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ザ・グレイトバトルII ラストファイターツイン」を以下のとおり復元します。
*ザ・グレイトバトルII ラストファイターツイン
【ざ ぐれいとばとる つー らすとふぁいたーついん】
|ジャンル|ベルトスクロールアクション|~|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|バンプレスト|~|
|開発元|さんえる|~|
|発売日|1992年3月27日|~|
|定価|8,700円(税別)|~|
|プレイ人数|1~2人|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|射撃主体から近接戦闘主体へ&br()ボコスカ殴る蹴るの爽快感&br()関西弁を喋るダークブレイン|~|
|>|>|CENTER:''[[コンパチヒーローシリーズリンク>コンパチヒーローシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
人気作品のSDキャラによるアクション系クロスオーバーシリーズのひとつ『グレイトバトルシリーズ』の第2作目。~
本作からベルトスクロールアクションになり、『ザ・グレイトバトルIII』まで続く。

**ストーリー
SDキャラの住むコロニーの環境管理装置が原因不明の暴走をはじめ、凶悪なモンスターは好き勝手に暴れだし、平和だったSDネイションは無法地帯と化した。ガンダムF91、ウルトラマングレート、ライダーRX、ファイターロアの4人は、全て集めたものはどんな願いも叶うという、世界に散らばる4つのガチャポンカプセルを探し出すため立ち上がった。
4人は不安と希望を胸に旅立つことを決心した。SDネイションの平和を取り戻すことはできるのだろうか。だが地球からもっとも離れたところに位置するコロニーサイド3の覇王ダークブレインもそのカプセルを狙っていた。4人はまだそのことを誰も知らない。

**キャラ
-ガンダムF91
--攻撃力は最低だが、防御力は高い。
--技:分身ヴェスバー (24) ・オーバーリミッター (40) ・サイコガンダム召喚 (64) 。(レベル順に列挙、カッコ内はダメージ量、以下同)
-仮面ライダーブラックRX
--移動スピードは4人中最も速く、スライディングも長い距離を滑ることができる。またキックは威力が高く、リーチも長い。
--技:リボルケイン (32) ・ロボパンチ (40) ・バイオブリザード (50) 。
-ウルトラマングレート
--パンチ力は4人中最強である反面、防御力は最低。
--技:UMA爆撃 (20) ・バーニングプラズマ (32) ・巨大化 (80) 。
-ファイターロア
--攻撃のスピードが速い点と、防御力が若干低い以外はライダーやグレートと同性能。
--技:タマヤボンバー (24) ・雷撃 (40) ・ファイアードラゴン (64) 。

-Aボタン押しっぱなしで全員共通で飛び道具が撃てる。(体力を少し消費)
-RボタンでEカプセルを4つ単位で消費し、Xボタンで上記の技が発動可能。


**評価点
-爽快感あふれるプレイ
--パンチ、キックで敵を倒していくので単純にわかりやすく、効果音も良好で爽快感バツグン。
--倒れた敵も自由に追い打ち可能なため思い思いの連続技が決められる。

-秀逸なBGMと効果音
--わりとアクションゲームに重要な要素である。敵をこれでもかとぶんなぐって倒していく爽快感はおそらくシリーズ1。

-分岐の存在
--前作のような1本ルートではなく、3面以降は2面ボスの倒した時間によってルートが分岐する。ストーリーも若干ながら変化。
--数度のプレイで変化が楽しめる。

-パスワード制
--3面以降となるがパスワードでゲーム状態の保存が可能。

-ステージ毎のライフ回復
--これによりボス戦闘に集中できる。ぎりぎりのライフで倒しても次の面は全快スタートである。


**賛否両論点
-アイスラッガーの存在
--途中で出てくる武器の一つにアイスラッガーがあるのだが、これが強すぎる。通常武器は一度投げたらそれっきりだが、これは何度投げても手元に戻ってくるため近接戦闘がメインのゲームで延々と遠距離戦ができる。
---このために、これを保持してさえいればかなり難易度を抑えられるうえ、ボスでさえも瞬殺可能。
--しかしながら並み居る敵を一網打尽にできるので爽快感はバツグンである。一度経験すると病みつきになること受け合い。

-分岐のため経験できない面が存在してしまう。
--やりたい面に行くには条件を満たさなければいけない。満たせなければそのプレイデータでは行くことは不可能。

-起き上がり
--敵にダウンを奪われて起き上がると少しの間無敵となるが、この間フレーム速度が遅くなっているためキックを出すと当たり判定が2回発生するため、連発すれば大ダメージを与えられる。


**批判点
-ライダーRX1強
--キック威力最強、素早さ最強、技のレベル1の威力最強など、明らかにライダーだけ図抜けた性能を持っている。F91のみ防御最強という特性があり、これのみRXを上回っている。&br()グレートとロアは明らかにRXの下位互換でありつきつめて考えると使う理由がない。
--最終面はラスボスがこちら側の操作しているキャラのレベル3の技を唐突に放ってくるため、レベル3が最弱威力であるライダーの地位をますます上げてしまっている。

-技の仕様
--技はEカプセル4つ単位で消費し、最大12個までしか持てない。なのでライダーは上記のとおりレベル3を1発行うよりも、レベル1を3回行ったほうが威力が上でレベル3の存在意義がない。&br()逆にグレートはレベル3が最大威力で、レベル1と2の存在意義がない。

-アイテムの量産不可
--決まった場所、決まった敵にしかアイテムは存在しないため、稼ぎプレイ的なことは一切不可。

-2Pプレイの仕様
--当たり判定もダメージもそのまま味方の攻撃をくらってしまうため、誤って味方を攻撃しやすい。また当たり判定は消すことが不可能。&br()次回作で改善。


**総評
前作とは方向性がガラリと変わったが爽快感あふれるゲーム性はやっているだけで楽しい。ガンダムやライダー、ウルトラマン好きなら是非触れてみてほしい一作である。

**余談
後に「スーパーロボット大戦 ムーン・デュエラーズ」に、本作のボスキャラであるクリスタルドラグーン、スカルナイト、ザンエルが参戦している。

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