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ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」を以下のとおり復元します。
「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。~
依頼内容はWikipediaから盗用された箇所の修正(特にゲーム内容の項目の書きなおし)です。~
&color(red){''2018年11月8日までに改善されない場合は削除対応します。''}
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*ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国
【がらくためいさくげきじょう らくがきおうこく】
|ジャンル|ラクガキRPG|&amazon(B00005Y1P9)|
|対応機種|プレイステーション2|~|
|発売元|タイトー|~|
|開発元|タイトー(ガラクタスタジオ)|~|
|発売日|2002年3月20日|~|
|定価|7,140円(税込)|~|
|廉価版|Playstation2 the Best&br;2003年1月16日/3,045円(税込)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
「落書き」をテーマとした異色のRPG作品。

アナログスティックを用いて描いた落書きから3Dに立体化したキャラクターを使って戦うというユニークなシステムが大きな話題となった。

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**ゲーム内容
//Wikipediaから盗用のためコメントアウト
//-コントローラーのアナログスティックを用いてプレイヤーが自由に描いた「落書き」が、3Dポリゴンのキャラクターとなるシステムが特徴的。
//--このシステムは東京大学大学院情報理工学研究科の五十嵐健夫准教授が院生のときにSIGGRAPH'99で発表した論文の基本概念を参考に作成されている。

//-「からだ」「あたま」「あし」「はね」など、パーツごとに絵を描いてキャラクターを作っていく。
//--描いた形状に応じた動きが自動であてがわれ、例えば「あし」をくの字型に描くと、折れ曲がった所が膝になる。
//--「うで」の先端に指を設けるとその指が開閉したりする。また、描き方を工夫することで空中に浮いたり、地中にもぐったりして動くラクガキも作ることができる。

//-原則として、ラクガキの大きさ及び使われている色によってその強さの性質が変化する。
//--なお、初代ではラクガキを描ける人をクロッカーと呼ぶが、本ゲームのユーザー間でもプレイヤーの事をクロッカーと呼ぶことがある。

//-「ペンジェル」で「ラクガキノート」に絵を描くと、3Dで動くキャラクターになる。
//--描いたラクガキは「ラクガキファイト」でバトルすることができる。
//--色の元である「カラー石」の色は複数の種類があり、ラクガキファイト後に一つあるいは複数のカラー石をもらう事ができる。
//--なお、バトルに勝利した場合はさらに多くもらえる。カラー石はお金に換金する事ができ、ラクガキやペンを買う事もできる。
//--ゲームが進行していくと、描けるパーツが増える。

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**評価点
-自分の書いた「ラクガキ」を戦わせるという斬新なシステム
--誰もが一度は思い描く、自分の頭の中のキャラクターを描くことで、それを戦わせることができる。
--適当にパーツを組み合わせるだけでもちゃんと動くが、様々な工夫をすることで色々な動きを作れるので非常に楽しい。
--自分の思い描いたラクガキを描いたり、好きなキャラクターを再現したり、ラクガキファイトに特化したものを描いたり、単純に面白い動きをするものを目指したり、自由度は幅広い。

-シンプルな戦闘
--1体から3体までを選び、「こうげき」「まほう」「バリア」、そして「チャージ」の4種類のワザをターンごとに選んで戦う。
--描いたラクガキの色や形によってパラメーターや得意なワザや繰り出すワザが変化する。
--ルールはいわゆるじゃんけん方式。しかし、『連続で同じワザは選べない』『全てのワザに負けてしまうが次のターンを有利にする「チャージ」』など独自のルールが存在する。また、ラクガキのタイプごとに得意な技が違うため、シンプルながら運よりもロジックや読みが重要なシステムとなっている。

-綺麗な風景、魅力的なストーリー
--温かみのある風景が物語を彩る。
--メインとなるストーリーは、「ラクガキ」と「人間」の関係や、ヒバナとタローのガリレオへの思いなどが描かれており評価も高い。
--ゲーム内アニメーションはスタジオジブリが手掛けている。

-敵として出てくる沢山の魅力あるラクガキ達。
--3000体以上のラクガキが収録[[(公式ソース)>http://www.garakuta-studio.com/rakugaki1/rival_croquer/index.html]]されていて、様々なデザインとそれらの生み出す動きを眺めるのも楽しい。
---スタッフ以外に、一般の人からプロの漫画家・イラストレーター等[[(公式ソース)>http://www.garakuta-studio.com/rakugaki1/3d/index.html]]から寄せられたラクガキが収録されており、デザインのバリエーションは非常に豊富。
--ゲーム終盤や裏ボスとして登場するボスラクガキは、不気味さやかっこよさが一段と際立っていて、通常のラクガキとは違った魅力を出している。

**賛否両論点
-戦闘がシンプル過ぎる点
--評価点の一つでもあるが、このシステムが「単調過ぎてつまらない」「同じようなバトルの繰り返しでダレた」と言った意見もあった。結局はじゃんけんに手を加えただけの戦闘システムであるため、単調と言われれば確かに否定できない点でもある。

**問題点
-ロードが長い。
--エリアを移動するたびに長いロードが入るため非常にストレスがたまる。
---育成のために海ギャラリー(ラクガキファイトができる)を何度も利用することになるので嫌でも悩まされるハメになる。

-行動範囲が狭く、やれることが少ない。
--ストーリーやマップは作りこまれているものの、プレイヤーが移動できるマップがとても少ない。
--やれることは『ラクガキを書く』『ラクガキを戦わせる』位なので魅力ある世界観を能動的に楽しめるわけではないのが寂しい。
--舞台となる町にはたくさんの個性的な住人が居るものの、ほとんどの人物はラクガキバトルの対戦相手として位でしか関われない。ストーリーに絡むキャラもほんの一部。

//-ラクガキのタイプでバトルに不利なものがいる
//--ラクガキタイプのバリアタイプがこうげきタイプ、まほうタイプに比べて若干弱い。まほうを反射できる特有のわざを持つが、上級者や高レベルのCPUとのバトルにおいて技相性で勝つと言う状況が少ないため発揮されにくい。
//発揮されにくいとはいえマカエシの強みを考えれば妥当な調整だと思います

-クリア後に100万ゴールド集めると裏ボスラクガキ達と戦う事ができるが、それだけのゴールド集める事は困難。
--カラー石を集めて売る以外にゴールドを稼ぐ方法は無いため、ラクガキファイトを途方も無い回数繰り返すばかりになり、作業感がとても強い。
--やり込み要素と言えばそれまでではあるが、100万ゴールドを稼がないと魅力溢れる裏ボスの姿を拝めないと言うのは残念な点である。
---ちなみに裏ボスの中には余談にある「ハクレイのミコ」や、本編中の地下ギャラリーのムービー内でとあるキャラが使用していたラクガキも含まれている。

-プレイヤーが使用できない「半透明」の色がある。
--「半透明」のパーツは「エミリオ」と言うラクガキと、とあるボスラクガキに使用されている。
--半透明パーツは見栄えが良く、デザインの幅が広がるため、使いたかったと言うプレイヤーは多かった。
---そうした意見を受けてか、次作となる『天才ビットくん グラモンバトル』『ラクガキ王国2 魔王城の戦い』では使用できるようになっている。

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**総評
簡単かつ自由に3Dで描けるラクガキと、じゃんけんを元にしたシンプルで奥深い戦闘システムで敷居が非常に低く、幅広い層に配慮がされている。~
これだけ敷居が低くされていながら、好きなキャラの再現ラクガキを描いてみたり、まほうの種類などを厳選したバトル向けラクガキを極めたりなどと、やり込み好きの人がやり込める部分も満載。~
本編攻略中においても魅力的なストーリーに加えて、描けるようになるパーツの増加でラクガキの強化していく事によるワクワク感も強く、ゲームの魅力に引き込まれる事が間違いない作りになっている。~
総じて多くの人にお勧めのできるゲームと言って良い一作である。~

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**余談
//Wikipediaから盗用のためコメントアウト
//-制作側の企画意図としては「ラクガキ」というタイトルに象徴される通り、絵心がなくても気軽にお絵かきが楽しめるソフトを目指していた。
//--が、前から各ゲーム雑誌ではプロの漫画家やイラストレーターの作成した落書きを「このようなものすごいラクガキが描ける!!」と大々的に取り上げて紹介していたため、消費者からは&bold(){「絵が上手くないと楽しめないマニア向けソフト」と認知されてしまった}感がある。

-ニンテンドーDSが発表された当初、開発タイトルとして本作が発表されていたが、結局発売されなかった。本作のコンセプトはタッチスクリーンとの相性抜群であると思われるだけに残念である。

-同人シューティングゲーム『東方Project』の製作者であるZUN氏がソフト開発に関わっていた事((当時のZUN氏はタイトー社員であり、今作にもプログラマーとして参加してる。))から、同シリーズの主人公「博麗霊夢」をモデルとした「ハクレイのミコ」というラクガキが登場する。見た目はWin版以降より旧作に近い。

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**その後の展開
-TV番組『天才ビットくん』の中でこのゲームのシステムを利用したコーナーが存在した。
--視聴者投稿のキャラを描き、このゲームの戦闘システムで戦わせるというもの。そのためこのゲームを知らなくても戦闘システムなどを知ってる人がいたりする。
--後に『天才ビットくん グラモンバトル』として別のゲームの形で出された。本ソフトのラクガキデータを流用する事も出来る。

-続編として『ラクガキ王国2 魔王城の戦い』が作られた。
--アクションゲームにジャンル変更。制作の自由度やインターフェースの大幅強化、自分で技や動きを設定したり出来るようになり、よりイメージ通りに作れるようになった。今作で問題だったロード時間の長さも改善され、非常に高い評価を得ている。
--反面、正式ナンバリングの続編でありながら『「ラクガキ」を描く』部分以外は完全に別のゲーム(箱庭アクションゲーム)になってしまったため戸惑う人もいるようだ。
//ストーリーが今作に比べて軽い物であり、その点に関しての評判はいまいち。

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