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マリオカートDS - (2018/07/18 (水) 13:34:01) の1つ前との変更点

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*マリオカートDS 【まりおかーとでぃーえす】 |ジャンル|アクションレースゲーム|CENTER:&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51WFKX9NM8L.jpg,height=200)&image(https://img-eshop.cdn.nintendo.net/i/f6253ed67202e3ff7e5661a8c64a9f7347167115732bc39a1a806db45a2a1dd0.jpg,height=160)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売・開発元|任天堂|~| |発売日|2005年12月8日|~| |定価|4,571円(税別)|~| |プレイ人数|【DS】ローカル:1~8人/Wi-Fi:2~4人&br;【WiiU】1人|~| |セーブデータ|1個|~| |レーティング|CERO:全年齢(全年齢対象)|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【WiiU】2016年5月25日/950円(税8%込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|ミニターボゲー、「直ドリ」でバランス崩壊&br;実験的ながらWi-Fiランダム対戦を導入&br()バトルモードが1人でも遊べるように&br;売上本数はシリーズ1位|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>マリオシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 様々なアイテムを駆使して1位を目指す定番レースゲーム『[[マリオカートシリーズ>マリオシリーズ#id_0bdf0dc3]]』の第5作目。~ 携帯ゲーム機用としてリリースされる『マリオカート』としてはGBA版に次ぐ第2作目に当たる。 ニンテンドーDSの比較的初期に発売されたソフトであるが、Wi-Fiコネクションを通じたランダム対戦に対応しているのが話題となり、初のネット対戦できる『マリオカート』となった。~ ただし、&color(red){2014年5月20日に任天堂がWi-Fiコネクションサービスを終了したため、現在ではオンライン対戦は不可能}になっている。 ---- **特徴・評価点 -豊富な登場キャラと搭乗可能マシン --初期こそ選択できるキャラ・マシンに制限があるが、グランプリモードを進めていくことで最終的に12人・36台が登場する。 ---本作ではシリーズ準レギュラーのノコノコを差し置き、なんとカロンが参戦。異色のチョイスだが、『[[マリオパーティ7]]』で知名度を上げていたこともあって概ね好意的に受け入れられている。 ---さらにもう一人の新規キャラはなんと''ファミコンロボ・HVC-012''。非常にサプライズの大きな人選だった。後に『[[大乱闘スマッシュブラザーズX]]』のプレイアブルキャラとして参戦することとなる。 -多種多彩な全32コース --新規16コースの「ニトログランプリ」と、旧作から16コースを抜粋した「レトログランプリ」に分かれている。GBA版の40コース(新規20+SFC版20)には一歩及ばないものの、十分なボリューム。 ---もちろん恒例のミラー(左右反転)コースも「ニトロ」「レトロ」の全32コースで遊べる。 -グラフィック --携帯機ながら常時60fpsでスムーズな描画がなされている。発売前も「60fps」が売り文句の一つになっていた。 ---ただしキャラは3Dだが、こうらやバナナなどのアイテムは2D表示。また後述のWi-Fi対戦時は30fpsに表示レベルが落とされている。 -ローカルプレイが充実 --従来のグランプリやタイムアタックの他、「ミッションランモード」が新たに追加された。 ---特定のレースコースやバトルフィールドを使用して「番号の順番通り○つのゲートをくぐりぬけろ」「○枚のコインを全部集めろ」等の様々なクリア条件を満たせるように試行錯誤しながら走行する。また、グランプリと同様に評価システムを導入している。 --タイムアタックモードでは、下画面のマップに自分とゴーストのライン取りやドリフト、キノコの使用タイミングなどが表示され、研究のし甲斐がある仕様になった。 --バトルゲームは今作からシリーズで初めてCPUを交えた1人でのプレイが可能になった。 ---内容も従来の「ふうせんバトル」に新ルール「あつめてシャイン」を加えた2種類を収録している。 --GBA版から可能になった1人でCPU相手に好みのコースをレースできるモード「VS」も搭載。 ---今作では「周回数」の設定は不可能になったものの、GBAより細かな設定をして遊べるようになっている。 --「VS」「バトルゲーム」は2チームに分かれて遊ぶ事が可能。 --シリーズ初となる最大8人同時プレイが可能になった。 -Wi-Fiランダム対戦が可能 --マリオカートシリーズ初となるオンライン対戦が可能。フレンドコードを交換した相手だけではなく、ランダムマッチも可能で、戦績も保存される。 --初期作品ゆえに問題点も少なくない(後述)が、DSのWi-Fiコネクション対応ソフトとしては『[[おいでよ どうぶつの森]]』に次ぐ2作目とかなり初期ながら、意欲的な仕様としてユーザーから歓迎された。 -サンダーの仕様変更 --今作からサンダーの仕様が変更。従来の全員同時に戻る仕様から、下位のプレイヤーほど戻るのが早い仕様になった。 -マイエンブレム作成機能 --マシンの特定部位やWi-Fiマッチング時に戦績と共に表示されたりする、自分だけの「32×32で作られるドット絵」である。 ---予め用意されている「15色+透明色」でドット絵を自由に作成でき、色数は少ないが工夫次第で手の込んだものも作成可能。また、これらの「職人」も存在する。 ---- **賛否両論点 ***ゲームバランス -''ミニターボの強力さと「直線ドリフト」'' --後述の仕様も含め、本作ではミニターボの効果が高く、グリップタイプのマシンでミニターボを連続して出すと、ドリフトタイプのマシンはそれだけで追いつけなくなるほど差がつけられてしまう。 ---本作のミニターボの仕様は『[[スーパーマリオカート]]』や『[[マリオカートアドバンス]]』の一定時間ドリフトし続けると解除時にターボできるというものと異なり、『[[マリオカート64]]』や『[[マリオカート ダブルダッシュ!!]]』と同じくドリフト中に十字ボタンを左右に操作することで火花の色が変わり、ドリフトを解除するとターボする手動タイプなので、素早く操作することで、''カーブ以外の直線でも、ドリフト→即ミニターボを繰り返し、蛇行しながらほぼ常にミニターボで走り続ける''というプレイが可能になってしまう。 --このテクニックは''直線ドリフト(直ドリ)''と呼ばれ、賛否を呼んだ。 ---否定的意見としては、まず前述の通り性能が高いグリップタイプのマシン特有のテクニックであり、マシン格差がさらについてしまうという点が挙げられる。前述のドリフトタイプのマシンでは、ドリフト時に曲がりすぎてコースアウトしてしまうため、直ドリはやりにくく、ミニターボの持続時間も短いためあまり恩恵を受けられない。 ---特にWi-Fi対戦では''直ドリしないと勝負にならない''というような状況もしばしば起こったため、マシンやプレイスタイルが半ば強制されてしまう点が問題になった。 ---また直線をクネクネ蛇行しながら進むほうが速くなるというバランスに対する現実的な違和感や美しくなさ、ライン取りや他のプレイヤーとの干渉などのレースゲームとしての面白さを消してしまっているという批判もある。直ドリ中は常に十字ボタンを激しく動かす必要があるので、単調な作業を強いられるだけだと嫌うプレイヤーも。さらに、このような激しい操作をするプレイを続けると、DS本体の十字ボタンやRボタンを傷めやすい。 --もっとも直ドリ中もライン取りなどを気にする必要はあり、ミニターボを素早く出すテクニックや判断などの戦略性は存在するため、一概に問題ばかりとは言えない。 ---ちなみに通称「''PRB''」と呼ばれる、特定マシンを使い、完璧なタイミングで出したロケットスタートやダッシュ板での加速からミニターボをタイミングよく断続的に繋ぐことで、入力ミスするまでダートさえも無視できるほどの驚異的な速度で走行可能なバグがある。タイムアタックで圧倒的な好記録を出すことができるが、これも直ドリの派生テクニックなので同じく賛否両論。 -マップが便利すぎる --下画面はマップになっているが、飛んできたアイテムや敵の所持しているアイテムが丸わかりなため「トゲゾーこうらが来るのでブレーキして一位を譲る」「サンダーが来るので落とす前にアイテムを使う」などが容易に可能。 ---また、「にせアイテムボックス」や見えづらく置かれた「バナナ」もマップ画面だと判別が容易。 --これにより、新アイテムの「ゲッソー」が対人戦ではほぼ死にアイテムに。 ---相手の画面に黒い墨を吐いて視覚的に妨害すると言えば聞こえがいいが、下画面に表示されるマップは一切汚れないためそれを見ればいい話である。一方で、CPUの場合はこれを食らうとバトルモード以外では強さを問わず蛇行運転してスピードが落ちるので、CPUが相手の場合には普通に有用なアイテムとなっている。 ***その他 -ミッションランは評価システムを導入しているものの、☆3つをコンプリートしても特典は何もない。 --逆にいえば、グランプリと勝手が違うため苦手でどう頑張っても高評価でクリアができないというプレイヤーにとっては優しい仕様であるといえるが。 --ただし、ミッションの隠しレベルを出すためには全ミッションを一定ランク以上でクリアする必要がある。 -ダウンロードプレイの制限 --グランプリ及びVSモードで1カートリッジでダウンロードプレイする際は、キノコカップとこうらカップの''8コースしか選べない''。 --またカードを持っていないプレイヤーは全員キャラがヘイホー(このモード専用キャラ)+スタンダードカートに固定となる。しかしカードを持っているプレイヤーはキャラもカートも自由選択なので格差が生じることになる。 ---また、ヘイホーのみになるという点から、「あれ、お前何色だっけ?」といったことが頻繁に起こりやすい。 --さらに、バトルモードでは''コースすら選べなくなる''上、''たったの3コースしか遊べない''。しかもそのどれもが狭小コースである。 --容量的に仕方ない部分ではあるが、フルで対戦するためにその場に集まったプレイヤー全員がこのソフトを持っていなければならないというのはハードルが高い。 --とはいえ体験版のような側面もあるので、ソフト1本でそれなりに遊べるだけでも評価できる。 -ヘイホーがダウンロードプレイでしか使用できない。 --今作にはヘイホーがプレイヤーキャラとして登場するが、ダウンロードプレイでしか使用できないうえに子機側(カードを持っていないプレイヤー)のみしか使用できない。 --また、当然ながら各プレイヤーごとに違う色のヘイホーが用意されるので全てを見るためには8人でダウンロードプレイをする必要がある。 ---ただしキャラ性能的には扱いやすいヨッシーと完全に同一のため特に問題ないというプレイヤーも多い。 ---- **問題点 -''マシン性能間の大きな格差'' --今作は大まかに「グリップタイプ」「バランスタイプ」「ドリフトタイプ」の3タイプに分かれているのだが、「''加速性能''」が非常に重要視されており、「''ダート踏破性能''」も兼ねているため、「グリップタイプ」のマシンが有利すぎる。おまけに加速性能に加え最高速も兼ね備えたチート性能なマシンも存在する。 ---今作ではミニターボの効果時間の長さがグリップタイプ>バランスタイプ>ドリフトタイプとなっている。さらにカロンやヨッシーのような軽量型キャラのマシンであるほど効果時間が長くなる。これにより、加速性能の高いマシンは総じて''ミニターボ効果持続時間が長い''&''ダートで速度が落ちにくい''&''攻撃されてもすぐ速度が回復する''と非常に有利。 ---中でもエッグ・ワンとカロン・カノンは性能が優秀でありWi-Fi対戦でも多く使われていた。 ---逆にドリフト性能の高いマシンは軽量系ですらバランスタイプの重量系カートよりもミニターボの効果が低い上、ドリフト時に無駄に内側に曲がる&ハンドル力が低いためミニターボ後の軌道修正がしづらいなど扱いづらい性能になっている。一応、キラーシップの螺旋コーナーなど例外はあるが、ドリフト性能が高いマシンは「コーナーの内側に入りすぎて逆に曲がりにくい」という本末転倒な事がザラ。 //カロンやドリフト性能の低さ=ミニターボ時間は間違い。実際はどのキャラのマシンかで個別。軽量級のマシン(とロボ)は長めな傾向はあるけど。 ---加速性能の高いマシンは上記のテクニックを使用すると常にミニターボの速度で走れてしまう。マシンによってはダートを走ってラインを縮めるほうが速いこともあり、その他のマシンで同じような操作をおこなうと半周以上程度の差がつく。 --同じキャラ用の別のマシンと比べて「アイテム」「おもさ」が高くそれ以外の基本的な性能は低い。 ---肝心の「アイテム」性能は強力な効果のスペシャルアイテムの出やすさに影響するが一位だとスペシャルアイテムが「トリプルバナナ」のみと、あまり恩恵を受けにくい。 ---一応タイムアタックモードではキノコ使用回数の多さに関わっており、キノコを使うショートカットが毎周できるようになるのだが、一部マシンのミニターボ(上記参照)が優秀すぎてプレイヤーの腕があればキノコを使わずに代用できてしまう。基本性能も低いのでタイムアタックでは完全に性能差を覆せなくなっている。 ---「おもさ」は他のマシンと接触した時の衝撃に影響するが悪路での減速が大きくなる。これ自体は軽いキャラを載せるメリットも生む調整だがタイムアタックモードでは敵マシンがいないので&bold(){死にステータスどころか低いほうが良い}。 --さらに、本作では初期状態ではキャラ毎に選べるマシンが違うという制約があるのだが、最終的にはすべてのマシンとキャラの組み合わせを選べるようになる。 ---これにより性能の低いマシンをあえて使う必要性がなくなってしまい、さらに格差が広がってしまっている。 -COMの仕様 --やはり過去作と同じく、「かそく」と「おもさ」以外の全性能がプレイヤーが乗った場合と異なり、特にライバルキャラはプレイヤー(人間)との差を調整するためにインチキな速度で走る。 //---次回作『[[Wii>マリオカートWii]]』ではAIまでもが強化されており、理不尽さが増している。 //↑気になって詳しく調べてみたけど、『Wii』も『7』もプレイヤーの速さに応じて独自の補正がかかる仕様(『7』の場合プレイヤーがスピードの高いマシンに乗るとCPUは「スピード」も「加速」も「ハンドリング」も高いチート性能になる)らしいから全然改善されていないうえにAIまで賢くなって悪化してるっぽい。 --''なぜか本作のみ、上位はCOMの方が順位に対して良いアイテムが出る仕様がある。'' ---本作はプレイヤーが1位だとミドリこうらとバナナなどの設置アイテムだけでアカこうらやキノコすら出ない。にも関わらず、COMは1位でもアカこうらやキノコを手に入れる。 ---「トゲゾーこうら」の入手範囲もプレイヤーより広い。1レースに一回あるかないかのレベルではなく、長いコースだと2・3回飛んでくるのもザラ。グランプリで高評価を狙って1位をキープしてるとイライラするだろう。ただし、高評価を取る基準に1レース中に「トゲゾーこうら」をCPUに投げられたかどうかも入っているので、一応デメリットのみというわけではない。 --1人プレイのふうせんバトルにおいて、ルールを「チームを組まないバトルロイヤル」且つCPUを「つよい」に設定すると、''CPUは他のCPUには一切の自発的な攻撃を仕掛けることはなくプレイヤーを集団でリンチしてくるようになる''。 ---特にアカこうらの追尾を回避する壁や高低差がない「サザンリーフ」のコースでは袋叩きにされてしまいやすい。 -特定コースのある地点でスピンターンするとフリーズするバグがある。 --その部分は普通に走るだけで通り過ぎる事ができる場所のため、意図的にやらない限りはまず起こりえないが、&color(red){''Wi-Fi対戦だろうと対戦相手までも全員フリーズする大迷惑なバグ''}。 //おそらくルイージマンションの階段のことと思われるが、これはWi-Fiに全く関係ないバグであるのになぜかWi-Fi関連の問題点の記述部分に含まれていたためこちらに移動 -制限の多いWi-Fi対戦 --Wi-Fi対戦は最大で4人までしか同時に遊べず、選択できるコースも全体の半分強、グラフィックも30fpsに落ちてしまう。さらにバトルモードはWi-Fi対戦非対応。 ---いずれも容量やマシンパワーの問題。 --一部アイテムが出ない上に、''アイテムをマシン後部に装備できない''。 ---アイテムをぶら下げてアカこうらなどをブロックできないため、攻撃アイテムによる逆転要素が強まっている。 --''接触時の「おもさ」の概念が無い''ため、軽量キャラ・マシンがさらに有利になる。 --上記のとおり一部マシンでしか勝負にならないためか、直線ドリフトを連発されてあまりにも距離を離されると戦意を失い、プレイヤーの負けの数が増えるペナルティがあるにも関わらず接続を切断するプレイヤーが頻発した。 ---他にも、まともにレースしようとせず、わざと逆走してアイテム(特にスター)を使い攻撃を繰り返して妨害するようなプレイヤーも見られた。 ---ルールも整備しきれておらず、以降の作品のように1レースごとにレートが変動する形式ではなく、''4レースのポイント制で勝敗数を記録する''形式。実力差があると途中のレースで負けが確定してしまい、諦めたプレイヤーが切断することを助長させていた。最後まで4人全員が残っていることのほうが少ないといっても過言ではないほど。 ---そのためか、チートプレイヤーの数がDSソフトの中でおそらく最多。&color(red){チートでフリーズさせられると最悪、''セーブデータが消える''場合も。} //-出荷ROMの個体差があるのか、通常プレイしているだけでも稀にセーブデータの一部(全部)が破損する場合がある模様。 ---- **総評 マシン性能のバランスの悪さは問題ではあるものの、カジュアルに携帯機でプレイできる『マリオカート』としては決して酷い出来というわけではなく、DSの定番ソフトとしてロングセラーとなった。~ 国内売上は約399万本(2012年時点)で、これは『スーパーマリオカート』を超えるシリーズ歴代1位の本数である。 一部のマシンでミニターボ合戦のスピードレースや特定のマシンでミニターボの使用制限付きで走ったり、特定コースにある、特定アイテムのみしか出現しない特殊アイテムボックスを使った擬似バトルゲームなど、マシン性能差が著しく激しいためにいろいろな遊び方が考案されてきた節がある。~ 一方で目玉のWi-Fiランダム対戦においては、このようなローカルルールは通用しないために「直ドリ」をはじめプレイヤー間で摩擦が起こりやすく、簡略化された仕様も含めて良い対戦環境だったとは言えない。~ ローカル対戦もダウンロードプレイだと制限が多すぎるなど、やや残念な部分もある。 //今作から新たに追加された要素みたいな書き方がされてるけど、実はこれ『64』からあるよ。ついでに言うとGC版とGBA版にもある。(SFC版は大分前にプレイしたっきりなので未確認) #co{ -「スリップストリーム」システム --他プレイヤーの後ろについて走行していると、「スリップストリーム」が発生し、カートの速度が上がる。さらに後ろにつき続けると大きく加速することができる。 --遅れを取っているプレイヤーに有利になる仕様で、戦略性が増した。後のシリーズにも受け継がれている。 }
*マリオカートDS 【まりおかーとでぃーえす】 |ジャンル|アクションレースゲーム|CENTER:&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51WFKX9NM8L.jpg,height=200)&image(https://img-eshop.cdn.nintendo.net/i/f6253ed67202e3ff7e5661a8c64a9f7347167115732bc39a1a806db45a2a1dd0.jpg,height=160)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売・開発元|任天堂|~| |発売日|2005年12月8日|~| |定価|4,571円(税別)|~| |プレイ人数|【DS】ローカル:1~8人/Wi-Fi:2~4人&br;【WiiU】1人|~| |セーブデータ|1個|~| |レーティング|CERO:全年齢(全年齢対象)|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【WiiU】2016年5月25日/950円(税8%込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|ミニターボゲー、「直ドリ」でバランス崩壊&br;実験的ながらWi-Fiランダム対戦を導入&br()バトルモードが1人でも遊べるように&br;売上本数はシリーズ1位|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>マリオシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 様々なアイテムを駆使して1位を目指す定番レースゲーム『[[マリオカートシリーズ>マリオシリーズ#id_0bdf0dc3]]』の第5作目。~ 携帯ゲーム機用としてリリースされる『マリオカート』としてはGBA版に次ぐ第2作目に当たる。 ニンテンドーDSの比較的初期に発売されたソフトであるが、Wi-Fiコネクションを通じたランダム対戦に対応しているのが話題となり、初のネット対戦できる『マリオカート』となった。~ ただし、&color(red){2014年5月20日に任天堂がWi-Fiコネクションサービスを終了したため、現在ではオンライン対戦は不可能}になっている。 ---- **特徴・評価点 -豊富な登場キャラと搭乗可能マシン --初期こそ選択できるキャラ・マシンに制限があるが、グランプリモードを進めていくことで最終的に12人・36台が登場する。 ---本作ではシリーズ準レギュラーのノコノコを差し置き、なんとカロンが参戦。異色のチョイスだが、『[[マリオパーティ7]]』で知名度を上げていたこともあって概ね好意的に受け入れられている。 ---さらにもう一人の新規キャラはなんと''ファミコンロボ・HVC-012''。非常にサプライズの大きな人選だった。後に『[[大乱闘スマッシュブラザーズX]]』のプレイアブルキャラとして参戦することとなる。 -多種多彩な全32コース --新規16コースの「ニトログランプリ」と、旧作から16コースを抜粋した「レトログランプリ」に分かれている。GBA版の40コース(新規20+SFC版20)には一歩及ばないものの、十分なボリューム。 ---もちろん恒例のミラー(左右反転)コースも「ニトロ」「レトロ」の全32コースで遊べる。 -グラフィック --携帯機ながら常時60fpsでスムーズな描画がなされている。発売前も「60fps」が売り文句の一つになっていた。 ---ただしキャラは3Dだが、こうらやバナナなどのアイテムは2D表示。また後述のWi-Fi対戦時は30fpsに表示レベルが落とされている。 -ローカルプレイが充実 --従来のグランプリやタイムアタックの他、「ミッションランモード」が新たに追加された。 ---特定のレースコースやバトルフィールドを使用して「番号の順番通り○つのゲートをくぐりぬけろ」「○枚のコインを全部集めろ」等の様々なクリア条件を満たせるように試行錯誤しながら走行する。また、グランプリと同様に評価システムを導入している。 --タイムアタックモードでは、下画面のマップに自分とゴーストのライン取りやドリフト、キノコの使用タイミングなどが表示され、研究のし甲斐がある仕様になった。 --バトルゲームは今作からシリーズで初めてCPUを交えた1人でのプレイが可能になった。 ---内容も従来の「ふうせんバトル」に新ルール「あつめてシャイン」を加えた2種類を収録している。 --GBA版から可能になった1人でCPU相手に好みのコースをレースできるモード「VS」も搭載。 ---今作では「周回数」の設定は不可能になったものの、GBAより細かな設定をして遊べるようになっている。 --「VS」「バトルゲーム」は2チームに分かれて遊ぶ事が可能。 --シリーズ初となる最大8人同時プレイが可能になった。 -Wi-Fiランダム対戦が可能 --マリオカートシリーズ初となるオンライン対戦が可能。フレンドコードを交換した相手だけではなく、ランダムマッチも可能で、戦績も保存される。 --初期作品ゆえに問題点も少なくない(後述)が、DSのWi-Fiコネクション対応ソフトとしては『[[おいでよ どうぶつの森]]』に次ぐ2作目とかなり初期ながら、意欲的な仕様としてユーザーから歓迎された。 -サンダーの仕様変更 --今作からサンダーの仕様が変更。従来の全員同時に戻る仕様から、下位のプレイヤーほど戻るのが早い仕様になった。 -マイエンブレム作成機能 --マシンの特定部位やWi-Fiマッチング時に戦績と共に表示されたりする、自分だけの「32×32で作られるドット絵」である。 ---予め用意されている「15色+透明色」でドット絵を自由に作成でき、色数は少ないが工夫次第で手の込んだものも作成可能。また、これらの「職人」も存在する。 ---- **賛否両論点 ***ゲームバランス -''ミニターボの強力さと「直線ドリフト」'' --後述の仕様も含め、本作ではミニターボの効果が高く、グリップタイプのマシンでミニターボを連続して出すと、ドリフトタイプのマシンはそれだけで追いつけなくなるほど差がつけられてしまう。 ---本作のミニターボの仕様は『[[スーパーマリオカート]]』や『[[マリオカートアドバンス]]』の一定時間ドリフトし続けると解除時にターボできるというものと異なり、『[[マリオカート64]]』や『[[マリオカート ダブルダッシュ!!]]』と同じくドリフト中に十字ボタンを左右に操作することで火花の色が変わり、ドリフトを解除するとターボする手動タイプなので、素早く操作することで、''カーブ以外の直線でも、ドリフト→即ミニターボを繰り返し、蛇行しながらほぼ常にミニターボで走り続ける''というプレイが可能になってしまう。 --このテクニックは''直線ドリフト(直ドリ)''と呼ばれ、賛否を呼んだ。 ---否定的意見としては、まず前述の通り性能が高いグリップタイプのマシン特有のテクニックであり、マシン格差がさらについてしまうという点が挙げられる。前述のドリフトタイプのマシンでは、ドリフト時に曲がりすぎてコースアウトしてしまうため、直ドリはやりにくく、ミニターボの持続時間も短いためあまり恩恵を受けられない。 ---特にWi-Fi対戦では''直ドリしないと勝負にならない''というような状況もしばしば起こったため、マシンやプレイスタイルが半ば強制されてしまう点が問題になった。 ---また直線をクネクネ蛇行しながら進むほうが速くなるというバランスに対する現実的な違和感や美しくなさ、ライン取りや他のプレイヤーとの干渉などのレースゲームとしての面白さを消してしまっているという批判もある。直ドリ中は常に十字ボタンを激しく動かす必要があるので、単調な作業を強いられるだけだと嫌うプレイヤーも。さらに、このような激しい操作をするプレイを続けると、DS本体の十字ボタンやRボタンを傷めやすい。 --もっとも直ドリ中もライン取りなどを気にする必要はあり、ミニターボを素早く出すテクニックや判断などの戦略性は存在するため、一概に問題ばかりとは言えない。 ---ちなみに通称「''PRB''」と呼ばれる、特定マシンを使い、完璧なタイミングで出したロケットスタートやダッシュ板での加速からミニターボをタイミングよく断続的に繋ぐことで、入力ミスするまでダートさえも無視できるほどの驚異的な速度で走行可能なバグがある。タイムアタックで圧倒的な好記録を出すことができるが、これも直ドリの派生テクニックなので同じく賛否両論。 -マップが便利すぎる --下画面はマップになっているが、飛んできたアイテムや敵の所持しているアイテムが丸わかりなため「トゲゾーこうらが来るのでブレーキして一位を譲る」「サンダーが来るので落とす前にアイテムを使う」などが容易に可能。 ---また、「にせアイテムボックス」や見えづらく置かれた「バナナ」もマップ画面だと判別が容易。 --これにより、新アイテムの「ゲッソー」が対人戦ではほぼ死にアイテムに。 ---相手の画面に黒い墨を吐いて視覚的に妨害すると言えば聞こえがいいが、下画面に表示されるマップは一切汚れないためそれを見ればいい話である。一方で、CPUの場合はこれを食らうとバトルモード以外では強さを問わず蛇行運転してスピードが落ちるので、CPUが相手の場合には普通に有用なアイテムとなっている。 ***その他 -ミッションランは評価システムを導入しているものの、☆3つをコンプリートしても特典は何もない。 --逆にいえば、グランプリと勝手が違うため苦手でどう頑張っても高評価でクリアができないというプレイヤーにとっては優しい仕様であるといえるが。 --ただし、ミッションの隠しレベルを出すためには全ミッションを☆1つ以上でクリアする必要がある。 -ダウンロードプレイの制限 --グランプリ及びVSモードで1カートリッジでダウンロードプレイする際は、キノコカップとこうらカップの''8コースしか選べない''。 --またカードを持っていないプレイヤーは全員キャラがヘイホー(このモード専用キャラ)+スタンダードカートに固定となる。しかしカードを持っているプレイヤーはキャラもカートも自由選択なので格差が生じることになる。 ---また、ヘイホーのみになるという点から、「あれ、お前何色だっけ?」といったことが頻繁に起こりやすい。 --さらに、バトルモードでは''コースすら選べなくなる''上、''たったの3コースしか遊べない''。しかもそのどれもが狭小コースである。 --容量的に仕方ない部分ではあるが、フルで対戦するためにその場に集まったプレイヤー全員がこのソフトを持っていなければならないというのはハードルが高い。 --とはいえ体験版のような側面もあるので、ソフト1本でそれなりに遊べるだけでも評価できる。 -ヘイホーがダウンロードプレイでしか使用できない。 --今作にはヘイホーがプレイヤーキャラとして登場するが、ダウンロードプレイでしか使用できないうえに子機側(カードを持っていないプレイヤー)のみしか使用できない。 --また、当然ながら各プレイヤーごとに違う色のヘイホーが用意されるので全てを見るためには8人でダウンロードプレイをする必要がある。 ---ただしキャラ性能的には扱いやすいヨッシーと完全に同一のため特に問題ないというプレイヤーも多い。 ---- **問題点 -''マシン性能間の大きな格差'' --今作は大まかに「グリップタイプ」「バランスタイプ」「ドリフトタイプ」の3タイプに分かれているのだが、「''加速性能''」が非常に重要視されており、「''ダート踏破性能''」も兼ねているため、「グリップタイプ」のマシンが有利すぎる。おまけに、そこそこの加速性能に加え最高速も兼ね備えたマシンも存在する。 ---今作ではミニターボの効果時間の長さがグリップタイプ>バランスタイプ>ドリフトタイプとなっている。さらにカロンやヨッシーのような軽量型キャラのマシンであるほど効果時間が長くなる。これにより、加速性能の高いマシンは総じて''ミニターボ効果持続時間が長い''&''ダートで速度が落ちにくい''&''攻撃されてもすぐ速度が回復する''と非常に有利。 ---中でもエッグ・ワンとカロン・カノンは性能が優秀でありWi-Fi対戦でも多く使われていた。 ---逆にドリフト性能の高いマシンは軽量系ですらバランスタイプの重量系カートよりもミニターボの効果が低い上、ドリフト時に無駄に内側に曲がる&ハンドル力が低いためミニターボ後の軌道修正がしづらいなど扱いづらい性能になっている。一応、キラーシップの螺旋コーナーなど例外はあるが、ドリフト性能が高いマシンは「コーナーの内側に入りすぎて逆に曲がりにくい」という本末転倒な事がザラ。 //カロンやドリフト性能の低さ=ミニターボ時間は間違い。実際はどのキャラのマシンかで個別。軽量級のマシン(とロボ)は長めな傾向はあるけど。 ---加速性能の高いマシンは上記のテクニックを使用すると常にミニターボの速度で走れてしまう。マシンによってはダートを走ってラインを縮めるほうが速いこともあり、その他のマシンで同じような操作をおこなうと半周以上程度の差がつく。 --同じキャラ用の別のマシンと比べて「アイテム」「おもさ」が高くそれ以外の基本的な性能は低い。 ---肝心の「アイテム」性能は強力な効果のスペシャルアイテムの出やすさに影響するが一位だとスペシャルアイテムが「トリプルバナナ」のみと、あまり恩恵を受けにくい。 ---一応タイムアタックモードではキノコ使用回数の多さに関わっており、キノコを使うショートカットが毎周できるようになるのだが、一部マシンのミニターボ(上記参照)が優秀すぎてプレイヤーの腕があればキノコを使わずに代用できてしまう。基本性能も低いのでタイムアタックでは完全に性能差を覆せなくなっている。 ---「おもさ」は他のマシンと接触した時の衝撃に影響するが悪路での減速が大きくなる。これ自体は軽いキャラを載せるメリットも生む調整だがタイムアタックモードでは敵マシンがいないので&bold(){死にステータスどころか低いほうが良い}。 --さらに、本作では初期状態ではキャラ毎に選べるマシンが違うという制約があるのだが、最終的にはすべてのマシンとキャラの組み合わせを選べるようになる。 ---これにより性能の低いマシンをあえて使う必要性がなくなってしまい、さらに格差が広がってしまっている。 -COMの仕様 --やはり過去作と同じく、「かそく」と「おもさ」以外の全性能がプレイヤーが乗った場合と異なり、特にライバルキャラはプレイヤー(人間)との差を調整するためにインチキな速度で走る。 //---次回作『[[Wii>マリオカートWii]]』ではAIまでもが強化されており、理不尽さが増している。 //↑気になって詳しく調べてみたけど、『Wii』も『7』もプレイヤーの速さに応じて独自の補正がかかる仕様(『7』の場合プレイヤーがスピードの高いマシンに乗るとCPUは「スピード」も「加速」も「ハンドリング」も高いチート性能になる)らしいから全然改善されていないうえにAIまで賢くなって悪化してるっぽい。 --''なぜか本作のみ、上位はCOMの方が順位に対して良いアイテムが出る仕様がある。'' ---本作はプレイヤーが1位だとミドリこうらとバナナなどの設置アイテムだけでアカこうらやキノコすら出ない。にも関わらず、COMは1位でもアカこうらやキノコを手に入れる。 ---「トゲゾーこうら」の入手範囲もプレイヤーより広い。1レースに一回あるかないかのレベルではなく、長いコースだと2・3回飛んでくるのもザラ。グランプリで高評価を狙って1位をキープしてるとイライラするだろう。ただし、高評価を取る基準に1レース中に「トゲゾーこうら」をCPUに投げられたかどうかも入っているので、一応デメリットのみというわけではない。 --1人プレイのふうせんバトルにおいて、ルールを「チームを組まないバトルロイヤル」且つCPUを「つよい」に設定すると、''CPUは他のCPUには一切の自発的な攻撃を仕掛けることはなくプレイヤーを集団でリンチしてくるようになる''。 ---特にアカこうらの追尾を回避する壁や高低差がない「サザンリーフ」のコースでは袋叩きにされてしまいやすい。 -特定コースのある地点でスピンターンするとフリーズするバグがある。 --その部分は普通に走るだけで通り過ぎる事ができる場所のため、意図的にやらない限りはまず起こりえないが、&color(red){''Wi-Fi対戦だろうと対戦相手までも全員フリーズする大迷惑なバグ''}。 //おそらくルイージマンションの階段のことと思われるが、これはWi-Fiに全く関係ないバグであるのになぜかWi-Fi関連の問題点の記述部分に含まれていたためこちらに移動 -制限の多いWi-Fi対戦 --Wi-Fi対戦は最大で4人までしか同時に遊べず、選択できるコースも全体の半分強、グラフィックも30fpsに落ちてしまう。さらにバトルモードはWi-Fi対戦非対応。 ---いずれも容量やマシンパワーの問題。 --一部アイテムが出ない上に、''アイテムをマシン後部に装備できない''。 ---アイテムをぶら下げてアカこうらなどをブロックできないため、攻撃アイテムによる逆転要素が強まっている。 --''接触時の「おもさ」の概念が無い''ため、軽量キャラ・マシンがさらに有利になる。 --上記のとおり一部マシンでしか勝負にならないためか、直線ドリフトを連発されてあまりにも距離を離されると戦意を失い、プレイヤーの負けの数が増えるペナルティがあるにも関わらず接続を切断するプレイヤーが頻発した。 ---他にも、まともにレースしようとせず、わざと逆走してアイテム(特にスター)を使い攻撃を繰り返して妨害するようなプレイヤーも見られた。 ---ルールも整備しきれておらず、以降の作品のように1レースごとにレートが変動する形式ではなく、''4レースのポイント制で勝敗数を記録する''形式。実力差があると途中のレースで負けが確定してしまい、諦めたプレイヤーが切断することを助長させていた。最後まで4人全員が残っていることのほうが少ないといっても過言ではないほど。 ---そのためか、チートプレイヤーの数がDSソフトの中でおそらく最多。&color(red){チートでフリーズさせられると最悪、''セーブデータが消える''場合も。} //-出荷ROMの個体差があるのか、通常プレイしているだけでも稀にセーブデータの一部(全部)が破損する場合がある模様。 ---- **総評 マシン性能のバランスの悪さは問題ではあるものの、カジュアルに携帯機でプレイできる『マリオカート』としては素晴らしい出来であり、DSの定番ソフトとしてロングセラーとなった。~ 国内売上は約399万本(2012年時点)で、これは『スーパーマリオカート』を超えるシリーズ歴代1位の本数である。 一部のマシンでミニターボ合戦のスピードレースや特定のマシンでミニターボの使用制限付きで走ったり、特定コースにある、特定アイテムのみしか出現しない特殊アイテムボックスを使った擬似バトルゲームなど、マシン性能差が著しく激しいためにいろいろな遊び方が考案されてきた節がある。~ 一方で目玉のWi-Fiランダム対戦においては、このようなローカルルールは通用しないために「直ドリ」をはじめプレイヤー間で摩擦が起こりやすく、簡略化された仕様も含めて良い対戦環境だったとは言えない。~ ローカル対戦もダウンロードプレイだと制限が多すぎるなど、やや残念な部分もある。 //今作から新たに追加された要素みたいな書き方がされてるけど、実はこれ『64』からあるよ。ついでに言うとGC版とGBA版にもある。(SFC版は大分前にプレイしたっきりなので未確認) #co{ -「スリップストリーム」システム --他プレイヤーの後ろについて走行していると、「スリップストリーム」が発生し、カートの速度が上がる。さらに後ろにつき続けると大きく加速することができる。 --遅れを取っているプレイヤーに有利になる仕様で、戦略性が増した。後のシリーズにも受け継がれている。 }

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