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ネビュラスレイ」を以下のとおり復元します。
*ネビュラスレイ
【ねびゅらすれい】
|ジャンル|縦スクロールシューティング|
|対応機種|アーケード|
|販売・開発元|ナムコ|
|稼動開始日|1994年|
|分類|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|
|ポイント|見た目の良さとラジオ番宣に惹かれたプレーヤーを待ち受ける超絶難度|

**概要
-3DCGでレンダリングされた立体的な陰影を持ち、擬似3Dの演出を持つ美しいグラフィックの縦STG。英字表記はNEBULASRAY。
-ショットボタンとボンバーボタンのオーソドックスな操作方法。アイテムはスピードアップ・ショットアップ・追加ボンバーにサブショット。
--ショットは通常ショットが強化されるグロウ(G)と攻撃範囲が広がるウィンド(W)の二種類。
--サブショットは入手すると一定時間、強力なショットが同時に発射される。誘導だったり火力があったりと効果は様々。
-BGMは起伏に富んでおりドラマチック。ステージ毎に色合いが異なり、激しい展開を描いている。

**評価点
-グラフィック、BGMは上述のとおり評価が高い。

**問題点
-このゲームは敵弾の速度が非常に早く、かつ敵の耐久が高いという難点を抱えている。
--敵の弾速はステージ毎に上昇していく。最終的には並のSTG自機と等速の弾を敵が撃って来るようになる。
---このような難点を抱えながら、自機の当り判定は別に小さいわけではないので、弾幕STGによくある敵弾発射に反応してわずかな回避行動をとるだけでは避けきれない。
--更に飛行している敵は撃沈すると、爆煙を上げながら画面下部に落ちていくのだが、敵が弾を発射した瞬間に撃沈すると、敵の残骸に隠れて弾が飛来してくる。
--耐久のある敵はウィンド最大パワーアップで撃破までに大体1秒かかる。
---たかが1秒だが、敵は画面に出現してから1.5秒ほどで上記高速弾を撃ってくる。敵が2体出てきた場合は敵弾を防ぐ方法はない。
---また、上記のように当り判定が小さいわけではないので、右舷の敵を先に殲滅していると左舷の敵が撃った高速弾を避けるのは非常に困難。予め回避行動をとっておく必要がある。
---勿論、画面内に出現したら即撃ってくる敵もいる。
--アイテムの動きがかなりいやらしく、画面下方に降りてこない。初期段階の自機のスピードはかなり遅く、復活時やコンティニュー時にかなりの足枷になってしまう。


**余談
-ラスボスを制限時間内に倒したか倒せなかったかでマルチエンドになるが、制限時間内に倒した場合、2周目第1ステージ、チャレンジングステージに突入する。
--敵弾速度は更に増加。雑魚耐久は変らないが、元から硬いので何の問題も無い。パターンを構築しなければクリア不可能。
--一機やられたら即終了。あくまでもサービスステージなので残機は無い物として扱われる。
---その結果のエンディングがシューティングにありがちな自機消滅エンド。
--&bold(){敵はニュータイプ、自分はオールドタイプ}とは良く言ったものだ。
-稼動開始前後、ナムコ一社提供のラジオ番組「ラジオはアメリカン」の番組中に3代目パーソナリティー・大原のりえによる「ここでお知らせです。ナムコの新作シューティングゲーム『ネビュラスレイ』、全国のアミューズメントスペースで~」という感じでお知らせ(宣伝)が流れた。
--同番組では「CM」ではなく「番組内」でゲームを宣伝する事は珍しい部類に入る。もちろんネビュラスレイのCMも有ったが。

**総評
-グラフィックやBGMにかなり力が入った作品であったが、異様なほどの難易度の高さが客集めの足かせとなってしまった。
-しかも当時は対戦型格闘ゲームの全盛期であったことに加え、ほぼ同時期に[[レイフォース]]という怪物縦STGが登場した事により、瞬く間に市場から姿を消す事になった。
--2年後に登場した『[[ゼビウス3D/G]]』も『[[レイストーム]]』に話題を持っていかれるという、タイトーSTGにまたしても完敗する構図が出来てしまい、結果ナムコのSTGからの撤退を招くこととなる。

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