登録日:2025/04/04 Fri 19:08:16
更新日:2025/05/26 Mon 15:37:53
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この項目では
都市伝説の中でも、『マリオシリーズ』シリーズに関わるものを紹介する。
多くはただのヨタ話やジョークの類であり公式から否定されているものも多いが、一部真偽不明のものもある。
関連項目
ルイージはマリオに「類似」しているからルイージ
本当は「イタリア人っぽい名前だから」という理由。
どちらかというとネタの類か。
公式としても分かっているのか『
ペーパーマリオRPG』では「ニテール」だの「ソックリー」だのと酷い言われ方をされ、遂には
マリオがルイージと間違われるイベントが2つほど存在する。。
90年代初期に発行されていた4コマシリーズでもこれに関して言及するものがいくつかあった。
SFCソフト『スーパーマリオコレクション』には特別仕様のものが少数ある
政財界の大物の息子のために
任天堂が特別に製造したものの、データが誤って流通ソフトに紛れ込んでしまい、2500本に1本の確率で見つかるという噂。
変身アイテムを取らなくてもセレクトボタンで他の変身マリオになれるとか。
特注品の割には結構地味な仕様だが、ネット上で実際にできたという報告も僅かながらあり、特別仕様版の実在が噂された。
上記のバリエーションとして開発中の
テストバージョンが流出して製品版に混入した説なども並行して流れていた。
だがその後、実は電源投入時の本体初期RAMに依存して『マリオ3』限定でセレクトボタンでマリオが変身するデバッグモードが発動することが解析で判明。
この初期値はある程度SFC本体の個体差に依存しており、なんの変哲もないごく普通のマリコレのカセットでも発動可能なので、つまり噂の「特別版」を引き当てたとされる人はソフトではなくスーパーファミコン本体が偶然当たりだったのである。
とは言えこの値はランダム性が強いものであり、
任天堂が意図したものであるとは言い難く、RAMの初期化を忘れただけの見落としバグである可能性が高い。
また、SFCの本体は電源を切った直後はRAMの内容がある程度失われない事を利用し、他のソフトでRAMの値を意図的に調整した直後にマリコレへ差し替えることで、
前述の特別なSFC等を用意せずとも、どの本体でも意図的にこのデバッグモードを発動できる再現可能な手段も発見されている。
有名な発動手順は『
ロマンシング サ・ガ3』でユリアン等のシノン開始メンバーの主人公で始め、OPイベント中にハリードの
「1オーラムのもうけにもならん。」のセリフが表示されたらすぐにSFCの電源を切り、素早くマリコレに入れ替えて電源を入れて『マリオ3』を始める、というもの。
上記と似たようなものに『
ロマンシング サ・ガ2』の「電源地裂撃」があり、『マリオのスーパー
ピクロス』を一瞬起動してからすぐ『ロマサガ2』に入れ替えて地裂撃を繰り出すと最高ダメージを叩き出せる「ピクロス地裂撃」という技がある。
もちろん、上述のケースはマリオシリーズとロマサガシリーズの組み合わせがたまたま相性が良かったというだけであり、当然メーカーが仕込んだ訳ではない。
『スーパーマリオコレクション』のタイトル前のガヤの場面で『ビールおかわり』という声が紛れていたが、表現の問題で規制された
実際には英語の音声(One more beer please!)であり、サンプル版をチェックした海外スタッフからそのように聞こえるとの指摘を受けて、
海外版のみ音声を変えたというのが真相。なので未変更な日本版とは音声が微妙に異なる。
日本よりこの手の規制が厳しい海外では、たとえ成年キャラであっても飲酒表現そのものが規制の対象になり、レーティングが上がってしまうのだ。
なお、上記の当たりロムの噂と混ざって「OPでビールおかわりって声が聞こえたら当たりロム」等と囁かれていた事もあるが、
前述の通り
日本語でこのセリフを喋るバージョンは実在しないためガセ。
「無理矢理解釈すればそう取れないこともない」レベルのヨタ話。もちろん開発陣はそんなことは考えていない。
キノコや花は魔法でブロックに変えられていたキノコ王国の住人で、開放されたお礼にマリオを強化してくれているというのが開発陣の構想。
『
さよならを教えて』という鬱ゲーで語られたことで有名になった都市伝説。
その後、漫画『
Dr.STONE』の主人公が「科学的に解釈するなら」という前提でこの説を語ったりしている。
だったらワンダーフラワーはどうなるんだ…
ちなみに、「きのこ・巨大化」から『不思議の国のアリス』を連想される方もいるかもしれないが、こちらも宮本茂は否定している。
『スーパーマリオブラザーズ』のステージ中に存在するレンガブロックは元キノピオで、マリオがそれを無慈悲に破壊し殺戮している
初代の説明書に記載されたストーリーで「キノコ王国を侵略した
クッパが
魔法で住人達を岩やレンガ、つくし等に変えてしまった」とされていた事からの派生。
マリオが何気なく壊しているレンガブロックの正体は
キノピオであり、つまりブロックを壊す=キノピオ達を殺戮しているのではないかというもの。
しかし同説明書には「レンガに変えられたり、消されたりしたキノコを見つけて助けると、彼等からパワーをもらって、次々に変身します」という記載もあり、
つまり、ただ壊れているだけのように見えるのはあくまで画面の都合であり、実際には壊す事でキノピオに戻し、救出しているのだと思われる。
ハテナブロックや隠しブロック等も、直接ブロックからアイテムが出てきているのではなく、叩いた事によって元に戻ったキノピオがアイテムを差し出す、と言う事なのだろう。
だがそんな事を実際に描画する事はファミコンの性能では不可能だし、そもそも画面も騒がしくなるので現実的ではなく、省いているのも当然と言える。
なおクッパの魔法に関するこれらの設定は初代のみで語られたものであり、後続シリーズのブロックやアイテムにも適用されるのかは不明。なんなら歴代のハテナブロックが一部屋にまとめられた作品なんてものもあるし。
キノピオはピーチ姫の侍女で初期設定では女だった
「キノピオが侍女」という話は徳間書店の攻略本『スーパーマリオブラザーズ完全攻略本』のキノピオの紹介文が初出と思われ、
この本が大ヒットしたことで多くの人の目に触れて侍女設定が広まったものと思われる。
…が、実は初代の公式設定では「ピーチ姫に仕えているキノコ」程度しかなく、本家では特に性別は決まっていなかった。
つまりキノピオが侍女というのは任天堂
非公式
の設定である。
その後、アニメ映画『
ピーチ姫救出大作戦!』やゲームブック『スーパーマリオブラザーズ外伝』等の派生作品で侍女設定が採用されたが、
ゲーム本編で侍女と言われることは一切なく、やがて通常のキノピオが男性っぽく描かれるようになり、
更には明確に女性版のキノピオである「キノピコ」等も登場している。
マリオとルイージのファミリーネームは「マリオ」
要はマリオの本名は
マリオ・マリオ
ということ。確かに「
マリオブラザーズ(マリオ兄弟)」というネーミングからすると妥当ではあるが。
元々はあの有名なカルト実写映画、『
スーパーマリオ 魔界帝国の女神』でだけ採用されたマイナーな設定であり、「知る人ぞ知る」的な扱いだった。
ちなみにこの映画ではルイージのフルネームは「ルイージ・マリオ」であった。
しかし、2015年にマリオの生みの親である任天堂の宮本茂がこのフルネームを肯定するとも取れる発言をしたため、話がややこしくなる。
渋谷で開催された『スーパーマリオ30周年祭』にて、ゲストとして登場した占い師のゲッターズ飯田がマリオの将来を占う際に「スーパー・マリオ」として占ったのだが、
それに対して宮本が軽い雰囲気で「本当のマリオの名前はマリオ・マリオなんです」と発言する。
この宮本の発言だけが切り取られ、国内外のメディアが「ついに任天堂公式でマリオの本名が判明」「生みの親が本名を明かした」とこぞって取り上げたことで大きく拡散された。
しかし、後にネットニュースサイト「withnews」が上記の件を本当なのかと任天堂に改めて直接インタビューしたところ、
任天堂側は当の宮本にも確認した上で、「映画ではその本名だったことは把握しているが、実際には『マリオ』が正式名称で、マリオ・マリオではありません」と完全否定。
そもそも宮本の元の発言についてもその場での冗談のようなニュアンスだったようなのだが、生みの親直々の発言だっただけにかなりの余波を招いてしまったようである。あのおじさん、キャラクターや世界観の設定に無頓着すぎる…
上記の一件で「生みの親から公式認定された」という部分だけが知れ渡ってしまったが、結局「マリオ・マリオ」は実写映画限定のパラレル設定に留まっており、
本編における公式設定でのマリオとルイージのファミリーネームは「不明」(加えて言えば、そもそもファミリーネームという概念が作中世界にない可能性も十分存在する)とするのが正しい。
なお、マリオの年齢については宮本茂は「24~25歳程度のイメージ」、『スマブラDX』のフィギュア名鑑では「26歳前後」と記載されており、いずれにしても20代半ばであるようだ。
「あの髭面で20代はありえないだろ」とよく言われるが、髭を外すとマリオは意外と童顔である。
また、上記の『魔界帝国の女神』や『
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』で描写される”兄弟はもともとニューヨークのブルックリン在住”という設定は『マリオブラザーズ』及び『スーパーマリオブラザーズ』の一連の流れに関して宮本茂の中では元からあった裏設定といえるものであり、映画化のライセンス貸出の際に度々使われている。
ヨッシーの本名は「T. ヨシザウルス・ムンチャクッパス」
本名ネタその2。ネット上では「1993年に発売された任天堂キャラクターガイドに記載されている」と言われることが多いが、これは正確ではない。
この名前はゲームライターであるブレイク・J・ハリスが2014年にTwitter上で公開した「ニンテンドー・オブ・アメリカの内部資料」である「ニンテンドーキャラクターガイド」に記載されていたものであり、一般発売された事実はない。
更に、この資料はもちろん英語であるため英字で「T. Yoshisaur Munchakoopas」と記載されており、上述の読み仮名はそれをカタカナ表記に直しただけである。
この資料には他にも「キノピオにはファンガス連邦に家族がいる」「クッパは友達がいなかったので幸せなキノコ王国を襲った」などと言う設定も載っているが、実際の所はただの内部資料に過ぎず、この設定がゲームや関連書籍などで取り入れられた事実は確認されていない。ボツ設定、もしくはスタッフのお遊びと考えるのが妥当であろう。
少なくとも「過去に発売されたキャラクターガイドに載っている」と言う情報については明確にデマ。
ちょっと調べればすぐに真相が出て来るにもかかわらず、「電ファミニコゲーマー」や「雑学.com」、「ダヴィンチweb」と言った大手メディアサイトが取り上げてしまったため、今なお信じてしまっている人も多い。
マリオと縁があるどこぞの老人の漫画でも取り上げられたことがある。
『スーパーマリオRPG』開発時に、スクウェア側スタッフが宮本茂を激怒させた
構想段階で、スクウェア側スタッフの発案で「マリオに武器や盾を持たせる」という発案をしたところ、
マリオの世界観を壊すという理由で宮本が激怒した、という都市伝説があるがガセ。
スクウェア側が初期案として提示したイメージイラストは『マントを着て剣を持ち馬に乗ったマリオ』であったが、
別に宮本は激怒などしておらず、「マリオが武器を持つなら、剣ではなくハンマー」といった進言をした程度。
まあ「マントを着て剣を持ち馬に乗った主人公」ならマリオじゃなくてリンクの役割だろう。
『スーパーマリオRPG』に限らず、コラボという繊細な企画が立つと何かと裏でいざこざが起きたという噂が流れるが、
当たり前だがゲーム会社は同人ではなく企業なので、そんなことでいちいち怒っていたら仕事が成り立たない。
なお、スクウェアが任天堂を激怒させた話は本当だが、それは『FF7』でプレステ本格参戦する際のあれこれのせいである。その後和解まで7年近くの年月を費やしたのだった。
『スーパーマリオRPG』リメイクで登場人物がピースしなくなったのは、海外で侮蔑のニュアンスがあるハンドサインだから
原作ではマリオ達が勝利時などでピースサインをするのだが、2023年のSwitch版ではこれが廃止されており、その際に広まった噂。
結論から言うと、実際に多くの地域で問題になるピースサインは、マリオ達がやっていたものと全く異なる。
該当するのは手の甲を相手に向ける「裏ピースサイン」と呼ばれるものである。こちらは主にイギリス系の地域を中心に「侮辱・軽蔑」のニュアンスがこもった卑猥なものとされている。
写真を撮る場合などに良かれとやってしまう日本人は少なからずいるようで、ネットで検索すると注意喚起を行なっているサイトが多数ヒットする。
実際に「ピース 海外」などで検索すると、海外でタブーとされるハンドサインを紹介するサイトが数多くヒットするのだが、この様子を見て(中身をよく読まずに)早とちりした人間がこのデマを広めてしまったと見られる。
(特に昨今のGoogleは検索時にいい加減な要約が出る場合が多く、検索すると裏ピースサインの要約が表示されたり「なぜ海外ではピースが禁止されているのですか?」などの質問が表示されたりするため、これを見て誤解した可能性もある)
通常のピースがタブーとされる地域もあるにはあるが、有名な地域ではギリシャのみ。
かつて犯罪者に対して「二本指で物を投げつける」という風習があり、そこから侮蔑のニュアンスが広まったという。
ただしギリシャでは今や「いいね!」を表すスラングとしてグローバルに使われているグッドサインもNGとされており、一つの地域だけに配慮するのはあまりにも現実的ではないだろう。
何より上記の噂を広めている書き込みの大半(2024年現在)がギリシャを名指ししておらず、これを理解した上で広めている人間は皆無と見られる。
現在有力となっているのは「マリオの生みの親である宮本茂が過去にやめさせたのでそれに倣った」という説であり、これは「ほぼ日刊イトイ新聞」の過去記事にも裏付けられている。
子供向けコンテンツと見られるのを嫌ったが故の措置らしく、実際に『RPG』原作の数年後に出た『マリオゴルフ64』を最後にマリオは原則としてピースをしていない。
しかもこの措置はあらゆるリメイクに適用されており、『スーパーマリオ64』原作でマリオがパワースター取得時に行なっていたのが『DS』版で削除されたり、『
マリオカート64』の
マリオサーキットに設置されていたピースサインの看板が『
Wii』でのリメイク時に別のアートワークになっていたり、外部作品では『
星のカービィ スーパーデラックス』にて
ストーン能力のレアパターンとして出てくるマリオ像のハンドサインも『USDX』にてグーに変更されていたりと、何も
Switch版『RPG』に限った対処ではない。
例外的に2017年の『
スーパーマリオ オデッセイ』は『64』のファンサービス色を強めたためかパワームーン獲得時のモーションの一つとして解禁されており、倫理的に無理強いされた縛りではないことがこの点からも裏付けられる。
この変更によってボディランゲージでスターピースを表現するシーンも変化したので「そこまでする必要はあったのか?」という別の疑問も生じるが、実はこちらも現在のゲーム事情を考えると仕方がない事である。
というのも多数の言語が追加されたリメイク版において、「スターピース」をそのまま音訳しているのは英語と韓国語だけであり、仮に原作再現しても一部の言語にしか通じないのである。
ローカライズが絡むデバッグの手間を増やした上で専用のモデルを用意するのは現実的ではなく、削除も致し方なしである。
ちなみにクッパの勝利ポーズ(イタリアなどで侮辱のニュアンスが広まっている、腕を十字に組んだガッツポーズ)は原作発売時点で問題となっており、海外版では既に修正されていた。
こちらもリメイクでは海外版と全く異なるポーズとなっており、結果的にSFC版の勝利ポーズを引き継いだのは
ジーノだけである。
クッパがピーチを拐うのは7人の子供の母親代わりになってもらうため
おそらく現在のコクッパ改め
クッパ7人衆の初期設定と、
クッパJr.のデビュー作『
スーパーマリオサンシャイン』が混在しているのだろう。
確かに7人衆は当初の公式設定では明確にクッパの子供達であり、更にクッパは『サンシャイン』の時点ではクッパJr.に対し「ピーチはお前の母親(自分の妻)」と嘘をついていており、
無理矢理つれてきたピーチとJr.と三人で過ごしてる所に現れたマリオに対し、
「家族の団欒を邪魔する無粋者め!」と怒っており、勝手にピーチと結婚したと吹聴した上で彼女をさらってJr.の母親扱いしているのは間違いなく、これらの設定をまとめて受け取るなら「クッパは7人衆やJr.といった自分の子供達にピーチは自分の妻であると嘘をついた上でピーチを奥さんとしてさらっている」ということになる。
実際の所、クッパJr.の母親にするためにさらったという事自体は本当だが、Jr.の登場と同時期に7人衆のクッパの実子設定は公式でほぼオミットされているため、「7人の子供の母親にするためにさらった」という事例は一度もない。
更に言えば上述のように最初期は
当時の設定では魔法使いだったクッパがキノコ王国の住人をブロックとかに変え、その呪いを解けるピーチを無力化するためにさらっていた。
それ以外でもマリオと戦うためのキッカケに過ぎなかったり、ケーキを作ってもらう為だったり、
そもそもさらう理由すら明かされないことも多かったりと、これと言った明確な目的は設定されていなかったりする。
ちなみに魔法使い設定は側近の
カメック登場辺りからほぼないものになりつつあり、『スーパーマリオRPG』でも魔法関連のステータスは低い。
2020年現在確認できるもので、最後にクッパが魔法を使ったのは『
スーパーマリオギャラクシー2』である。
クッパ7人衆のデビュー作『
スーパーマリオブラザーズ3』では既に魔法などの設定はなく、クッパ支配下の各地を回るマリオに助言やアイテムを送って援助するピーチを攫うと同時にマリオを自分の城に呼び寄せる
人質にするのが目的。
但し、クッパのデビューと同年の1985年の漫画作品『
3人のマリオ』はじめ派生作品では初期から恋愛絡みの描写も多く、
ゲーム作品でクッパがピーチに恋愛感情を抱いていると匂わせる初期の描写は1996年の『スーパーマリオRPG』と、かなり早い段階で散見されており、それ以降の作品でも「ピーチちゃん」と馴れ馴れしく接することが多い。
なお、『サンシャイン』のような嘘とは別に、クッパがピーチを正式に自分の花嫁にするために拐ったのは、2017年発売の『スーパーマリオ オデッセイ』が初である。
また、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』も求婚目的。
海外版の『マリオパーティDS』で恐ろしい割れ対策をしている。
具体的には、「ミニゲーム中にフリーズして、マリオ達が監に入れられた警告画像が出る」「アイテムショップのチョロプーに「犯罪者に売るものは何もない」と言われて、プレイヤーが操作不能のミニゲームに突入、その後に先ほどと同じ警告画面が出る」「クッパに「このパーティにお前のような犯罪者に居場所はない」と言われて警告画面に移る」「パーティゲーム中にCOMがいなくなり「みんないなくなっちゃった。犯罪者とはパーティしたくないって」というシステムメッセージの後に、警告画面に移る」といったものであり、これらの動画が公開されている。
結論からいうとガセであり、動画公開者がガセと明記している。
これらは「Anti Piracy Screen」と呼ばれる、海外のネット民達によって創作されたコピープロテクトを模したインターネットミーム。
ホラー演出を際立たせる為にマリオに限らず『カービィ』、『どうぶつの森』といったほのぼの可愛らしいゲームを題材にしている。
ちなみにジョークサイト『虚構新聞』ではこのネタをそのまま『
ラブプラス』に置き換えたような記事を発表しており、恐らくはこれが元ネタと推察される。
どんなゲームにも
没データというものは存在している。
『スーパーマリオ64』も例外ではないのだが、その中に開発者もなぜ入っているのかわからない没データがある。
その没データの中身は2時間20分にも及ぶ音声ファイルだった。
一見すると無音だが、よく聞くとお経の様な声が聞こえ、更に「さちこ」という名前を呼ぶ声も入っていた、という都市伝説。
ネット上にはソフトの没データを収集しているサイトがあるのだが、そのサイトでも『マリオ64』の没データの中にその様な音声ファイルの存在は確認できず、おそらくガセだろうと思われる。
そもそも『マリオ64』のROMカセットの容量は64Mbit=8MB。これにもちろんゲームの各種データも入っているのだから、
140分もの音声ファイルが入るはずがない。
なんと
関係者が関わる企画まで含めて
長らく事実と扱われてきたネタ。
ただし、厳密に言うと正式名称ではない事はファン界隈ではそれなりに知られていたのでそもそもタイトルが付いていないので作曲者のDavid Wise氏含めて便宜上そう呼んでいたのが広まり過ぎて勘違いする人が増えたというのが正しい。
このBGMは何故かサントラに収録されなかったため、公式タイトルが長らく不明なままであったのでインターネット黎明期に個人サイトの運営者が便宜的に「Mining Melancholy」というタイトルを付け、それがファン界隈でこのBGMを指す呼び方として定着していたのだが、これがYouTubeのBGM動画のタイトルに使われてしまったことで正式名称だと勘違いする人が増え、誤解が拡散されてしまったのである。
その浸透ぶりといえば、作曲者が参加したアレンジ集のCDや、NHKのゲーム音楽特番ですら採用されてしまったほど。
2024年11月にNintendo Musicで配信された際には勿論この名称ではなく、新たに「Kannon's Klanking」と命名されたため、その時にこの事実を知ったファンも少なくない。
(但しこのアプリでは、かの「
とげとげタルめいろ」についても有名な正式名称「Stickerbush Symphony」が採用されていない)
ドンキーコング(二代目)は悪役だった先代とは違ってお人好しな優しいキャラクター
ドンキーコングというキャラクターを説明する際にネット上で度々使われている表現であり、Wikipedia等でも用いられているが、実はこれ、ちゃんとした設定としてはかなり怪しく、出所不明である。
公式サイト等で「頼れるリーダー」「力自慢」といった簡素な説明がある程度で「お人好しで優しい」という具体的な性格設定が記されている部分はほとんど見られない。
では作中で描かれている範囲でわかる性格はというと、まず記念すべきデビュー作である『
スーパードンキーコング』の時点で、OPムービーの時点でレコーダーで音楽を聴いていた
クランキーコングを叩きのめしてはしゃいでいたり、EDでは先に手を出したのがあちらだったとはいえ
ディディーコングとガッツリ喧嘩をしていたり、
更に説明書の解説によると本作の事件自体ドンキーがディディーにバナナ小屋の見張りを押し付けたせいで起きており、その事についてクランキーに叱られていても
「じいさんの説教に付き合ってる暇はない。ディディーはつかまり、オレのバナナは盗まれたんだ。クレムリンのやつら、ギッタンギッタンのメチャクチャにしてやる」とお世辞にも気が優しいキャラクターとは思えないセリフを吐いていたりと、
どう見ても乱暴者なキャラクターとして描かれている。
まぁ、最初期の設定が一貫しないこと自体任天堂キャラクターには珍しくないし、『
ドンキーコング64』では助けを求めるクランジーの訴えを快く引き受ける場面があったり、『
マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』では攫ったポリーンを丁重に扱っていたりと、作品によってはお人好しな場面も描かれてはいるのだが、
他の作品はというと、ドンキーコンガシリーズにおいては
道端で見つけたタルコンガをいきなり壊そうとしたり、ディディーの演奏を下手くそ呼ばわりして喧嘩になったり、前述のマリオvs.ドンキーコングシリーズにおいても
イベントに参加できなかった腹いせにイベントスタッフのポリーンを攫ったり、新商品のミニポリーンが買えなかったから腹いせでポリーンを攫ったり、『
ドンキーコングリターンズ』においては
初めて出会ったティキ族の不審な行動を見てとりあえずボコボコにしたりと、具体的な性格設定は薄いにせよ
短気で乱暴なキャラクターとして描かれている場面の方が多かったりする。
一応、
アニメ版では気は優しくて力持ちを地で行くキャラクターとして描かれていたものの、『
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では「短気で喧嘩っ早いが根は善良」というようなゲーム版の描写を統合したような性格で描かれている。
名前と苗字が同一の方、追記修正をお願いします。
- マリオのピースは実はGCのマリオゴルフファミリーツアーで披露したのが最後。でもなんでこんなに間が空いてるのかは不明 -- 名無しさん (2025-04-04 21:28:43)
- ヨッシーの本名云々そういうことだったのか…お遊びにしてもなんでそんなシュールな設定を作ったんだろう… -- 名無しさん (2025-04-05 23:27:32)
最終更新:2025年05月26日 15:37