「
RHYTHM EMOTION」は全49話中
第41話からとかなり遅いタイミングになっている(あまりに使ってもらえなかったせいか、第36話と第39話で挿入歌として先行使用されている)。
ここまで導入が遅れたならば、確かにそれぐらいの事が起きててもおかしくはないだろう。
ただし、『W』は当時からかなり制作現場が混乱していた事でも有名な作品である他、他のガンダムシリーズ以上に群像劇カラーが強く、
ウイングガンダムが全く活躍しないなど王道展開を外れるような要素が隋書見られた異色作でもある。
『G』がそれ以上に異色過ぎるのであまり気付かれないが。
オープニングが変わった第41話当時の戦況といえばどうなっていたかというと、
◇
ヒイロ・ユイが第37話でようやく
ウイングガンダムゼロに乗り換えたばかり
◇第29話から10話以上地上にいたヒイロが宇宙に上がる
◇
2クールもの間所在不明だった
ガンダムヘビーアームズがサリィ・ポォによって発見される
◇中盤から散々戦局を混乱させてきた
小悪党ツバロフとデルマイユの退場(それぞれ第37話、第40話)
◇物語中盤から幽閉状態だった
トレーズ・クシュリナーダが世界国家軍として戦線復帰
◇敵国の王女として振る舞わざるを得ない立場だった
リリーナ・ピースクラフトがトレーズによって解任
◇ホワイトファングに加わった
ゼクス・マーキスがラスボスになる
◇相変わらず共闘意識のない
張五飛(第42話で
ゼロシステムに触れてから和解)
◇
トロワ・バートンが物語中盤から記憶喪失のまま(第43話で回復)
……と、長い間バラバラだった敵味方陣営が上手い具合に収束して最終決戦に繋がる流れになっている。
そういう意味では一応
このタイミングでOPが変わったのはある意味正解なのである。
これが第25話前後で変わっていたとしたら、それはそれで「いつ伏線回収されるんだよ」と非難轟々だっただろう。
ただ、「セル画を盗まれた」にしては話の詳細が全く出てこない。いくら不名誉な話とはいえ、さすがに変ではある。
結局のところ真相は不明だが、制作現場や展開の都合上導入が遅れたのは間違いないといえよう。
『
機動新世紀ガンダムX』後半のライバル機にして事実上のラスボス機の片割れであるが、相方の
ガンダムヴァサーゴチェストブレイクと異なり、こちらは
ガンプラなどの立体物が発売されなかった。
この理由は、デザインが発注された時には既に放送短縮が決まっていた事もあって、そもそも立体化を前提にしていない為に、制約のないデザインにしても構わないとされた為だが、これが拡大解釈されてそもそも立体化が不可能なデザインであるという誤解が広まった。
「一目瞭然の巨大な背負いもの故に自立困難」という立体化に難があるデザインなのは確かだが、不可能になるような構造上の矛盾・欠陥は特に存在しない。
この問題について、現代においては実際に自立困難なデザインであってもスタンドを同梱する事で問題を解決している製品が珍しくなく、立体化自体への技術的なハードルは皆無と言っていい。
ちなみにSD体型ではあるが、ハーミットクラブの立体物は食玩のアクションフィギュア「MSアンサンブル」においてチェストブレイクと共に
プレミアムバンダイ限定で発売されている。
立体化を前提にしていないデザインの機体自体は、『
ガンダムビルドファイターズの
アビゴルバイン』など他にも存在する。
まあガンダムっつってんのにあれだけオーラバトラーチックなデザインしてたらなぁ……
もっと古く『Ζ』の時点で「終盤以降に登場する機体は模型化しない方針を伝えられた為、富野監督はそれらの機体デザインは立体化に関する制約を捨てて作らせていた」と監督やスタッフが語っており、実際
バウンド・ドックや
ジ・Oなどは長らく模型化されていなかった(現在ではしっかりとガンプラとして立体化されたが)。
なお、「デザインに二次元の嘘が含まれている」というのは完全なデタラメというわけでもない。
劇中、最終決戦でアシュタロンハーミットクラブの背面に装備されたサテライトランチャーを相方のヴァサーゴチェストブレイクが使うというシーンがあるが、この時アシュタロンのMA形態の背中にヴァサーゴが乗っている。
実はこのシーン、アニメ本編ではアシュタロンのMA形態がかなり大型化されて描かれている。
ヴァサーゴの設定全長は17.8m、アシュタロンは19.5m。アシュタロンの方が大型ではあるが、ずば抜けたサイズ差があるわけではない。
本来の設定で変形したアシュタロンの背部にヴァサーゴが乗ると、見た目の迫力が足りないので、アニメではかなり大型化されて描かれているのである。
なので、立体化の際にアシュタロンハーミットクラブの変形とサイズ感を両立させるのはなかなか難易度が高いというのも事実である。立体化するとしたらアニメ版のサイズを無視するしかないだろう。
同様の二次元の嘘はガンダムシリーズではしばしばあるのだが、後発作品である『機動戦士ガンダムSEED』の
ジャスティスガンダムが有名。
ジャスティスは背部に装備した「ファトゥム-00」を分離させ、その上に乗るシーンがアニメにもあるが、こちらもやはりアニメでは「ファトゥム-00」がかなり大型化されている。
ジャスティスのガンプラを見れば一目瞭然だが、背中に背負った「ファトゥム-00」の上にジャスティス本体を乗せると、「ファトゥム-00」が小さ過ぎるせいで見栄えが非常に悪い。
そのため、後に発売されたマスターグレード(MG)やリアルグレード(RG)のガンプラでは、「ファトゥム-00」がスライドして大型化するというギミックを追加し、足場として成立するようにしている。
もちろん本来はそんな設定などない、ガンプラのオリジナルギミックである。
そしてそのギミックをもってしても、劇中より小さいサイズでしかない。
特に『SEED DESTINY』における女性遍歴から「プレイボーイ」「女の敵」のようにネタにされがちなアスランだが、その初恋の女性はなんと主人公キラの母カリダ・ヤマトだという。
番外編で幼少期のキラとアスランを描く作品でアスランが度々ヤマト邸を訪れている描写があるなど、アスランがカリダと面識があるのは間違いなく、またアスランがカリダらしき人物が映った写真を所持しているのは確かではあるが、「カリダが初恋の人」という話はカリダらしき写真が見つかった事から派生した一部視聴者間のネタであり、公式のものではない。
同様に、「アスランの好物は『カリダの母の手作りのロールキャベツ』」とされる事もあるが、これも実際には単に「ロールキャベツ」である。
- ゲイツは劇中での扱いがあまりに不遇だった事から、デザイン投稿者の愚痴が新聞に載った事がある
『
機動戦士ガンダムSEED』終盤から登場する
ザフトの新型量産機として登場したゲイツは、視聴者からの投稿デザインが元になっているのだが、劇中では「終盤におけるやられ役メカの一体」でしかなく目立った活躍がなかった為、それを不満に思った投稿者がこぼした愚痴が新聞に掲載されたというもの。
2026年現在「そういう事があったらしい」という話だけが残っている状況であり、物的証拠やデータ、目撃証言がほとんどなく、明確な証拠は確認できない。
『SEED』は当時から現在まで賛否が分かれがちであり、過激な行動を取るアンチも多く存在する為、それらによる捏造である可能性もある。
また、確かにゲイツは華々しい戦果を上げたとは言い難いが、それはガンダムシリーズにおける量産機全般に言える事であり、何もゲイツに限った話ではない。
むしろパイロットが主人公ではなかったとはいえガンダムに勝った場面すらあり、他の量産機よりはマシまである。
『SEED』ラスボス機であり、劇中で登場するまで前情報が一切無かった事から視聴者を驚かせたというプロヴィデンス。
それもそのはず、プロヴィデンスは元々存在すらしておらず、終盤も終盤というところで「今の
キラ・ヤマトを止められるのはガンダムしかない」との福田己津央監督の判断により、急遽大河原にデザインを発注し、それを受けた大河原邦男氏はプロヴィデンスをわずか1週間で仕上げてきた……という噂。
実際には当初は存在しなかったどころか初期からデザインは上がっており、出番も情報もなかったのは単に秘匿されていただけだった事が語られている。
かなり長きに渡ってアンチを中心にまことしやかに語られていた話。
シンの家族の爆死シーンの直前にフリーダムの攻撃シーンが映るのは事実だが、この時使っていたのは基本的にまっすぐにしか飛ばないビーム砲であり、敵が主に山の上層や上空といった高所にいた事を考えると、シンの家族が避難していた山の麓付近に当たるとは考えにくい。
また、シンも実際のところキラの事は一貫して
ステラ・ルーシェの仇としてしか認識しておらず、キラを家族の仇と認識した事は一度もない(ステラの一件以前は明らかに「
アスラン・ザラの知り合いで、ザフトと敵対している勢力のエース」以上の情報を知らない状態で怒っていると判断するべきセリフが大半である)。
というか序盤で
オーブ連合首長国に向けていたような憎悪の感情を、より直接的に関わっていたキラには当初向けていなかった事を考えると、そもそも
件の戦場にキラがいた事を知っていたかも怪しいと言わざるを得ない。
また、「HDリマスター版でフリーダムの攻撃シーンが削られた」と言われる事もある。
しかし、実際には削られたのは後の回の回想シーンの方であり、前述の通りシンはキラの参戦自体を知らない可能性が高いので、むしろ回想シーンに回想主が知らないはずの情報が紛れ込んでいた本放送版のミスと考えた方が自然である。
ガンダムファンの間では
そのコアスプレンダー以外はあまりにも飛行機に見えない分離形態もあってかなり広く認知され、当Wikiにも長い間記載されていたこの設定。
だが、
実は公式にはそのような設定は存在しない。
インパルスシステムがユニウス条約対策の為に開発されたシステムである事自体は事実だが、その目的は
「1機のMSに複数機分の機能を扱える汎用性を付加する事」である設定は『SEED DESTINY』の放送当時に発売されたガンプラの組立説明書などで明記されている。
本編中でもシンが
カガリ・ユラ・アスハを糾弾する直前あたりで
ギルバート・デュランダルが「全く新しい効率のいい
MSシステムなんだそうですよ」と発言しており、対外的に戦闘機扱いしようとする気は見られない。
設定的にもこの「1機のMSをパーツ換装で様々な機種に『変更する』事で条約に引っかからず戦力を拡大する」という考え方は
ザクウォーリア/ザクファントムの
ウィザードシステムと同一の考え方であり、ワンオフの試作機としてもこちらの方がより自然と言える。
一応「戦闘機扱いにすることで条約逃れ」という記述自体は2007年から発売されていた『週刊ガンダムファクトファイル』の用語集における「インパルスシステム」の項で確認されているのだが、逆に他の資料では
同書のインパルスガンダム特集にさえ一切言及がない。
その上、初出のはずの『ファクトファイル』発売の前年である2006年に
Wikipediaに同様の記述が見られ、言い回しなどにも類似があった事から、
そもそもこの『ファクトファイル』の記述自体がWikipediaからの孫引きである疑いが強い。いい加減な話である。
また、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』でも言及があったが、これも
カイト・マディガンの個人的な見解に過ぎず、同行者のコートニー・ヒエロニムスと
ジェス・リブルもそれぞれ「母艦すら必要としない次世代型戦闘システム構築のための足掛かり」「納税者ウケ狙いのプロパガンダ」という別の説を挙げており、やはり根拠としては不十分と言わざるを得ないだろう。
『SEED』には「一部のパイロットが
ドラグーン・システムを使ったり敵を感知した際に、脳裏にフレクサトーンの『あの音』と共に閃光が走る」という、『ファースト』におけるニュータイプ描写の直球オマージュがあるのだが、
シンに関しては「劇中で唯一、明確に
死者と会話している」「『
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にて、上記の描写と共に自身ではなく遠く離れたキラの窮地を察知している」「同じく『FREEDOM』でシンの劣勢に死者の魂が乱入する展開があった。これは『Ζ』最終局面で死んでいった者達がカミーユに力を貸したのと通じる」などの描写から、「単なるオマージュではなく実際にニュータイプ(に相当する特殊な存在)なのでは?」という説を唱えるファンが一定数存在している。
これに関して『FREEDOM』公開以降も公式からの明確な回答はなく、「ファンの考察」の域は出ていない。
また「死者が乱入する」については「単純にそのあたりの事情についていっちょかみでしかないアコード達がシンのネガティブな記憶を除いた結果、焦りから大きく歪んだ内容を『見て』しまっただけ」とする意見もある。
それはそれでアコードなんか結局何の役にも立たなかったのを論として補強してしまう(ほぼイカサマに近い特殊能力そのものですら不測の事態に弱すぎる事になってしまう)のでアレだが……
「ガンダムの開発者」「人間嫌い」「ハゲ頭」「友人がE・
A・レイ(CV:
古谷徹)」など共通点が多い事からまことしやかに語られている説。
しかし、実は彼はラフ稿の段階ではハゲどころか
ロングヘアであり、ハゲ頭は後に水島監督の提案を受けて変更された結果である。
その為、少なくともキャラクターデザインを発注した時点で彼を富野監督に似せる意図があったとは考えにくい。
そもそも、富野監督は若い頃はハゲておらず、90年代半ばまでは髪を伸ばしていた。
イオリアのヒゲと合わせるなら『ダイターン3』の頃になるが、その頃は仙人めいたビジュアルである。
それ以外の共通点にしても劇中の役割を考えるとあくまで偶然の域を出るものではなく、仮に意識した部分があったとしても「意識して似せた」というよりは「結果的に似たキャラになったので意識するようになった」という流れだった可能性が高い。
- 初代『機動戦士ガンダム』は、選考者に「あれはSFじゃない」と拒否反応を示されていたため星雲賞を受賞できなかった
星雲賞は、前年に発表・完結した優秀なSF作品やSF活動に贈られる賞である。
実際にはファングループによる投票制なので、その作品を嫌っているSFファンがよほど多くない限り「選考者に嫌われているから受賞できない」なんてケースは起こりえない。
そもそも現在ではコミック部門を『THE ORIGIN』(2012年)が、自由部門を「実物大ガンダム立像」(2010年)が受賞している為、「ガンダムは受賞できない」という話自体が相当に時代遅れのネタと言える。
『ファーストガンダム』が星雲賞を受賞できなかったのは事実だが、それは単に
相手が悪過ぎたというだけの話である。
元々星雲賞自体がかなり「ノミネートされるだけならなんでもあり」なのもあり、『ファースト』に限らず「普通はSFとしては扱われないがノミネート」「競合が激しくて取れなかった」ケースは散見される。例を挙げるなら2021年映画演劇・メディアの部(2020年の作品)など。
『UC』がOVA化されてから流布されるようになった都市伝説。
両者とも花を象った機体に乗る共通点があったり、
セシリー・フェアチャイルド/ベラ・ロナの異母兄である
ドレル・ロナがアンジェロに酷似している事などから、この説が生まれたと思われる。
ただし、カロッゾの旧姓はビゲンゾンであり、バイオコンピューターの研究者だったのに対して、
アンジェロは悲惨な境遇だったところをフル・フロンタルに救われて以来心酔している……と、大まかな経歴の設定からして異なる。
そもそも、アンジェロは原作・アニメ共に最終的には死亡した事が示唆されているので、『F91』の時代まで生き残っているという前提からして破綻しており、この説以前に生存説自体が成り立たないという背景があるのだが、様々な理由を付けて現在でもこの説を支持する声はあるのだとか……
『機動戦士ガンダムF90FF』で素顔の時代のカロッゾの姿が描かれるようになってからは、さすがに下火になりつつある。
こちらも『UC』が映像化されてから流布されるようになった都市伝説。
コウがオールドタイプでありながら凄腕のパイロットである事や、『0083』以降その後の消息が不明である事、スタークジェガンのパイロットも同じくオールドタイプであるにもかかわらず、
強化人間である
マリーダ・クルスの駆る
クシャトリヤと互角に渡り合うその腕前から、この都市伝説が生まれたと思われる。
しかし『0083』を見れば分ける通り、彼は軍事裁判に掛けられており、最終的に罪状を消されて釈放されたとはいえ軍事裁判の件を見る限り、再び宇宙に出てMSパイロットになったとは考えづらく、その点からしても説自体が成り立たない上に、『UC』の前日談を描いたとある漫画作品において後のスタークジェガンのパイロットらしき人物が登場した事で公式に否定された。
加えて『0083』から13年経過しているとはいえ、担当声優も
堀川りょうではない。
同様の説にユウ・カジマ説もあるが、ゲームのEDや小説版の記述から、0093年にアクシズを押した後に退役したという事になっているので、0096から始まる『UC』時には既に連邦軍には所属していない故に、スタークジェガンのパイロットであるとはやはり考えづらい。
クレジットによれば「袖付きめ………!」と言っていたスタークジェガンのパイロットの担当声優は福山廉士。
基本は舞台や吹き替え方面の方だが、ロボットアニメ関連では『∀』でマヒローのパイロットのヤン・シッキネン、『
フルメタル・パニック!』でミスリルの裏切り者・グェン・ビェン・ホーを演じた方。
HGUCスタークジェガンの組立説明書によれば、スタークジェガンのパイロットは
第二次ネオ・ジオン抗争時に
νガンダムのオールレンジ攻撃を見て以来、
ファンネルを繰り出すサイコミュMSとの戦い方をずっと研究していたらしい。
また、トリントン基地で
ジオン残党軍の迎撃に出撃し、八面六臂の活躍を見せたバイアラン・カスタムのパイロットがコウとする説も、機体性能的に相手の多くが格下だったとはいえ異様な強さを見せた事、また豪州トリントン基地は北米オークリー基地に送られる前のコウにとっては古巣という、宇宙で最新鋭機に乗っているというよりは説得力がある点もそのように噂された要因の一つだろう。
後にバイアラン・カスタムのパイロットとして元ティターンズのドナ・スターが設定された事でコウ説は明確に否定されている。
バイアラン・カスタムの現地改修時にはトリントン基地に集められていた左遷組(元
ティターンズ、軍の問題児、厄介者や落ちこぼれなど)が協力したらしいが、コウやチャック・キースが北米オークリー基地に飛ばされてから十数年と相当な時間が経過している為、彼らがトリントン基地でバイアラン・カスタム製作に協力した可能性は極めて低い。
- 「レプリカのガンダムヘッドを乗せたエンデのジムⅡ」は、編集部から「最後にオリジナルのガンダムを出していい」と許可された事で誕生した
漫画『
機動戦士ガンダムUC 星月の欠片』のラストに登場するガンダムに憧れる青年パイロット、エンデ・アベニールは、スクランブル発進しようにも乗機のジムⅡが整備中につき頭部を取り外されていた為、危険極まりないとは承知の上でコクピットハッチを開放し目視で戦おうとするも、偶然レプリカのガンダムヘッドが手元にあった為、これを突貫作業で取り付けて出撃する。
突貫工事故に一部のコードが露出していたり、カメラアイが片方点灯していなかったり、モニターの映像もノイズだらけという有様だったが、
初代ガンダムと全く同じ構図で
ハイザックを切り裂き、仲間の窮地を救った彼のジムはその瞬間は
エンデにとって紛れもなくガンダムだった。
「頭部だけガンダムのジム」自体はシリーズの歴史上そこまで珍しい存在ではないが、「スペックでも登録名でもこけおどしでもなく、
魂によってガンダムになった」という熱い展開は
逆に「ガンダムの魂を穢す形でガンダムになった」とネタにされる『サンダーボルト』版パーフェクト・ガンダムと対比されたりしつつファンの間で評価が高い。
しかしガンダムタイプの定義がまた一つややこしくなった。
そしてこの展開は、
「連載を頑張ったご褒美」として編集部がオリジナルのガンダムを出していいとの粋な計らいと、それに対する作者の捻りの効いた回答であるとの説がまことしやかに語られている。
シナリオ・設定を担当した関西リョウジは公式Xにてこの件について取り上げ、
「ちなみに編集部が勝手にオリジナルガンダム出していいよなんてことは言ってこないです そもそもサンライズの許可が必要なので」
……とこの説を真っ向から否定している。
また、「担当から最終回なのだからバイアラン・カスタムのようなもっと派手なものを出した方がいいのでは、と苦言を呈されたものの、だからこそこうしたいとお願いにお願いを重ねた結果実現した」とも語っており、実態としては上記の説とは真逆に近かった模様。
先の読めないシナリオからファンの考察が盛んだった『GQuuuuuuX』。多くの考察は公式の無法なシナリオに捻り潰されてしまったが、放送終了した今も信じられている数少ない考察がこれ。
人によって詳細は異なるものの、大筋ではこのような認識が共通している。
◇
シイコ・スガイ:「ガンダムを討つ」というこだわりを捨てられなかった結果、「家庭」という新しい幸せを手に入れながらも破滅≒
キラキラ・クランバトルという非日常に拘泥し、日常的な幸せを見失ってしまったマチュ
◇アンキー:日常と非日常の狭間を漂う、その場しのぎの選択を繰り返した結果、大人になりきれなかった中途半端な存在≒
キラキラやシュウジ・イトウに向かって決定的な一歩を踏み出せなかったマチュ
◇
ガイア、オルテガ:時代が変わった事で仲良しグループは空中分解、それでも3人で過ごした日々を忘れられずに青春の残滓を追い続けた結果、破滅≒
ニャアンとの関係を修復できなかったマチュ
◇ドゥー・ムラサメ:キラキラが人生の全てとなり、それ以外何も見えない「マシンの部品」に成り下がる≒
キラキラを追う事に囚われてしまったマチュ
◇『GQuuuuuuX』の世界の
ララァ・スン:
「赤い士官服の彼」に魅入られながらも自分から彼を探す勇気はなく、カバスの館に囚われ続ける生活が待つ≒
「改札の前で立ち止まらなかった」マチュ
◇
キシリア・ザビ:ニャアンとの相互理解を怠り、シャアの内心を理解できずに理想を共有していると思い込む≒
他者との相互理解を怠ったマチュ
しかし、最終話でカネバン有限公司の面々と『GQuuuuuuX』世界のララァは生存してそれぞれの幸せを掴んでいる様子が描かれており、これを根拠に「『GQuuuuuuX』の登場人物はマチュのバッドエンド説」を否定する声もある。
上記のように『GQuuuuuuX』は非常に考察が盛んで、現在は否定されてしまったが有名なものでは
「マチュは『GQuuuuuuX』世界のハマーン・カーン」「シュウジはニュータイプにしか見えていない幻」「シイコは強化人間」「アンキーは未来、もしくは並行世界のマチュ」などの考察がファン間で盛り上がっていた。
また、上記の説と同様に現在も否定されずに残っている考察には「
01ガンダムのパイロットは『GQuuuuuuX』世界の
アムロ・レイ」「
GFreDの素体、あるいは技術的な母体は本来の宇宙世紀から転移してきた
サザビー」などがある。
加えて『GQuuuuuuX』にはシュウジの正体やエンディミオン・ユニットの根幹となったオーパーツなど最終話を迎えても明かされなかった謎が多く、放送が終わった今も考察ブームは続いている。